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哲学者・思想家の名言
☆ ４月１６日 ☆
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1.
彼は決心した、というのはいい言葉だ。
一語で、決心と解決という二つの意味を示している。
（ アラン ）
2.
君が盗みをはたらかないのは、正直者だからではなく計算にすぎない。
つまり君は、道徳的なのではなく、用心深いだけなのだ。
（ アンドレ・コント＝スポンヴィル ）
3.
人をだめにする最大の方法は、
好きなことをやらせ、
好き放題にさせ、
褒めまくることだ。
いうところの褒め殺しである。
これによく抵抗できる人は少ない。
（ 鷲田小彌太 ）
4.
「このキュウリは苦い」ならば捨てるがいい。
「道にイバラがある」ならば避けるがいい。
それで充分だ。
「なぜこんなものが世の中にあるんだろう」などと付け加えるな。
そんなことを言ったら自然を究めている者に笑われるぞ。
（ アウレリウス ）
5.
めいめいの弱点を見つけ出すことが、
人々の意思を操る術だ。
（ バルタザール・グラシアン ）
6.
自責の念を致命的に傷つけられた人は、もはや精神的に健全な、分別のある人間のような考え方はしなくなる。
（ バートランド・ラッセル ）
7.
人間性についての警句を求める人々は、泥水の中に入って探さなければならない。
すると、彼は彼自身の心の中にあるものを発見することになる。
（ ブラッドリー ）
8.
信頼は才気よりも会話を力づける。
（ ラ・ロシュフコー ）
9.
真の音楽家とは音楽を楽しむ人であり、真の政治家とは政治を楽しむ人である。
（ アリストテレス ）
10.
部隊長は、兵卒には手の届かない喜びを味わうけれども、また、兵卒の全く与(あず)かり知らぬ悩みも持っている。
これと同じようなことが、他のことにもあてはまる。
（ タタルケビッチ ）
11.
自己に自殺の命令を下したのみならず、その手段を見出せし人間は真に偉大というべきなり。
（ セネカ ）
12.
偶然にしか接触せぬ人々に気に入られるよりも、
自分自身に気に入られることが必要である。
（ メーヌ・ド・ビラン ）
13.
才気に富んだ人たちをある命題に賛成させるには、時として、それを途方もない逆説の形にさえしてみせればいいことがある。
（ ニーチェ ）
14.
女が学者であることは決して長所ではない。
それどころか、女が学者ぶることは非常な短所である。
（ ラ・フォンテーヌ ）
15.
絶対的な二者択一は一つしかない。
すなわち善悪の選択であって、これはまた絶対的に倫理的でもある。
（ キルケゴール ）
16.
私は自分の人生をつくり上げるために努力してきた。
それがわたしの職業であり、仕事であった。
（ モンテーニュ ）
17.
恋をすると、人間は一番いい自分を見せるものだ。
（ ボーヴォワール ）
18.
唯一の善は知識であり、
唯一の悪は無知であることである。
（ ソクラテス ）
19.
己の誠実さを我々に買わせる人たちは通常、
己の名誉を我々に売る連中である。
（ ヴォーヴナルグ ）
20.
もし「あなた」と「私」が一個人として、自我の全体の働きを知ることができるなら、そのとき私たちは愛とは何かということを知ることができるでしょう。
これこそ世界を変えることができる唯一の改革であると私は確信します。
（ J・クリシュナムルティ ）
21.
子は子の全財産を子とともに運ぶ。
（ キケロ ）
22.
多すぎる休息は、少なすぎる休息と同じように疲労させる。
（ カール・ヒルティ ）
23.
想像力は、現実に持ち込まれた主観以外の何ものでもない。
（ ガストン・バシュラール ）
24.
常識は、誰でも知っているありふれたものではない。
（ ヴォルテール ）
25.
若者からは暴力、老人からは成熟が、その生命を奪う。
（ キケロ ）
26.
迷信は、下劣な魂の持ち主たちの可能な唯一の宗教である。
（ ジョセフ・ジュベール ）
27.
どんな人でも生きているかぎり存在の必要がある。
（ エマーソン ）
28.
すべて真の生とは出会いである。
（ マルティン・ブーバー ）
29.
人がしばしば良いことをするのは、悪いことをしても罰を受けないで済むようにという下心からだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
30.
異端者とは、火刑柱(ひあぶりばしら)を燃やす者ではなく、火刑柱に火をつける者のことだ。
（ フランシス･ベーコン ）
31.
人間は考えることが少なければ少ないほど、よけいに喋る。
（ モンテスキュー ）
32.
我々が取るに足りないことだと考えているよりも、更に取るに足りないことがあるとすれば、死は正にそれである。
（ ルクレティウス ）
33.
誤謬(ごびゅう)というものは、真理を余計含んでいれば、それだけ余計に危険である。
（ アミエル ）
34.
