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哲学者・思想家の名言
☆ ５月２４日 ☆
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1.
自然に見えたいという欲求ほど、自然になるのを妨げるものはない。
（ ラ・ロシュフコー ）
2.
怒りによって赤くなる人々は、怒りによって青くなる人々よりも怖ろしくない。
（ デカルト ）
3.
政治という営為の地盤をなす言葉への信頼を損ねたこと、
（政策の是非以前に）政治とデモクラシーが成り立つ場そのものを破壊したこと。
そのことで政治への人びとの希望を打ち砕いてきたことの罪は重い。
（ 鷲田清一 ）
4.
ねたみは憎しみよりも始末に負えない。
（ ラ・ロシュフコー ）
5.
あなたが望むあらゆる物は、意志の力によって引き寄せられる。
（ ピタゴラス ）
6.
昨日、私の行動は間違っていた。
それが昨日だったからだ。
そして今日は、明日の自分が今日の自分に下す厳しい判決を予感してしまう。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
7.
人は、くだらないとして礼儀作法をなおざりにするが、善人か悪人かを礼儀作法で決められることがよくある。
（ ラ・ブリュイエール ）
8.
世の中で生きるには、人々とつきあうことを知らなければならない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
9.
わたしは不幸だ。
そう思うとき、根底にはいつも比較がある。
比較は不幸のモトだ。
それも当然だ。
人は比較によって幸不幸を判断するからだ。
比較には二種類ある。
他人との比較と、過去の自分との比較である。
（ 土屋賢二 ）
10.
自分の年齢がのびていくと、他の人の見えかたがかわってくる。
おさないころには、六歳にとって五歳年長の十一歳の子は、世の中について知りつくしている先達のように見えたが、すでに五十歳になったものにとって五十五歳の友人はそうは見えない。
おなじ人が、六歳のころには１１／６、五十歳のころには５５／５０になるのだから、見え方がちがうのは当然のことだ。
名言ID：178631
（ 鶴見俊輔 ）
11.
確かに泣くことは赦(ゆる)されているのだ。
涙は激しい怒りを押し流す。
涙は川の流れのように、心を通り抜ける
（ オウィディウス ）
12.
人は食うために生きるのではない。
生きんがために食うのである。
（ ソクラテス ）
13.
すべての人間に共通な一つの心というものがあります。
それぞれの人間は、
その同じものが流れ込み、
また流れ出す入り江なのです。
一度その入り江に通じた者は、
あらゆる時代の知識を相続する自由人になることができます。
（ エマーソン ）
14.
「彼にとり入りたいのか？
　それならば、彼の前に出て当惑のさまを示せ・・・」
（ ニーチェ ）
15.
人生に対してもっと大きい信頼を寄せているなら、おまえたちはこれほど瞬間に身を委ねることもないだろうに。
（ ニーチェ ）
16.
幸運のクッションに座っている間は、人は眠りこけてしまう。
こづかれ、責められ、打ち負かされ、苦しめられているときには、人は何かを学ぶ好機を与えられている。
（ エマーソン ）
17.
思想と風俗とは一連のつながりがあるものだ。
思想は風俗となって思われるものだし、風俗は思想を象徴する。
（ 戸坂潤 ）
18.
「馬鹿の一つ覚え」は小人の心に潜む悪魔であり、その崇拝者は三流の政治家、哲学者、牧師といったたぐいである。
同じことをいつまでも続けていては、偉大な魂は何もすることがなくなる。
（ エマーソン ）
19.
人は誰ひとりとして、自ら悪事を行う者はいない。
（ ソクラテス ）
20.
自己の過誤から学びうるがゆえに、
知識が発展し、科学が進歩する
（ カール・ポパー ）
21.
愛することの反対は憎むことではなく無関心であることだ。
（ カール・ヤスパース ）
22.
二度子供になるは老人のみならず、酔っ払いも然(しか)り。
（ プラトン ）
23.
新しい書物の最も不都合な点は、古い書物を読むのを妨げることだ。
（ ジョセフ・ジュベール ）
24.
