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哲学者・思想家の名言
☆ ８月２５日 ☆
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1.
風刺的な傾向を持つ人間は、
他人に自分の機知を恐れさせると同時に、
自分も他人の記憶を恐れなければならない。
（ フランシス･ベーコン ）
2.
謙遜は、人の称賛を嫌がるように見えるが、その実、もっと遠まわしに称賛されたい欲望にすぎない。
（ ラ・ロシュフコー ）
3.
科学者が天才視されないのは、単なる理性の児戯にすぎないからだ。
（ ニーチェ ）
4.
我々が災難に苦しんでいるとき、思慮なく我々にうるさく迫る慰めは、我々の悲しみをいっそう激しくするのに役立つのみである。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
5.
（推論の鎖によって次々に結論が導かれるようになっていない）ようなことを
真実とみなさないように用心し、
導かれる帰結に必要なだけの秩序が常に保たれるように心がけていれば、
到達できないほどかけ離れて遠いものはなく、
明らかにすることができないほど秘密なものもない。
（ デカルト ）
6.
「資本の自己増殖運動を促進し、「売り」の危うさを減殺する「信用」が、資本の運動を無限（endless）に強制する。
総体的に見れば、資本の自己運動は、自転車操業のように、「決済」を無限に先送りするためにこそ存続しなければならないのである。
なぜなら、もしそこに「終り」があるならば、信用は崩壊するからである。
（ 柄谷行人 ）
7.
自制とは、理性に従いて人間の欲求を抑制することなり。
（ キケロ ）
8.
隣人を愛するというのは、神がそれを要求するがゆえに正しいのではなく、むしろ、それが自然として正しいことであるからこそ、神がそれを要求するのである。
（ ブレンターノ ）
9.
善や悪はただの名目にすぎず、容易にくるくるどちらにでも移し変えることができる。
（ エマーソン ）
10.
思索的頭脳の持ち主、
正しい判断の持ち主、
真剣に事柄を問題にする人々、
すべてこの種の人々は例外にすぎないのであって、
うごめく虫類こそ、
いわば世間をひろく支配する法則となっている。
このような連中となると、
例外的な人々が熟慮の結果試みた発言を
いつも素早く敏捷(びんしょう)に改善しようとして、
かってに改悪する。
（ ショーペンハウアー ）
11.
人格は肉体であるとともに精神であり、
活動であるとともに存在である
（ 三木清 ）
12.
年代順にいえば、恋愛の次には野心が、野心の次には貪欲が来る。
（ アラン ）
13.
最も不知なるものこそ、神とすることに適している。
（ モンテーニュ ）
14.
希望を持たずに、私達は欲望の中に生きている。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
15.
知性は人材を生み出すことは出来ない。
人材は自然あるいは偶然の賜である。
知性が役に立つのは、その人材をいかに信用するかという点にある。
（ エドマンド・バーク ）
16.
人間は生きてる限り、
仏から仏飯(ぶっぱん)を給せられる。
但(ただ)しそれは
金殿玉楼(ぎょくろう)においてか、
芋屋においてか、
はたまた獄裡(ごくり)においてかの差あるのみ。
（ 清沢満之 ）
17.
たいていの男は、誰も自分の妻をさらってくれないことを嘆く。
（ ニーチェ ）
18.
人間はただ自分自身の仕事を成し遂げたと言いうるとき、自分の仕事に魂を打ち込み、できるだけよく最後までやり抜いたと言いうるとき、そのとき初めて幸福である。
（ エマーソン ）
19.
技芸はひと揃いの衣装を創るであろうが、
天性は人間を創らねばならない。
（ デイヴィッド・ヒューム ）
20.
雄弁家たちは功名心にかられやすい。
なぜならば、雄弁は彼ら自身にも、またほかの人々にも英知に見られるからである。
（ トマス・ホッブズ ）
21.
一日六時間、週五日以上働くな。
（ エリック・ホッファー ）
22.
