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101.
私たち一人ひとりが航海している
この人生の広漠とした大洋の中で、
理性は羅針盤、
情熱は疾風。
（ アレキサンダー・ポープ ）
（ Alexander Pope ）
102.
井の中の蛙(かわず)、
大海を知らず。
（ 日本のことわざ・格言 ）
（ Nihon saying ）
103.
人間の精神世界には、自ら探検していない、幾つもの大陸があり、海がある。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
（ Henry David Thoreau ）
104.
労苦の後の眠り、
時化(しけ)の後の港、
戦いの後の平和、
生の後の死は
大いなる喜び。
（ エドマンド・スペンサー ）
（ Edmund Spenser ）
105.
船を造りたかったら、人に木を集めてくるように促したり、作業や任務を割り振ることをせず、果てしなく続く広大な海を慕うことを教えよ。
（ サン・テグジュペリ ）
（ Saint Exupery ）
106.
人生は不安定な航海だ。
（ シェイクスピア ）
（ Shakespeare ）
107.
真理の大海は、すべてのものが未発見のまま、私の前に横たわっている。
（ アイザック・ニュートン ）
（ Isaac Newton ）
108.
世の荒い波風よ。
一つ思い切り俺をたたき据えてみよ。
俺は自分がほん物の鉄か、まがい物の鋳物か、知りたいのだ。
（ 長与善郎 ）
（ Nagayo Yoshirou ）
109.
順風満帆の時もあれば、風に逆らって航海しなければならない時もある。
だが、とにかく先に進まなければならない。
漂流や投錨するわけにはいかないのだ。
（ オリバー・ウェンデル・ホームズ ）
（ Oliver Wendell Holmes ）
110.
得手に帆を揚げる
［得手に帆］
（ 日本の慣用句 ）
111.
海よりも雄大な光景がある。
それは天だ。
天よりも雄大な光景がある。
それは良心だ。
（ ヴィクトル・ユーゴー ）
（ Victor Hugo ）
112.
あたしはちょうど、
うちにおったなめくじみたいに、
切られようが突かれようが
ケロンとして、ものに動ぜず、人に頼らず、ヌラリクラリと、
この世の中の荒海をくぐり抜けて、
やっとこさ今日まで生きてきたんですよ。
（ 5代目 古今亭志ん生 ）
（ Kokontei Shinshou 5th ）
113.
海では溺れるよりも、体温が下がることで死んでいく。
絶望が体温を奪い、希望が体温を上げる。
（ 中谷彰宏 ）
（ Nakatani Akihiro ）
114.
理想は星のようなものである。
諸君は諸君の手をもって、それに触れることはできないだろう。
しかし荒涼たる大洋を航海している人のように、諸君は理想を諸君の水先案内人として選び、これに従うことによって、諸君は諸君の運命を決するだろう。
（ カール・シュルツ ）
115.
地の果てまで行っても、
海の向こうまで行っても、
空の果てまで行っても、
山の向こうまで行っても、
友達でないひとに出逢ったことはない。
（ ナバホ族の格言 ）
116.
子供は未来であり、回帰なのです。
子供は胎(たい)であり、海なのです。
（ リルケ ）
（ Rainer Maria Rilke ）
117.
私は、
海岸で遊んでいる子供のようなもの。
ときに、なめらかな小石を見つけたり、
きれいな貝を見つけたりして、
はしゃいでいる存在に過ぎない。
まだまだ発見されることの多い
大きな海を目の前にして…。
（ アイザック・ニュートン ）
（ Isaac Newton ）
118.
だれもいない無人島で
あなたと二人っきりで暮らしたい
毎日海で泳ぎ
裸足(はだし)で恋を語りあい
鳥のように歌いながら
（ 寺山修司 ）
（ Terayama Shuuji ）
119.
愛はうつろう海のようなもの。
海は出会った海岸の形になり、海岸によってその姿を変える。
（ ゾラ・ニール・ハーストン ）
（ Zora Neale Hurston ）
120.
君たちは船出するんだ。
穏やかな海に。
晴れの日もあるだろうが、
いつもではない。
嵐も吹き荒れるだろうが、
きっと乗り切れる。
かわりばんこに舵(かじ)を取り、
凪(なぎ)もしけもくぐり抜けなさい。
くじけてはいけない。
旅の終わりには、
安全な港が待っているのだから。
（ ダフニ・デュ・モーリエ ）
（ Daphne Du Maurier ）
121.
大海に流れ込むと、
水の滴も落ち着く。
（ インドのことわざ・格言 ）
（ India saying ）
122.
オールがあるかぎり、
舵(かじ)の柄(え)と棍棒があるかぎり、
おれは最後まで闘ってやるぞ。
（ ヘミングウェイ ）
（ Ernest Hemingway ）
123.
戦に行く時は一度祈れ。
海に出る時は二度祈れ。
結婚する時は三度祈れ。
（ ポーランドのことわざ・格言 ）
（ Poland saying ）
124.
海を見にゆくということは、古来わたしたちの感受性を深く培ってきました。
海辺に立って、浜辺に座って、ただ海を見る。
遠くを見つめる、あるいは朝まだき、日の出を見に行く。
夕方海に落ちてゆく夕日を眺めにゆく。
（ 長田弘 ）
（ Osada Hiroshi ）
125.
主義が重荷になって、海の底へ沈むより、
日和見(ひよりみ)を決め込んで、波間に浮かんでいたほうがいい。
（ スタンリー・ボールドウィン ）
（ Stanley Baldwin ）
126.
大海の幽音悲調に耳を傾けてみればいい。
月の光ですら道を示しているよ。
（ 漫画『灼熱のニライカナイ』 ）
127.
船は海を経験させてから評価すべきだ。
（ 海の格言 ）
128.
秋晴といふ山の色海の色
（ 稲畑汀子 ）
（ Inahata Teiko ）
129.
海を見にゆく。
それは、わたしには、
秘密の言葉のように親しい言葉であり、
秘密の行為のように親しい行為だった。
（ 長田弘 ）
（ Osada Hiroshi ）
130.
人為(じんい)で天下を治めようとするのは、
海や河を歩いて渡ろうとし、
蛟(みずち)に山を負わせようとするものである。
（ 荘子 ）
（ Soushi ）

