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601.
悩みを笑い飛ばせるようにならないと、
年をとったときに何も笑えるものはなくなる。
（ エドガー・ワトソン・ハウ ）
（ Edgar Watson Howe ）
602.
恋ははしかに似ている――年をとってからかかるとそれだけ重くなる。
（ ダグラス・ジェロルド ）
（ Douglas Jerrold ）
603.
友達が、「若く見えるね」とお世辞を言うようになったら、自分が年をとりはじめたと思ったほうがいい。
（ ワシントン・アーヴィング ）
（ Washington Irving ）
604.
お茶を濁すような生き方、
いい加減な生き方をしていると、
年を取ってから全部報いてくる。
（ 立松和平 ）
（ Tatematsu Wahei ）
605.
年をとったら義理を欠け。
年をとっての健康法の一つは義理を欠くことだ。
（ 作者不詳 ）
606.
少年老いやすし。
（ シェイクスピア ）
（ Shakespeare ）
607.
年惜む即(すなわ)ちいのち惜むなり
（ 上林白草居 ）
（ Kanbayashi Soukyo ）
608.
春、夏、秋、冬の四時は、
おのおのその功を成し遂げると、
順序よく移り変わってゆくものだ。
あなたも功成り名遂げたのだから、
潔く後進に道を譲るが良かろう。
（ 蔡沢 ）
609.
白髪の男は、屋根に雪が積もっている家みたいなものだ。
でもそれは、かまどに火が燃えていないということではない。
（ モーリス・シュヴァリエ ）
（ Maurice Chevalier ）
610.
存在価値がなくなれば、
老人なんて、
ただの粗大ゴミでしかない。
（ 森村誠一 ）
（ Morimura Seiichi ）
611.
さあ齢は忘れましたと生身魂(いきみたま)
（ 長谷川千枝子 ）
（ Hasegawa Chieko ）
612.
何事も人に従ひ老(おい)涼し
（ 高浜虚子 ）
（ Takahama Kyoshi ）
613.
汝等老いたり虹に頭上げぬ山羊(やぎ)なるか
（ 中村草田男 ）
（ Nakamura Kusatao ）
614.
歳をとったとき、私は、今の私とはまったく違った人になっていることだろう。
今もう一人の私が生まれようとしているから。
（ 作者不詳 ）
615.
シルバーエイジとは、肉体的年齢を意味するのではなく、心の輝きを意味するのです。
（ 塩月弥栄子 ）
（ Shiotsuki Yaeko ）
616.
自分の顔と折合いをつけながら、だんだんに年をとってゆくのは賢明な方法である。
（ 三島由紀夫 ）
（ Mishima Yukio ）
617.
男は大きなお尻の老女には言い寄らない。
（ シビル・シェパード ）
618.
若い時は寂(さみ)しさが生きていく糧になりますが、年を取ると寂しさで死にたくなることがあるんです。
（ 映画『福耳』 ）
619.
実年齢と同じスピードで、心の年をとっていくことはないと思うんです。
実年齢にこだわれば、着るものはもちろん、人間関係や発言にも年相応という制約が働くようになってしまう。
（ 郷ひろみ ）
620.
若い者にロクデナシが一人いたとしても、
それは大したことではないが、
社会的地位にある年寄りに
ロクデナシが一人いれば、
その地位が高ければ高いほど、
大影響を与えるものだ。
（ 梅崎春生 ）
（ Umezaki Haruo ）
621.
我が老母
短歌の感想述べよと強要
つまらぬ歌と述べたくもなし
（ 七瀬音弥 ）
（ Nanase Otoya ）
622.
七十やからこそ第二の結婚をする、そのほうがずっと自然や。
（ 田辺聖子 ）
（ Tanabe Seiko ）
623.
私達はおびえている。
（いずれ）自分達もまた、
家族にとって、ストレスだけの存在になるのだ。
いやもうなっているかも知れぬ。
核家族に、老人は支えきれないのだ。
（ 佐野洋子 ）
（ Sano Youko ）
624.
行き行きて五十路の坂も越えにけり
遂に寂しき道と思わん
（ 島木赤彦 ）
（ Shimaki Akahiko ）
625.
若い頃の好みを持ち続けている老人は、
それだけで滑稽な存在であることを忘れている。
（ ナポレオン・ボナパルト ）
（ Napoleon Bonaparte ）
626.
感情的に成長するのを拒む男女は、
真っ先に年をとるのが普通である。
（ ジョージ・ロートン ）
627.
（大人になるにつれて）いくら希望が失われてしまったといっても、
根こそぎ失せてしまったのではない。
少年時代には少年としての希望が、
壮年時代には壮年にふさわしい希望が、
老人にも老人らしい希望がある。
（ ロバート・ルイス・スティーヴンソン ）
（ Robert Louis Stevenson ）
628.
でで虫の歩みのごとく老(おい)を生き
（ 奥村眞人 ）
（ Okumura Mahito ）
629.
老後とはいつからの事薄紅葉(うすもみじ)
（ 吉村玲子 ）
（ Yoshimura Reiko ）
630.
生きてゐるうちは老人雁(かり)わたし
（ 八田木枯 ）
（ Hatta Kogarashi ）

