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哲学者・思想家の名言
☆ １０月９日 ☆
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1.
一つのものが同時に善であったり、悪であったり、そのいずれでもなかったりすることがある。
例えば、音楽は憂鬱な人には善であるが、喪に服している人には悪であり、耳の聞こえない人にとっては善でもなく悪でもない。
（ スピノザ ）
2.
深く執着するものがある者は、
死後自分の帰って行くべきところを持っている。
それだから死に対する準備というのは、
どこまでも執着するものを作るということである。
（ 三木清 ）
3.
恐怖には、恐怖に対する恐怖というものしかない。
（ アラン ）
4.
諸君は相手をだましたと思っている。
だが先方は、だまされたふりをしているのだとしたら、どちらが一体だまされているのか。
（ ラ・ブリュイエール ）
5.
崇敬とは、その人物を崇め敬うことによって自分に何か利益があることを望む感情のことである。
（ デカルト ）
6.
すべて新しい着物の必要なる事業には気をつけよ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
7.
人は食うために生きるのではない。
生きんがために食うのである。
（ ソクラテス ）
8.
経験というものは、人が知識において進めば進むほど、その必要性を感じさせるものである。
（ デカルト ）
9.
人は、「考える」、「自分が思う」とはどういうことかと「考える」ことによって、正しい定規を手に入れることができるんだ。
自分ひとりだけの正しい定規ではなくて、誰にとっても正しい定規、たったひとつの正しい定規だ。
（ 池田晶子 ）
10.
徳にとってまず要求されることは、自己自身を支配することである。
（ カント ）
11.
「このキュウリは苦い」ならば捨てるがいい。
「道にイバラがある」ならば避けるがいい。
それで充分だ。
「なぜこんなものが世の中にあるんだろう」などと付け加えるな。
そんなことを言ったら自然を究めている者に笑われるぞ。
（ アウレリウス ）
12.
自分を分かち与えることこそ、最高の贈り物だ。
（ エマーソン ）
13.
ほほえましい人生を送りたいなら、
まずは気分の良い生活を身につけるべきだ。
（ スピノザ ）
14.
経験を積むということは、
失敗を重ねることである。
（ 谷川徹三 ）
15.
汝自身より優れた忠告を言う者なし。
（ キケロ ）
16.
恋愛を一度もしたことのない女はよく見かけるが、恋愛を一度しかしない女はめったに見かけない。
（ ラ・ロシュフコー ）
17.
不動の心構えの人だけが、本当の優しさを持つことができる。
（ ラ・ロシュフコー ）
18.
部隊長は、兵卒には手の届かない喜びを味わうけれども、また、兵卒の全く与(あず)かり知らぬ悩みも持っている。
これと同じようなことが、他のことにもあてはまる。
（ タタルケビッチ ）
19.
内容なき思惟(しい)は空虚であり、概念なき直感は盲目である。
（ カント ）
20.
君の義務が何であるかを、当の君自身よりもよく心得ていると思い込んでいる連中がいつもいる。
（ エマーソン ）
21.
大人が自然から発足するのと同じように、赤ん坊も、ある意味で自然から出発する。
したがって、発育の初期にある赤ん坊は、自然と一体であり、実に自然が咲かせた花そのものである。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
22.
文化はOSであり、
言葉はネックトップ、
すなわち脳の中に入れるアプリのようなものです。
そのアプリのおかげで
人間には創造性があるのです。
（ ダニエル・デネット ）
23.
人生の幸福にとっては、我々のあり方、すなわち人柄こそ、文句なしに第一の要件であり、最も本質的に重要なものである。
（ ショーペンハウアー ）
24.
誰でもなれるものには、
魅力を感じ難い。
（ 鷲田小彌太 ）
25.
想像力とは魂の目である。
（ ジョセフ・ジュベール ）
26.
我々は、賢明になるためには、
まず馬鹿にならなければならない。
己を導くためには、
まず盲目にならなければならない。
（ モンテーニュ ）
27.
「彼にとり入りたいのか？
　それならば、彼の前に出て当惑のさまを示せ・・・」
（ ニーチェ ）
28.
賢者は知っている。
人は誰でも
生まれつき賢いのではなく、
賢く成るのであり、
しかも全時代を通じて、
ごく小数の人だけが賢者になり得ることを。
（ セネカ ）
29.
ある巨匠の作品を演奏するピアニストが、その巨匠を忘れさせて、まるで自分の生涯の物語を語っているとか、まさに何か体験しているふうに見えたとき、最もうまく弾いたことになろう。
（ ニーチェ ）
30.
都市は人類の掃き溜めである。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
31.
絶対的な二者択一は一つしかない。
すなわち善悪の選択であって、これはまた絶対的に倫理的でもある。
（ キルケゴール ）
32.
信じる理性の力を失ってもなお信じるところに、信仰はある。
（ ヴォルテール ）
33.