物財の貧困は容易に癒されるが、魂の貧困はけっして癒されない。
（ モンテーニュ ）
23.
ある者は明日に、他の者は来月に、さらに他の者は十年先に希望をかけている。
誰一人として、今日に生きようとする者がいない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
24.
自分が尊厳を守るのではなく、
尊厳が自分を守るようにする。
（ エマーソン ）
25.
孤独の中では、人がその中へ持ち込んだものが成長する。
（ ニーチェ ）
26.
試練は、将来我々の上に咲き出ようとする、新しいまことの幸福の前ぶれである。
（ カール・ヒルティ ）
27.
生き埋めにされた皇帝よりも、乞食暮らしのほうがよい。
（ ラ・フォンテーヌ ）
28.
恋はその作用の大部分から判断すると、友情よりも憎悪に似ている。
（ ラ・ロシュフコー ）
29.
音楽は人生と同じく、本質的には無効である。
（ サンタヤーナ ）
30.
希望とは、目覚めている人間が見る夢である。
（ アリストテレス ）
31.
不幸に打ちのめされた意識は、慰めや愉快な感情、ポジティブな思考を拒絶する。
（ タタルケビッチ ）
32.
正義なんて滑稽ものだ。
一筋の川で限界づけられるのだから。
ピレネー山脈のこちら側では真実でも、向こう側では誤りなのだ。
（ ブレーズ・パスカル ）
33.
懐疑は無限の探求にほかならない。
（ ソクラテス ）
34.
結婚は鳥かごのようなものだ。
外にいる鳥たちはいたずらに中に入ろうとし、中にいる鳥たちはいたずらに外に出ようともがく。
（ モンテーニュ ）
35.
生活は簡素に、思想は高く。
（ エマーソン ）
36.
善なる行為も、習慣のおかげで善行でなくなってしまう。
（ カント ）
37.
自己犠牲を教える場合の考え方は、
どうせ完全に実行されるわけではないから、
実際の結果はほぼ妥当なものになろう、
というものであるらしい。
しかし、実際のところは、人びとは、
この教訓を学びそこなうか、
単なる公平を要求するときに後ろめたい気持ちになるか、
それとも、ばかばかしいほど極端な自己犠牲をするのである。
（ バートランド・ラッセル ）
38.
お互いに友人だといっても、それを信じるのは愚か者である。
この名ほど世間にありふれたものはなく、その実、これほど天下に稀なものはない。
（ ラ・フォンテーヌ ）
39.
楽しみへの期待は、過去の楽しみの回想につながるものなり。
（ キケロ ）
40.
人々は閑暇を犠牲にして富裕を得る。
だが、富裕は自由な閑暇があってこそはじめて望ましいものとなる。
富裕のために自由な閑暇を犠牲にしなければならないならば、私にとって富裕が何になるだろうか。
（ ショーペンハウアー ）
41.
泣くことも一種の快楽である。
（ モンテーニュ ）
42.
人間の心の一番奥底にあるのは、人に喜ばれたいという渇望だ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
43.
大衆に役立つ最上の仕事や功績は、
独裁者か、あるいは子供のない男によってなされる
（ フランシス･ベーコン ）
44.
人間は、自分が他人より劣っているのは能力のためではなく、運のせいだと思いたがるものなのだ。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
45.
全ての人間が生まれたのは男女の快楽のおかげである。
（ ヴォルテール ）
46.
人は同じ川の水で二度水浴びをすることはない。
（ ヘラクレイトス ）
47.
「情熱」の不断の生殖により、一つの「情熱」の消滅はもう一つの「情熱」の出現につながっている。
（ ラ・ロシュフコー ）
48.
時の翼に乗って悲しみは飛び去る。
（ ラ・フォンテーヌ ）
49.
我々が他人を認めるのは、彼らと我々との間に類似のあることを感ずるからである。
誰かを尊敬するというのは、彼を自分と同等に見ることであるらしい。
（ ラ・ブリュイエール ）
50.