しばらく二人で黙っているといい。
その沈黙に耐えられる関係かどうか。
（ キルケゴール ）
35.
戦いほど面白いものはない。
だが、勝利はそれほどでもない。
（ ブレーズ・パスカル ）
36.
真理は醜いもの。
（ ニーチェ ）
37.
幸福は物に求むべからず。
心に求めよ。
（ カント ）
38.
ささやかな利益も、積み重ねれば重い財布になる。
（ フランシス･ベーコン ）
39.
詩人の詩文は石碑に刻まれて残っていくが、
天才はそのまま永く生き残っていく。
（ ハーバート・スペンサー ）
40.
高潔な人物や高尚な天才の中には、
貪欲なまでの名誉や権力、栄光への欲望があるものだ。
（ キケロ ）
41.
隣人の馬は、私のものではないから、
私の馬より値打ちがある。
（ モンテーニュ ）
42.
現在一つ持っているほうが、未来において二つ持っているよりも値打ちがある。
（ ラ・フォンテーヌ ）
43.
二人の占い師が（互いを占おうと）顔を見合えば、笑い出さずにいられない。
（ キケロ ）
44.
君の精神は、君の平生の思いと同じようになるであろう。
なぜならば、魂は思想の色に染められるからである。
（ アウレリウス ）
45.
（人間を）幸福にするものが善であるのではなく、
善であるものだけが（人間を）幸福にするのである。
（ ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ ）
46.
美しいものを見つける為に私たちは世界中を旅行するが、自らも美しいものを携えて行かねば、それは見つからないだろう。
（ エマーソン ）
47.
無知、および好奇心の欠如は、快い両耳である。
だが、そのような耳に気づくには、モンテーニュと同様に作られた頭脳を必要とする。
（ ドゥニ・ディドロ ）
48.
医者とは、ほとんど知識を持っていない薬を処方し、さらに少ない知識しか持っていない病気を治療し、全然知識を持っていない人間を健康にしようとする者のことである。
（ ヴォルテール ）
49.
我々は死すべき者として万事を恐怖しながら、まるで不死の者であるかのように思って、どんなものでもほしがる。
（ ラ・ロシュフコー ）
50.
話の終わりは始めより重要である。
（ フランシス･ベーコン ）
51.
一生を終えてのちに残るものは、
我々が集めたものではなくて、
我々が与えたものである。
（ ジェラール・シャンドリ ）
52.
友とともにせざる晩餐(ばんさん)は、ライオンもしくは狼の生活の如(ごと)し。
（ エピクロス ）
53.
神や神の属性について概念を持つことは、人間の能力をはるかに超えている。
（ トマス・ホッブズ ）
54.
子供を不幸にする一番確実な方法は、いつでもなんでも手に入れられるようにしてやることだ。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
55.
私にとって真理であるような真理を発見することが必要なのだ。
しかもその真理は、私がそのために生き、そのために死ねるような真理である。
（ キルケゴール ）
56.
人間は自分自身の歴史をつくる。
だが、思うままにではない。
自分で選んだ環境のもとでではなくて、すぐ目の前にある、与えられ、持越されてきた環境のもとでつくるのである。
（ カール・マルクス ）
57.
ねたみは魂の腐敗である。
（ ソクラテス ）
58.
すべての人が幸福になるまでは、
だれも完全に幸福にはなり得ない。
（ ハーバート・スペンサー ）
59.
他人の欠点を笑ってばかりいるのは、
臆病の証拠である。
（ トマス・ホッブズ ）
60.
読書は量ではなく、役に立つように読むことが問題である。
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
61.
汝が富者ならば、喜ばしきときに食べよ、汝が貧者(ひんじゃ)ならば、食べられるときに食べておくべし。
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
62.
人の運命を決定するのは、その人が自分自身をいかに理解しているかということである。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
63.
良心を持つだけでは十分ではない。
大切なのはそれをうまく使うことだ。
（ デカルト ）
64.
人は考えることによってではなく、
行うことによって成長する。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
65.
自分に固有の時間を、他人の時間に帰属させないことに慣れること。
自分に固有の時間を、事物の時間に帰属させないことに慣れること。
（ ガストン・バシュラール ）
66.
宗教とは蛍のようなものだ。
光るためには暗闇を必要とする。
（ ショーペンハウアー ）
67.
血と格言を持って書くものは、読まれることを望まず、暗誦されることを欲する。
（ ニーチェ ）
68.
不満というものは、不満の誘因があとで除かれるだけでもう癒されているというわけにはいかぬ一つの肉体的な病気である。
（ ニーチェ ）
69.
楽しいから笑うのではない。
笑うから楽しいのだ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
70.
ほとんどすべての人が小さな恩義に喜んで恩返しをする。
多くの人が中くらいの恩義を恩に着る。
しかし大きな恩義に対して恩知らずでない人はほとんど一人もいない。
（ ラ・ロシュフコー ）
71.
