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哲学者・思想家の名言
☆ １月１０日 ☆
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1.
外国語を少ししか話せない人は、上手く話す人よりも外国語を嬉しがる。
楽しみは半可通の人にある。
（ ニーチェ ）
2.
困難は厳正なる教師である。
（ エドマンド・バーク ）
3.
よりいっそう愛するよりほかに、
恋に対する治療法はない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
4.
世界で最も素晴らしいことは、自立の方法を知ることである。
（ モンテーニュ ）
5.
今の世の中には、時間のゆとりがほとんどない。
それは、昔よりも人々が忙しく働くからではなく、
楽しみをもつこと自体が、
仕事同様に努力を要することがらになったためである。
（ バートランド・ラッセル ）
6.
せいぜい自分に
恥をかかせたらいいだろう。
恥をかかせたらいいだろう、私の魂よ。
自分を大事にする時など、
もうないのだ。
人の一生は短い。
（ アウレリウス ）
7.
真理は神によりてのみ到達され、人間の及ぶところにあらず。
（ アルケシラオス ）
8.
われわれの享(う)ける生が短いのではなく、われわれ自身が生を短くするのであり、われわれは生に欠乏しているのではなく、生を蕩尽(とうじん)する、それが真相なのだ。
（ セネカ ）
9.
政治家の語り口なんてそんなもんだと
言っていられるときはまだよかった。
政治家は言葉に厳しいねと、
畏れることのできる時代はもっとよかった。
怖いのは、
政治家が言葉を損ねたことが世に蔓延して、
私たち自身が言葉を信じなくなってきていることである。
（ 鷲田清一 ）
10.
社会が決める法律には正しさは必ずしもないとすれば、正しさはどこにあるか、わかるね。
そう、自分にあるんだ。
善悪を正しく判断する基準は、自分にある、自分にしかないんだ。
（ 池田晶子 ）
11.
外部に支えを求める精神は弱い精神である。
（ アラン ）
12.
悪人が受ける主な罰は、
彼ら悪人が善心に立ち還った瞬間に、
よりよくなろうと願っても、
もはや善の道に還ることが出来ないという点にある。
（ カール・ヒルティ ）
13.
考えるということは、答えを求めるということじゃないんだ。
考えるということは、答えがないということを知って、人が問いそのものと化すということなんだ。
どうしてそうなると君は思う。
謎が存在するからだ。
謎が謎として存在するから、人は考える、考えつづけることになるんだ。
（ 池田晶子 ）
14.
金持ちがどんなにその富を自慢しているとしても、彼がその富をどんなふうに使うかが判(わか)るまで、彼をほめてはいけない。
（ ソクラテス ）
15.
他の人々の幸福のために
最善を尽くそうとすると、
自分自身の幸福を
全面的に犠牲にするしかなくなってしまうのは、
世の中の仕組が
きわめて不完全であるからである。
（ J・S・ミル ）
16.
自国が決していっそう強大にも弱小にも、富裕にも貧乏にもならないことを欲する人こそ、世界の市民であるといえよう。
（ ヴォルテール ）
17.
制度を作るのは共和国の統領だが、のちには、その制度が共和国の統領をつくる。
（ モンテスキュー ）
18.
最初期の仏教で考えていた我執とは、
われに属さないものを、
われに属すると思うこと、
すなわち我の延長ならざるものを
我の延長と見なすことなのである。
（ 中村元 ）
19.
教育の原点は、
食べることを通して自己保存できる知恵を学ぶこと。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
20.
誰でも長い期間にわたって不幸なのは、自分が悪いからにほかならない。
生も死も耐える勇気のない人、抵抗しようとも逃げようともしない人、こういう人にはどうしてやればよいのだろうか。
（ モンテーニュ ）
21.
これまでに激しい苦悩も味わわず、自我の大きな劣敗を経験しなかった、いわゆる打ち砕かれたことのない人間は、何の役にも立たない。
（ カール・ヒルティ ）
22.
人生とは、自分の考え方しだいで変えられるものだ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
23.
やり直すとは、
ゼロからではない。
（ 鷲田小彌太 ）
24.
人は蚊と象を比較しない。
（ 犬儒学派のディオゲネス ）
25.
