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101.
人はみな本来純白であることを信じてゆけ。
（ 盤珪永琢 ）
102.
もし人が天使より少ししか劣っていないとしたら、
天使を作り直さなければならない。
（ メアリー・ウィルソン・リトル ）
103.
家族を愛するということは本能なんだ。
人間は家族を愛せずにいられない動物なんだよ。
だから、その家族を愛せない、そして愛されないということは苦痛なんだ。
（ リチャード・H・モリタ ）
104.
社会の主(あるじ)は人間である。
黄金の奴隷となるな。
（ 出光佐三 ）
105.
（人は）働くことを知って人間になり、
（馬は）山を越えて馬になる。
（ モンゴルのことわざ・格言 ）
106.
「いただきます」は、食事の挨拶として大切な言葉。
肉も魚も穀物も、すべて他の命の犠牲の上で自分が生きていることを感謝しながら、言いましょう。
これが言えるからこそ、人間です。
（ 美輪明宏 ）
107.
人は弱き不幸な動物である。
彼の霊魂に神の火の燃ゆるまでは。
（ トルストイ ）
108.
人間とは、常に人間になりつつある存在である。
（ 谷川徹三 ）
109.
人間は生き方に迷うておる存在ですね。
他の動物には、おそらく生き方ということにおいて迷いはないのでしょう。
いかに生きるか、どういう生き方をするか、ということは身体の本能が知っているわけですね。
人間だけは、いかに生きるべきかということに迷うのです。
（ 宮城顗 ）
110.
人間は安物買いをする動物である。
他の動物はそんなことはしない。
（ アダム・スミス ）
111.
人間はあやまちを犯さずには生きられない、可哀そうな存在だ。
（ 丹羽文雄 ）
112.
救われるということと、
救われた気になるということは、
全く質を異にした事柄なのです。
救われた気になることこそ
人間を本当の救いから
一番遠ざけてしまうのでありましょう。
（ 廣瀬杲 ）
113.
人間には皆、善事を行おうとする本能がある。
（ 太宰治 ）
114.
人間が動物や虫や石よりもエライと考えるようになってから、人類はおかしくなったのではないか。
（ 水木しげる ）
115.
人間は本来、社会的な動物である。
（ アリストテレス ）
116.
人間は他のどんな動物よりも病弱であり、不安定であり、変化しやすく不確定である。
人間は病める動物なのだ
（ ニーチェ ）
117.
人間の愚かさをまなぶために、本は読むべきだ。
地球上でもっとも思いあがっているのは
まちがいなく人間だろう。
（ 長田弘 ）
118.
人間は、他者に強制することをとりわけ好む動物だ。
他者に強制することによって、自分が偉くなったような気がするからである。
一度この味をしめた者は、強制できる既得権をなかなか手放したがらない。
強制する権利や資格が本来はない場合であったとしても。
（ ながれおとや ）
119.
人間は死期が近づくにつれて、どんなに俗な野暮天(やぼてん)でも、奇妙に、詩というものに心をひかれて来るものらしい。
辞世の歌とか俳句とかいうものを、高利貸でも大臣でも、とかくよみたがるようではないか。
（ 太宰治 ）
120.
人間は安泰(あんたい)の中に満足を見出すべきである、と言っても無駄である。
人間に必要なのは行動である。
そして、もし行動が見つからない時には、人間はそれを創り出すであろう。
（ シャーロット・ブロンテ ）
121.
人間が「本物の人間」であるための基本的な条件の第一は、「不完全性の自覚」から滲(にじ)み出てくる謙虚さ。
（ 芳村思風 ）
122.
労働力を呼んだが、
来たのは人間だった。
（ マックス・フリッシュ ）
123.
宗教は、人間が人間である限り有るものである。
宗教は動物にはない。
（ 鈴木大拙 ）
124.
人間を他の動物と分けるものは言葉である。
言葉がなければ人間は、考えを述べることができないばかりか、考えをまとめたり、考えを発展させることができない。
いや、“考え”そのものも存在させることができない。
（ 田島諸介 ）
125.
自然はすこしも変わりません。
変わるのは人間だけです。
（ 吉本隆明 ）
126.
「自分は、死ぬところに向かって生きているんだ」と、
なにかにつけて考えていればいいんだよ。
（ 池波正太郎 ）
127.
人間の愚かさ。
「人間の」は余計だ。
愚かなのは、人間以外にない。
（ 塚本邦雄 ）
128.
人間は道を選べる。
それが、人間の値打ちなんだ。
（ 【映画『エデンの東』の名言】 ）
129.
人間は犬を所有するが、
猫は人間を所有する。
（ カレン・L・オーヴァーオール ）
130.
生きることをやめる権利は、
人間にはありませんよ。
（ 三浦綾子 ）