魂の探求の無い生活は、人間にとって生きがいの無いものである。
（ ソクラテス ）
72.
歴史は、人間たちがその本性に背いた行為から成り立っている。
（ アラン ）
73.
我々自身が抱いている自信が、他人に対する信用を芽生えさす。
（ ラ・ロシュフコー ）
74.
酔っぱらった頭で読み直すと（＝推敲すると）
こなれた文章になりやすい。
（ 山内志朗 ）
75.
われは孤独である。
われは自由である。
われはわれみずからの王である。
（ カント ）
76.
父親の生物学的機能は、子供をその無力のあいだに保護することである。
この生物学的機能が国家に継承されるならば、父親はその存在事由を失う。
（ バートランド・ラッセル ）
77.
我々の美徳は、ほとんど常に仮装した悪徳にすぎない。
美徳は、もし虚栄の道連れがなかったら、こんなに遠くまで乗り出すはずがない。
（ ラ・ロシュフコー ）
78.
たとえ善意と協調と思いやりの限りを尽くしても、
まだ友情と呼ぶには十分ではない。
友人同士は、
世間の言うように単に調和（ハーモニー）だけに生きるものではなく、
（互いの）メロディーに合わせて生きるものであるからだ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
79.
知性は人材を生み出すことは出来ない。
人材は自然あるいは偶然の賜である。
知性が役に立つのは、その人材をいかに信用するかという点にある。
（ エドマンド・バーク ）
80.
人間の将来は危険にさらされている。
……世界が現在の苦悩から脱却し、また、事態の処理を残忍な山師に任せず、真の知恵と勇気とを持つ人間に任せることを知る日の来ることを私は期待している。
（ バートランド・ラッセル ）
81.
精神には二種類ある。
ひとつは幾何学の精神、ひとつは繊細と呼ばれる精神である。
幾何学の精神は緩やかであるが厳格かつ堅固(けんご)な見方をする。
繊細の精神は柔軟な考え方をし、愛するものの多様な部分に対して同時に働きかける。
（ ブレーズ・パスカル ）
82.
空想は魂の眠りである。
（ ジョセフ・ジュベール ）
83.
否定にはいつも、対照的な肯定が付き物である。
（ アリストテレス ）
84.
最高（＝最悪）の孤独は、ひとりも親友がいないことだ。
親友がいなければ世界は荒野に過ぎない。
（ フランシス･ベーコン ）
85.
孤独が恐ろしいのは孤独そのもののためでなく、むしろ孤独の条件によってである。
（ 三木清 ）
86.
不要なものなら、
なくて困るということはない。
（ キケロ ）
87.
雄弁は思想を写した絵画である。
従って、描き終わった後でなおも加筆する人は、肖像画の代わりに、装飾画を作ることになる。
（ ブレーズ・パスカル ）
88.
男が、自分で思っているのと同じくらい若く見えることはよくある。
だが、自分で思っているのと同じくらい重要な存在であることは絶対にない。
（ ボーヴォワール ）
89.
議論の目的は、
勝利ではなく改善であるべきだ。
（ ジョセフ・ジュベール ）
90.
運のはなはだ悪い人は安心するがいい。
なぜなら、なおいっそうの悪運に陥る心配はないから。
（ オウィディウス ）
91.
自由な人間は決して妬(ねた)まない。
彼は偉大なものを喜んで受け入れ、そうしたものが存在することが、うれしいと喜ぶ。
（ ヘーゲル ）
92.
おまえの心を明るく楽しくしようと思うならば、共に暮らす人びとの長所を思え。
（ アウレリウス ）
93.
実際上最も有益な理論は、もとはただ好奇心から生まれて長い間、何の利益も約束しなかった命題に基づいて成り立っている。
（ ヴォルテール ）
94.
数学は、何にでも応用できる結論の集まりとなっている。
（ バートランド・ラッセル ）
95.
人生は何事も偶然であり、また必然でもある。
これを我々は運命と称している。
もし一切が必然であるならば、運命というものは考えられない。
偶然のものが必然の、必然のものが偶然の意味を持っているゆえに、人生は運命なのである。
（ 三木清 ）
96.
力強い勇気は、万人の心を打つ。
（ セネカ ）
97.
自分自身を信頼すれば、他の多くの事柄に対する信頼が生まれる。
（ ラ・ロシュフコー ）
98.
言葉は実行の影法師である。
（ デモクリトス ）
99.
証拠もないのに断定されたことは、証拠なしで否認できる。
（ メガラのエウクレイデス ）
100.
我々は純粋性と暴力との間の選択をするのではなく、種類の異なった暴力の間で選択するのである。
重要な討議しなければならない問題は、暴力ではなくて、その方向と前途である。
（ メルロ・ポンティ ）
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