自分の「徒党」の中に居る好かない奴ほど始末に困るものはない。
それは一生、自分を憂鬱にする種だということを私は知っているのである。 太宰治[だざい・おさむ]
(明治〜昭和の作家、1909〜1948) 『徒党について』 【 太宰治の名言 】
《 組織・チーム・集団 》
《 嫌・嫌い 》 《 人間関係全般 》 《 一生・生涯 》 《 人生・生き方全般 》 《 太宰治 》 * * * * * * * * * * 《 星座別名言と運勢 》 《 血液型別名言と運勢 》 〈全文〉
孤高。 それは、昔から下手(へた)なお世辞の言葉として使い古され、そのお世辞を奉られている人にお目にかかってみると、ただいやな人間で、誰でもその人につき合うのはご免、そのような質(たち)の人が多いようである。 __ Link __ そうして、その所謂(いわゆる)「孤高」の人は、やたらと口をゆがめて「群」をののしる。 なぜ、どうしてののしるのかわけがわからぬ。 ただ「群」をののしり、己れの所謂「孤高」を誇るのが、外国にも、日本にも昔はみな偉い人たちが「孤高」であったという伝説に便乗して、以(もっ)て吾が身の侘(わ)びしさをごまかしている様子のようにも思われる。 __ Link __ 「孤高」と自らを号しているものには注意をしなければならぬ。 第一、それは、キザである。 ほとんど例外なく、「見破られかけたタルチュフ」である。 __ Link __ どだい、この世の中に、「孤高」ということは、無いのである。 孤独ということは、あり得るかもしれない。 いや、むしろ、「孤低」の人こそ多いように思われる。 __ Link __ 私の現在の立場から言うならば、私は、いい友達が欲しくてならぬけれども、誰も私と遊んでくれないから、勢い、「孤低」にならざるを得ないのだ。 と言っても、それも嘘で、私は私なりに「徒党」の苦しさが予感せられ、むしろ「孤低」を選んだほうが、それだって決して結構なものではないが、むしろそのほうに住んでいたほうが、気楽だと思われるから、敢(あ)えて親友交歓を行わないだけのことなのである。 __ Link __ それでまた「徒党」について少し言ってみたいが、私にとって(ほかの人は、どうだか知らない)最も苦痛なのは、「徒党」の一味の馬鹿らしいものを馬鹿らしいとも言えず、かえって賞讃を送らなければならぬ義務の負担である。 __ Link __ 「徒党」というものは、はたから見ると、所謂「友情」によってつながり、十把(ぱ)一からげ、と言っては悪いが、応援団の拍手のごとく、まことに小気味よく歩調だか口調だかそろっているようだが、じつは、最も憎悪しているものは、その同じ「徒党」の中に居る人間なのである。 __ Link __ かえって、内心、頼りにしている人間は、自分の「徒党」の敵手の中に居るものである。 __ Link __ 自分の「徒党」の中に居る好かない奴ほど始末に困るものはない。 それは一生、自分を憂鬱にする種だということを私は知っているのである。 __ Link __ 新しい徒党の形式、それは仲間同士、公然と裏切るところからはじまるかもしれない。 __ Link __ 友情。 信頼。 私は、それを「徒党」の中に見たことが無い。 __ Link __
1.
( テニスン )
2.
( ジョセフ・マーフィー )
3.
( 羽生善治 )
4.
( 京極杞陽 )
5.
( アンブローズ・ビアス )
6.
( 植西聰 )
7.
( サマセット・モーム )
8.
( 小山薫堂 )
9.
( ツワングウィル )
10.
( 佐藤富雄 )
11.
( ジョセフ・マーフィー )
12.
( F・スコット・フィッツジェラルド )
13.
( 今井彰 )
14.
( 河内静魚 )
15.
( 大山倍達 )
16.
( 芥川龍之介 )
17.
( マレーシアのことわざ・格言 )
18.
( さだまさし )
19.
( ゲーテ )
20.
( チャールズ・ダーウィン )
21.
( 野村克也 )
22.
( 衣笠祥雄 )
23.
( アン・マクラーレン )
24.
( 忌野清志郎 )
25.
( ランドール・ジャコブ )
26.
( 村上智彦 )
27.
( 七瀬音弥 )
28.
( 永六輔 )
29.
( 森澄雄 )
30.
( シモーヌ・ヴェイユ )
31.
( 上田五千石 )
32.
( 堀江貴文 )
33.
( 中村天風 )
34.
( 映画『ドリフト』 )
35.
( 孫正義 )
36.
【 木内みどり 】
【 巌谷一六 】 【 北原照久 】 【 ゲオルク・ロレンハーゲン 】 【 藤村俊二 】 【 マリー・ローランサン 】 【 オグ・マンディーノ 】 【 阿木燿子 】 【 佐多稲子 】 【 アンリ・エティエンヌ 】 【 アルビウス・ティブルス 】 【 瀬名秀明 】 【 海保博之 】 【 素野福次郎 】 【 ジョン・クレア 】 【 ネルー 】 【 頼藤和寛 】 【 この世のまことの宝玉 】
【 変化の時代 】 【 弱い動物 】 【 真の名声 】 【 企業は信用が大事 】 【 消極的になる 】 【 周りの人にほめられる 】 【 閑暇の増大 】 【 他の誰のためでもない 】 【 恋には終わりがある 】 【 社会のニーズ 】 【 落ち着きがない 】 【 聞き上手になる 】 【 他人の2倍やる 】 ![]() |