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哲学者・思想家の名言
☆ ６月１０日 ☆
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1.
試しに、大人に、「なぜ生活しなければならないの」と訊いてごらん。
きっと、「生きなければならないからだ」と答えるだろう。
「じゃあ、なぜ生きなければならないの」と訊いてごらん。
きっと、「そりゃ生きなければならないのは決まってるじゃないか」くらいしか応えられないはずだから。
（ 池田晶子 ）
2.
人間とは、その人の食べたものである。
（ フォイエルバッハ ）
3.
ささやかな利益も、積み重ねれば重い財布になる。
（ フランシス･ベーコン ）
4.
善は即(すなわ)ち美である。
（ 西田幾多郎 ）
5.
自分に欠けているものを嘆くのではなく、自分の手元にあるもので大いに楽しむ者こそ賢者である。
（ エピクテトス ）
6.
持って生まれた能力というのは植物と似たようなものだ。
研鑚によって余計なものを刈り取らなければならない。
（ フランシス･ベーコン ）
7.
（不快な状況に）対峙するなかれ。
我慢ならなくとも、受け入れよ。
そうするよう心掛ければ、うまくいく。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
8.
節制と労働が人間にとって最良の薬である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
9.
物が変わるのではなく、我々が変わるのである。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
10.
未来を気づかう心は悲惨なり。
（ セネカ ）
11.
痛みに対する恐怖は、しばしば、痛みそのものより重くのしかかる。
（ タタルケビッチ ）
12.
証明のいる箴言は、表現の下手な箴言である。
（ ヴォーヴナルグ ）
13.
ただでもらう物ほど高い物はない。
（ モンテーニュ ）
14.
人間は自己の弱点に気がついたときに、初めて人間を嘆かわしく思い、軽蔑するようになる。
（ アンリ・ベルクソン ）
15.
人は、いつか必ず死ぬということを思い知らなければ、生きているということを実感することもできない。
（ ハイデッガー ）
16.
我々が不意にある事柄について問われた場合に思いつく最初の意見は、一般に我々の意見ではなく、我々の階級・地位・素性につきもののきまり文句にすぎない。
（ ニーチェ ）
17.
男は建設すべきものも、破壊すべきものもなくなると、非常に不幸を感じるものである。
（ アラン ）
18.
大笑いをするな、多くのことに笑うな、しまりなく笑うな。
（ エピクテトス ）
19.
ある民族を故意に卑しめる者は、その民族が誤れる民族になった場合、その責めを負わなければならない。
（ バートランド・ラッセル ）
20.
人生に対してもっと大きい信頼を寄せているなら、おまえたちはこれほど瞬間に身を委ねることもないだろうに。
（ ニーチェ ）
21.
幸福な人生──それは内なる魂の力のおかげである。
（ アウレリウス ）
22.
あらゆるものは自明である。
（ デカルト ）
23.
子供はすべての動物の中で最も取り扱いが難しい。
なぜなら、子供はまだ鍛練されていない思慮の泉を最も多く持つがゆえに、動物の中で最もずるく、すばしこく、高慢であるからである。
（ プラトン ）
24.
大きく正義を行おうとするものは、細かく不正を働かねばならない。
（ モンテーニュ ）
25.
我々は朝を生の本質と見、これを神聖に扱わなくてはならない。
（ ショーペンハウアー ）
26.
あらゆる規定は否定である。
（ スピノザ ）
27.
人の人生で最大の悲劇は、生きてはいても、彼の内部で何かが死んでいることだ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
28.
女は永くその最初の人を守っている。
ただし、第二の人ができない限りは。
（ ラ・ロシュフコー ）
29.
民衆は
情熱から蜂起するのではなく、
苦痛の焦慮(しょうりょ)から反旗をひるがえす。
（ エドマンド・バーク ）
30.
太っ腹に相手を信用してかかり、美点を探すのでなければならぬ。
人間に期待をかける人こそ、もっともよく報いられるものである。
（ アラン ）
31.
欲しいものではなく、
自分自身を手に入れなさい。
（ ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ ）
32.
自転車は走ればこそ転倒しない。
要領の良い連中は、
不安定な世の中を遊泳する。
（ アラン ）
33.
ほめられた子どもは自分に価値があるとは思わない。
どこか馬鹿にされたような気がする。
（ 岸見一郎 ）
34.
女のもとへ赴こうとするならば鞭を忘れるな！
（ ニーチェ ）
35.
偉大な人と対面した経験があるということに最高の価値をおく人が、なんとたくさんいることだろう。
彼らはその時の印象を決して忘れない。
彼らの眼前に漂い続けるその理想像が、彼らの全存在を高貴にするのである。
（ キルケゴール ）
36.
