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フランソワーズ・サガンの名言
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1.
自由になれるのはお金しだいです。
2.
破滅するのは私の自由です。
3.
お金は、
持っている側だけでなく、
持っていない人たちをも支配してしまいます。
4.
女の子の場合、どんなに幼くても
恋愛のことなら心得ているものよ。
年をとるにしたがって培われるのは、
愛に傷つく能力ね。
5.
彼らが金持ちなのは、
自分の金を守ることに成功したからであり、
それはつまり
一日に十回は他人に「ノー」と言ったということなのだ。
6.
あなたのプレゼントなんか欲しくないわ。
欲しいのはあなたよ。
あなただけ。
7.
優しさのない人とは、
相手ができないことを求める人です。
8.
ハッピーエンドで終わる偉大な小説はありません。
9.
お酒はいつも私の良き共犯者でした。
10.
お金は今の社会では防衛手段であり、
自由になれる手段です。
11.
理想の結婚というのは、
毎朝毎晩、一緒に暮らしている相手が
誰よりも好きであることです。
12.
想像力は最大の美徳です。
頭、心、知能、すべてに関わりがありますから。
13.
無頓着はひとつの生き方だ。
14.
（恋の相手に）尊敬されてしまったら、
恋はおしまい。
15.
陽気でいることは、一種の礼儀です。
16.
結局、いい夫（妻）とは、
法律の上でも結ばれているいい恋人なのです。
夫（妻）と恋人との間に
本質的な違いがあるとは思いません。
17.
恋愛は孤独に対する唯一の緩和剤です。
18.
したい、欲しい、やってみたい
──そういうことで恥じ入ることなんかないわ。
もう欲しくない、できない、したくない、
ということこそ、恥ずべきことなのよ。
嫌悪すべきものは
行き過ぎたこと（＝事柄）ではなく、不充分なこと（＝事柄）よ。
19.
行き過ぎ……つまり過剰ということのあとにしか、
本当の充足ということはあり得ないのではないか。
20.
私はいつも自分の怠慢を最大限に利用しています。
怠慢さは大切です。
多くの場合、時間を無駄にして本が完成するのです。
夢想にふけったり、何も考えないことで。
これを虚(むな)しいと思ったり退屈だと思うことはありません。
21.
ひどく苦しい時は誰でも孤独です。
深い愛情を持ってくれる人たちでさえ、どうすることもできないのです。
22.
嫉妬している人は、
それを隠すべきです。
最低限の礼節だと思います。
23.
自立し、自由を求めることは、
人生に対する強い意欲の表れです。
私は自分が自由であることに、
本当に情熱を注ぎました。
24.
ある程度冷酷にならないと、
お金持ちではいられない。
富とは、断るということに結びつきます。
だからお金待ちは、
私からしてみれば信用のおけない人間なのです。
25.
不幸であることは、
品位を落とした状態なのです。
26.
試練が人を育てるという考えは、まったくの嘘。
不幸から人間は何も学ばない、
大打撃を受けるだけです。
幸せな時のほうが、
学ぶことがずっと多いのです。
27.
私は人生を忘れるためにお酒を飲んだことは一度もありません。
逆に人生を加速させるためなのです。
28.
恋愛とは、絶え間のない愛情、優しさ、ある人の不在を強く感じること。
29.
個人的に私がいちばん重要だと思うものは、優しさです。
真の知性の基準になるものです。
30.
人は、ある程度の年齢に達すると、
他人に対して自分に都合のいい感情しか抱かなくなります。
（自分の中の）相手の占める位置を、
こちらが設定するようになるのです。

31.
自立していれば、
他の人たちの意見や世の中の風潮、
たとえば、どのようにすれば幸せになれるか、
といったバカげたスローガンなどから
自由でいられます。
32.
嫉妬という感情は、
いつも私をぞっとさせる。
（私の嫉妬によって）
私の愛が殺されてしまうからだ。
33.
私が浪費したと人が呼ぶものに対して、
私はどうしても後悔できません。
34.
想像力があれば
他人の身になれる。
ということは、相手を理解できる。
したがって相手を尊重できるわけです。
35.
人は恋愛においても
普通の人生においても
所有したがりますが、
これは恐ろしいことです。
他人の幸福を忘れてしまうのですから。
36.
「あなたにとって知性とは？」
「ひとつの問題に対して多くの視点から考えられる能力。
　視点を変えて学ぶことができる能力」
37.
自立と自由は私の武器です。
38.
自分自身を愛さずに、
二人の人間を同時に愛することなんてできない。
39.
年をとることをこわいとは思わないわ。
こわいのは、外出してもそれがアヴァンチュールではなくなることよ。
40.
恋愛における最大の罪、最も重大な裏切りは、
他の人（＝異性）のことを想像し、夢見ることなのだ。