音楽において調和と呼ばれるものは、国家においては一致と呼ばれる。
（ キケロ ）
51.
我々は自国の伝説を軽蔑するのに、子供たちには古代の伝説を教える。
（ ヴォーヴナルグ ）
52.
人は互いの助けがあれば、ずっと簡単に必要なものを準備できる。
そして力を合わせれば、あらゆるところで襲ってくる危険をもっと簡単に避けられる。
（ スピノザ ）
53.
私は、生きようとする生命に取り囲まれた、生きようとする生命である。
（ シュバイツァー ）
54.
物事の手のつけられない厄介さと人間の弱さとを考えたら、何もできやしない。
だから、まず行動してみて、それから自分の行為について考えることだ。
（ アラン ）
55.
軽信というものは、
善良に生まれついた人に具(そな)わる特徴である。
（ ショーペンハウアー ）
56.
光を与えれば、人は自ずと道を見つける。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
57.
知性は、
それを身につければ世界がよりクリスタルクリアに見えてくる
というものではありません。
むしろ世界を理解するときの補助線、あるいは参照軸が増殖し、
世界の複雑性はますますつのっていきます。
世界の理解はますます煩雑になってくるのです。
（ 鷲田清一 ）
58.
我々の性格は我々の行動の結果なり。
（ アリストテレス ）
59.
賢者の不動心とは、心の動揺を胸中に閉じ込める技巧に過ぎない。
（ ラ・ロシュフコー ）
60.
敵か、それとも味方か。
私が攻撃すれば、敵になる。
私がなんの恐れも抱かず、
微笑してみせれば味方になる。
（ アラン ）
61.
存在するものは、変化のためのみに存在することを忘れるな。
（ アウレリウス ）
62.
人を判断するには、
（問いに対して）どのように答えるかより、
どのような問いをするかによるべきである。
（ ヴォルテール ）
63.
彼（＝ナルシシスト）がつまらぬちょっとした言葉を喋るとき、自分ではさも重大なことを話しているように思っているのが、我々にはよくわかることがある。
（ エーリヒ・フロム ）
64.
我々は、賢明になるためには、
まず馬鹿にならなければならない。
己を導くためには、
まず盲目にならなければならない。
（ モンテーニュ ）
65.
世の中で成功を勝ちとるには、人から愛される徳とともに、人を恐れさせる欠点も必要である。
（ ジョセフ・ジュベール ）
66.
良心・名誉・貞潔・愛・尊敬といったものは金力で得られる。
したがって、恵むことを惜しまなければ富の利益は倍加する。
（ ヴォーヴナルグ ）
67.
常に今日のためにのみ働く習慣をつくるがよい。
明日はひとりでにやってくる。
そしてそれとともに新しい明日の力もまた来るのである。
（ カール・ヒルティ ）
68.
楽しみは、理性を備えたあらゆる生き物の目的であり、義務であり、目標である。
（ ヴォルテール ）
69.
思弁が終わる、まさにそのときに信仰が始まる。
（ キルケゴール ）
70.
事故の原因は、事故そのものよりも興味深い。
（ キケロ ）
71.
娘の純潔の確かな番人は厳しさである。
（ モンテーニュ ）
72.
お前の哲学の目的は何か？
それはハエに、ハエ取り器から脱出する出口を示してやることだ。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
73.
内心に潜む確信を語れば、それはきっとすべての人に通ずる。
（ エマーソン ）
74.
われわれは、では、何にたよればいいのか？
われわれが真なるものと、虚なるものとを弁別するのに、感覚よりたしかなものがあるだろうか？
（ ルクレティウス ）
75.
彼の愛は心理的ではなく、感性的であって、感性的な愛は、その概念にしたがって貞節ではなく、絶対的に不貞であり、一人の女を愛さずすべての女を愛する。
すなわちすべての女を誘惑するのである。
（ キルケゴール ）
76.