我々は、すでに持っているものについてはたまにしか考えないが、まだ持っていないものについては常に考える。
（ ショーペンハウアー ）
37.
世の中には、勝利よりももっと勝ち誇るに足りる敗北があるものだ。
（ モンテーニュ ）
38.
神の欲する通りに欲することが、我々を安静にする唯一の知恵である。
（ アミエル ）
39.
汝は、その手に無いものを望み、その手にあるものを軽蔑している。
（ ルクレティウス ）
40.
結婚は、愛という多くの短い愚行を終わらせる。
一つの長い愚行として。
（ ニーチェ ）
41.
女たちにとっての地獄は老いである。
（ ラ・ロシュフコー ）
42.
偉人とは、あらゆる職業ができる人間である。
裁判所・軍隊・書斎・宮廷等々どこでも立派にやりこなせる人間だと思われる。
（ ラ・ブリュイエール ）
43.
存在するすべてのものは独創の結果である。
（ J・S・ミル ）
44.
怪物と闘う者は、
その過程で自らも怪物にならないよう、
気をつけなければならない。
長い間深淵をのぞきこむとき、
その深淵もじっとこちらを見つめているのだ。
（ ニーチェ ）
45.
人間は、目標を追い求める動物である。
目標へ到達しようと努力することによってのみ、人生が意味あるものとなる。
（ アリストテレス ）
46.
心に感じたことは信じなければならない。
ことにそれが虫の知らせであるときは。
（ バルタザール・グラシアン ）
47.
金持ちの病気と貧乏人の酒は、遠くにいても聞こえてくる。
（ ヨハン・ゴットフリート・ヘルダー ）
48.
家に書物なきは、
人に魂なきがごとし。
（ キケロ ）
49.
人々はなんらかの不潔なことを考えることを恥としないが、この不潔な考えが彼らのものだと言われていると感じると恥じる。
（ ニーチェ ）
50.
誕生と死、それは人の力ではどうしようもない出来事であり、この二つの間の期間をせいぜい楽しむにこしたことはない。
（ サンタヤーナ ）
51.
虚栄は人間の心の中に深くいかりをおろしているので、軍人も兵卒もコックも人足も、それぞれ自慢する。
（ ブレーズ・パスカル ）
52.
もしも、個性とは、個性的になろうとしてそうなるようなものであるなら、そこには必ず他人との比較があるはずだ。
人と同じようにはするまい、人と同じようにはなるまいという、他人を気にする気持ちがあるはずだ。
だったら、どうしてそんな人が個性的であるはずがあるだろう。
本来のその人がそうである仕方でそうであるのではないからだ。
（ 池田晶子 ）
53.
偏見を捨てるのに、もう遅すぎるなんてことは決してない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
54.
あらゆる宗教のうちでキリスト教は、疑いもなく最も寛容を教えたはずの宗教である。
しかし、現在までのところ、キリスト教徒はすべての人間の内で最も不寛容な人たちであった。
（ ヴォルテール ）
55.
何かにつけて憤怒を抱くうちは、
自己を制御していない。
すべての悪に対しては、
平静な抵抗が最高の勝利をおさめる。
（ カール・ヒルティ ）
56.
創造的な人間は、あいまいさと付きあうのを楽しんでいる。
すぐに問題が解決されなくてもいいと思っていて、ぴったりした考えを待つ余裕があるのだ。
（ エイブ・タネンバウム ）
57.
良いものは、短ければ二重によい。
（ バルタザール・グラシアン ）
58.
科学は組織された知識である。
（ ハーバート・スペンサー ）
59.
すべてのものが変化するのは明らかだが、実際には消え失せるのではない。
物質の総量はつねに同じだ。
（ フランシス･ベーコン ）
60.
すべての信仰にある特徴は、不信仰をしりぞける点である。
（ カール・ヤスパース ）
61.
医術は身体の病気を癒すものであり、他方、知恵は魂を激情から解放するものである。
（ デモクリトス ）
62.
人間は考えることが少なければ少ないほど、よけいに喋る。
（ モンテスキュー ）
63.
数は世界の成り立ちの奥底を照らし出す。
（ ゴットフリート・ライプニッツ ）
64.
いかなる自然も芸術に劣らず。
芸術の仕事は全て自然の物事を真似ることなり。
（ アウレリウス ）
65.
友人に不信を抱くことは、友人に欺(あざむ)かれるよりももっと恥ずべきことだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
66.
他人の心情を顧みない者は失敗する。
（ ゼノン ）
67.