131.
この世を越えて愛し合う者たちは、
決してこの世に引き裂かれない。
死はこの世界からほんの一歩先にある。
友人たちは海を隔てても、
互いのうちに生きている。
（ ウィリアム・ペン ）
（ William Penn ）
132.
海に出て木枯帰るところなし
（ 山口誓子 ）
（ Yamaguchi Seishi ）
133.
渚踏むごとし寒夜(かんや)の看護婦は　　
（ 堀口星眠 ）
（ Horiguchi Seimin ）
134.
山とか、海とか、空とかさ。
たまには
大っきなものと
話をしないと。
（ 神岡学 ）
（ Kamioka Manabu ）
135.
老い皺(しわ)を撫(な)づれば浪(なみ)かわれは海
（ 三橋敏雄 ）
（ Mitsuhashi Toshio ）
136.
立って水面を見つめるだけでは、
海を渡ることはできない。
（ タゴール ）
（ Rabindranath Tagore ）
137.
ああ、愚かな人間よ、
ノアの洪水はまだ退いてはおらぬ、
優に世界の３分の２を
まだ覆っているではないか。
（ ハーマン・メルヴィル ）
（ Herman Melville ）
138.
海軍に入るくらいなら　海賊になったほうがいい
（ スティーブ・ジョブズ ）
（ Steve Jobs ）
139.
私はいつも海の力の一部になりたいと願っています。
大自然の力は、
決して対抗できるものではない。
唯一の許される道は、
共に歩むことです。
共に歩む…
そうすれば、どこかに道が開ける…。
（ ジェリー・ロペス ）
140.
私の眼には、この荒涼たる砂漠の海は、ひとつの魅惑的な美でさえあった。
その深い沈黙、妨げるものなき静寂に、私は魅せられてしまった。
（ ヘディン ）

141.
すべての水は
完璧な記憶を持っており、
永遠にもと来たところへ帰ろうとする。
（ トニ・モリスン ）
（ Toni Morrison ）
142.
愛は女の勇気、
愛は女の見つめる星、
愛は女が航海するときの羅針儀である。
（ ディンクラーゲ ）
143.
海の青さに、こころを染めたいときがある。
（ 長田弘 ）
（ Osada Hiroshi ）
144.
白鳥(しらとり)は哀しからずや空の青
海のあをにも染まずただよふ
（ 若山牧水 ）
（ Wakayama Bokusui ）
145.
子供に教えるのは、
石に刻むようなもの。
大人に教えるのは、
海の波を起こすようなもの。
（ アラブのことわざ・格言 ）
（ Arab saying ）
146.
私は浜辺で美しい貝殻を見つけて喜んでいる少年にすぎない。
しかし、真理の大洋は、すべて未発見のまま私の前に横たわっている。
（ アイザック・ニュートン ）
（ Isaac Newton ）
147.
これから荒海へ乗り出そうという船に喜びの声を上げるのはふさわしくない。
どんな危険が待ち受けているかわからないのだから。
港へ帰り着いた船のほうこそ、拍手喝采して迎えるべきだ。
乗客を無事に故郷まで送り届けたのだから。
（ 『タルムード』 ）
（ ユダヤの名言・格言・ことわざ ）
（ Talmud ）
（ Judea ）
148.
戦争に行く時は一度祈れ。
航海に出る時は二度祈れ。
結婚する時は三度祈れ。
（ 西洋のことわざ・格言 ）
（ Seiyou saying ）
149.
天も地も海も一(ひ)とまとめにしたすべてでも全宇宙の総和に較(くら)ぶれば無に等しいものである。
（ ルクレティウス ）
（ Lucretius ）
150.
森は海の恋人。
森は海を、海は森を恋(こ)いながら、悠久よりの愛紡ぎゆく。
（ 畠山重篤 ）

