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哲学者・思想家の名言
☆ ９月２８日 ☆
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1.
男は見せかけの愛で女を欺くことができる。
ただし、他の女を心から愛していない限りは。
（ ラ・ブリュイエール ）
2.
心についての体系が
現代の発見から受け取ってきたものは、
それ自体とても重要なものだが、
全体に暗闇と曖昧さを投げ入れ、
人々を知識よりもむしろ懐疑主義へと導いたのである。
（ トマス・リード ）
3.
始めることさえ忘れなければ、
人はいつまでも若くある。
（ マルティン・ブーバー ）
4.
事故の原因は、事故そのものよりも興味深い。
（ キケロ ）
5.
強い意志と弱い意志の主な相違は知的なものであって、それは、どれほど粘り強く十分に結果を考え抜くかという点にある。
（ ジョン・デューイ ）
6.
現代における革命的とも言える大発見は、人間が心の内面のあり方を変えることによって、その外面をも変革しうることだ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
7.
変化は存在するが、変化するものは存在しない。
（ アンリ・ベルクソン ）
8.
若者の多くは、ぶしつけや無作法を天真爛漫のつもりでいる。
（ ラ・ロシュフコー ）
9.
子供には、
服従することさえよく教えておけば、
他のことは好きなようにやらせてよい。
（ プラトン ）
10.
我々は、我々自身を冷笑しないために、多くのものを冷笑する。
（ ヴォーヴナルグ ）
11.
知識と勇気は、偉大な仕事をつくる。
二者は人を不朽(ふきゅう)ならしむる。
（ エマーソン ）
12.
一般常識は、決してそれほど一般的ではない。
（ ヴォルテール ）
13.
卵一個ゆでるにも最上の方法がある。
方法とは、物事を楽しくすらすら行うための手順である。
（ エマーソン ）
14.
最上の死は、
あらかじめ考えられなかった死である。
（ モンテーニュ ）
15.
すべての歴史は「現代史」である。
（ ベネデット・クローチェ ）
16.
懐疑は無限の探求にほかならない。
（ ソクラテス ）
17.
最も大きな心の持ち主は、
最も大きな徳をなしうるのと同じく、
最も大きな悪徳をもなしうる。
また、
ごくゆっくりとしか歩かない人でも、
つねに正しい道をたどっていれば、
走っていて道をそれる人よりも
はるかに前進できるのである。
（ デカルト ）
18.
お互いに助け合わねばならない。
これは自然の掟である。
（ ラ・フォンテーヌ ）
19.
意志決定論ほど
人間の尊厳を傷(きずつ)けるものは
ほかに考え得ない。
（ 九鬼周造 ）
20.
憐憫はあらゆる道徳律者の基準である。
（ ショーペンハウアー ）
21.
人間は行動を約束することはできても、感情は約束できない。
自己欺瞞なしで永遠の愛を誓うものは、愛情の見せかけを永遠に約束するものだ。
（ ニーチェ ）
22.
力なき正義は無能であり、
正義なき力は圧制である。
（ ブレーズ・パスカル ）
23.
目的は必ずしも達成されるために設定されているわけではなく、照準点とか方位点として役立たせるためである。
（ ジョセフ・ジュベール ）
24.
社会は良心の上に立ち、科学の上に立つものではない。
（ アミエル ）
25.
愛が恐れているのは、愛の破滅よりも、むしろ、愛の変化である。
（ ニーチェ ）
26.
愛とは本来臆病なものであり、控えめなものです。
（ カール・マルクス ）
27.
心配のない生活ということも、厳密に考えれば、結局、生涯心配というものを知らなかった人の理想に過ぎない。
適度の心配（これはほんらい心配ではない）、そしてそれから解放されること、これは人間の幸福のきわめて重要な部分をなすものである。
（ カール・ヒルティ ）
28.