世界が存在するのは誰のためでもない。
（ スピノザ ）
77.
犯罪に対する最大の動機は、
罪を回避せんとする希望なり。
（ キケロ ）
78.
書籍は青年には食物となり、
老人には娯楽となる。
病める時は装飾となり、
苦しい時には慰めとなる。
内にあっては楽しみとなり、
外に持って出ても邪魔にはならない。
特に夜と旅行と田舎においては、
良い伴侶となる。
（ キケロ ）
79.
唯一の善は知識であり、
唯一の悪は無知であることである。
（ ソクラテス ）
80.
「わからない」と感じることを、どこまでも考えてゆくようにして下さい。
「わからない」ということは、答えではなくて、問いなのです。
君が毎日やっているその自分とは、本当はなんなのか、知りたくないはずはないでしょう。
（ 池田晶子 ）
81.
忍耐は平安を、性急は後悔を刈り入れる。
（ アヴィケブロン ）
82.
話すように書かねばならぬ。
（ ヴォルテール ）
83.
「老い」 は私達の顔よりも心に多くの皺(しわ)を刻む。
（ モンテーニュ ）
84.
すべての不運や、つまらぬ物事に対して、
上機嫌にふるまうことである。
上機嫌の波はあなたの周囲にひろがり、
あらゆる物事を、あなた自身をも、
軽やかにするだろう。
（ アラン ）
85.
君はいつでも好きな時に、自分自身の内に引きこもることができるのである。
実際いかなる所といえども、自分自身の魂の中にまさる平和な閑寂な隠れ家を見出すことはできないであろう。
（ アウレリウス ）
86.
君は言う「善行のためには戦いを犠牲にせよ」と。
私は言う「善戦のためには万物を犠牲にする」と。
（ ニーチェ ）
87.
人間は弱者にして堕落させる存在であり、相争い、かつ世界の秩序を非難し、己を改変するよりも神を変えんとす。
（ セネカ ）
88.
賢い人間なら知りたくないであろうことがたくさんある。
（ エマーソン ）
89.
不幸な人間は、いつも自分が不幸であるということを自慢しているものです。
（ バートランド・ラッセル ）
90.
節度を知らないような懐疑は
真の懐疑ではないであろう。
（ 三木清 ）
91.
愛──
その手段においては両性の闘い、
その根底においては両性の命がけの憎悪。
（ ニーチェ ）
92.
他人には困難なことを容易に行うこと、これは才能であり、才能に不可能なことを容易に行うこと、これが天才である。
（ アミエル ）
93.
単純にしたまえ、単純に。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
94.
地獄とは他人のことである。
（ サルトル ）
95.
苦痛に二種あるように、快楽にも二種ある。
一方は肉体的快楽であり、他方は予想の快楽である。
（ エルヴェシウス ）
96.
せいぜい自分に
恥をかかせたらいいだろう。
恥をかかせたらいいだろう、私の魂よ。
自分を大事にする時など、
もうないのだ。
人の一生は短い。
（ アウレリウス ）
97.
瞑想には条件がない。
条件がないということがそれを天与のものと思わせる根本的な理由である。
（ 三木清 ）
98.
良心をもって残酷の苦患を加えることが、道徳主義者には一つの喜びなのだ。
これこそ彼らが「地獄」を発明した理由だ。
（ バートランド・ラッセル ）
99.
今日覚悟のできていない者は、明日になればさらに覚悟ができていない。
（ オウィディウス ）
100.
目に見える水の流れは、地下を流れる水の量に比べると本当に少ないのと同じように、目に見える理想主義は、世の中の人々が心の中に閉じこめ、ほとんど出さないでいる理想主義に比べると本当に小さなものだ。
閉ざされているものを放ち、地下水を地表に導く。
人々はそれができる人が現れることを待ち焦がれている。
（ シュバイツァー ）
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