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警戒に関する名言
1.
才能が一つ多いほうが、
才能が一つ少ないよりもより危険である。
（ ニーチェ ）
2.
（人と顔を合せて）
相手の人も、むやみに私を警戒して、
当たらずさわらずのお世辞やら、
もったいぶった嘘の感想などを述べて、
私はそれを聞いて、
相手の人のけちな用心深さが悲しく、
いよいよ世の中がいやでいやでたまらなくなります。
（ 太宰治 ）
3.
しっかりした見張りは、
出来心を追い払う。
（ ガブリエル・ムーリエ ）
4.
人は、強い刺激を求めているうちに、
危険に対する警戒心も麻痺してしまうことがある。
（ 渋谷昌三 ）
5.
人は友を敵にしてはいけない。
友は自分に忠言を与えるが、敵は自分に警戒を与える。
（ ソクラテス ）
6.
千匹の犬がお前に向かって吠える方が、
一匹がお前に吠えるよりましだ。
（ アラブのことわざ・格言 ）
7.
弱いやつの武器に気をつけろ。
（ アラブのことわざ・格言 ）
8.
誰にしろ、
人を憎んだり、痛めつけようとそそのかす者の言うことは
警戒したほうがいい。
（ 佐藤忠男 ）
9.
（不幸な・不成功な恋愛に）つり込まれないよう警戒するに越したことはない。
というのは、
恋愛の罠にかかるのを避けることは、
かかって後(のち)罠から抜け出るのよりは、
又愛の絆を断ち切るのにくらべれば、
さして困難なことではないからである。
（ ルクレティウス ）
10.
風の具合を気にしすぎる者は、
種も播(ま)かず樹も植えない。
（ フランスのことわざ・格言 ）
11.
風を警戒する者は種を播(ま)かない。
雲を観測する者は刈ることをしない。
（ 『旧約聖書』 ）
（ ユダヤの名言・格言・ことわざ ）
12.
運命の女神に微笑みかけられる時は、
慢心を恐れ、
背を向けられる時は、
絶望を恐れよ。
（ ペリアンドロス ）
13.
人はしばしば、
信よりも不信によってだまされる。
（ レス枢機卿 ）
14.
冷水を吹いて飲む。
（ 朝鮮（韓国・北朝鮮）のことわざ・格言 ）
15.
学歴の高い男性ほど怪しめ。
勤勉で有能である男ほど危ない。
（ 荒川洋治 ）
16.
エンジニアと呼ばれる人たちには警戒を怠ってはいけない。
彼らはミシンから始めて、原子爆弾にまでたどりついたのだから。
（ マルセル・パニョル ）
17.
法は警戒を怠らない者を助け、
眠っている者を助けない。
（ ラテンのことわざ・格言 ）
18.
俗悪を恐れてはダメ。
警戒すべきは退屈さ、中流的な凡庸(ぼんよう)さです。
（ ダイアナ・ヴリーランド ）
19.
茂みをたたいて回る者には、
ひな鳥は獲られない。
（ フランスのことわざ・格言 ）
20.
魚も一匹だけのときは警戒心が強く、
なかなか餌（＝釣り餌）にとびつくものではない。
それが複数になり群集になるほど
警戒心より競争心が強くなり、
なかまのやることにはわれ先にととびつき、
見境もなく釣り餌にとびついてくる。
そして、ひと（＝別の魚）の取ったものがすばらしく見えて、
餌をくわえたなかまを追いかけていく。
（ 富永盛治郎 ）
21.
金がいらぬという男は怖ろしい。
名誉がいらぬという男も怖ろしい。
無私、無欲、滅私奉公などという人間にいたっては、ぼくは逸早(いちはや)くおぞ気をふるって、厳重な警戒を怠らぬようにしてきている。
いいかえれば、この種の人間は何をしでかすかわからぬからである。
（ 中野好夫 ）
22.
戦いは強さだけではない。
警戒心と行動力と勇気だ。
（ パトリック・ヘンリー ）
23.
吠えない犬に気をつけろ。
（ アラブのことわざ・格言 ）
24.
民主主義というものは、
人民が本来制度の自己目的化──物神化──を不断に警戒し、
制度の現実の働き方を
絶えず監視し批判する姿勢によって、
はじめて生きたものとなり得るのです。
それは民主主義という名の制度自体について
なによりあてはまる。
（ 丸山眞男〔丸山真男〕 ）
25.
凡(およ)そ剛強の者は与(くみ)し易く、
柔軟の者は怕(おそ)る可(べ)し。
質素の者は永存し、
華飾の者は剥落(はくらく)す。
人の物と皆然(しか)り。
（ 佐藤一斎 ）
26.
政治家が青年に目をつけだしたら、
警戒せねばならん。
政治家の裏をかくには、
文弱(ぶんじゃく)に流れ、柔弱に堕して、
フニャフニャの、全然使いものにならぬ肉体を作り上げることです。
（ 三島由紀夫 ）
27.
一番警戒しなければならないのは、
相談→アドバイス→安心、
というような過程が無反省に生じ、
大人どもは（子どものために）何かしたような錯覚を起して安心するが、
結局は、子どものためには何の助けにもなっていない、
という「気休めアドバイス」である。
（ 河合隼雄 ）
28.
警戒すべきは、乱読経験、浮気経験が少なかった若者は“何者かに対する狂信”に陥ってしまいがちだということです。
政治の世界でも、宗教の世界でも、あるいはその他もろもろ、文化の世界、サイエンスの世界でも（それは）同じ。
（ 立花隆 ）
29.
陰謀など微塵も見あたらないのに、
自分にむかって陰謀が企てられているように思いこみ、
絶えずスリルを味いながら、
すこぶる大物になったような気持で、警戒おさおさ怠りない
という人間がいる。
（ 花田清輝 ）
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