自分に欠けているものよりも、自分がすでに持っているものについて思いをめぐらせ。
（ アウレリウス ）
34.
苦しみは人間を強くするか、それとも打ち砕くかである。
その人が自分のうちに持っている素質に応じて、そのどちらかになる。
（ カール・ヒルティ ）
35.
真理が支配しているときに平和を乱すことがひとつの犯罪であると同様に、真理が破壊されようとしているときに平和にとどまることも、やはり、ひとつの犯罪である。
（ ブレーズ・パスカル ）
36.
人間はつねに、
自己の生きている小さな範囲を
世界の中心とみなし、
自己の個人的、私的生活を
宇宙の規準と考える傾きがある。
（ エルンスト・カッシーラー ）
37.
人間は考えるために生まれている。
ゆえに人間は、ひとときも考えないではいられない。
（ ブレーズ・パスカル ）
38.
永遠は一瞬の中にある。
（ ショーペンハウアー ）
39.
年をとった人が拠り所にしている独断的な考えは、その年になるとおそらく不可欠な支えになっている場合が多い。
（ ゲオルク・ジンメル ）
40.
歳をとった人と、若者とがお互いに理解しあうことは、難しいことである。
年寄りは若い頃を体験しているからまだしも、若者は年寄りの体験がないから、年寄りの苦労が理解できない。
（ タタルケビッチ ）
41.
信仰はまさに
思惟(しい)の終わるところから始まる。
（ キルケゴール ）
42.
信念──真実を知ろうと欲しないこと。
（ ニーチェ ）
43.
人はただ善い事をしようと心がけるべきである。
考えがその方向へ向けられていれば、常にその機会は見つかる。
このようにすれば人生は大変楽になる。
特に逆境にある時ほどそうである。
（ カール・ヒルティ ）
44.
無教養な者であるよりも乞食である方がましだ。
何故なら、乞食に欠けているのはお金だけれど、無教養な者には人間性が欠けているからだ。
（ アリスティッポス ）
45.
単に良い意図を持っているだけでは、人生はまさに地獄絵図になるだけである。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
46.
成功の暁、その成功をもってどうするかということを人間が教えられて来なかったとすれば、
成功の達成も、つまるところは、その人間を退屈の餌食にするより他はないものである。
（ バートランド・ラッセル ）
47.
夫婦の仲というものは、あまり終始一緒にいると、かえって冷却するものである。
（ モンテーニュ ）
48.
希望がなくなったからといって、何も絶望する必要はない。
（ セネカ ）
49.
健康だと思い込んでる病人は治せない。
（ アミエル ）
50.
どの生活必需品であっても
人びとの分業が条件としてあり、
その過程を持ち合い、分かち合うことで、
一人ひとりの生活基盤は築かれる。
その意味で、
分業と相互扶助の仕組みなしには
個人の自立した生活もおよそありえない。
（ 鷲田清一 ）
51.
子どもに対して言われる「お利口さん」という言葉は、子どもがいつでも理解する言葉で、しかも、人が決して子どもに説明してやらない言葉である。
（ ジョセフ・ジュベール ）
52.
純粋な歓びのひとつは勤労後の休息である。
（ カント ）
53.
証明のいる箴言は、表現の下手な箴言である。
（ ヴォーヴナルグ ）
54.
一日に一つでも恐怖の対象を克服しない者は、まだ人生の第一課さえわかっていない。
（ エマーソン ）
55.
あなたに対して最も賢明な助言ができるのは、
あなた自身である。
（ キケロ ）
56.
学者先生はしきりに
「それゆえ」という言葉をお使いになるが、
なんで「それゆえ」なのか、
俗人にはさっぱりわからない。
なんだか、偉そうな言葉でごまかしているようだ。
（ ガリレオ・ガリレイ ）
57.
勇者らしく感じるためには、勇者らしく振る舞うがいい。
そのために意志の力をありったけ振り絞ることだ。
そうすれば勇者たらんとする熱情が、恐怖の発作に取って代わろうとするであろう。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
58.
諸君にとって最も容易なものから始めたまえ。
ともかくも始めることだ。
（ カール・ヒルティ ）
59.
幸福は物事の味にあって、物事そのものにあるのではない。
（ ラ・ロシュフコー ）
60.
与えられたるものを受けよ。
与えられたるものを活かせ。
（ エピクテトス ）
61.
人にほめられたいなら、自分のことをほめるな。
（ ブレーズ・パスカル ）
62.
魂は肉体より分離されるやいなや煙のごとく消え去る。
（ エピクロス ）
63.
嘘とは、私がつくったものではなく、階級に分かれた社会に生まれたものである。
だから、私は生まれながら嘘を相続している。
（ サルトル ）
64.