権威は、
われわれが抵抗できないほどに、
その命令を貫徹させる権力を所有しているかもしれません。
それでも、
自分たちの行動を自分たちで選ぶことが可能であるときには、
責任はわれわれ自身にあるのです。
なぜなら、決定するのはわれわれだからです。
（ カール・ポパー ）
25.
すべての定義が失敗するほど、人間は幅広く、多岐多様なものである。
（ マックス・シェーラー ）
26.
学問には平坦な大道はありません。
そして、学問の険しい坂道をよじ登る労苦を厭わない者にのみ、その明るい頂上にたどり着く見込みがあるのです。
（ カール・マルクス ）
27.
少数派は多数派に同調しているあいだは無力です。
そのときは少数派でさえありません。
しかし（少数派が）全力で相手（＝多数派）の動きを妨げるとき、
もう（多数派は少数派を）抑えることはできません。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
28.
よく生きるには、よく澄んだ眼をもつことができなければならない。
（ ブレーズ・パスカル ）
29.
心の病いでは重大なのは、その病いが気づかれないままであるか、さらには、その病いの状態を徳性（怒りを勇気、恋の熱狂を愛情、羨望を競争心、臆病を慎重さ）と見なすおそれがあるかの点である。
（ ミシェル・フーコー ）
30.
純粋で、ほかの情念がまったく混じらない愛があるとすれば、それは心の底に隠されていて、我々自身も知らない愛である。
（ ラ・ロシュフコー ）
31.
もし人生を肉体を基準にして規定するなら、人生とは生まれた時点から老いてゆくこと以外の何ものでもないわけですから、これに抵抗できるわけがない。
老いることを否定するなら、人生それ自体を否定することになる。
（ 池田晶子 ）
32.
どこに死が我々を待っているか分からないのだから、いたる所で待とうではないか。
（ モンテーニュ ）
33.
推理する能力を持っている人はたくさんいるが、
判断する能力を持っている人は少ししかいない。
（ ショーペンハウアー ）
34.
民衆を受け身で従順にしておく賢い方法は、
議論の枠組みを厳しく制限し、
その枠組みの中で活発な議論を奨励することだ。
（ ノーム・チョムスキー ）
35.
ある著者たちは
自分の著作のことを
「わたしの本、わたしの注解、わたしの物語、等々」と言う。
（中略）むしろ「われわれの本、われわれの注解、われわれの物語、等々」と言うべきである。
その理由は、
ふつうそれらのうちには、
かれら自身のものよりも
他人のものがいっそう多くはいっているからだ。
（ ブレーズ・パスカル ）
36.
人はしばしばある意見に反対する。
ところが本当はそれの述べられた調子だけが同感できないのに過ぎないのだが。
（ ニーチェ ）
37.
我々の人生は、我々の生きようとする意志と世界との対決であり、この対決において我々は、生きようとする意志を低下させないように、たえず抵抗しなければならない。
（ シュバイツァー ）
38.
たとえ自分の気に入らない考えでも、ほんとうに説得力のある論拠によって論駁されるまでは自分の考えとして持ち続けていられるかどうか、このことがその人がほんものの哲学者であるかどうかを決めるんだ。
（ 永井均 ）
39.
人は、ちっぽけな夢などでは満たされない、大いなる存在である。
（ アウレリウス ）
40.
克服できない障害を前にして頑固にふるまうのは、おろかなことだ。
（ ボーヴォワール ）
41.
私たちは、つまみ食いをやめて自分の関心領域に沈潜し、これを深く掘り下げれば掘り下げるほど、思わぬところで、まるで異なる領域の人びとや考え方と出会う地下水に達する。
（ 丸山圭三郎 ）
42.
すべてを与えざる愛はエゴイズムである。
（ カール・マルクス ）
43.
宗教は民衆の阿片(あへん)である。
（ カール・マルクス ）
44.
空威張りする人間は、
賢者に軽蔑され、
愚者に感嘆され、
寄生的人間にたてまつられ、
彼ら自身の高慢心の奴隷となる。
（ フランシス･ベーコン ）
45.