151.
遠い日の遠い海鳴り夏みかん
（ 小西昭夫 ）
（ Konishi Akio ）
152.
海の日は地球を語る日と決めて
（ 稲畑汀子 ）
（ Inahata Teiko ）
153.
若き日を語ればそこに夏の海
（ 稲畑汀子 ）
（ Inahata Teiko ）
154.
海に入りて生(うま)れかはらう朧月(おぼろづき)
（ 高浜虚子 ）
（ Takahama Kyoshi ）
155.
照りつけてひかりも暑し海の上
（ 服部嵐雪 ）
（ Hattori Ransetsu ）
156.
私たちはそれぞれの一生という水滴の旅を終えて、
やがては海に還(か)える。
母なる海に抱かれて
すべての他の水滴と溶け合い、
やがて光と熱に包まれて蒸発し、
空にのぼってゆく。
そしてふたたび地上へ。
（ 五木寛之 ）
（ Itsuki Hiroyuki ）
157.
川が海へ行くごと炉辺(ろへん)に国想ふ
（ 中村草田男 ）
（ Nakamura Kusatao ）
158.
海が凪(な)いでいたり、
天気が良い日には、
良い水先案内の価値はわからない。
（ 西洋のことわざ・格言 ）
（ Seiyou saying ）
159.
海に流れ出た水は、
川には戻らない。
（ 中東のことわざ・格言 ）
（ Chuutou saying ）
160.
貧困は僕にとって必ずしも憎むべきものではなかった。
なぜなら、太陽と海は決して金では買えなかったから。
（ アルベール・カミュ ）
（ Albert Camus ）

161.
愛の誓いは、船乗りがする神への誓いのようなものだ。
嵐が過ぎると忘れてしまう。
（ ジーン・ウェブスター ）
162.
井戸のカエルは海の大きいことを知らず、
海のカメは井戸の小さいことを知らない。
（ モンゴルのことわざ・格言 ）
（ Mongol saying ）
163.
日夜に人知らぬ楽しみ有り。
山中に住めば山岳の興あり。
海辺に居れば蒼海の趣を知る。
（ 慈雲 ）
（ Jiun ）
164.
自然には驚くべき真理がひそんでいる。
天、地、海のどこにも、
真理が満ちあふれている。
（ エレン・G・ホワイト ）
（ Ellen G. White ）
165.
功徳の少ない者は自慢するが、賢者は温和である。
渓流はたえず音をたてるが、大海は騒がしくはない。
（ サキャ・パンディタ ）
（ Sakya Pandita ）
166.
生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
（ 谷川俊太郎 ）
（ Tanikawa Shuntarou ）
167.
（アメリカ大陸発見につながったコロンブスの決断は）既知の陸地を完全に離れ、残余の貯えでは引き返すことがもはや不可能であった地点から、さらに西へ西へと舟を走らせるという決心であったに違いない。
（ ヴェルナー・ハイゼンベルク ）
（ Werner Heisenberg ）
168.
ちるさくら海あをければ海へちる
（ 高屋窓秋 ）
（ Takaya Soushuu ）
169.
川水は海へ天へと　雷雨へと
（ 伊丹三樹彦 ）
（ Itani Mikihiko ）
170.
愛されずして沖遠く泳ぐなり
（ 藤田湘子 ）
（ Fujita Shoushi ）

