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哲学者・思想家の名言
☆ ７月１２日 ☆
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1.
真の友情を官職とか国家の公務に従事する人々の間に見出すは、最も困難なり。
友の昇進を自己のそれよりも大切に思うごとき人物が、いずこに見出しえるか。
（ キケロ ）
2.
男女が結論だけ同じ時には、
双方の理由は、
いつもかけ離れている。
（ サンタヤーナ ）
3.
我々の心には二つの扉がある・・・欲望と恐怖と。
（ アウグスティヌス ）
4.
人間は、自分が他人より劣っているのは能力のためではなく、運のせいだと思いたがるものなのだ。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
5.
人生において最も耐え難いことは、悪天候が続くことではなく、雲ひとつない日が続くことである。
（ カール・ヒルティ ）
6.
当人が偉大になればいい。
そうすれば恋のほうから必ずあとについてくる。
（ エマーソン ）
7.
貧しさは貧しいと感じるところにある。
（ エマーソン ）
8.
些細(ささい)な打ち明け話をする者を警戒せよ。
君から大きな打ち明け話を引き出すためだ。
（ シュヴァリエ・ド・メレ ）
9.
もっともよい復讐の方法は、自分まで同じような行為をしないことだ。
（ アウレリウス ）
10.
高邁な思想は心情から生じ、大いなる愛情は理性から生まれる。
（ ルイ・ド・ボナール ）
11.
人は、生涯の最初の四十年間で本文を著述し、続く三十年間で、これに対する注釈を加えていく。
（ ショーペンハウアー ）
12.
野獣は野獣を知る。
同じ羽毛の鳥はおのずから一緒に集まる。
（ アリストテレス ）
13.
完全無欠の政治社会は、中産階級が支配し、他の二つの階級（＝有産階級、無産階級）よりも人数においてまさる社会である。
（ アリストテレス ）
14.
その年齢の知恵を持たない者は、その年齢のすべての困苦を持つ。
（ ヴォルテール ）
15.
真実でさえ、時と方法を選ばずに用いられてよいということはない。
（ モンテーニュ ）
16.
間違った意見は一般に考えられているほど世の中には多くない。
というのは、たいていの人々は意見をぜんぜん持たず、他人の意見か、あるいはただの伝聞や人の受け売りで満足しているからである。
（ ジョン・ロック ）
17.
不正に対する感覚が鈍ること―それは、知性が浅はかな証拠である
（ エマーソン ）
18.
その文章さえよければ、悪い作家から引用することを私は決して恥じない。
（ セネカ ）
19.
地球は皮膚を持っている。
そしてその皮膚はさまざまな病気を持っている。
その病気のひとつが人間である。
（ ニーチェ ）
20.
悪を厳しく憎まない人は、きっと悪に染まった人である。
（ 呂坤 ）
21.
若い時は、一日は短く一年は長い。
年をとると、一年は短く一日は長い。
（ フランシス･ベーコン ）
22.
自己に自殺の命令を下したのみならず、その手段を見出せし人間は真に偉大というべきなり。
（ セネカ ）
23.
その女を手に入れる事ができない期間だけ、
男はその女に熱狂させられる。
（ キルケゴール ）
24.
革命は些細なことではない。
しかし、些細なことから起こる。
（ アリストテレス ）
25.
科学的な経験は、常識的な経験に異議を唱える。
（ ガストン・バシュラール ）
26.
財産や名誉を得ることのみ執心し、己の魂を善くすることに努めないのを、恥とは思わないのか。
（ ソクラテス ）
27.
樹木にとって最も大切なものは何かと問うたら、それは果実だと誰もが答えるだろう。
しかし実際には種なのだ。
（ ニーチェ ）
28.
俗衆の神々を否定することが冒涜にあらずして、俗衆の見解を神々に適応することが冒涜なり。
（ プラトン ）
29.
妬みによって幸福になる人間はどこにもいない。
（ バルタザール・グラシアン ）
30.
世界には、きみ以外には誰も歩むことのできない唯一の道がある。
その道はどこに行き着くのか、と問うてはならない。
ひたすら進め。
（ ニーチェ ）
31.
己自身を熱愛する人間は実は公共の敵である。
（ フランシス･ベーコン ）
32.
耐え忍んだ事柄は、
甘美な記憶である。
（ セネカ ）
33.
罪悪でありながら、その輝きや、その数や、その極度のために無罪となるものがある。
それのみか、栄誉となるものすらある。
だからこそ、公の盗みが有能とたたえられ、無法に諸州を奪うことが征服と称される。
（ ラ・ロシュフコー ）
34.
学問は満足しようとしない。
しかし経験は満足しようとする。
これが経験の危険である。
（ 谷川徹三 ）
35.