131.
人間は道を選ぶことができる。
それこそが人間の人間たるゆえんだ。
（ 【映画『エデンの東』の名言】 ）
132.
人間は現在の自分を拒絶する唯一の生きものである。
（ アルベール・カミュ ）
133.
人間は、自分でルールをつくって自分でたのしんでいる動物である。
（ 田辺聖子 ）
134.
過失を犯すことは人間的である。
許すことは神的である。
（ アレキサンダー・ポープ ）
135.
動物と違って、人間は世界の中に生きているだけではなく、世界とともに生きている。
（ パウロ・フレイレ ）
136.
人は許しながらなお残酷になれるし、
罰しながらなお慈悲深くなれる。
（ アウグスティヌス ）
137.
地球上には
人間より弱いものはいない。
（ ホメロス ）
138.
誤るのは人、許すのは神。
（ 西洋のことわざ・格言 ）
139.
人は誰しも、全ての者の影なのだ。
（ ポール・エリュアール ）
140.
人間が他の動物よりも賢くて強くて繊細で高級だというのは、
単に人間自身の尺度でもって他の生物たちを価値評価した結果でしかない。
（ 竹内芳郎 ）

141.
人間の価値はダイヤモンドのそれと同じであって、
大きさ、純粋度、完璧さの一定の範囲内では、
値段が固定し示される。
だが、この範囲を超えると
値段がつけられず、
買い手が決してつかない。
（ シャンフォール ）
142.
結婚生活を末永く導いてゆくものは、
普通の意味での恋愛でもなく、
また情痴の世界でもなく、
それらを経た後に来る慈悲
――人間のあるがままの姿への愛情であろう。
（ 亀井勝一郎 ）
143.
人間は、唯一の罪深い動物である。
（ ジョン・スタインベック ）
144.
平和は人間の幸福なる自然状態であって、
戦争は人間の堕落であり、恥辱である。
（ ジェームズ・トムソン ）
145.
人間は生きることが全部である。
死ねばなくなる。
（ 坂口安吾 ）
146.
およそ人を扱う場合には、相手を論理の動物だと思ってはならない。
相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、自尊心と虚栄心によって行動するということを、よく心得ておかねばならない。
（ デール・カーネギー ）
147.
人間はこの宇宙の不良少年である。
（ ジェームズ・オッペンハイム ）
148.
人間は万物の尺度だ。
（ プロタゴラス ）
149.
われわれは、
人間の美しさ強さをありがたがるが、
しかし、同時に
人間の醜さや弱さもありがたがっていいのじゃないだろうか。
（ 武田泰淳 ）
150.
好むと好まざるとによらず、
人間はものを思う存在である。
（ ウィリアム・テンプル ）