食物・衣服・感覚・遊戯、
すべてにわたり良い感じを与えるものは、
いかなる害も与えない。
これは我々には
娯楽であるかもしれないが
生活に欠くことのできないもので、
これらのものがなかったら、
我々はこの苦しい人生を生き通すことができないかもしれない。
（ スピノザ ）
26.
現在自分が何を欲しているのかもはっきり分からないのに、将来自分が欲するであろうことを、どうして請け合えるだろう？
（ ラ・ロシュフコー ）
27.
天も地も海も一(ひ)とまとめにしたすべてでも全宇宙の総和に較(くら)ぶれば無に等しいものである。
（ ルクレティウス ）
28.
人間とは、自分の運命を支配する自由な者のことである。
（ カール・マルクス ）
29.
いい家を建てた人は、主人と人生の仕事を得ることになる。
彼は家を育て、監視し、見せびらかし、修理する。
残りの人生の時間を使って。
（ エマーソン ）
30.
幸福は閑暇にこそあると思われる。
なぜなら、われわれは閑暇を得るために働き、平和の裡(うち)にすごさんがために戦争するからである。
（ アリストテレス ）
31.
君について、誠実でないとか、善い人間でないとか、そういったことを嘘を伴わずに言える権利を誰にも与えてはならない。
（ アウレリウス ）
32.
年代順にいえば、恋愛の次には野心が、野心の次には貪欲が来る。
（ アラン ）
33.
人は女に生まれない。
女になるのだ。
（ ボーヴォワール ）
34.
認識のあらゆる場合において我々はつねに良心的であることを要求されている。
良心は人間の客観に対する関係でなく、主体に対する関係である。
倫理は主体の主体に対する関係のうちにある。
（ 三木清 ）
35.
あらゆる規定は否定である。
（ スピノザ ）
36.
もし人間が単一な動物であって、
その存在が理性と知性とによって秩序づけられているとすれば、
そのはたらきはただひとつ、
最も厳密な真理、
すなわち存在についての真理を
明らかにすることにのみある。
（ アリストテレス ）
37.
これまでとは構造の違う問題が発生しているときに、
旧来の枠組みで無理やり解釈して割り切ることほど、
まずい対処の仕方はない。
それは問題を歪めるどころか、
そんな問題は存在しないかのごとく
錯覚させてしまう。
（ 鷲田清一 ）
38.
男性の間では愚かで無知な男が、
女性の間では醜い女が
愛され、ちやほやされる。
（ ショーペンハウアー ）
39.
大抵の場合、
富が、優れた人達の許(もと)よりも
劣悪な人間の許に多く存するのは
なぜであろうか。
あるいはそれは、
富は盲目である為(ため)、
人間の心を判別することも、
最善なるものを選ぶことも
出来ないからであろうか。
（ アリストテレス ）
40.
食べているうちに食欲は起こるものだ。
（ モンテーニュ ）
41.
私が哲学より習得したものは、いかなる社会においても安じて感知する能力である。
（ アリスティッポス ）
42.
神を感じるのは心情であって、理性ではない。
信仰とは、そのようなものである。
（ ブレーズ・パスカル ）
43.
真の音楽家とは音楽を楽しむ人であり、真の政治家とは政治を楽しむ人である。
（ アリストテレス ）
44.
障害と闘って勝つことが、人間を幸福にするのだ。
（ ショーペンハウアー ）
45.
人生の情景は、粗いモザイク画に似ている。
この絵を美しく見るためには、それから遠く離れている必要がある。
間近にいては、それは何の印象も与えない。
（ ショーペンハウアー ）
46.
彼は時々自分がマックスに恐れの感情を抱いていることに気がついた。
彼が恐れるのは
老人マックスの悪意でも、批判でさえもなく、
マックスとの接触によって、
ただなんとなく自分の個性が消滅してゆくことだった。
（ アイリス・マードック ）
47.
最高の虚栄心は名声を愛することである。
（ サンタヤーナ ）
48.
簡単な言葉で言い表せないほど薄弱な思想は、捨て去って良い証拠である。
（ ヴォーヴナルグ ）
49.
