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哲学者・思想家の名言
☆ ８月１７日 ☆
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1.
知恵を伴わなくても正義は大いに強力なものだが、正義を欠いた知恵はまったく通用しないであろう。
（ キケロ ）
2.
君の魂の中にある英雄を放棄してはならぬ。
（ ニーチェ ）
3.
希望を持つことはやがて失望することである。
だから失望の苦しみを味わいたくない者は初めから希望を持たないのが宜(よろ)しい、といわれる。
（ 三木清 ）
4.
友への同情は、堅い殻の下にひそんでいるのがいい。
（ ニーチェ ）
5.
国民から認められると宗教という名を与えられ、国民が否認すれば迷信という名を付けられる。
（ トマス・ホッブズ ）
6.
純粋に愛することは、隔(へだ)たりへの同意である。
自分の愛する者との間にある隔たりを何より尊重することだ。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
7.
今日(こんにち)の良心とは幸福の要求である。
（ 三木清 ）
8.
知識は力なり。
（ フランシス･ベーコン ）
9.
キリスト教道徳は奴隷の道徳、弱者の道徳である。
生の拡大を妨げ、本能の発揮を抑え、人間を萎縮させ、退化させる道徳である。
（ ニーチェ ）
10.
愚者どもを支配するよりも、愚者どもに支配される方がまさる。
（ デモクリトス ）
11.
恋が強烈でないのは恋の自然に反しており、恋が変わりなく続くのは、強烈であるべき恋の自然に反している。
（ モンテーニュ ）
12.
まだ感じやすきうちに心を訓練するは容易なり。
（ セネカ ）
13.
この世で成功するには、馬鹿のように見えてその実(じつ)利口でなければならない。
（ モンテスキュー ）
14.
貧困とは、
礼儀作法の教師なり。
（ アンティステネス ）
15.
吾人(ごじん＝我々)が小過失を懺悔するは、他に大過失なき事を世人に信ぜしめんが為(ため)のみ。
（ ラ・ロシュフコー ）
16.
人間は、時には自由であったり時には奴隷であったりすることはできないであろう。
人間は常に全面的に自由であるか、
あるいは常に全面的に自由でないか、
そのいずれかである。
（ サルトル ）
17.
友情とは、二つの肉体に宿れる一つの魂のことである。
（ アリストテレス ）
18.
法は国家の市民が互いに裁判を行うひとつの公約なり。
（ アリストテレス ）
19.
いつも人は自分の信ずるところを乗り越えなければならない。
少しも信じていないことを、どうやって乗り越えられよう。
（ アラン ）
20.
自由であるとは、
自由であるべく呪われていることである。
（ サルトル ）
21.
寺院がいちばん聖なるゆえんは、
そこが人々の共通して泣く場所だからである。
（ ウナムーノ ）
22.
良い本を初めに読め。
そうでないと、まるっきりそれらの本を読むチャンスを持たないだろう。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
23.
我々が感覚印象だけの世界に生きる限り、
我々はただ現実の表面に接触するに過ぎない。
（ エルンスト・カッシーラー ）
24.
特定の土地を囲い込んで「これは俺の土地だ」と宣言することを思いつき、他人にもごく素直に自分の言い分を信じ込ませた最初の人間こそ、市民社会の真の創始者であった。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
25.
人は、「考える」、「自分が思う」とはどういうことかと「考える」ことによって、正しい定規を手に入れることができるんだ。
自分ひとりだけの正しい定規ではなくて、誰にとっても正しい定規、たったひとつの正しい定規だ。
（ 池田晶子 ）
26.
私にとって真理であるような真理を発見することが必要なのだ。
しかもその真理は、私がそのために生き、そのために死ねるような真理である。
（ キルケゴール ）
27.
冗談はよいものだ。
誰も傷つかなければ、さらによいものだ。
（ サンタヤーナ ）
28.
嫉妬は平生(へいぜい)は「考え」ない人間にも「考え」させる。
（ 三木清 ）
29.
男女が結論だけ同じ時には、
双方の理由は、
いつもかけ離れている。
（ サンタヤーナ ）
30.
人間の偉大さを測る尺度は、
その仕事に支払った犠牲の多寡(たか)だ
（ ヴィトゲンシュタイン ）
31.
食事もほどほどにしておかないと、コックも毒を盛る人になってしまう。
（ ヴォルテール ）
32.
我々の計画というのは、目標が定かでないから失敗に終わるのだ。
どの港へ向かうのかを知らぬ者にとっては、いかなる風も順風たり得ない。
（ セネカ ）
33.
生得の才能は自然樹のようなもので、学問によって剪定(せんてい)することを必要とする。
（ フランシス･ベーコン ）
34.
雷が落ちた後には、大雨がつきものだ。
（ ソクラテス ）
35.
優れた道徳心は習慣からしか生まれない。
私たちは、自分でつくった習慣のようにしかならないのだ。
節制している人は節度ある人となり、
勇気ある行動を続けている人は勇敢な人となる。
（ アリストテレス ）
36.