ただ存在するのではなく、生きていかねばならぬ。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
36.
自分の腕前を隠す心得があることこそ、
素晴らしい腕前である。
（ ラ・ロシュフコー ）
37.
悪法も法なり。
（ ソクラテス ）
38.
君はいつでも好きな時に、自分自身の内に引きこもることができるのである。
実際いかなる所といえども、自分自身の魂の中にまさる平和な閑寂な隠れ家を見出すことはできないであろう。
（ アウレリウス ）
39.
恋文を書くには、まず何を言おうとしているかを考えずに書きはじめること。
そして何を書いたかを知ろうとせず書き終わらなければならない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
40.
忍苦とは、
晴れ晴れした日の予感を抱き、
現在をその日のために、
どうしても歩まねばならぬ当然の道として、
黙って進むことである。
（ 串田孫一 ）
41.
天才は生得の心の素質であり、これによって自然は芸術に規則を与える。
（ カント ）
42.
我々は強制によって幸せにはなりえない。
（ コールリッジ ）
43.
作家になるためには才気以上のものが必要だ。
（ ラ・ブリュイエール ）
44.
なるほど、人には自分のしたいことをする自由がある、悪いことをする自由もある。
でも、悪いことをする自由は、じつは自由ではないんだ。
（ 池田晶子 ）
45.
君について、誠実でないとか、善い人間でないとか、そういったことを嘘を伴わずに言える権利を誰にも与えてはならない。
（ アウレリウス ）
46.
二つの悪のうち、小さいほうを選ぶようにしなければならぬ。
（ アリストテレス ）
47.
忍耐は力以上のものを我々に授ける。
（ エドマンド・バーク ）
48.
一人ひとりの人間が、
究極の絶対的な自由を持っている。
（ サルトル ）
49.
富は海水に似ている。
飲めば飲むほど渇く。
名声についても同じことが当てはまる。
（ ショーペンハウアー ）
50.
人を誘惑することのできないような者は、人を救うこともできない。
（ キルケゴール ）
51.
いつも人は自分の信ずるところを乗り越えなければならない。
少しも信じていないことを、どうやって乗り越えられよう。
（ アラン ）
52.
我々のうちに存在するものは全て同一である。
生と死、醒と睡、若と老。
（ ヘラクレイトス ）
53.
自分のことだけを考え、あらゆることに自分の利益を求める人は、決して幸福にありつけない。
自分の利益を考えるなら、まず他人のためを思うことである。
（ セネカ ）
54.
人がいるところには必ず、親切を施す機会がある。
（ セネカ ）
55.
運命は理性の力では直せない数々の欠点を改めさせる。
（ ラ・ロシュフコー ）
56.
例えば、この人が王であるのは、単に他の人々が彼に対して臣下として振舞うからでしかない。
ところが、逆に彼らは、彼が王だから自分たちは臣下だと思い込んでいるのである。
（ カール・マルクス ）
57.
幸運をもたらす富や順境は素直に受け入れよ。
ただし、それを手放すときは渋るべからず。
（ アウレリウス ）
58.
自己侮蔑という男子の病気には、賢い女に愛されるのが最も確実な療法である。
（ ニーチェ ）
59.
四季は、それぞれの季節がくれば、いつも私たちにとって一番よい。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
60.
政治とは、支配者と民衆の間に結ばれる単純な契約である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
61.
一般に堕落した人々の間では、自由は長く存在することはできない。
（ エドマンド・バーク ）
62.
なんのために人間は裕福でなければならないのか？
なんのために彼には高価な馬が、立派な服が、美しい部屋が、公共の娯楽場に入場する権利が必要なのか？
すべてはこれは思考の欠如からきている。
こうした人々に、思考の内的な仕事を与えよ。
さすれば彼は、最も富裕な人々よりも幸福になるだろう。
（ エマーソン ）
63.
近いものは遠いものを説明する。
一滴の水は小さな大海である。
（ エマーソン ）
64.
いつかできることはすべて、今日でもできる。
（ モンテーニュ ）
65.
世間一般の考えに従って生活することはごく易しい。
また、自分のことだけ考えて孤独の生活を送ることもごく易しい。
だが悟りを開いた人間とは、
群集の真っただ中にありながらも、
自立の醍醐味を心ゆくまで味わうことのできる人間である。
（ エマーソン ）
66.
つきあいには親切心が無くてはならぬ。
ただし、それには限度が必要である。
度を超えれば、親切心は屈従となる。
少なくとも物事にこだわらない親切心が必要である。
（ ラ・ロシュフコー ）
67.
度を越してはならない。
節度をもって取り組め。
（ キケロ ）
68.
死期を覚悟してこの一日を生きん。
（ 森信三 ）
69.