ぼくたちには政治が必要なのだ。
さまざまな利害の衝突を暴力に訴えることなく調整するために、ぼくたちの力が対立しあうのではなくたがいに加算されるために、戦争や恐怖や野蛮からまぬがれるために、政治が必要なのだ。
だからこそ、ぼくたちには国家が必要なのだ。
（ アンドレ・コント＝スポンヴィル ）
29.
人は何度も躓(つまず)き倒れるが、
そのたびに立ち上がり、
やり直し、継続することだ。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
30.
知恵とは、求めるべきもの及び避けるべきものについての知識なり。
（ キケロ ）
31.
死の観念は我々を欺く。
それは、我々に生きることを忘れさせるからである。
（ ヴォーヴナルグ ）
32.
正義は社会の秩序なり。
（ アリストテレス ）
33.
男性は女性よりも筋骨たくましいという以外に、男性が女性よりも生来(せいらい)優れていると考えられる理由など全くないと、私はつくづく思っている。
（ バートランド・ラッセル ）
34.
援助を批判する者は常に存在する。
慎重に計画され、賢明な仕方で行なわれる私的な慈善事業は、援助はうまく行かないという批判に対する最善の答えであるかもしれない。
（ ピーター・シンガー ）
35.
友人がいなければ、誰も生きることを選ばないだろう。
たとえ、他のあらゆるものを持っていても。
（ アリストテレス ）
36.
処世の道では、習慣は格言にまさる。
習慣は生きた格言が本能となり、肉となったものである。
（ アミエル ）
37.
生活に欠くことができない道具、
たとえば金槌一つにしても
鉄鉱石の採取から溶鉱、製鋼、圧延まで、
気の遠くなるようなプロセスを経て
製品加工されるわけであって、
それを人は身一つでできるわけがない。
（ 鷲田清一 ）
38.
人生の自然な目的によって計るとき、貧しさは大いなる富となり、限度を知らぬ富は大いなる貧しさとなる。
（ エピクロス ）
39.
体験から考えるという方法は、体験の不完結性・不完全性の自覚をてばなさない方法である。
ある種の完結性・完全性の観念に魅惑されて、その尺度によって状況を裁断するということがないようにすることが、私の目標だ。
（ 鶴見俊輔 ）
40.
ひとりの徳行ある者には九千九百の美徳のパトロンがいる。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
41.
未完成の仕事に
いつまでもしがみついていることほど
疲れるものはない。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
42.
人々の善が最高の法律である。
（ キケロ ）
43.
己の敵に何を持って復仇すべきか？
できる限り多くの善を行うべく努力せよ。
（ エピクテトス ）
44.
猫を尊重することは
美的感性の第一歩である。
実用性がすべての判断基準となる文化的段階においては、
人間は犬を好む。
（ エラズマス・ダーウィン ）
45.
平和は戦争を免れることにあるのではなく、考え方の一致・融和にある。
（ スピノザ ）
46.
ひとを罰しようという衝動の強い人間たちには、なべて信頼を置くな！
（ ニーチェ ）
47.
当人が偉大になればいい。
そうすれば恋のほうから必ずあとについてくる。
（ エマーソン ）
48.
重要なのは量ではなく質である。
（ セネカ ）
49.
我々人間の意見の最も普遍の性質は多種多様ということである。
（ モンテーニュ ）
50.
宴席で作法を守るように人生の作法を守ることを忘れてはならない。
ご馳走が回ってきて自分の前に来たら、手を伸ばして礼儀正しく一人分を取る。
次に回っていくのを滞らせることのないように。
まだ回ってこないうちから欲しそうにしないで自分の前に来るまで待つように。
子供についても妻についても地位についても富についても同じ事である。
（ エピクテトス ）
51.
賭博は、先天的に備わった“人間の特性”である。
（ エドマンド・バーク ）
52.
どんなことでも、度を越して他人をうんざりさせる人は見くびられる。
（ フランシス･ベーコン ）
53.
快楽に浸る者は暗愚であり、高慢、過大な自己評価、他人へのさげすみ、盲目的で分別のない自己利益の追求、気ままなぜいたく、怠惰など、これらは快楽が生み出す最高の悪である。
（ セネカ ）
54.