社会をつくるまえの人間の自然状態が戦争であったこと、しかも、いわゆる戦争ではなく、すべての人に対する、すべての人の戦争であったことは、否定できない。
（ トマス・ホッブズ ）
37.
人間が本当に道徳的であるということは、自分が助力することのできるあらゆる生命を助け、どんな生命をも傷つけまいと熱望する、その熱望に従う場合だけである。
（ シュバイツァー ）
38.
同じ季節が、
ぶどう畑には利益をもたらし、
牧草地には害を与える。
（ モンテーニュ ）
39.
人間の行動はすべて次の七つの原因の一つないし、それ以上のものを有す。
機会・本性・強制・習慣・犠牲・情熱・希望が、則ちこれなり。
（ アリストテレス ）
40.
政府がちょっと手を貸せば、どんなに馬鹿げたことでも大多数の国民が信じるようになる。
（ バートランド・ラッセル ）
41.
わたしの唯一の義務。
それは、常に、私が正しいと思うことを行うことである。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
42.
老人はよい教訓を言いたがるが、それは、もう悪い手本を示す年ではなくなったことを、ひそかに自慰するためである。
（ ラ・ロシュフコー ）
43.
少しは生きる苦労があった方がいい。
あまり平坦な一本道は歩かない方がいい。
王様たちが万事思いのままだとすれば、
気の毒なことだ。
（ アラン ）
44.
他人によって傷つけられるものは、自分のエゴイズムだけである。
（ 谷川徹三 ）
45.
理想ほど危険なものはない。
人が一つの理想しか持たなかったとしたら。
（ アラン ）
46.
言論が堕落したところでは精神も堕落している。
（ セネカ ）
47.
本をめくることばかりしている学者は、ついにはものを考える能力をまったく喪失する。
本をめくらないときには考えない。
（ ニーチェ ）
48.
肉体の労苦は精神の労苦を癒す。
それこそ貧乏人を幸せにする。
（ ラ・ロシュフコー ）
49.
賢者は征服するよりも深入りしないことを得策とする。
（ ラ・ロシュフコー ）
50.
立派でかつ得るところも大きいのは、
敵をほめ、敵が栄えるのを苦々しく思ったり不平を言ったりしないのが
習慣になって、そのために、
友人が幸せに暮そうが
身内の者が成功しようが、
憎らしいとは夢にも思わぬ、
というように出来ている人間だ。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
51.
疑い深い人は、自ら招いて、裏切られることになる。
（ ヴォルテール ）
52.
有閑の悪徳は多忙によって除かれることほど、確かなことはない。
（ セネカ ）
53.
深い悲しみと失望が怒りを生み、
怒りが妬みを、
妬みが恨みを、
そして恨みが再び深い悲しみを生む。
それらがすべての循環の完結するまで尽きることはない。
（ デイヴィッド・ヒューム ）
54.
決して人に向かって、顔色が悪いねなどと言ってはならない。
（ アラン ）
55.
ぶらぶら歩きは生きるための偉大な技術である。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
56.
他人を愛せよ。
そうすれば彼らもまた、あなたがたを愛するだろう。
彼らの役にたて、そうすれば彼らもあなたがたの役にたつであろう。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
57.
自信は成功の第一の秘訣である。
（ エマーソン ）
58.
生活に欠くことができない道具、
たとえば金槌一つにしても
鉄鉱石の採取から溶鉱、製鋼、圧延まで、
気の遠くなるようなプロセスを経て
製品加工されるわけであって、
それを人は身一つでできるわけがない。
（ 鷲田清一 ）
59.
友だちには手を開いて差し出さねばならない
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
60.
才能と意志の欠けているところに、いちばん嫉妬が生ずる。
（ カール・ヒルティ ）
61.
つまづいた人のために手を差し伸べようと身をかがめないのは、正義の拒絶である。
それは人類共通の正しい行いなのだから。
（ セネカ ）
62.
どんな小さな努力でも、それをする事で、無限の結果が生まれてくる
（ アラン ）
63.
一つのものが同時に善であったり、悪であったり、そのいずれでもなかったりすることがある。
例えば、音楽は憂鬱な人には善であるが、喪に服している人には悪であり、耳の聞こえない人にとっては善でもなく悪でもない。
（ スピノザ ）
64.
科学や芸術は一種の贅沢にすぎない。
虚偽の装飾にすぎない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
65.
恋愛の楽しみは愛することにある。
（ ラ・ロシュフコー ）
66.
運命は我々に幸福も不幸も与えない。
ただその素材と種子を我々に提供するだけである。
(ver.0)
（ モンテーニュ ）
67.
文明の全体が、
人間と雄と去勢物の中間のものを
女性と呼んでいるのだ。
（ ボーヴォワール ）
68.
教育は国民の安価な防備である。
（ エドマンド・バーク ）
69.
我々の心には二つの扉がある・・・欲望と恐怖と。
（ アウグスティヌス ）
70.