631.
年重ね　くしゃみするのも　命がけ
（ 近郷元信 ）
632.
草餅や老いぬるほどに母恋し
（ 米田双葉子 ）
（ Yoneda Souyoushi ）
633.
爪に火をともす育ちの老(おい)の春
（ 阿波野青畝 ）
（ Awano Seiho ）
634.
高齢と相炬燵(こたつ)して従者めく
（ 秋元不死男 ）
（ Akimoto Fujio ）
635.
亀鳴くや齢(とし)など数へたくもなし
（ 鈴木真砂女 ）
（ Suzuki Masajo ）
636.
秋祭終り用済みの老人たち
（ 能村登四郎 ）
（ Nomura Toshirou ）
637.
ラブレター……青年は急いで読み、壮年はゆっくり読み、老人は読みなおす。
（ アンドレ・プレヴォ ）
（ Andre Prevot ）
638.
老人の自らの養ふに四件有。
曰(いわ)く和易(わい)、
曰く自然、
曰く逍遥(しょうよう)、
曰く流動、
是(こ)れなり。
諸々(もろもろ)激烈の事(こと)皆害有り。
（ 佐藤一斎 ）
（ Satou Issai ）
639.
誰しも老いるのは嫌だが、
それは長生きをするための唯一の道なのだ。
（ アナトール・フランス ）
（ Anatole France ）
640.
年をとることをこわいとは思わないわ。
こわいのは、外出してもそれがアヴァンチュールではなくなることよ。
（ フランソワーズ・サガン ）
（ Francoise Sagan ）

641.
妻は、
若い夫にとっては女主人であり、
中年の夫にとっては友であり、
老年の夫にとっては看護婦である。
（ フランシス･ベーコン ）
（ Francis Bacon ）
642.
ずっと年をとってからの日のために、雪が降ったから茶でも飲みにお出で下さいと言えるような、そういう老後の友達を三、四人つくって置きたい。
（ 島崎藤村 ）
（ Shimazaki Touson ）
643.
老人ホームで栄養のバランスなんて意味がありません。
好きなものが好きなだけ食べられるバイキングが喜ばれるんです。
（ 永六輔 ）
（ Ei Rokusuke ）
644.
一笑一若、一怒一老
（ 日本のことわざ・格言 ）
（ Nihon saying ）
645.
人生、諸行無常やね。
いつまでも若いと思うてると大まちがい。
年寄りとは意見が合わんというてる間に
自分がその年寄りになる。
（ 大西良慶 ）
（ Oonishi Ryoukei ）
646.
何回も　話したはずだ　初耳だ
（ 川柳 ）
647.
生身魂(いきみたま)いよよ小さくあどけなく
（ 高橋千恵子 ）
648.
老(おい)の身に青みくはゆる若菜かな
（ 向井去来 ）
（ Mukai Kyorai ）
649.
老残や時を超えたる花であれ
（ 佐藤鬼房 ）
（ Satou Onifusa ）
650.
年をとってくると分かります。
単純に生きることが、
どれほど難しいことか。
そして、単純に生きるということが、
どれほど勇気を必要とすることか。
そして、単純に生きるということが、
どれほど力強いものか、ということが。
（ 坂田信弘 ）
（ Sakata Nobuhiro ）