深く執着するものがある者は、
死後自分の帰って行くべきところを持っている。
それだから死に対する準備というのは、
どこまでも執着するものを作るということである。
（ 三木清 ）
55.
多く考える人は党員には向かない。
というのは党派などを突き抜けて考えてしまうからである。
（ ニーチェ ）
56.
金(かね)は商売の原動力だ。
（ ビオン ）
57.
言葉の中に、
話し手の心の状態と人格と気質が見える。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
58.
忠告とは雪のようなものだ。
穏やかに降るほど、長く消えずに残り、心に染み込んでいく。
（ コールリッジ ）
59.
相手に対して、
信頼し、信用し、たよりにするのは、
（相手の）名誉にすることであって、
かれが徳性と力をもっている
という（自分の）意見のしるしである。
（ トマス・ホッブズ ）
60.
経験というものは、人が知識において進めば進むほど、その必要性を感じさせるものである。
（ デカルト ）
61.
社会主義は宗教とは何の関係もない。
それは経済理論であって、
いかなるキリスト教徒、いかなる回教徒、仏教徒あるいはバラモンの帰依者も、
何らの論理的矛盾なしに社会主義者たりうるのである。
（ バートランド・ラッセル ）
62.
人間は、苦しめられ打ち負かされるとき、何かを学ぶチャンスを得る。
才覚を発揮すること。
勇気をもつこと。
事実をつかむこと。
無知を知ること、節度や、生きるための本当の技術を獲得することなどを。
（ エマーソン ）
63.
とにかく健康が第一。
充分な睡眠こそ健康のもと。
（ エマーソン ）
64.
希望はすこぶる嘘つきであるが、とにかく我々を楽しい小道を経て、人生の終わりまで連れて行ってくれる。
（ ラ・ロシュフコー ）
65.
人生は生活の心構えをしている中に、いたずらに過ぎゆく。
（ エマーソン ）
66.
ものごとの悲しい側面しか見ない人たちの考えとは逆に、実はすべての過ちは私たちの財産を増やしてくれる宝の山である。
過ちについて歎く代わりに、それを急いで掘り下げる方がいい。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
67.
取るに足りない不愉快なできごとが、幸福をだいなしにすることもある。
（ タタルケビッチ ）
68.
実に多くの職人達は、
その名を留めずに、
この世を去ってゆきます。
しかし彼らが親切に拵(こしら)えた品物の中に、
彼らがこの世に生きていた意味が宿ります。
（ 柳宗悦 ）
69.
精神を通じて平和への一つの思いが諸民族の間に生まれ育つ、その度合いに応じてのみ、平和の維持のために作られた諸機関は、それに求められ望まれていることを果たすことができるでありましょう。
（ シュバイツァー ）
70.
知的に閑暇を満たし得ることは、文明の至上の産物である。
（ バートランド・ラッセル ）
71.
誤りをはっきり誤りと言ってのければ、どんな誤りも、おのずから誤りでなくなるであろう。
（ ヴォーヴナルグ ）
72.
自分が何か大切なことを成し遂げたいと考えているなら、他人が障害を取り除いてくれることを期待してはいけない。
（ シュバイツァー ）
73.
今日までのあらゆる社会の歴史は、階級闘争の歴史である。
(ver.0)
（ カール・マルクス ）
74.
多くの愚者を友とするより、一人の知者を友とするべきである。
（ デモクリトス ）
75.
この世紀には三通りの人間が見られる。
生きている人間、
死んだ人間、
それに船で海を帆走る人間がそれである。
（ アナカルシス ）
76.
魂は肉体より分離されるやいなや煙のごとく消え去る。
（ エピクロス ）
77.
知恵を伴わなくても正義は大いに強力なものだが、正義を欠いた知恵はまったく通用しないであろう。
（ キケロ ）
78.
