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仏教・僧侶の名言
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501.
何事も一心不乱にやれば宇宙の真理を体で感じとることができる。
（ 道元 ）
502.
自己にうち克つことは、他の人々に勝つことよりもすぐれている。
（ ブッダ ）
503.
人を観察せずに信用したり任せてはならない。
不用心から問題が生じる。
（ サキャ・パンディタ ）
504.
人間が、最も醜い瞬間とは、いやしさが理性を支配したときである。
（ ブッダ ）
505.
内に悪念あれば外に鬼と見ゆ。
内に善心あれば外に仏を見る。
（ 無住一円 ）
506.
言葉は心の足音である
（ 松原泰道 ）
507.
あなたが悪い事をしたら、その償いは、必ずあなたに来る。
（ 仏教の教え ）
508.
私の長い人生には、随分いやな仕事を割り当てられたこともあるが、そのいやな仕事も本質を知ってやろうという気になって探し出すと、それ自体が興味の対象になってくる。
不愉快でならなかった仕事が次第に楽しくなってくるものだ。
これが、仏教や西洋哲学でもいう、本来の面目を探す、ということなのだ。
（ 岡崎嘉平太 ）
509.
愛は苦の原因になるが、慈悲は人間から苦を取り去る。
（ 仏教の教え ）
510.
私たちは肩を寄せ合って生きています。
だから、この世における私たちの第一の目的は、他人の役に立つことです。
たとえ他人の役に立てない者でも、他人を傷つけてはいけません。
（ ダライ・ラマ14世 ）
511.
一丈の堀を越えんと思わん人は、一丈五尺を越えんと励むべきなり。
（ 法然 ）
512.
身はいやしくとも心は高くありなん。
（ 法然 ）
513.
どんなに難しく、厚い書物でも三回読めば理解し、暗記することが出来る。
（ 法然 ）
514.
人に功徳があるのかないのかを、見極める知恵を持った者が賢者である。
埃(ほこり)と混じった砂鉄を、磁石は吸い付けることができる。
（ サキャ・パンディタ ）
515.
多く観　よく観　多く聞き　よく聞き　多く嗅ぎ　よく嗅ぎ　多く味わい　よく味わい　多く触れ　よく触れ　多く思い　よく思い
（ 禅語 ）
516.
ある人のためになることでも、他の人には害になる。
月が出れば睡蓮(すいれん)は、開くけれども蓮(はす)は閉じる。
（ サキャ・パンディタ ）
517.
立派な人は穏やかさで自他を守るが、劣った人はかたくなさで自他を苦しめる。
果実をつけた木は自他を守り、乾いた木は自他を焼く。
（ サキャ・パンディタ ）
518.
失敗したから駄目だというのではなくて、失敗してもなお生き残るというのが十字架ではないですか。
（ 安田理深 ）
519.
ほとんどの宗教は、神の偉大さを強調することで、人間との間に非対称的な関係を作るが、仏教だけは対称的な関係を重視している。
（ 中沢新一 ）
520.
目標が達成されたとき、それは幸福ではなく納得とか満足に過ぎない。
（ 玄侑宗久 ）
521.
賢者は自分で観察するが、愚者は名声に従う。
老犬が吠えると、他の犬は理由もなく動く。
（ サキャ・パンディタ ）
522.
生ぜしもひとりなり、死するも独(ひとり)なり。
されば人と共に住(じゅう)するも独なり、そひはつべき人なき故(ゆえ)なり。
（ 一遍 ）
523.
良馬は走れば分かる。
金銀は溶かせば分かる。
象は戦場に出れば分かる。
賢者は格言を書けば分かる。
（ サキャ・パンディタ ）
524.
言葉のいらぬ世界が仏の世界、
言葉の必要なのが人間界、
言葉の通用しないのが地獄。
（ 曽我量深 ）
525.
近くして見難きは、我が心なり
（ 空海［弘法大師］ ）
526.
ずっと先を見つめ、規律正しく辛抱強く、努力家にして意思堅固な者。
彼は召し使いであっても指導者になる。
（ サキャ・パンディタ ）
527.
いずれにしても、大事なのは、自分の責任は自分でとること。
これができれば何をしてもいいんです。
むちゃくちゃなことをしておいて、あとで困ったら人に泣きつく。
これが一番みっともないことですね。
（ 瀬戸内寂聴 ）
528.
一法を通ずるものは万法を通ず。
（ 道元 ）
529.
人間に与えられた恩寵に「忘却」がある。
これは同時に劫罰でもあるのですが。
たとえ恋人が死んでも、七回忌を迎える頃には笑っているはず。
忘れなければ生きていけない。
（ 瀬戸内寂聴 ）
530.
食事とは、他の命を頂くことだ。
（ 仏教の教え ）