人間は本来、他人をだましながらだまされるように生まれついている。
（ ヴォーヴナルグ ）
46.
どんなに醜怪(しゅうかい)、野蛮、あるいは美しい形態でも、それを眺める人間に内在する何かの属性の表現でないものはない。
（ エマーソン ）
47.
才気は多くの無用な思想を持つことにあり、
良識は必要な知識をよく身につけることにある。
（ ジョセフ・ジュベール ）
48.
快楽を控えることでなく、快楽に勝って負けないのが最上である。
（ アリスティッポス ）
49.
人生は努力なり、活動なり、而(しか)して煩悶は即ち活動の源泉なり。
（ 桑木厳翼 ）
50.
どんな小さな努力でも、それをする事で、無限の結果が生まれてくる
（ アラン ）
51.
人生における悪い出来事のほとんどは、
人間が一室にじっと座っていられないところから起きる。
（ ブレーズ・パスカル ）
52.
女のもとへ赴こうとするならば鞭を忘れるな！
（ ニーチェ ）
53.
わたしたちが生きるうえでたいせつなことは、
わからないものに囲まれたときに、
わからないままに
それらとどう向き合うかということであろう。
（ 鷲田清一 ）
54.
結局のところ精神を救い出すのは夫婦である。
（ アラン ）
55.
世に抜きん出るには二つの方法がある。
自分自身の努力によるか、
他人の愚かさを利用するか、
そのいずれかである。
（ ラ・ブリュイエール ）
56.
死と太陽は直視することは不可能である。
（ ラ・ロシュフコー ）
57.
才能は称賛の方へなびく。
称賛の声は才能を幻惑する人魚である。
（ ジョセフ・ジュベール ）
58.
自分でおこなった貴重な省察は、できるだけ早く書きとめておくべきである。
（ ショーペンハウアー ）
59.
他人に対して善行をなす者は、何よりも多く己自身に対して善行をなす。
（ セネカ ）
60.
剣で人を殺すよりも、言葉で戦(いくさ)をつぶすほうが名誉なことである。
（ アウグスティヌス ）
61.
習慣は人間生活の最大の道案内である。
（ デイヴィッド・ヒューム ）
62.
生きるとは
日に日に治まり新たになることにあり、
また再び自己を見い出し取り返すことである。
（ アミエル ）
63.
「その日その日」というこの速度が、「長期持続」にあってさえ、議論の緻密さ、「意識化」のための時間に影響を及ぼし、逆説的にも世論の方が、代表諸審級に対して遅れをとることにもなります。
（ ジャック・デリダ ）
64.
自然は決して我々を欺かない。
我々自身を欺くのは常に我々である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
65.
私は隣人に対する愛を諸君には勧めない。
私が諸君に勧めるのは
遠き者に対する愛である。
（ ニーチェ ）
66.
過去に大きな出来事に遭遇した場合、その影響がまったくないとは言い切れません。
もちろんあるでしょう。
ただ、同じ出来事を経験したかたらといって、皆が同じようになるわけではない。
（ 岸見一郎 ）
67.
実存主義の考える人間が定義不可能であるのは、
人間は最初は何ものでもないからである。
人間はあとになってはじめて人間になるのであり、
人間はみずからがつくったところのものになるのである。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
68.
神を畏(おそ)れるは知識の始めである。
（ スピノザ ）
69.
信仰も神の賜物である。
平和と愛が与えられるものから信仰もまた起こる。
（ アウグスティヌス ）
70.
孤独とは
他人を拒否することではなく、
他人を他人として受け容れること。
だからこそ、愛することのありのままの姿は、孤独なんだ。
（ アンドレ・コント＝スポンヴィル ）
71.
我々の人生は、我々の思考によってつくられる。
（ アウレリウス ）
72.
我々は理性によってのみではなく、心によって真実を知る。
（ ブレーズ・パスカル ）
73.
一人ひとりの人間が、
究極の絶対的な自由を持っている。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
74.
話し方を知っていれば、
話すべき時もわかる。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
75.