愛する者たちに誰が掟を課することができよう。
愛はそれ自体はるかに偉大な掟なのだ。
（ ボエーティウス ）
79.
もしも諸君が奴隷の首の回りに鎖をかけるならば、鎖の一方の端は諸君自身の首の回りにからみつくだろう。
（ エマーソン ）
80.
善事をなして悪く言われるのは、王者らしいことだ。
（ アウレリウス ）
81.
幸福というこの語によって指示されるのは、複雑で不明瞭な何かであり、各人が自分流儀で定義できるよう人類が不確定なままにしておくことを欲した諸概念の一つである。
（ アンリ・ベルクソン ）
82.
完全な作品を作り上げて名声を得ることは、既に得ている名声によって平凡な作品に箔をつけるような、そんな生やさしいものではない。
（ ラ・フォンテーヌ ）
83.
自らの力でやり遂げようとする人に、
天は手を差しのべる。
（ ラ・フォンテーヌ ）
84.
選ばれた人間、つまり優れた人間は、自分を超え、自分に優った一つの規範に注目し、自らすすんでそれに奉仕するというやむにやまれぬ必然性を内にもっているのである。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
85.
ときどき脇道や横道にそれたり、ためらったり、「遠慮したり」、自分の使命ではない使命なのに真剣に努力したり。
こういうところで発揮されることがあるのが、すばらしい利口さであり、いや、それどころか最高の利口さである。
（ ニーチェ ）
86.
おお、老熟した頭脳を休めるのに、
無知と無関心はなんと優しく柔らかく、そして健康的な枕であろうか。
（ モンテーニュ ）
87.
財産とは、一に健康、二に美貌、三に富である。
（ プラトン ）
88.
虚言のデパートは誇張だ。
（ バルタザール・グラシアン ）
89.
人は、ちっぽけな夢などでは満たされない、大いなる存在である。
（ アウレリウス ）
90.
民主制とは何かということを考えるとき、
今日、ある人々が習慣としているような単純な仕方で、
「多数者である大衆が最高の権限を握る国制」
と見なすべきではない。
（ アリストテレス ）
91.
（人々に）道を示す自由、
これが天才の要求できるすべてである。
（ J・S・ミル ）
92.
自己を愛しく思うように、他人も自己を愛しく思っているのだと知れば、人は他人を害なうことはないはずであるが、現実の世を見ると、人々の「自己」は守られていない。
人々は毎日、害なわれている。
（ 中村元 ）
93.
不節制は快楽に毒である。
節制は快楽の禍いではなくて、その薬である。
（ モンテーニュ ）
94.
きみの同情は察知であるべきだ、きみの友人が同情を欲するかどうかを、まず知るために。
彼がきみにおいて愛するのは、不屈の目と永遠のまなざしであるかもしれないのだ。
友人への同情は、或る堅い殻の下に隠されているべきだ。
（ ニーチェ ）
95.
数は世界の成り立ちの奥底を照らし出す。
（ ゴットフリート・ライプニッツ ）
96.
不正に対する感覚が鈍ること―それは、知性が浅はかな証拠である
（ エマーソン ）
97.
（だれかが）
「きみを認める」、「きみにそばにいてほしい」と言ってくれれば、
それが「わたしらしさ」のいちばんの証明になるのではないだろうか。
だれかにとってのだれかであること、
これがわたしの「かけがえのない存在」の証である。
（ 鷲田清一 ）
98.
ある本はその味を試み、ある本は呑み込み、少数のある本はよくかんで消化すべきである。
（ フランシス･ベーコン ）
99.
不幸なことだが、過重な負担を負わされた教師にとって、子供たちへの本能的な好意を保持することはほとんど不可能であり、次第に、菓子屋の小僧はお菓子にうんざり、という格言と同じことを感じるようになるのは避けがたいであろう。
（ バートランド・ラッセル ）
100.
才能とは、神から密(ひそ)かに与えられ、しかも、我々がそれとは知らずに明るみに出す授かり物である。
（ モンテスキュー ）
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