いかなる道によって自由に到達すべきか、と汝は問う。
そのためには善悪を、衆俗の示すところによってではなく、自分自身で区別することを覚えなければならない。
（ セネカ ）
70.
人間は万物の尺度だ。
（ プロタゴラス ）
71.
想像力は、現実に持ち込まれた主観以外の何ものでもない。
（ ガストン・バシュラール ）
72.
宇宙は変化そのものだ。
（ アウレリウス ）
73.
哲学というものは、たしかに、結構なものだよ、ひとが若い年頃に、ほどよくそれに触れておくぶんにはね。
しかし、必要以上にそれにかかずらっていると、人間を破滅させてしまうことになるのだ。
（ プラトン ）
74.
ものの理を説くことは、
人を突き飛ばすことに等しい。
（ アラン ）
75.
ここで気をつけてほしいのは、法律はそれを「してはいけない」としているのであって、「悪い」としているわけではないということだ。
なぜなら、法律がいけないとすることが悪いことなのだったら、どうしてそんな法律があるのだろう。
つまり、多くの人はそれを悪いことだと思っていないからだって、これ、わかるかな。
（ 池田晶子 ）
76.
信用は鏡のガラスのようなものである。
ひびが入ったら元通りにはならない。
（ アミエル ）
77.
誰もが自分自身の視野の限界を、世界の限界だと思い込んでいる。
（ ショーペンハウアー ）
78.
軽薄な人間は運勢を信じ、強者は因果関係を信じる。
（ エマーソン ）
79.
生き埋めにされた皇帝よりも、乞食暮らしのほうがよい。
（ ラ・フォンテーヌ ）
80.
ありのままの自分を出すほうが、自分を偽って見せるより、得るものは大きいはずだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
81.
気まぐれな読書は喜びを与えてくれるが、
有益なものとするには注意深い指導が必要だ。
（ セネカ ）
82.
どの一つの科学も、数学なしでは十分に知ることはできない。
（ ロジャー・ベーコン ）
83.
私はすべての自分の書物を閉じてしまった。
その中でただ一冊だけ、全ての人間の眼に対して開かれたものがある。
それが自然という書物である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
84.
愛というものは、
性欲をはるかに超越したものである。
つまり、愛というのは、
人生の大半において、
大多数の男女が襲われて苦しみ悩む、
あの孤独というものから逃避するための重要な手段なのである。
（ バートランド・ラッセル ）
85.
抑制の欠如と限界の逸脱が、政治においては罪あるいは犯罪と呼ばれず、「誤り」と呼ばれる。
（ ベネデット・クローチェ ）
86.
兄弟姉妹は、同一の父母より生まれ、同一の家に成長す。
相愛すべきは当然の義なり。
動物すら共に成長する者の間には、親しき関係を有する。
（ ソクラテス ）
87.
人間は自分の知っている以外のものではない。
（ フランシス･ベーコン ）
88.
諸君は私から哲学を学ぶのではない。
哲学することを学ぶのだ。
（ カント ）
89.
人間の細部において個別に判断する者こそ、最も真実を言い当てるだろう。
（ モンテーニュ ）
90.
教育なるものは、真理への願望を培(つちか)うべきものであって、ある特定の信条が真理であるといった確信を涵養(かんよう)すべきものではない。
（ バートランド・ラッセル ）
91.
諸君の内なるすべての新大陸と新世界とのためのコロンブスとなり、貿易のではなく、思想の新しい航路を拓きたまえ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
92.
幸福はひとりでに生じるか、もしくは全く生じないかのどちらかだ。
（ タタルケビッチ ）
93.
その日を終えたら、その日のことは済ませてしまおう。
君はできることをした。
大失態や不合理が心に入り込んできたら、できるだけ早く忘れることだ。
明日は新しい一日。
穏やかにその日を始めることができる。
かつての馬鹿げたことで苦しまなくて済むほど高揚した精神で。
（ エマーソン ）
94.
学問をあまりに奥飾りに用いるのは気取り屋である。
（ フランシス･ベーコン ）
95.
幸福な人生を阻む大敵は
外にあるのではなく、内にある。
すなわち、あなたの心の中に潜んでいる。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
96.
年々、時は過ぎ去るも、過ぎ去りし時は還らじ。
（ キケロ ）
97.
よい結婚はあるけれど、楽しい結婚はめったにない。
（ ラ・ロシュフコー ）
98.
常識は、誰でも知っているありふれたものではない。
（ ヴォルテール ）
99.
十分暗くなれば、人は星を見る。
（ エマーソン ）
100.
防備は攻撃を引き寄せ、疑念は侵害を引き寄せる。
（ モンテーニュ ）
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