夫婦の社会では、それぞれの仕事で各自が相手を助け、あるいは相手を支配する。
だから、夫婦は対等だが、異なっている。
彼等は異なるからこそ対等なのである。
（ アラン ）
65.
男は見せかけの愛で女を欺くことができる。
ただし、他の女を心から愛していない限りは。
（ ラ・ブリュイエール ）
66.
暴力よりも優しさのほうが効果が上がる。
（ ラ・フォンテーヌ ）
67.
夫婦生活は長い会話である。
（ ニーチェ ）
68.
幸福なる生活は、心の平和において成り立つ。
（ キケロ ）
69.
困難は人の真価を証明する機会だ。
（ エピクテトス ）
70.
名声は英雄的行為の芳香なり。
（ ソクラテス ）
71.
人間は疑念を持つが、これは科学の芽生えである。
（ エマーソン ）
72.
歴史は、自由な国においてのみ真実に書かれうる。
（ ヴォルテール ）
73.
学者や芸術家との交際においては、評価を反対に誤ることがよくある。
注目すべき学者の背後に凡庸な人間を、また、凡庸な芸術家の背後にしばしばきわめて注目すべき人間を見ることが希ではない。
（ ニーチェ ）
74.
医者は人間を弱いもの、弁護士は人間を悪いもの、牧師は人間を愚かなものと見る。
（ ショーペンハウアー ）
75.
文明の全体が、
人間と雄と去勢物の中間のものを
女性と呼んでいるのだ。
（ ボーヴォワール ）
76.
世の中の人は、
パンの問題に苦しむというが、
実は、パンを求むる心に苦しめられているのである。
（ 清沢満之 ）
77.
ある人間が死ぬことは、彼がその一点を占めていた諸関係に空白ができることであり、生き残った者はそれを埋め、彼をしめだして新たに諸関係を再編成しなければならない。
そうでない間は死者はまだ生きているのだ。
（ 柄谷行人 ）
78.
私は人間ではない。
私はダイナマイトである。
・・・私は宗教的な人と接触した後では手を洗わずにはすませない。
（ ニーチェ ）
79.
私は私の意見を述べる。
それがよい意見だからではなく、私自身の意見だからだ 。
（ モンテーニュ ）
80.
他人と比較してものを考える習慣は、
致命的な習慣である。
（ バートランド・ラッセル ）
81.
創意をもつには方法は一つしかない。
それは模倣することだ。
よく考えるには方法は一つしかない。
それは昔からの検討を経た思想を継承することだ。
（ アラン ）
82.
閑暇は心の充足ではなく、その骨休めである。
（ キケロ ）
83.
同じ職業の者が真の友人になることは、違った職業の者の間においてよりも遙かに困難である。
（ 三木清 ）
84.
勤勉は、退屈、不品行、貧窮の三悪を寄せつけず。
（ ヴォルテール ）
85.
悪意というものは、他人の苦痛自体を目的とするものではなく、我々自身の享楽を目的とする。
（ ニーチェ ）
86.
私は絶えずなにかを失くしてしまう。
そんなときは失くしたのではなく、見失っただけだと自分に言い聞かせて、安心する。
（ ジャン・グルニエ ）
87.
我々の現在の生は死であり、肉体は我々にとって墓場である。
（ プラトン ）
88.
凡人は概して、自分の能力を超えることをすべて断罪する。
（ ラ・ロシュフコー ）
89.
物を知るにはこれを愛せねばならず、物を愛するにはこれを知らねばならぬ。
（ 西田幾多郎 ）
90.
眠りは、神からの唯一の無償の授かり物である。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
91.
一粒の木の実は、いくつもの森を生む。
（ エマーソン ）
92.
いい家を建てた人は、主人と人生の仕事を得ることになる。
彼は家を育て、監視し、見せびらかし、修理する。
残りの人生の時間を使って。
（ エマーソン ）
93.
目を凝らして注意深く観察すれば、運命を見分けることができよう。
盲目であっても、運命は見分けられぬものではないから。
（ フランシス･ベーコン ）
94.
忍耐は苦い。
しかしその実は甘い。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
（ ラテンのことわざ・格言 ）
95.
傲慢は、自分以外の者すべてへの軽蔑である。
（ テオフラストス ）
96.
いかなる財産も、ちょっとしたチャンスに手に入れたものである。
（ ショーペンハウアー ）
97.
数学に対する能力は、他の学問に対する能力に比べて現れ方が稀だ、というような説は、数学を始めるのが遅すぎた者、あるいはしかるべき努力をせずに数学に関わり合う者たちの作り上げた錯覚にすぎない。
（ ヨハン・フリードリヒ・ヘルバルト ）
98.
快楽を控えることでなく、快楽に勝って負けないのが最上である。
（ アリスティッポス ）
99.
書物は、それが書かれたときとおなじように思慮深く、また注意深く読まれなければならない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
100.
言葉は実行の影法師である。
（ デモクリトス ）
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