与えるとはどういうことか。
この疑問にたいする答えは単純そうに思われるが、じつはとても曖昧で複雑である。
（ エーリヒ・フロム ）
76.
わずかしかお金のない人が貧乏なのではない。
たくさんお金を欲しがる人が貧乏なのだ。
（ セネカ ）
77.
大人が自然から発足するのと同じように、赤ん坊も、ある意味で自然から出発する。
したがって、発育の初期にある赤ん坊は、自然と一体であり、実に自然が咲かせた花そのものである。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
78.
最高の馬鹿とは、
自分がそうでないと思い、
自分以外の全てがそうだと思っている人である。
（ バルタザール・グラシアン ）
79.
ぼくが残念に思うことは、
多くの青年が、
──それも「いい子」であればあるほど──
世間体や親の思惑を気にして、
自分の好きなことを
心の中でつぶしてしまうことだ。
（ 中島義道 ）
80.
人生はその人の考えた所産である。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
81.
希望は賢者を活気づけ、自惚れの強い人や呑気者を釣り込む。
自惚れの強い人や呑気者は、希望の与える約束を軽々しく信頼しきってしまう。
（ ヴォーヴナルグ ）
82.
現代は、一時的に感激に沸き立つという点でも、そうかと思うとやがてまた冷淡な無感動の状態に帰って、せいぜい面白おかしいことを好むという点でも、喜劇的なものにごく近い。
（ キルケゴール ）
83.
ボランティアやＮＰＯや自治活動といった「公民」としての活動に、
ワークとライフとが内からつながってゆかなければ、
この標語（＝「個人の自由」）は、むしろ危ういものとなる。
（ 鷲田清一 ）
84.
時代とともに生きようと思う者は、時代とともに走らざるを得ないのだ。
（ カール・ヒルティ ）
85.
知覚において、
私は対象を観察する。
これは、たとえ対象が
全面的に私の知覚になかに入ってきたとしても、
一度に私に与えられるのは
対応の一つの側面でしかないことを意味する。
立体の例は、よく知られている。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
86.
無知を知るは学問の始めなり。
（ ソクラテス ）
87.
私は毒蛇にかまれても、かまれたことのある人々以外にはその状態がどういうものであったか語る気にならない。
なぜなら、この人々だけがその苦痛の凄さを分かってくれ、同情してくれるだろうからね。
（ プラトン ）
88.
我は教えるために学ばん。
（ セネカ ）
89.
自分の知識をひけらかしてばかりいたら、成長にとって必要な自らの無知を自覚することなど、どうしてできるだろうか。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
90.
まったく相反する二つのこと、習慣と新奇が等しく我々の心をとらえる。
（ ラ・ブリュイエール ）
91.
老人をけちにするのは、
将来金銭の必要に迫られるという観念ではない。
この悪徳はむしろ老人の年齢と体質の生む結果である。
彼らが若い時代に快楽を追い、
壮年期に野心を追った同じ自然さで、
この欲に溺れているのである。
（ ラ・ブリュイエール ）
92.
誰もが自分自身の視野の限界を、世界の限界だと思い込んでいる。
（ ショーペンハウアー ）
93.
決断ができない人間は、欲望が大きすぎるか、悟性が足りないのだ。
（ デカルト ）
94.
誘惑が去ってしまわないうちに、急いで誘惑に負けよう。
（ エピクロス ）
95.
他の人に賛成するには、やはり自分の意見をいくらか加えるのがよい方針である。
（ フランシス･ベーコン ）
96.
人間の活動、活動のみが
その人間の価値を決定する。
（ ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ ）
97.
愛は互いに認め合うことに始まり、
互いに信じ合うことによって頂に達する。
（ フリードリヒ・シュレーゲル ）
98.
肉体より魂を癒すことのほうがはるかに必要なり。
なんとなれば、死は悪い人生よりよいからなり。
（ エピクテトス ）
99.
数の威力は、それが理解できなければできないだけ、いっそう恐れられる。
（ ヴォルテール ）
100.
いかなる人間の知識も、その人の経験を超えるものではない。
（ ジョン・ロック ）
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