ねばり強く生きる作家には、
あまり世の中を騒がせないことと、
どうせ死ぬのだから
今から死者に似るようにふるまうことが要求される。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
50.
思いやりとは情熱の休息だ。
（ ジョセフ・ジュベール ）
51.
結婚というのは、人々が愛に、ある宗教的表現を与えることと、愛を宗教的義務に高めることのほか、何を意味するつもりなのか。
（ キルケゴール ）
52.
人間の運命は、
その人の性格が生み出したものである。
（ エマーソン ）
53.
精神は、事物が自分の性質を書きこむための白紙ではない。
理論的観察の客観性といえども、
あくまで自分自身の法則にしたがって作用する
精神の完全な活動にほかならない。
（ ゲオルク・ジンメル ）
54.
親戚は、我々の忍耐と我慢を要求する最もひどいものである。
（ アミエル ）
55.
自由第一主義にあらず、正義第一主義がおよそ社会主義の公式である。
（ アラン ）
56.
肉体のために生きるのではなく、肉体なしには生きられないように振る舞うべきである。
（ セネカ ）
57.
恋に肩をたたかれた時には、いつもは詩的な調べに耳をかさないような男でさえ詩人になる。
（ プラトン ）
58.
生命を賭(と)すること、生命を犠牲にすることは、それなしでは人間にふさわしい生を得ることもできず、救いの道を見出すこともできないであろうような、人間にとって必須の条件であるが、それも生命を賭すること、生命を犠牲にすることそのものにではなく、それが理性と愛から出た、人間として生きる上での契機となっている点に、意味があるのである。
（ カール・ヤスパース ）
59.
今日(こんにち)世界の問題の根本原因となっているのは、愚か者が自信満々である一方、識者は疑念しか持てなくなっていることだ。
（ バートランド・ラッセル ）
60.
一つの悪徳は、他の悪徳に導く。
（ セネカ ）
61.
自己の所有以上を望まぬ者は富者なり。
（ キケロ ）
62.
どんな場合にも、
懐疑主義がひろがるのには、
知的な原因があるというより、
むしろ社会的原因があることが多い。
主な原因となるのは、
無力な慰めである。
（ バートランド・ラッセル ）
63.
我々は自国の伝説を軽蔑するのに、子供たちには古代の伝説を教える。
（ ヴォーヴナルグ ）
64.
ほんとうに黙することのできる者だけが、ほんとうに語ることができ、ほんとうに黙することのできる者だけが、ほんとうに行動することができる。
（ キルケゴール ）
65.
ものを知らない人はよくしゃべり、よく知っている人はあまりしゃべらない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
66.
一つの思想に凝り固まったとき、
その思想ほど危険なものはない。
（ アラン ）
67.
その日を終えたら、その日のことは済ませてしまおう。
君はできることをした。
大失態や不合理が心に入り込んできたら、できるだけ早く忘れることだ。
明日は新しい一日。
穏やかにその日を始めることができる。
かつての馬鹿げたことで苦しまなくて済むほど高揚した精神で。
（ エマーソン ）
68.
人間というものは、強さと弱さ、光明と不明、矮小と偉大の混合物である。
そのことは、人間を訴追することにはならず、人間を定義することになる。
（ ドゥニ・ディドロ ）
69.
「情熱」の不断の生殖により、一つの「情熱」の消滅はもう一つの「情熱」の出現につながっている。
（ ラ・ロシュフコー ）
70.
我々の人生は、我々の生きようとする意志と世界との対決であり、この対決において我々は、生きようとする意志を低下させないように、たえず抵抗しなければならない。
（ シュバイツァー ）
71.
よく練られた仕事は、
半ば終わったようなものである。
（ プラトン ）
72.
すべての個性には自(おの)ずからの美あり。
（ エマーソン ）
73.
ある種の認識は、
真理を叙述するために、
どうしてもなくてはならないのである。
（ ヴァルター・ベンヤミン ）
74.
愛さなければ、
愛する気持ちはわからない。
（ アイリス・マードック ）
75.
共通の運命の下に生きねばならぬとの自覚が、社会人の日常生活の中に深く織り込まれるに至れば、人は自分一個の生活の狭い範囲を超えて、のちの世代を思い、次々に展開していく社会の一種の永遠性をも考えるようになるのである。
（ ギュスターヴ・ティボン ）
76.