651.
近頃の人は、
怒らぬことをもって知識人であるとしたり、
人格の奥行きと見せかけたりしているが、
そんな老成ぶった振る舞いを
若い奴らが真似するに至っては言語道断じゃ。
若い者は、怒らにゃいかん。
もっと怒れ、もっと怒れ。
（ 吉川英治 ）
（ Yoshikawa Eiji ）
652.
いくら年をとり、知識を積んでも、人間には、人間本来の迷いの火ダネが、白骨になるまでは、なくならないものらしい。
（ 吉川英治 ）
（ Yoshikawa Eiji ）
653.
老年とは思い出に生きるものだとは、
人間の弱さを蔽(おお)う飾り文句であろう。
（ 大佛次郎 ）
（ Osaragi Jirou ）
654.
生まれてから死ぬまでを
人の進化だとすると、
年をとることは
老いではなく進化だ。
（ 小泉今日子 ）
655.
結局、子供は家庭の付録にすぎないんです。
子供の心配するくらいならば、
自分の老後のことを考えた方がいい。
子供の幸せは親がつくるものではない。
ほっといても子供が自分でどうにかします。
（ 山中恒 ）
（ Yamanaka Hisashi ）
656.
老いての後学(こうがく)
（ 日本のことわざ・格言 ）
（ Nihon saying ）
657.
としとしに　わが悲しみは深くして
いよよ華やぐ　いのちなりけり
（ 岡本かの子 ）
（ Okamoto Kanoko ）
658.
子どもにはこういう本、
大人にはこういう本、
老人にはこういう本というような、
壁で囲むような考え方は、
わたしたちにとっての本の世界を
すごく狭く小さなものにしてしまう。
（ 長田弘 ）
（ Osada Hiroshi ）
659.
飲食に哭(な)きいさつるも生御霊(いきみたま)
（ 谷口智行 ）
（ Taniguchi Tomoyuki ）
660.
短日(たんじつ)や晩年日記とびとびに
（ 秋元不死男 ）
（ Akimoto Fujio ）

661.
老ひそめて花見るこゝろひろやかに
（ 飯田蛇笏 ）
（ Iida Dakotsu ）
662.
老いらくのかしづくごとく菊に住む
（ 上林白草居 ）
（ Kanbayashi Soukyo ）
663.
意地いまだ通し通して生身魂(いきみたま)
（ 鈴木真砂女 ）
（ Suzuki Masajo ）
664.
ものの芽に躓(つまず)きてより口軽し
（ 橋閒石 ）
（ Hashi Kanseki ）
665.
老い皺(しわ)を撫(な)づれば浪(なみ)かわれは海
（ 三橋敏雄 ）
（ Mitsuhashi Toshio ）
666.
ボランティア　するもされるも　高齢者
（ 合田杉朗 ）
667.
母の日や老いても母の恋しくて
（ 大平保子 ）
（ Oohira Yasuko ）
668.
病歴も自慢のひとつ生身魂(いきみたま)
（ 多田鬼堂 ）
669.
老いらくの手をとり合うて魂迎(たまむかえ)
（ 鈴鹿野風呂 ）
（ Suzuka Noburo ）
670.
過去に目を向ければ、
いまの自分がいちばん年老いているが、
未来に目を向ければ、
いまの自分がいちばん若いのである。
まったく年齢には関係ない。
（ 森村誠一 ）
（ Morimura Seiichi ）

671.
老(おい)の恋　惚(ほ)れる惚(ぼ)けるも　同じ文字
（ 池田又昭 ）
672.
母がだす　「アレアレ」クイズ　超難問
（ 堀田薫 ）
673.
立ちあがり　用事忘れて　また座る
（ 渋谷史恵 ）
674.
としなみのくくりて行(ゆく)や足の下
（ 向井去来 ）
（ Mukai Kyorai ）
675.
三時間　待って病名　「加齢です」
（ 大原志津子 ）
676.
ぼうぼうと老いの童謡しゃぼん玉
（ 八木三日女 ）
（ Yagi Mikajo ）
677.
古びゆく手足いとおし旱星(ひでりぼし)
（ 池田澄子 ）
（ Ikeda Sumiko ）
678.
少年は必ず老いて夏惜しむ
（ 八田木枯 ）
（ Hatta Kogarashi ）
679.
若い人には若い日の花があるのと同時に、
老いたる人には老人の日の花があるのだ。
（ 大佛次郎 ）
（ Osaragi Jirou ）
680.
諸君、体の動くうちが華(はな)だぞ。
頭の中で考え込んでいる間に、
時間はどんどん過ぎてしまうのだから。
（ 石ノ森章太郎 ）
（ Ishinomori Shoutarou ）