171.
荒ぶるや海も墓標も一言語
（ 折笠美秋 ）
（ Orisaka Bishuu ）
172.
革命は、いったい、どこで行われているのでしょう。
すくなくとも、私たちの身のまわりに於(お)いては、古い道徳はやっぱりそのまま、みじんも変らず、私たちの行く手をさえぎっています。
海の表面の波は何やら騒いでいても、その底の海水は、革命どころか、みじろぎもせず、狸寝入りで寝そべっているんですもの。
（ 太宰治 ）
（ Dazai Osamu ）
173.
新しい人生は、こんなふうに、一歩を踏み出すべきなのだ。
輝くカンテラをマストのてっぺんにかかげて、後方では海岸線が闇の中へと消えてゆき、世界中が寝静まっている。
夜の旅立ちほどすばらしいものは、ほかにはないねえ！
（ 『ムーミンシリーズ』（トーベ・ヤンソン） ）
（ トーベ・ヤンソン ）
（ Moomin Series ）
（ Tove Jansson ）
174.
真珠貝は　海の中で
何かコロコロするような
異物を抱いたまま
今は　それを
除きたいともおもわず
生きている
（ 榎本栄一 ）
（ Enomoto Eiichi ）
175.
嵐のあとには凪(なぎ)が来る。
（ 日本のことわざ・格言 ）
（ Nihon saying ）
176.
時には母のない子のように
だまって海を見つめていたい
（ 寺山修司 ）
（ Terayama Shuuji ）
177.
大海を見てきし目刺焼きにけり
（ 石田郷子 ）
（ Ishida Kyouko ）
178.
夏帽子ふはりと海が見たくなり
（ 小澤克己 ）
（ Ozawa Katsumi ）
179.
春の海ひねもすのたりのたりかな
（ 与謝蕪村 ）
（ Yosano Buson ）
180.
料峭(りょうしょう)や海鳥白と黒ばかり
（ 山崎祐子 ）
（ Yamazaki Yuuko ）

181.
わが胸の礁(いくり)に育つ卯浪(うなみ)かな
（ 吉本宣子 ）
（ Yoshimoto Nobuko ）
182.
一念の亀の子亀の子海に入る
（ 宇多喜代子 ）
（ Uda Kiyoko ）
183.
波なれば搖(ゆ)れやめば死か北深く
（ 折笠美秋 ）
（ Orisaka Bishuu ）
184.
海の蝶最後は波に止まりけり
（ 折笠美秋 ）
（ Orisaka Bishuu ）
185.
とほうみの音の吹かるる夜寒(よさむ)かな
（ 太田鴻村 ）
（ Oota Kouson ）
186.
俳句思えば元朝(がんちょう)の海きらめきぬ
（ 池田澄子 ）
（ Ikeda Sumiko ）
187.
烏賊哀れ干されて海の方を向く
（ 保坂リエ ）
（ Hosaka Rie ）
188.
流れに逆らおうとしたところで
無駄なことだ。
流れに身をまかせれば、
どんなに弱い人でも岸に流れ着く。
（ ミゲル・デ・セルバンテス ）
（ Miguel de Cervantes ）
189.
人間の生活においても、
ある種の潮流がある。
満潮に乗れば、
幸運に導かれる。
無視をすれば、
人生の旅は
苦しみの浅瀬に漂うだけとなる。
私たちは今、
そういう海に浮かんでいる。
だから、その潮流に乗らなければならない。
さもなければ、
賭けているものをすべて失(な)くすことになるのだ。
（ シェイクスピア ）
（ Shakespeare ）
190.
人体の７０％は水分というでしょう。
木も同じです。
つまり、森は７０％が水分だと思ってください。
樹海という言葉はピッタリなんです。
（ 永六輔 ）
（ Ei Rokusuke ）

191.
森もまた、海なんです。
樹海っていうでしょう。
水をいっぱいかかえているんです。
（ 永六輔 ）
（ Ei Rokusuke ）
192.
待てば甘露(かんろ)の日和(ひより)あり
（ 日本のことわざ・格言 ）
（ Nihon saying ）
193.
だれでもこの山に、動き出して海の中に入れと言い、その言ったことは必ず成ると心に疑わないで信じるなら、その通りに成るであろう。
（ 『新約聖書』 ）
（ Shinyaku Seisho ）
194.
大海には、青空には、
どんな道も通っていない。
道は
小鳥の翼の中、
星の篝火(かがりび)の中、
移りゆく季節の中に隠されている。
（ タゴール ）
（ Rabindranath Tagore ）
195.
炎天や海にこもれる海の音
（ 三橋敏雄 ）
（ Mitsuhashi Toshio ）
196.
朝焼け小焼けだ　大漁だ
大羽鰯(おおばいわし)の　大漁だ。
浜は祭りの　ようだけど
海のなかでは　何万の
鰯のとむらい　するだろう。
（ 金子みすゞ ）
（ Kaneko Misuzu ）
197.
羽根ひろく岩礁の鵜の黒十字
（ 秋元不死男 ）
（ Akimoto Fujio ）
198.
兵泳ぎ永久に祖国は波の先
（ 池田澄子 ）
（ Ikeda Sumiko ）
199.
海の上に大きく消ゆる花火かな
（ 今井肖子 ）
（ Imai Shouko ）
200.
隙間から渚の見ゆる桜かな
（ 宮本佳世乃 ）
（ Miyamoto Kayano ）

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