真実は皆のものではない。
それを追い求める者のみが手に入れることができる。
（ アイン・ランド ）
68.
人間の肉体は人間の魂の最良の絵だ。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
69.
愛よりも、金よりも、名声よりも、我に真実を与えよ。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
70.
知恵と学識を増大しようとする欲望こそ、
人間堕落の第一歩であった。
この道によって人間は永遠の呵責(かしゃく)へと陥った。
（ モンテーニュ ）
71.
習慣は人間生活の最大の道案内である。
（ デイヴィッド・ヒューム ）
72.
いかに示唆するかを知ることは、教え方の偉大な技術である。
（ アミエル ）
73.
人生二度なしという真理ほど、
われわれ人間をして
人生の深刻さに目覚めさせる真理は、
ほかに絶無と申してよいでしょう。
（ 森信三 ）
74.
あたかも金(かね)に繁殖能力があるかのごとく、金に金を生ませるのは、最も不自然である。
（ アリストテレス ）
75.
堅忍は暴力よりも有効であって、まとめて取れないものも少しずつやれば大抵は手に入る。
絶えず続いているということは恐ろしいものである。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
76.
人類は、生者よりも死者で成り立っている。
（ オーギュスト・コント ）
77.
恋が強烈でないのは恋の自然に反しており、恋が変わりなく続くのは、強烈であるべき恋の自然に反している。
（ モンテーニュ ）
78.
人間が宗教をつくるのであって、宗教が人間をつくるのではない。
（ 三木清 ）
79.
よく生きるには、よく澄んだ眼をもつことができなければならない。
（ ブレーズ・パスカル ）
80.
傲慢は、自分以外の者すべてへの軽蔑である。
（ テオフラストス ）
81.
幸福は人格である。
（ 三木清 ）
82.
化粧は女の社会的地位を表現するものである。
（ ボーヴォワール ）
83.
孤独とは生命の要求である。
（ キルケゴール ）
84.
すべての（不幸な）事件は、予期している者にとっては、より軽く受け取られる。
（ セネカ ）
85.
何より大事なことだが、
我々は現在にしか生きられないのだ。
過去を顧み、
人生の一瞬たりとも無為に過ごしたことはなかったと言い切れる者は、
最も幸福な人間である。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
86.
一国は他国の滅亡なしには勝ちえないし、不幸な人々を生ぜしめないでは征服しえない。
それゆえ、自国の強大を願うことは、隣国の不幸を願うことである。
（ ヴォルテール ）
87.
死はいうまでもなく、肉体からの解放にほかならない。
（ ソクラテス ）
88.
嘘はいつまでも続かない。
（ ソクラテス ）
89.
求める目的とは反対の結果を生む努力（＝無益な努力）がある。
一方、たとえうまくいかないことがあっても、いつも有益な努力もある。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
90.
自分の人生を次の世代への橋渡しのために費やすというのは、
つまり、子供を生み育て、
地域のために力を尽くすことは、
すべての人間に共通した立派な事業なのである。
立派な人生といわなければならないだろう。
（ 鷲田小彌太 ）
91.
我々は自己の過失を利用しうるほど長生きはしない。
一生を通して過失を犯す。
そして多くの過失を犯した末、できうる最上のことは改心して死ぬことである。
（ ラ・ブリュイエール ）
92.
我々人間は集団を好む動物であるとともに、自分の同族に認められること、それも好意をもって認められることの好きな動物である。
もし自分の属する社会集団の誰からも完全にそっぽを向かれるとすれば、こんな残酷な刑罰はあるまい。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
93.
許されていることには興味がないが、禁じられていることには気をそそられる。
（ オウィディウス ）
94.
死者がその存在を失っても、死者との関わりは消えることはない。
（ 田辺元 ）
95.
たとえ、歳月を重ねた奮闘努力が、少しも報われないと思えるときでも、いつの日か、その努力にちょうど見合うだけの光が、あなたの魂にみなぎるものです。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
96.
科学的な経験は、常識的な経験に異議を唱える。
（ ガストン・バシュラール ）
97.
１人の金持ちが存在するためには、
少なくとも５００人の貧乏人がいなければならない。
（ アダム・スミス ）
98.
普通、人は時間をつぶすことに苦心する。
才能ある人間は、時間を利用することに苦心する。
（ ショーペンハウアー ）
99.
用心というやつは
絶えず我々を先へ先へと連れて行き、
しばしば我々が到達する見込みのなかった所まで
我々を連れて行く。
我々の不幸はここにある。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
100.
友人が片目なら、私は友人を横顔から眺める。
（ ジョセフ・ジュベール ）
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