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1.
悪い評価を気にすることはもうやめよう。
良い評価もあまり鵜呑みにしないほうがいい。
およそ人の評価というものは、
過剰であるか過小であることがほとんどで、
適正であることはあまり望めないからだ。
（ 堀場雅夫 ）
2.
私たちにとって敵とは、「ためらい」です。
自分でこんな人間だと思ってしまえば、
それだけの人間にしかなれないのです。
（ ヘレン・ケラー ）
3.
アノネ
世間の評価や
評判なんてものは
すぐ変わるんだよ
人間のものさしだから

いつでもどこでも
永遠に変わらない
ほとけのものさしを
持つことだね
（ 相田みつを ）
4.
何か夢があって、
（人に）話して、
それいいねってもし言われたら、
それは大したことじゃないと思ったほうがいいですよ、逆に。
（ 須藤元気 ）
5.
人はその最良の部分で評価される権利がある。
（ ジャッド・アダムス ）
6.
他人の判断（＝評価）ばかりを気にしていては、
本当の人間としての責任がもてない。
もし自分がヘマだったら、
「ああ、おれはヘマだな」と思えばいい。
もし弱い人間だったら
「ああ弱いんだなあ」でいいじゃないか。
（ 岡本太郎 ）
7.
誰かからもらった価値観で生きているから、
退屈を感じる。
誰かからの評価にとらわれているから、
苦しみを感じる。
（ 小泉吉宏 ）
8.
低級な芸術家たちは、
常に他人の眼鏡をかける。
（ ロダン ）
9.
（やりたいことは）あくまでも自分自身で探さなくちゃダメ。
他人の評価や意見なんて関係ない。
わがままであってもいいんです。
（ 水木しげる ）
10.
私の実際的な読書の方針は三つある。
１．一年を経過していない本はどれも読まないこと。
２．有名な本のほか読まないこと。
３．好きな本のほか読まないこと。
（ エマーソン ）
11.
アテにならない世間の評価をものともせずに、
自分自身の決めた納得のいく後悔のない生き方をしていくことが大切です。
（ 美輪明宏 ）
12.
他人の評価のために
自らのアイデンティティを妥協させる趣味はありません。
（ 漫画『ぼくらの推理ノート 聖クラリス探偵団』 ）
13.
時間を厳守することの問題点は、
誰もそこにいないから評価してもらえないことだ。
（ フランクリン・P・ジョーンズ ）
14.
老人が司る国は
栄えることがない。
冒険をしないし、
他人を認めないし、
人を疑う。
（ 大山倍達 ）
15.
自分の価値を、
他人の評価で決めてはいけない。
（ レス・ブラウン ）
16.
ヤクザの親分が新入りの子分を心服させるコツは、
どんな小さなところでもよいから、
その男のよい点を発見し、評価し、賞賛し、激励することであるという。
すると劣等感のかたまりだった少年は、
はじめておれの真価を知る人にめぐりあったと喜び、
親分のために喧嘩し、刑務所入りもあえていとわないという。
（ 鎌田勝 ）
17.
我々は自分を評価する物指しを使って他人を評価しないことが、あまりにも多い。
（ トマス・ア・ケンピス ）
18.
誰も認めてくれなくったっていいの。
「わたしっていいなぁ！」って、
ときどきにっこりして、
自分を抱きしめるの。
（ 岡本敏子 ）
19.
１００歳まで生きたからって偉いわけじゃないよ。
１００歳までどう生きてきたかが評価されなきゃ意味がない。
（ 永六輔 ）
20.
悪口は、脅威を感じている人に対して言うのです。
つまり、あなたに悪口を言う人こそが、
あなたの実力をいちばん評価している人なのです。
（ 中谷彰宏 ）
21.
周囲の人からそれなりの評判を得るには２０年かかる。
だが、その評価はたった５分で崩れることがある。
そのことを頭に入れておけば、今後の生き方が変わるはずだ。
（ ウォーレン・バフェット ）
22.
アドバイスは結果を見てから評価されるものだ。
その意図によってではない。
（ キケロ ）
23.
偉大な人物の栄光は、
それを手に入れるために用いた手段によって
常に計られるべきである。
（ ラ・ロシュフコー ）
24.
あまりにも安く手に入るものは、
非常に低く評価される。
すべて高価でありさえすれば、
価値を持つことになる。
（ トマス・ペイン ）
25.
ミスは、
原因や内容より、
ミスした人がどういう態度を示すかで評価される。
（ 樺旦純 ）
26.
人間はその本質によってではなく、
本質と思われるものによって評価される。
（ ブルワー・リットン ）
27.
必要以上の評価を受けたら
（次は）必ず落とされるのだから、
喜んでいると後でがっかりさせられる。
（ 堀場雅夫 ）
28.
生徒の才能を軽視するよりも、
むしろ過大視したほうがよい。
その方が生徒を謙虚にするからである。
（ ゲオルク・ジンメル ）
29.
世間から高く評価されていても、
妻や召使いから見れば、
何一つ優れたところのない人がいる。
家中(かちゅう)の者から絶賛された人など聞いたことがない。
（ モンテーニュ ）
30.
口の虎は身を破り、
舌の剣は命を絶つ。
（ 『十訓抄』 ）