531.
貴人はたとえ不幸に見舞われようとも、行いはことのほか高潔である。
火はいくら下に向けても、炎は上に燃え上がる。
（ サキャ・パンディタ ）
532.
お前の仕事は終わったか、と閻魔は待っていてはくれないから、すべきことがあったら、今日こそ励むべきだ。
（ サキャ・パンディタ ）
533.
自らを拠り所とせよ。
他人を拠り所とするな。
法を拠り所とせよ。
真理を拠り所とし、どこまでも向上せんとする自らを灯(あかり)とせよ。
（ ブッダ ）
534.
よく食べ、よく働き、よく眠る。
その調和が善良な精神となる。
（ 大西良慶 ）
535.
仏は人間を超越した存在でも
人間を創造したり支配する存在でもありません。
あえていえば
諸仏はわれわれの先輩であり
お手本になるべき存在なのです。
（ 加藤智見 ）
536.
頭髪白き故(ゆえ)をもって長老たるにあらず。
彼の齢(よはい)は徒(いたず)らに熟せるのみ。
彼は空しく老いたるものと称せらる。
（ 『法句経』 ）
537.
命と申す者は、
一身第一の珍宝なり
（ 日蓮 ）
538.
コントロールすべきは、
あなたの人生ではなくて
その時の心持ちなのです。
（ 玄侑宗久 ）
539.
他人を苦しめることによりて
己の快楽を求むるものは、
怨みの絆にまつわる怨みから免れ得ず。
（ 『法句経』 ）
540.
自立した人が「みんなのおかげです」と感謝している姿が美しい。
（ 豊島学由 ）

541.
六十歳は人生の花、七十歳で迎えがきたら留守だといえ。
八十歳で迎えがきたら、早すぎるといえ。
九十歳で迎えがきたら、急ぐなといえ。
百歳で迎えがきたら、ぼつぼつ考えようといえ。
（ 仙厓和尚［仙厓義梵］ ）
542.
人みな各々の得たる所一つあるものなり。
その得る所をとりて之を用ちふるときは、則ち人を捨てず。
（ 沢庵宗彭［沢庵和尚］ ）
543.
心。
ひろく、ひろく、もっとひろく。
（ 高田好胤 ）
544.
自分が自分自身を責め立てて苦しめるという心の状態、それを地獄と呼ぶ。
（ 信国淳 ）
545.
山水に得失なし。
得失は人心にあり。
（ 夢窓疎石 ）
546.
無益の句よりなる一千言よりも、
聞きて安穏を得る一つの益ある句を勝(まさ)れたりとす。
（ 『法句経』 ）
547.
戦場において、数千の敵に勝つよりも、
自己に勝つものこそ、
最上の戦士なり
（ 『法句経』 ）
548.
理論の要求というものは人間の弱点です。
自己がないから理論を要求する。
理論も人間の分別なら、無茶苦茶も人間の分別です。
（ 安田理深 ）
549.
他をとがめんとする心をとがめよ。
（ 清沢満之 ）
550.
人生はドラマの舞台。
主役も悪役も幕が降りてご苦労さま。
（ 豊島学由 ）

