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海の名言
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201.
書物のなかに海がある
心はいつも航海をゆるされる
（ 寺山修司 ）
202.
人間は生まれる場所や立場は違っても、一様に土にかえるか海に消えます。
なんと平等なことでしょう。
（ 瀬戸内寂聴 ）
203.
生きとしいけるもの
ときにいさかいながらも
無辺の　いのちの海
生かされており
この私も
（ 榎本栄一 ）
204.
何もない浜辺で、
何もしない時間を手に、
遠くから走ってくる波を眺める。
そして、何もない浜辺で、
何もしない時間を手に、
波の光がはこぶ海の声を聴く。
眺めることは、聴くことである。
（ 長田弘 ）
205.
人間の欲望は
海よりも大きく
海をじわじわ
よごしてゆく
（ 榎本栄一 ）
206.
海には殺人の匂いがある
（ 寺山修司 ）
207.
人間を船にたとえると、九十五パーセントの人が舵(かじ)のない船に相当する。
「いつかは、豊かで繁栄した港に流れ着くだろう」という甘い希望を抱きながら、風と潮の変化のままに、手をこまねいて漂流している。
こんな船は、たいていは岩にぶつかったり、座礁したりして沈没してしまうものだ。
（ トーマス・カーライル ）
208.
船は水よりも火を恐れる。
（ 西洋のことわざ ）
209.
水より生まれ　水に還らん　生きものの　ひとりと思う　海恋うる日は
（ 道浦母都子 ）
210.
立って水面を見つめるだけでは、海を渡ることはできない。
（ タゴール ）
211.
川はすべて海に流れ込む。
けれども、海は満ちることはない。
（ 『旧約聖書』 ）
（ ユダヤの名言 ）
212.
大海に流れ込むと、水の滴も落ち着く。
（ インドのことわざ ）
213.
小舟は揺れ、波に洗われ、海は逆巻く。
舟人行く手に迷い、帆はやぶれている。
いま　楫（かじ）をとるのは誰か？
勇気のあるのは誰か？
進み出でよ、たくましき若人（わこうど）よ。
運命が叫んでいる、嵐は強まる、されど舟は乗り越えねばならぬ、と。
（ カジ・ノズルル・イスラム ）
214.
ヤマメは海に出なければ、大きなサクラマスになれない。
（ 中谷彰宏 ）
215.
意志も、人間が行動する瞬間からしか、なすすべを知らない。
それは航行の場合でよく分かる通りである。
動かないでいる船は操縦できない。
一つの動きによって操縦可能な力が生じて、初めて舵(かじ)もきくようになる。
（ アンドレ・モーロア ）
216.
海で死んだ人は、みんなカモメになってしまう。
（ ダミア ）
217.
他力本願とは、見えざる手が世の中に存在するのを認めることなんです。
ヨットは自分で走っているように見えて、本当は風に走らされている。
でも、帆ぐらいは張っていないと、いくら風が吹いても走らない。
努力して帆を張ることはやるけれども、風がなければ俺は動けないよと、居直ってもいいんじゃないか。
（ 五木寛之 ）
218.
海で死んだ若ものは
すべて　太陽のなかに葬(ほうむ)られる
（ 寺山修司 ）
219.
ダミアはシャンソンで、
「海で死んだ人は、みんなカモメになってしまう」
と歌いましたが、カモメになれなかった溺死(できし)の少女は、今も海の底に沈んでいます。
だから、ひとはだれでも青い海を見ていると悲しくなってしまうのです。
（ 寺山修司 ）
220.
すでに舟は用意されている。
いかなる恐怖も青春の意気をはばまない。
なぜなら海陸のつわものどもが、世の果てまで同行のつもりだから。
（ カモンイス ）
221.
ぼくのなかで海が死ぬとき、ぼくははじめて人を愛することが出来るだろう。
（ 寺山修司 ）
222.
なみだは
人間の作るいちばん小さな海です。
（ 寺山修司 ）
223.
嵐の後に静けさがやって来る。
（ 『旧約聖書』 ）
（ ユダヤの名言 ）
224.
山には山の　憂いあり
海には海の　かなしみや
ましてこころの　花園に
咲きしあざみの　花ならば
（ 横井弘 ）
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