31.
仕事の最中、
仕事そのものにとって、
評価は重要ではない。
第二義の問題である。
（ 鈴木大拙 ）
32.
人は自分達の物差しでしか
他人を量れぬ。
（ 漫画『BRAVE STORY』 ）
33.
自尊心の高い人ほど、
自分を高く評価してくれる人に好意を抱き、
そうでない人には嫌悪感を持つことが多い。
自分に反対意見を言う者は排除し、
自分をほめてくれる者ばかりを近くに置きたがる。
（ 樺旦純 ）
34.
重要なのは、
自分が大切に思っている人に認められることです。
（ 鷲田小彌太 ）
35.
現在の採用システムでは、
人間の成長過程から２０歳くらいの時期だけを切り取って、
人材を評価している。
「遅咲き」の人はチャンスを与えられないのに、
「早枯れ」の人には企業のリソースが注がれることになる。
（ 猪瀬直樹 ）
36.
礼儀正しいかどうかによって、
その人に対する世間の評価も大きく変わってくる。
（ サミュエル・スマイルズ ）
37.
強くなれ。
多くの人間が、
ほんの些細なことで驚くほど傷ついている。
自分に対する評価の低い人ほど、
つまらないことで簡単に気分を害している。
気にしないことだ。
（ 作者不詳 ）
38.
誰からも評価されなくても、
「失敗」という結果に終わったとしても、
結果を出すためのプロセスが昨日よりも改善されていれば、
それが将来の「良い結果」へつながります。
（ 森本貴義 ）
39.
人は自分自身についてよいイメージを保ち、
自尊心を高めたいという欲求を持っている。
また、人から認めてもらいたいと考えている。
そのため、
自分を受け入れてくれる人、
自分を高く評価してくれる人には
好意を持ち、
自分を拒絶する人、
自分を低く評価する人には
嫌悪感を持ってしまいがちだ。
（ 樺旦純 ）
40.
絵と女性は、
キャンドルの光のもとで評価するな。
（ イタリアのことわざ・格言 ）

41.
同じ町内に住む楽士は、
人の心を動かさない。
（ アラブのことわざ・格言 ）
42.
同じ街に住む聖者は、
奇跡を起こさない。
（ フランスのことわざ・格言 ）
43.
遠国(えんごく)の坊さんのほうが上手だ。
（ 中国のことわざ・格言 ）
44.
貞淑な女は雉(きじ)と同じで、
その羽はあまり重んじられないが、
その肉は大いに重んじられる。
（ イタリアのことわざ・格 ）
45.
（鳥は）羽が美しいと身のない肉でも通用する。
（ アイルランドのことわざ・格言 ）
46.
自分の真価は往々にして、
他者によって発見され、（高く）評価されることがある。
（ 池上正治 ）
47.
芸術というものを私がこのように高く評価するのは、
真の芸術作品には、
「熱烈な告白」があるからだ。
（ ジョルジュ・ルオー ）
48.
評価されたければ、
相手を評価することを考えよ。
（ フィリピンのことわざ・格言 ）
49.
人間が他の動物よりも賢くて強くて繊細で高級だというのは、
単に人間自身の尺度でもって他の生物たちを価値評価した結果でしかない。
（ 竹内芳郎 ）
50.
一人の人間の評価と価値は、心と意志の中にある。
そこに人間の本当の栄誉が宿るのだ。
（ モンテーニュ ）