41.
人類共通のひとつの大きな不幸は、
自己を拒絶してしまう不幸である。
本来の自分とは逆のものを求める情熱が、
注意深く隠蔽(いんぺい)されながらも、
たぎりつ続ける不幸である。
42.
人間はひとり孤独に生まれてきて、
ひとり孤独に死ぬのです。
だからその間はなるべく孤独にならないよう努めるのです。
43.
人はいつも肉体的な条件に依存しているのだ。
44.
人間と孤独、あるいは、人間と恋愛との関係。
それが人間の存在の基盤になっていることは確かです。
45.
恋とは、ただひとりの人にしか何も話したくないということ。
46.
私自身はあまり勤勉なほうではありません。
続けるだけです。
続けているうちに最後には（終わりが）見えてくるのです。
47.
幸福な時が正しくて、
不幸な時は間違っている。
48.
結局、礼儀正しさとは、
他人の気持ちを思い浮かべることです。
互いに尊敬し合おう、
という漠(ばく)とした配慮を抱いて。
49.
わたしは孤独が好きです、でも他人には愛を感じていますし、好きな人にはとても興味を持っています。
ですから、人生の小さなドラマに対して、自分を嘲弄して、ユーモアをたっぷり持つことが必要だと思うのです。
それでユーモアを持つための第一段階は自分自身を嘲笑うことだと思います。
50.
私にとって軽率さとは、
エレガントなもの。
うまくいかない時の避難場所です。

51.
人の孤独と、
孤独からどのように人が逃れようとするのかが、
私にとって最も大切なテーマなのです。
52.
恋愛とは、
まずは自分を語りたいという欲求であり、
自分が存在していること、
しかも魅力的に存在していることを、
相手からの視線の中に認めたいという欲求なのです。
53.
私にとっては、どんな人ももろくて弱いのです。
54.
自立とは、
自分自身を見つめ、
自分の立ち位置を理解することです。
55.
自分の不幸が好きな人もいますが、
私はそんなのは嫌いです。
幸せな時のほうがより学べるし、
より人間的になると思うのです。
56.
自立とは、トレーニングしなくてはならない筋肉のようなものです。
57.
恋人との生活の要求が、
自分自身の生活とうまく噛み合うように
恋愛生活設計している女友達がいます。
これが老いです。
感情（＝恋愛感情）のほうが、
第二の本能である生活習慣に従うのです。
58.
お金があれば、
雨の日にバスが来るまで列に並ばなくて済みますし、
飛行機に乗って晴れた国に行くことも可能になるわけです。
59.
冷酷で明白な事実として、
人は今日、
聡明であろうと愚かであろうと、
敏感であろうと鈍感であろうと、
活発であろうと不活発であろうと、
たいがい三つの圧制の被害者なのです。
アルコール、薬物、精神安定剤。
60.
記憶というのは、
想像力とまったく同じくらい
気まぐれで予測できないものである。

61.
私はこれから述べることの
完全な客観性も完全な真実性も保証しない。
私に保証できるのは
現在の私の誠実さだけである。
62.
唯一の道徳は美にあるのです。
63.
人を踏みにじるような人間の底に、実は優しい、傷ついた心が潜んでいるなんて言わないでください。
人間はその人の行動以外の何ものでもありません。
64.
結局、結婚というものには、単純な選択が存在しているのです。
妥協を重ねながらでも、その人と暮らしていたいか、あるいは、一緒に暮らした場合の妥協の苦しさが、二人でいる時の楽しさを超えてしまうか、どちらかなのです。
65.
私は孤独を学んでそれを評価（＝分析）しています。
私にとって孤独というのは、不変で、伝達不可能で、わりに混乱していて、つまりほとんど生物的なまでの自我を意識することなのです。
66.
幸せを求める最善の道は、常に死という概念（＝人はいつか死ぬということ）を念頭に置いて生きることかもしれません。
67.
私は貧困や金銭的な難問題を経験したことがない以上、自分の知らない、あるいは自分が直接感じたことのない社会問題を語ったりして、俗に言うように「うまく金儲けをする」ことはしない。
68.
愛することは、ただ「大好き」ということだけではありません。
特に大切なのは、相手を理解することです。
理解するというのは、見逃すこと、余計な口出しをしないことです。
69.
道徳というものがあるとするならば、それは人を律するものであって、戒めるものではありません。
70.
私は、「世代」という言葉をあまり信用していない。
結局あるのは、個人個人のストーリーでしかない。