「私」はどこから来て、どこへ行くのか、
こういう問いに「答える」ことはできない。
ぼくらが知っているのは
他人が生れ死ぬことであって、
自己自身の生誕についても死についても
何も知らないし、知ることもできない。
（ 柄谷行人 ）
71.
想像力は魔術的なものである。
（ 三木清 ）
72.
忠告ほど気前よく人に与えるものはない。
ただし、裁判所だけは例外、無断では行われない。
（ ラ・ロシュフコー ）
73.
感動するということは、共感するということに他ならないからだ。
だから、ある天才の仕事に感動できるとしたなら、君は、天才だ。
天才が何をしようとしていたのかを理解できるなら、君は天才だ。
天才を理解できるのは天才だけだという動かせない対応とは、両者が共に自分を超えた大きなもの、つまり「天」を見ているということで理解し合うということなんだ。
（ 池田晶子 ）
74.
たとえ多くの友人を持っていても、
こっちの気に入るようにと、
そればかり気にするのでなく、
むしろあえて率直に物を言ってくれる友人というのは
少ないものです。
しかしその少ない友人の中でまた、
しからばどうすべきかを心得ている友人は
さらに得がたいものです。
たいていの人は、
悪口を言い叱りつけさえすれば
率直な態度をとったことになると信じているのです。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
75.
人間は偽装と虚偽と偽善にほかならない。
自分自身においても、また他人に対しても。
（ ブレーズ・パスカル ）
76.
起こったことをそのまま受け入れることは、不幸を克服する第一歩である。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
77.
それでも地球は動いている。
（ ガリレオ・ガリレイ ）
78.
外からの出来事が人の運の良し悪しに大いに関係することは確かだ。
これには、他人の好意、機会、関係者の死、その人の美徳ゆえの機会などが入る。
だが、自分の運をどう発展させていくかの問題は、その人の手中にしかない。
（ フランシス･ベーコン ）
79.
「このキュウリは苦い」ならば捨てるがいい。
「道にイバラがある」ならば避けるがいい。
それで充分だ。
「なぜこんなものが世の中にあるんだろう」などと付け加えるな。
そんなことを言ったら自然を究めている者に笑われるぞ。
（ アウレリウス ）
80.
他人の富をあなたが嫉妬することは、富に対して否定的な感情を抱くことです。
あなたの意識する心（＝顕在意識）が否定するものは、潜在意識も否定して受けつけないのです。
他人の富を嫉妬する限り、富はあなたへと流れてこないで、あなたから流れ出て行きます。
（ 渡部昇一 ）
81.
学者や芸術家との交際においては、評価を反対に誤ることがよくある。
注目すべき学者の背後に凡庸な人間を、また、凡庸な芸術家の背後にしばしばきわめて注目すべき人間を見ることが希ではない。
（ ニーチェ ）
82.
四ヶ月の交際が一生を保証するだろうか？
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
83.
人は、虚栄が話せとそそのかさない限り、口をきかない。
（ ラ・ロシュフコー ）
84.
人は成功するために生まれるのであって、失敗するためではない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
85.
人々が画一化に走りたがるのは、
そのほうが安全だからです。
自分で判断し、全責任を負うのが怖いのです。
（ 中島義道 ）
86.
感覚は、偽りの見せかけで理性をたぶらかす。
（ ブレーズ・パスカル ）
87.
哲学は最高の文芸なり。
（ プラトン ）
88.
親切が過ぎて意地悪になってはいけない。
（ バルタザール・グラシアン ）
89.
宗教とは、我々の義務のすべてを神の命令とみなすことである。
（ カント ）
90.
涙ほど早く乾くものはない。
（ キケロ ）
91.
運は常に、思慮深い人の味方として戦う。
（ クリティアス ）
92.
やったと思えばドジを踏む。
それが人間の仕事です。
朝に計画を立てても、昼にすることはへまばかり。
（ ヴォルテール ）
93.
我々が物を愛するというのは、自己をすてて他に一致するということである。
（ 西田幾多郎 ）
94.
ものの始めを探すことで、人間は蟹になる。
歴史家は後ろ向きにものを見る。
ついには後ろ向きに信ずるようになる。
（ ニーチェ ）
95.
純粋で、ほかの情念がまったく混じらない愛があるとすれば、それは心の底に隠されていて、我々自身も知らない愛である。
（ ラ・ロシュフコー ）
96.
宗教は抑圧された生物の嘆息である。
（ カール・マルクス ）
97.
笑いとは張り詰められていた予期が突如として無に変わることから起こる情緒である。
（ カント ）
98.
嘘つきがいつでも必ず嘘をつくとしたら、それは素晴らしいことである。
（ アラン ）
99.
罪は憎むべきものである、
しかし悔い改められたる罪ほど世に美しきものもない。
（ 西田幾多郎 ）
100.
一度も恋の話を聞かなかったなら、恋なんか決してしなかったろうと思われる人間がたくさんいる。
（ ラ・ロシュフコー ）
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