551.
罪と個人を混同してはならない。
罪の外に人格あり、貧賤の外に人格あることを知らねばならぬ。
（ 武内了温 ）
552.
功徳ある人のところには、集めなくても人は集まってくる。
香しい花は遠くにあっても、蜂が雲のように集まってくる。
（ サキャ・パンディタ ）
553.
本当の自由は
こころから生まれ出る。
（ 鈴木大拙 ）
554.
正しき道を歩む者、
必ずしも富める者ではない。
しかし、
貧窮の裡(うち)に喘(あえ)ぎながらも、
良きおしえのままに生くる。
（ 九条武子 ）
555.
荒々しい言葉を言うな。
言われた人々は汝に言い返すであろう。
怒りを含んだ言葉は苦痛である。
報復が汝の身に至るであろう。
（ 『法句経』 ）
556.
苦悩がこの世にあるのは、それによって歓喜を測るためだ。
（ ダライ・ラマ14世 ）
557.
法隆寺が千年の歴史を保っているのも、みなクセ木を上手に使って建築しているのです。
（ 西岡常一 ）
558.
冬の葱(ねぎ)は
きびしい寒気の中で
かたくならずに
柔らかくなる
（ 榎本栄一 ）
559.
禍は口より出でて身を破る、
福(さいわい)は心より出でて我をかざる。
（ 日蓮 ）
560.
生きるいのちがそのまま時間
生きた時間がそのままいのち
自己のいのちと時間はいつでも一ツ
（ 相田みつを ）

561.
ただあたえる
それが布施
母親が子供におっぱいをやるときのように
（ 相田みつを ）
562.
供養はお金で出来るものではありません。
たくさんお金を出したから、仏になった人の菩提(ぼだい)がとむらえるなら、お金持ちの仏だけがあの世で安らぎ、貧乏人の仏は、あの世でも苦しむということでしょうか。
そんなことはないのです。
（ 瀬戸内寂聴 ）
563.
慚愧(ざんき)無ければ畜生となす
慚愧有るが故に
名づけて人となす
（ 『大般涅槃経』 ）
564.
親鸞にとっては、悪人というのは人間ということの別のいい方だ。
世間ふうの人間らしい欲望をもち、
人間らしい欲望をすてきれないひとのことをいっているのだ。
（ 丹羽文雄 ）
565.
牛は水を飲んで乳を成(な)し、蛇は水を飲んで毒と成し、智者は之(これ)を学んで菩提(ぼだい)を成(じょう)じ、愚かな人は之を学んで煩悩(ぼんのう)を成(じょう)ず。
（ 『華厳経』 ）
566.
つっかい棒も大地があって支えることができる。
支えられていることに気づいて人と成っていく。
（ 米沢英雄 ）
567.
我々は縁さえあればどのようなことでもしてしまう。
善人だと自分で言っている人は、たまたま縁がなくて悪いことをしてないだけです。
「悪人」とは、凡夫のありのままの姿ということであります。
（ 渓宏道 ）
568.
神通力というのは、自分にできることとできないことをキッパリと見分ける力です。
私たちは、できないことをいつまでも夢見つづけたり、できることをすぐにあきらめたり、一喜一憂をくりかえして、自分の命を本当に燃やしつくせずにいます。
（ 宮城顗 ）
569.
相手を鬼と見る人は、自分もまた鬼である。
（ 曽我量深 ）
570.
日本では人を教化しようとする意識が常識になっとるんです。
夫は妻を教化しようとし、妻は夫を教化しようとする。
親は子供を教化しようとし、子供は親を教化しようとする。
先生ばっかりで、生徒は一人もおらんのです。
（ 和田稠 ）

571.
一切の存在は存在すべき因縁（必然性）あって存在している。
その因縁というものは、たまわるものであって、つくり出すというわけにはいかない。
私の存在は私の恣意(しい)で成り立っているのではない。
（ 宮城顗 ）
572.
花も草も虫も、ライオンも、皆、意味なしに、生きてるんでないでしょうか。
そして、死ぬとき、枯れるときが来たら、枯れ、死に―。
（ 木村無相 ）
573.
子供の気持を一番よく知っている、
と思いこんでいる親が、
実は一番子供の心から遠く離れており、
子供の気持がわからないと悲しんでいる人のほうが、
はるかに子供の気持に近くよりそっているのです。
（ 宮城顗 ）
574.
私がさびしいときに
お母さんはやさしいの
私がさびしいときに
仏さまはさびしいの
（ 金子みすゞ ）
575.
いつも家来をののしれば、
主人は必ずだめになる。
（ サキャ・パンディタ ）
576.
「悟りの境地」なんてものはない。
そのつど「悟る」だけだ。
（ 鈴木大拙 ）
577.
仏となるを願わず、
願うとも到り能(あた)わざればなり。
（ 芦田恵之助 ）
578.
もう二度と見たくない
もう二度と聞きたくない
もう二度と会いたくない
そんなものを
ぽろぽろと　おとしてきた