151.
人間は固い水晶に穴を穿(うが)ちながら、
ゆっくりとすすんでゆく。
（ サン・テグジュペリ ）
152.
女性である前に
まず人間であれ。
（ 野上弥生子 ）
153.
人間が人間である中心にあるものは、
科学性でもなければ、論理性でもなく、理性でもない、
情緒である。
（ 岡潔 ）
154.
人間たちは彼ら自身に似せて神を作る。
（ オルダス・ハクスリー ）
155.
身分なんて
金貨の打ち模様、
人間こそが地金だい！
（ ロバート・バーンズ ）
156.
人間は道具を使う動物である。
道具なしでは無であり、道具があると全てである。
（ トーマス・カーライル ）
157.
みずからを憎しみ、みずからを蔑視するのは人間のみであり、他の生物には見られない独特の一種の病気である。
（ モンテーニュ ）
158.
現代の人間の本分は、
人類の救済のために努めることである。
なぜならば、
人間が威厳を持てば、
この世で不幸な人が少なくなり、
幸福な人が増えるからである。
（ ホセ・リサール ）
159.
死者のこと、弔いますよね。
そんなことする動物は人間だけだそうですよ。
だったらきちんと弔わなきゃね。
（ 永六輔 ）
160.
伝統が生き残っていくためには変わらなきゃ。
だって人が変わってるんだもの。
変わらなきゃ残れないよ。
（ 永六輔 ）

161.
すべて起こることには理由がある。

時には、人間の英知を超えた偉大な運命とも呼べる力が、
私たちの人生を導いていく。
（ ロバート・J・ペトロ ）
162.
人間が人間性を無視するのは、人間の理性の誤りである。
（ ヴォーヴナルグ ）
163.
人間ってものはね、
どんな人間でも可能性としては
宝を内に秘めている。
（ 谷川徹三 ）
164.
人間は何(なん)と人間らしからぬ沢山の望みを抱き、
とどのつまりは何とただの人間で止(とど)まる事でしょうか。
（ 小林秀雄 ）
165.
人間の存在というものの根本的価値を、自然的な人間に求める。
（ 吉本隆明 ）
166.
もしあなたがじっと静かに待つことができないのなら、
神が望まれたとおりの人間になることはできません。
（ スー・モンク・キッド ）
167.
人間各々(おのおの)一様に耳目鼻口(じもくびこう)を具備する動物だ。
この間に一頭地を擢(ぬ)かんとするは大概の事でゆくものか。
（ 勝海舟 ）
168.
人間とは自らが紡ぎ出した意味の網の目に支えられた動物であり、この網の目こそがまさに文化とよばれるものである。
（ クリフォード・ギアツ ）
169.
われわれ人間には「演ずる」という本能がある。
人生は涙の谷であって、たのしいことよりは辛いことのほうが圧倒的に多い。
この辛さを幻想の力をかりて少しでも美しくして、やわらげていくほかに救われようがない。
これがつまり演劇性である。
（ 井上ひさし ）
170.
親鸞にとっては、悪人というのは人間ということの別のいい方だ。
世間ふうの人間らしい欲望をもち、
人間らしい欲望をすてきれないひとのことをいっているのだ。
（ 丹羽文雄 ）

171.
人間は、
一つの言葉、一つ名の記録のために、
さすらいをつづけてゆく動物である。
（ 寺山修司 ）
172.
人間は死を怖れる。
ちょうど子供が暗闇を怖れるように。
そして子供のうちのこの怖れが色々な物語によって大きくなるのと同じように、
死への怖れも大きくなる。
（ フランシス･ベーコン ）
173.
自分の苦しみにおいて
人間の苦しみに出会っていく。
自分だけが、と思っていたのが
実はそうではなかった。
（ 宮城顗 ）
174.
象は牙、人は言葉。
（ カンボジアのことわざ・格言 ）
175.
人間とか人生とかの味わいというものは、
理屈では決められない中間色にあるもんだ。
（ 池波正太郎 ）
176.
人間は、死ぬところに向かって
生まれた日から進んでいる、
それしかわかっていない。
あとのことは全部わからない。
わかっているのは、そのことだけ。
人間は生まれて来て毎日死へ向かって歩み続けているということだ。
（ 池波正太郎 ）
177.
僕は人間の眼が複眼である事を信じている。
謎を作る眼と限界を見る眼と。
（ 小林秀雄 ）
178.
敵は誰？
敵は人間