51.
自信とは、
自分の能力が評価される、
自分の人柄が愛される、
自分の立場が誇れる、
そういうことだが、
それより、何より、肝心なのは、
自分で自分を「良し」と納得することかもしれない。
（ 佐藤多佳子 ）
52.
人を本来より高く評価しすぎるという間違いはよくあるが、
本来より低く評価しすぎるという間違いはめったにない。
（ レシチンスキー ）
53.
世の中じゃ１００点とらなきゃゼニもらえん
（ 田中文男 ）
54.
最もよい歌だと言われるのは、三度だけだ。
（ チェコのことわざ・格言 ）
55.
正しい評価に基づく賞讃ほど、人を勇気づけ、自信を与え、挑戦の意欲を燃え立たせるものはない。
しかも、褒めるという行為には、叱ることと同じくらい、時にはそれ以上に、相手に対する関心と愛情が必要である。
（ 中野英男 ）
56.
私たちは、
一年以内にできることを過大評価し、
十年以内にできることを過小評価しがちだ。
（ アンソニー・ロビンス ）
57.
協調性があるとか、無難に立ち回る人間の評価ばかり高くなる組織になったらいけません。
まずはどんな人材がいるのか探索しておき、
しかるべき時期が来たら、ここぞという場所に配置するのです。
（ 井上礼之 ）
58.
従業員から出されたどんなアイデアも、
よいアイデアと見なす。
出されたアイデアは批判しない。
アイデアは評価はしても
間違いとは見なさない。
（ バッド・サイス＆ジャクリン・ウイルヘルド ）
59.
田沼（意次）は今で言えば総理大臣でしょう。
代々、日本の総理大臣は、
よく言われたためしがないんですよ、
いいことをしても悪くとられるんですよ。
田沼の時代からそうなんです。
いいことを認めて、それに協力することをしない。
（ 池波正太郎 ）
60.
入学試験の場合、
平均点ではいい成績とはいえない。
しかし血圧や肝機能なら、
平均点（=平均値）にできるだけ近いほうがいい。
つまり社会は、脳の働きについては、
「異常」をむしろ評価する。
（ 養老孟司 ）

61.
わたしはあなたを、
束縛せずに愛したい。
判定せずに、称賛したい。
侵入せずに、結ばれたい。
強制せずに、誘いたい。
後ろめたさなしに、別れたい。
責めることなく、評価したい。
見下すことなく、助けたい。
あなたも同じようにしてくれたら、
ふたりはほんとうに出会い、
おたがいを豊かにできるでしょう。
（ エリザベス・キューブラー・ロス ）
62.
適正な評価こそ、良い環境作りのスタート。
どんな選手もそれなりの能力と適性を持っているからだ。
それを見つけて買ってやれば、身を入れて野球に取り組む。
集中力も生まれる。
（ 野村克也 ）
63.
人目にふれずこつこつとしっかり仕上げた仕事（作品）は
人生より一足も二足も遅く評価されることが少なくない。
しかし、永く世の称賛を受け続ける。
（ 志茂田景樹 ）
64.
まず自分を愛することから始めなさい。
ユニークで、頑固で、気紛れで、お天気屋で、魅力的で、愚かで、聡明で、素敵で、粋でもある、
あなたという人間を正しく評価してください。
（ キャロル・アドリエンヌ ）
65.
目からウロコが落ちました、と言う人は多いが、
ウロコが落ちただけでは不十分なのだ。
スケジュールを作り、アクションを起こし、
その効果が出てきたかどうか業績を評価する。
（ 大前研一 ）
66.
自分に出来ることを精一杯やる。
虚しく思われても、滑稽に見えても、他人が評価してくれなくても、子供のために種を蒔き、子供の心に種を蒔くのが、親というものです。
そしてその行為は、真に未来につながっているが故(ゆえ)に、断じて虚しいものではありません。
（ 長山靖生 ）
67.
時世に受けやすい仕事（作品）は
人生が充分残っているうちに評価され拍手喝采される。
しかし、死後は忘れ去られることも多い。
（ 志茂田景樹 ）
68.
ファシズムが展開するもととなった精神的体系の創始者たちは、
すべてある共通の特徴を持っている。
彼らは感情や認識の中にではなく、
意志の中に善を求め、
幸福よりも権力を高く評価する。
（ バートランド・ラッセル ）
69.
親は、他人の子どもの能力は
素直に（＝能力の種類によらず公正に）評価できるけれども、
わが子に対してはそれがうまくできません。
それどころか、
能力の価値に高低をつけ、
勉強ができるという能力を最上位に位置付けてしまっています。
（ 小林公夫 ）
70.
時間を自分のものにしてしまえば、
多くの人が、
一年でできることを過大評価していること、
そして、
十年でできることを過小評価していることがわかるだろう。
（ アンソニー・ロビンス ）