魂は肉体を拒否する。
（ アラン ）
77.
政治とは、支配者と民衆の間に結ばれる単純な契約である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
78.
人間が自分の支配下にないもの、つまり、「自らの意志に反して失う可能性のある」ものを追求する場合、生はそれに従属することになり、その結果、「自立性」が奪われることになる。
（ ハンナ・アーレント ）
79.
善なるものが善き人を作る。
たとえば音楽という芸(わざ)において善きものが音楽家を作る。
（ セネカ ）
80.
すべての夫は醜い。
（ モンテスキュー ）
81.
思考が環境にかかわって直面する課題は、思考を人間経験において普及することである。
その課題は、思考の結果を他の人たちに押しつけることではなく、思考するという能動的・行動的な過程を普及することである。
（ ジョン・デューイ ）
82.
多く笑う者は幸福であり、多く泣くものは不幸である。
（ ショーペンハウアー ）
83.
善の究極は悪であり、悪の究極は善である。
（ ラ・ロシュフコー ）
84.
ある行為を後悔する者は、
二重に不幸あるいは無能である。
最初に邪悪な欲望によって、
ついで悲しみによって征服される者だからである。
（ スピノザ ）
85.
人生はイチゴの味がする。
（ アラン ）
86.
哲学からの浸透を受けない限り、
科学が失う危険のあるものは、
事物そのものと言うよりは、
事物の差異である。
この差異は事物を存在させ、
事物をあれではなくこれに、
他の何でもなくこれにさせる。
（ ジル・ドゥルーズ ）
87.
賢者には未知のもの、不可能のものあり。
（ アンティステネス ）
88.
平和条約についての規準など、いくらよく考えられ、いくら手際よく整えられたものであろうと、何の役にも立たぬ。
生への畏敬の思いを実効あるものにする思考のみが、永遠の平和をもたらすことができるのである。
（ シュバイツァー ）
89.
何はともあれ、我々は我々の畑を耕さなければなりません。
（ ヴォルテール ）
90.
疑い深い人は、自ら招いて、裏切られることになる。
（ ヴォルテール ）
91.
教養を構成しているのは、一般的には
普遍的なものという形式的なものでしかない。
（ ヘーゲル ）
92.
人間は自分に起こった問題を環境のせいにする癖を止めねばならぬ。
そして自分の意志を──（自分の）信念と道徳に基づく自分自身の取るべき道を──再び訓練することを学ぶべきだ。
（ シュバイツァー ）
93.
人は多くの場合、他人と異なるのみならず、また、いろいろなときにおける自分自身と異なることが多い。
（ ブレーズ・パスカル ）
94.
真実は君の顔に書いてあるし、声にもあらわれる。
恋人同士が目を見るだけで、あらゆることが分かり合えるのと同じく、やがて分かることなのだ。
（ アウレリウス ）
95.
いちばん小さい事物を軽蔑し、いちばん大きい事物を信じない人間から何が得られようか。
（ ブレーズ・パスカル ）
96.
或(あ)る人が何であるかは、
彼の才能が衰えるときに、
──彼が何を為(な)しうるかを示すことを熄(や)めるときに、
始めて暴露される。
才能もまた一つの化粧である。
化粧は一つの隠蔽(いんぺい)である。
（ ニーチェ ）
97.
他人を愛せよ。
そうすれば彼らもまた、あなたがたを愛するだろう。
彼らの役にたて、そうすれば彼らもあなたがたの役にたつであろう。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
98.
人間にとっての名誉ある傑作とは、適切な生き方をすることに他ならない。
（ モンテーニュ ）
99.
いわゆる害悪と呼ばれるものの多くは、悩める者の心のあり方を、恐怖の態度から闘争の態度へと変化させることにより、気を引きしめる強壮剤に変えることができる。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
100.
私が望みたいのは、君たちが、あらゆる種類の隣人たち、またその近所の者たちに堪えきれなくなることだ。
そうすれば君たちは、自分自身の内部から、友とそのあふれる心情とを創り出さざるをえなくなるだろう。
（ ニーチェ ）
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