681.
3．（年をとったら）お金の欲を捨てなはれ
なんぼゼニカネあってでも
死んだら持って行けまへん
あの人はええ人やった
そないに人から言われるよう
生きているうちにバラまいて
山ほど徳を積みなはれ
山ほど徳を積みなはれ
（ 天牛新一郎 ）
（ Tengyuu Shinichirou ）
682.
1．年をとったら出しゃばらず
憎まれ口に、泣きごとに
人のかげ口、愚痴言わず
他人のことは誉めなはれ
聞かれりゃ教えてあげてでも
知ってることでも知らんふり
いつでもアホでいるこっちゃ
いつでもアホでいるこっちゃ
（ 天牛新一郎 ）
（ Tengyuu Shinichirou ）
683.
老人ホームは、お洒落な二枚目のお爺さんを探しています。
素敵なお爺さんがいるだけで、
お婆さん達が、みんないい（=素敵な）お婆さんになりますから。
（ 永六輔 ）
（ Ei Rokusuke ）
684.
浅はかな奴ら、愚かな奴なり。
死は悼(いた)むも、
若さの革の朽ちるのを嘆かざる奴らは。
（ テオグニス ）
（ Theognis ）
685.
5．（年をとったら）昔のことはみな忘れ
自慢話はしなはんな
わしらの時代はもう過ぎた
なんぼ頑張り力んでも
体がいうこと聞きまへん
あんたはえらい、わしゃあかん
そんな気持ちでおりなはれ
そんな気持ちでおりなはれ
（ 天牛新一郎 ）
（ Tengyuu Shinichirou ）
686.
すべての年寄りは二つの間違いをやらかす。
可能性のない希望と極度のケチ。
（ アラブのことわざ・格言 ）
（ Arab saying ）
687.
私は老年になって、
家内に先に死なれる事を
極度に恐れるようになった。
よく串戯(じょうだん)に私が死んだら、
翌日死んでもいいが、
先に死ぬのは絶対に困るといっている。
（ 志賀直哉 ）
（ Shiga Naoya ）
688.
老人の背に貼りつきし余寒(よかん)かな
（ 八田木枯 ）
（ Hatta Kogarashi ）
689.
老木のふっと木の葉を離しけり
（ 大串章 ）
（ Oogushi Akira ）
690.
老いとは、要するに生きたことに対する懲罰にほかならぬ。
（ E・M・シオラン ）
（ E. M. Cioran ）

691.
老人だから……と言われ、自らを老化させてしまうのはダメよ。
（ 塩月弥栄子 ）
（ Shiotsuki Yaeko ）
692.
肉体的にだんだんと衰える、
下り坂を下ることのなかに、
人間としての成長を見出す
という逆説を考えなくては、
本当の意味での老人の適応ということはあり得ない。
（ 河合隼雄 ）
（ Kawai Hayao ）
693.
我々はみな酔わねばならぬ！
若い頃というのは酒がなくとも陶酔の時。
老いて酔えば再び若返る。
それほどそれは素晴らしい徳。
毎日の生活の憂さは憂さを生む。
その憂さ晴らしをしてくれるのが、このぶどうの酒だ。
（ ゲーテ ）
（ Goethe ）
694.
人間いくつになっても、
可能性がある。
（ 三浦雄一郎 ）
（ Miura Yuuichirou ）
695.
愛と優しい心を秘めた宝石箱を、友人が死ぬまで閉じっぱなしにしてはいけない。
蓋(ふた)を開けて友人の人生を甘美さで満たしてあげなさい。
耳が聞こえ、心臓が感動で震えるうちに、楽しい朗らかな言葉をかけてあげなさい。
（ ヘンリー・ウォード・ビーチャー ）
（ Henry Ward Beecher ）
696.
熟年離婚なんて言葉も浸透してきちゃったけど、老いてから別れるのはもったいないわよ。
（ 樹木希林 ）
（ Kiki Kirin ）
697.
子どもが老いた親に孝行する、という考え方はまちがっている。
精神的、肉体的に健康を保たせるには、ほったらかしにしておいて、生き甲斐のあることを続けさせることだ。
（ 中村武志 ）
（ Nakamura Takeshi ）
698.
「少年老いやすく」とよく言うが、正しくは「少女老いやすく」である。
（ 七瀬音弥 ）
（ Nanase Otoya ）
699.
人は四つのものを数えられない。
自分の罪、自分の年、自分の借金、そして自分の敵。
（ イラン（ペルシャ）のことわざ・格言 ）
（ Iran saying ）
700.
社長業を長い間楽しんでやる人がいるとすれば、それは働いていない証拠です。
社長を長くやると、当たり前ですがまず年を取る。
年を取ればボケてきます。
しかも、現代の社長は外国為替、コンピューター、新技術といろいろな分野で、高度に専門的な判断を迫られます。
知力も気力も充実したテクノクラートでないと務まらないんです。
（ 藤崎章 ）

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