71.
協調性がないと他人から言われ、
自分も思って悩んでいる人は、
自分の工夫や、アイデアを臆せず説くべきである。
ただし、他人の批判、非難は控える。
すると他人には独創的人間に映り、
評価が変わる。
（ 志茂田景樹 ）
72.
（中身のない）単なる変わり者は、
世の中の普通の基準で評価されることを避けようとする
弱い卑怯者でしかない。
「変わっている」ということで、
世の中の普通の基準で評価されないですむ
と思っている。
（ 加藤諦三 ）
73.
人間は自分の値打ちを評価することだ。
自分は良いことのできる性質を持っているのだから、
自分を愛すべきである。
（ ポール・ショシャール ）
74.
ユーモアというのはつまらないギャグや下品な笑いと違います。
物を一面からではなく、他の方向から見ることによって、いままでと違う評価をそのものに与えようという試みです。
（ 鎌田實 ）
75.
確率論は本質的に、常識を計算法の形にしたものに他ならない。
我々の公正な良識は、
しばしば、はっきりわからないことがあると、
言わば直観としてそれを受け止める。
だが、確率論はそれを正確に評価せよと言うのである。
（ ラプラス ）
76.
人間が機械（＝計算機）よりも能力が劣ることになったら、
結末は大変まずいことになるだろう。
しかしそれは機械の罪ではない。
そのようなことになったら、
それは人間が自分自身のせいで敗れたのだと
評価すべきである。
（ ノーバート・ウィーナー ）
77.
現在目前に居るその人の心が美しいか醜いか、
純粋さの純度が高いか低いか、
それだけを観る習慣をつける事です。
それを習慣づければ
人間だけでなく世の中の全てが浮き彫りになって見えて来ます。
そうすれば人間の美醜による差別も性差別も貧富の差別も人種差別も
兎に角(とにかく)あらゆる差別が、世界から無くなるのです。
心の美しい人だけが正当な評価を受ける
素晴らしい世の中になるのです。
（ 美輪明宏 ）
78.
「評価」は学習状況の見取りのこと。
子どもたちが今何をどの程度達成しているかを見取ることです。
他方の「評定」は、成績づけのことです。
この「評定」を、私はそろそろ廃止すべきだと考えています。
（ 苫野一徳 ）
79.
質の高い学びのために、
点数評価は多くの場合逆効果である。
学びに成績がからむと、
私たちは実りある学び以上に、
楽をしていい成績を取ることを考えるようになる。
（ 苫野一徳 ）
80.
２０代で勉強を始めて得意分野の歯を生やしてきた人は、
４０歳ぐらいから花開いてくる。
そういう人は会社にとって使い勝手がいいし、
いい意味でひと癖、ふた癖あるから、
お客さんの間でも評価が高まってくるものだ。
（ 大前研一 ）