味方は誰？
味方は人間

殺したのは誰？
殺したのは人間

殺されたのは誰？
殺されたのは人間

人間は誰？
人間は人間

猿と宇宙人の間の居心地の悪さ！
（ 谷川俊太郎 ）
179.
（人間の）改革は外からではなく内から出て来るものでなければならない。
諸君は道徳を立法化することはできない。
（ ジェームズ・ギボンズ ）
180.
人間は、
誰も教えることができないものを、
すでに自分の内に持っている。
（ シモーヌ・シニョレ ）

181.
人間は狂う動物なんです。
集団が戦争していれば個人はまともですが、集団がまともになると個人が狂うんです。
（ 谷沢永一 ）
182.
人間というものは、心構えを変えることによって人生そのものを変えることができる動物です。
（ ジョセフ・マーフィー ）
183.
憎むのは言葉を知ってしまった人間だけ
（ 谷川俊太郎 ）
184.
人間は往々にして小鳥のような行動を取る。
小鳥は目の前の餌だけに注意を奪われ、
鷹が頭上を飛んでいるのに気付かない。
（ マキャヴェリ ）
185.
喜べ！喜べ！
人生の事業、人生の使命は喜びだ。
空に向かって、太陽に向かって、
星に向かって、
草に向かって、樹木に向かって、
動物に向かって、人間に向かって
喜ぶがよい。
（ トルストイ ）
186.
私は、人間をきらいです。
いいえ、こわいのです。
（ 太宰治 ）
187.
「絶望」は人間だけが持つことのできる黄金である。
同じ意味で「酒」とよく似ている。
（ 山本周五郎 ）
188.
弱くて強く、美しくて醜く、
柔軟で逞(たくま)しく、
和(なご)やかで険しく、
神であるとともに忽(たちま)ち悪鬼に変ずるのが
われわれ人間である。
（ 野上弥生子 ）
189.
人間は、自分の中に破壊しがたいものが存在するということを、継続的に信じない限り、
生きることはできない。
（ フランツ・カフカ ）
190.
（人間と動物の）最大の違いは、人間が強い想像力を持っていて、言葉の助けを借りて思考するということです。
（ アインシュタイン ）

191.
人間は、表現された信念である。
（ フィニアス・クインビー ）
192.
人間の歴史は、
一見不寛容によって推進されているようにも思う。
しかし、たとえ無力なものであり、敗れ去るにしても、
犠牲をなるべく少なくしようとし、
推進力の一つとしての不寛容の暴走の制動機となろうとする寛容は、
過去の歴史のなかでも、
決してないほうがよかったものではなかったはずである。
（ 渡辺一夫 ）
193.
自己実現する人こそ、本来の人間なのだ。
それは、何か特別な才能などを加え持った普通の人ではなく、何も奪われていない普通の人間なのである。
（ アブラハム・マズロー ）
194.
自分自身がこの世に存在していることを、
あるいは存在している意義を
意識化できるのは人間の特性だ。
（ 齋藤孝 ）
195.
人は動物だが、単なる動物ではなく、渋柿の台木に甘柿の芽をついだようなもの、つまり動物性の台木に人間性の芽をつぎ木したものといえる。
それを、芽なら何でもよい、早く育ちさえすればよいと思って育てているのがいまの教育ではあるまいか。
（ 岡潔 ）
196.
人間は、その信仰の表現されたものである。
（ フィニアス・クインビー ）
197.
人間も動物も
利己心をむきだしにして競争する姿が当たり前であって、
反対に、利己心を隠し、
社会は利他心で成り立つべきだといいながら、
他人から利益を得るやり方を全員に強制する社会主義は、
人間だけに見られる不自然な生き方なのである。
（ 竹内靖雄 ）
198.
人間のやることに結末などはつけられないのだ。
いつだって、中途半端なのだ。
しかし、それでいいではないか。
そもそも結末をつけようというのが、おこがましい限りだ。
（ 井上靖 ）
199.
人間は、人のワルクチをいっているときの方が、
聞く身としてはおもしろい。
その人間の度合いが、
ワルクチをいうときに露呈するからである。
（ 田辺聖子 ）
200.
人間として生まれると、他の動物にはない誇りが心に生じるのだと思います。
（ 瀬戸内寂聴 ）

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