あるとき
だまって　私の手元に
かえってくる
（ 石塚朋子 ）
579.
さびは鉄より生ずれど、
その鉄をきずつくるがごとく、
不浄(けがれ)ある行者(ひと)は、
おのれの業(わざ)により悪処(あしき)にみちびかれん。
（ 『法句経』 ）
580.
知恵がないという理由で、愚者は学問をしない。
考えてみれば知恵がないからこそ、愚者は一層努力すべきである。
（ サキャ・パンディタ ）

581.
道心の中に衣食あり、衣食の中に道心なし。
（ 最澄 ）
582.
敵をだますことなく、絶えず援助すれば、敵もだますことなく折れてくる。
本当の偉大さである。
（ サキャ・パンディタ ）
583.
恩知らずとは誰が友達になるだろうか。
努力しても実が熟さない畑では、誰も仕事をしはしない。
（ サキャ・パンディタ ）
584.
上(かみ)をうやまい下(しも)をあわれみ　しょうあるもの　とりけだものにいたるまで　なさけをかくべき事
（ 良寛 ）
585.
人のために尽すには仏の道も切支丹も変わりはあるまいて。
肝心なことは道を行うか行わぬかだ。
（ 遠藤周作 ）
586.
苦悩をなくしたら、もはや助かる必要もなくなります。
問題がなくなったら、そこには人間はおりません。
もはやロボットが息をしとるだけです。
（ 和田稠 ）
587.
事が起きても無心である事は難しい。
（ 『仏教聖典』 ）
588.
修行とは、
よいと思うことを
一生懸命くり返し行なうこと。
（ 菅原義道 ）
589.
天地間一切の事物は、
自然の大法の具体的顕現だ。
（ 芦田恵之助 ）
590.
汝、自ら当(まさ)に道を求むべし。
（ 『無量寿経（大無量寿経）』 ）

591.
一切のものはみな生きている。
自分のみが生きているのではない。
散ってゆく花の命を傷む私たちは、むしろ、生きている一匹の虫の命をも、心からいとしまなければならない。
（ 九条武子 ）
592.
あるものをおそれ、
ないものをほしがる、
これが悪人の問題。
（ 曽我量深 ）
593.
今後の世界を救うものは、この大悲心なのです。
そうして大悲はまた大智でなくてはなりません。
（ 鈴木大拙 ）
594.
無一物中無尽蔵
（ 禅語 ）
595.
万事初めは成し難けれども、功を積みて鍛錬すれば、上手になる。
（ 浅井了意 ）
596.
世界が一つになるには、
理解と寛容が絶対必要である。
（ 中村元 ）
597.
たとえば人の父母は火うちの如(ごと)し。
かねは父、石は母、火は子なり。
（ 一休禅師 ）
598.
「自分は心に沿った道をたどっているのだろうか？」と自問するとき、それがどんな道であるべきかを誰も決めてくれないことに気づく。
この神秘的で美しい問いが体内で反響するに任せるのだ。
そのうち自分のどこかから答えが出てきて、悟るのだ。
（ ジャック・コーンフィールド ）
599.
人、生まれて学ばざれば冥冥(めいめい)として、夜行くが如し。
（ 仏教の教え ）
600.
過去や未来にとらわれず
あるがままをみつめ
自分の置かれた状況を
そのまま受け入れること
“私”にこだわらず
逃避もなくゆったりと……
こうして心を開いた時
真実の覚醒はやってくる
（ チョギャム・トゥルンパ ）

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