81.
良識がその値どおりに評価されないのは、
だれも自分に良識が欠けていると思わないからである。
（ サニアル・デュペー ）
82.
自分を一つの軸で評価してはなりません。
異なる複数の軸をもつことです。
すると、浮いたり沈んだり、
自分の中にいろんな動きのあることが見えてくる。
そのやりくり、そのマネジメントこそ
人生なのです。
（ 鷲田清一 ）
83.
評定がある限り、
保護者も子どもも、
さらには先生たちでさえ、
序列化としてのテストという考えからどうしても逃れられない。
（ 苫野一徳 ）
84.
私は孤独を学んでそれを評価（＝分析）しています。
私にとって孤独というのは、不変で、伝達不可能で、わりに混乱していて、つまりほとんど生物的なまでの自我を意識することなのです。
（ フランソワーズ・サガン ）
85.
文学芸術の作品は、
前代の人々の与えた評価を、
自分たちの判断に置き直して、
それが自分にも安定して受けとることが出来るかどうか
ということをみる事が、大切である。
（ 折口信夫 ）
86.
料理というものは、
どんなに有名美味と世に宣伝されても、
食べる人間の好みや舌、そして年齢によって
味が決まる。
例えば入れ歯の有無によっても
評価もかなりちがってくるのが当然だ。
（ 高峰秀子 ）
87.
科学は自然を解釈するだけで、
評価するものじゃない。
（ 小林秀雄 ）
88.
人間は、単一、純粋、純血を高く評価し、
他方の混交、複雑をおとしめてきたけれども、
純一はつねに雑多よりすぐれているわけではないのである。
むしろ、悪しき単純をさけるのが英知である。
（ 外山滋比古 ）
89.
ある対象を批判（＝批評）するとは、
それを正しく評価する事であり、
正しく評価するとは、
その在るがままの性質を、
積極的に肯定する事であり、
そのためには、
対象の他のものとは違う特質を明瞭化しなければならず、
また、そのためには、
分析あるいは限定という手段は必至のものだ。
（ 小林秀雄 ）
90.
科学はつきつめれば
実践的な目標に動機づけられたものである──
つまり橋や爆弾や自然の制御によって評価または正当化されるものである──
という考えは、
科学と技術を混同している。
（ ネルソン・グッドマン ）

91.
自由には二種類あるのです。
したいことをする自由と、
されたくないことをされない自由です。
無秩序の時代にあったのは、
したいことをする自由でした。
今、あなた方に与えられつつあるのは、
されたくないことをされない自由なのです。
それを過小評価してはいけませんよ。
（ マーガレット・アトウッド ）
92.
漫画の神様と言われる手塚先生が医学博士だったことは、
現在漫画家として働いている者達にとっては
実に有難いことである。
神様が立派だったおかげで、
漫画家全体の評価がぐんと上がっていると思われる。
（ さくらももこ ）
93.
本は与えられても、
読書は与えられない。
読書は限りなく能動的で、創造的な作業だからだ。
自分で本を選び、ページを開き、
文字を追って頭の中に世界を構築し、
その世界に対する評価を自分で決めなければならない。
それは、群れることに慣れた頭には少々つらい。
（ 恩田陸 ）
94.
ミュージシャンという存在は
楽曲やステージで評価され、
人々に愛される存在であって、
それ以上でもそれ以下でもありません。
専門外のことについては
特に知識がなくても
全然不思議はないわけです。
（ ロマン優光 ）
95.
ある主題に関する哲学的理論の正しさは、
その主題に関する説明力によって評価されるだけでなく、
関連する他の主題で正しいと評価される哲学的理論との関係性が良いかどうか
（たとえば、互いに整合的かどうか）
によっても評価される。
（ 金杉武司 ）
96.
一体、頭がいいとか悪いとかいう様な言葉は、
恐らく昔はなかったので、
抽象とか理論とかに関する能力如何(いかん)に準じて、
人間の頭を品評する傾向が強くなって、
はじめて現れた不健全な言葉ではないかと思われる。
（ 小林秀雄 ）
97.
何故「冷静」が必要なのか？
驚かないだけが「冷静」ではない。
あの人はいつも冷静だ、と評価されるのは、
不測の事態に際して、
慌てずに的確な指示ができる、
といったように、判断や行動が伴うからだ。
（ 森博嗣 ）
98.
相手がどんな意見を持っていても、
その人物に対して、
味方か敵か、好きか嫌いかといった評価をしない。
（ 森博嗣 ）
99.
父親の七光りでちやほやされる人間は、
有意義な努力をしようとする正常な動機を失なってしまう。
そのような人間は
自分が名門の家に偶然生れた事実を
不当に過大評価する人生観を身につけ、
自分がただ生きているだけで
周囲の尊敬を要求する資格を持つ、
と思いがちである。
自分はほかの人間よりも優れていると思うゆえに、
逆に彼らより劣ることになる。
（ バートランド・ラッセル ）
100.
認知バイアスや感情バイアスが数々発見されたからといって、
「人間は不合理だから、合理的な議論を目指しても無駄だ」
ということにはならない。
（中略）（人間が）本当に合理的になりえないなら、
人間の判断力を評価するための基準も方法ももてなかったはずである。
（ スティーブン・ピンカー ）

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