71.
（共に味わえる笑い）
たとえ情熱的に愛し合う恋人同士でも、もしこれが欠けているならば、重要な局面で溝が生じるに違いないほど大切なもの。
第三者には一見不可解な別離も、逆にまったく不釣り合いにしか見えないような愛も、実はこうした笑いを共有できるかどうかが鍵になっていることがある。
72.
たとえ性格的に合わない部分があったとしても、ともに笑いを味わえるかどうかが、人間関係において決定的に大切な、何かなのだ。
73.
大笑いするということの中には、理屈では説明できない何か神秘的な、圧倒的なものがひそんでいる。
それは人間の、まるで迷路のような精神構造の中で、ときおり音を立てて爆発する何かだ。
74.
スピードへの情熱は、情熱的恋愛にも少し似ています。
全エネルギーを投入し、自分の情熱の完全な虜になっているわけですから。
75.
人は皆、自分で思っているより、あるいは周囲から思われているより、はるかに繊細で感受性があって、孤独だ。
76.
感情はどこでも同じです。
環境が違っても変わりないのです。
人間を深く掘り下げていくことは、発明発見を追い求めるよりずっと人間を知るようになります。
77.
だいたいの場合、人生は、人生のあるべき姿とはまったくかけ離れたものになってしまっています。
人は折れてしまうのです。
でなければ人間の中の何かが折れてしまうのです。
78.
子供が欲しいというのは、大昔からの、原始的で野蛮な本能で、自分の作った生き物を見たいということです。
79.
書くということは、すでに知っていることを創作すること。
自分の知性や記憶、心、好み、直感、弱さをすべて寄せ集めること。
80.
私が友人に求めるのは、ユーモアと下心のない態度。
これは友情の最も大切な美点です。
ユーモアとは、頭が良くてもったいぶらないこと。
下心のない態度とは、寛容で親切ということです。

81.
人の話を聞いている時に、急に相手は（いつか）死ぬのだと思うことがよくある。
そうすると話の聞き方が変わってくるのです。
本当の姿に戻された相手が見えるのです。
本当の私たちの姿が。
それで彼らの演技する芝居を追い払って、どうしてそんなふうに動き回るのか、真面目になるのか、傲慢な態度をとるのか、聞きたくなるのです。
82.
友達というものは、あまり無関心でいると失ってしまうけれど、理解しようとしすぎても、失ってしまうのです。
83.
自信をなくすことのない人なんているのでしょうか。
私は自信を持つ時がありません。
だから物を書いているのです。
84.
多くの人は何かをする時に、「どうしてそれをするのか」、その理由や目的を考えないで、「どのようにしてすればよいか」、方法ばかり考えている。
85.
男たちのうっとりとしたまなざしは、食べ物や薬よりよっぽど女を元気にしてくれる。
86.
みな誰もが孤独を感じ、あなたと同様、ほとんど死以上に、生きることを怖れているのだ。
87.
僕には、現在だけが興味があるんだ。
そして、現在だけが、僕を満たしてくれるんだ。
88.
自分に逆らう人間はいないと思っている男は、たまたまそういう場にばかりいるというだけのことだ。
89.
お金は使うためにある。
流れる水は濁らない。
90.
私が本当に孤独を感じるのは、大勢の友達に囲まれている時が多いのです。

91.
私はある感情が生まれ、死ぬまでのことを描きたい。
それをするために一生を費やす。
けれど何百万ページ書いたとしても、限界に触れることはない。
92.
私は限界（これで終わりという底）などないということを発見した。
人間に関する「真実」というものは、いたるところにあり、そして私はそれを知りたいけれども、けっして完全に知ることはできない。
93.
大事な男友達を失いたくなかったら、彼とは結婚しないこと。
94.
生きるということを学ぶのに、年齢は関係ありません。
そもそも人が生きるというのは、再出発すること、再開すること、「息を吸い直す」ことの繰り返しではないでしょうか。
95.
太古以来、それは同じ懇願であり、同じ恐怖、同じ要求なのだ。
つまり、私をひとりぼっちにしないで！
ということだ。
苦労して新しいこと（＝作品テーマ）を探し回る必要はないのだ。
あらゆる文学、あらゆる音楽はこの叫びに由来する。
96.
自殺は他人に自分の死を押しつける行為、エレガントな自殺なんて稀(まれ)です。
97.
人生の小さなドラマに対して、自分を笑って、ユーモアを持つことが必要だ。
98.
何年生きたかではなく、生き方そのものが問題なのです。
99.
私がいちばん心打たれるのは、知っている人にしても、昔知っていた人にしても、あるいは自分自身にしても、皆が感じるその絶え間ない孤独のようなもので、これはけっして軽いテーマ、小さなテーマではありません。
100.
私たちは生まれてくるとき、大声で泣くでしょ。
あとの人生は、この泣き声の余韻でしかないの。

【 精神を動かす 】
【 意義のある仕事をなす 】
【 全ての人は俳優 】
【 夢を奪われる 】
【 自由に決める 】
【 混乱を収める 】
【 エネルギーの変換 】
【 大きな苦しみ 】
【 アジア固有 】
【 やりがいのあることを見つける 】
【 プログラマー 】
【 潜在意識に刻印 】
【 専門知識を使う 】
【 自分の人生を生きる 】
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