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哲学者・思想家の名言
☆ １２月２日 ☆
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1.
人間はすべて誤るものである。
ただ過失を固守するのが愚か者なのである。
（ キケロ ）
2.
未来こそ過去を支配すべきものであり、われわれが過去に対してとるべき態度を指令するのは未来なのである。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
3.
我々を救ってくれるもの、それは友人の助けそのものというよりは、友人の助けがあるという確信である。
（ エピクロス ）
4.
精神を通じて平和への一つの思いが諸民族の間に生まれ育つ、その度合いに応じてのみ、平和の維持のために作られた諸機関は、それに求められ望まれていることを果たすことができるでありましょう。
（ シュバイツァー ）
5.
幸福はどこにあるのか？
名誉を愛する人は、他人の行為の中にあると考える。
快楽を愛する人は、自分の感情の中にあると考える。
悟った人は、自分の行動の中にあると考える。
（ アウレリウス ）
6.
ずるい人間は、すぐに他人もずるいと思い込む。
（ ラ・ブリュイエール ）
7.
人は、これを、次にはあれを、と考えをめぐらせ、遠い将来のことにまで思いを馳(は)せる。
ところが、この先延ばしこそ生の最大の浪費なのである。
（ セネカ ）
8.
徳が全体として何であるかということが、
まだ探求の途中にあるのに、
それの部分を使って答えることによって、
徳そのものを誰かに明らかにしようなどと
思ってはいけない。
（ プラトン ）
9.
習慣であるが故にこれをなすという人は、何らの選択をも行なわない。
（ J・S・ミル ）
10.
愛する人々にも死後には会うことができない。
死ぬ際にはすべてを失うのである。
（ 中村元 ）
11.
人は自分の認識を他人に伝えると、もはやその認識を前ほどには愛さなくなる。
（ ニーチェ ）
12.
たまたま私の身に起こることが私を偉大にするのではなく、私の行うことが、私を偉大にする。
（ キルケゴール ）
13.
簡単な言葉で言い表せないほど薄弱な思想は、捨て去って良い証拠である。
（ ヴォーヴナルグ ）
14.
想像力は魔術的なものである。
（ 三木清 ）
15.
女性の本質は献身であるが、その外形は抵抗である。
（ キルケゴール ）
16.
古典が引く伝統の糸は、
哲学なら哲学史の、
社会科学なら社会科学史の、
流れを貫いて
いつも不断の作用を各時代に及ぼしている。
だからして古典は論拠とされてはならぬが、
併(しか)し又必ず参照されねばならぬものとなる。
（ 戸坂潤 ）
17.
世界が一つになるには、
理解と寛容が絶対必要である。
（ 中村元 ）
18.
自分がどんな人間かはっきりさせようとするのは、
自らの歯を噛もうとするようなものだ。
（ アラン・ワッツ ）
19.
世の中に、良い年の取り方を知っている人は、本当に少ないものだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
20.
いかなる身分でも、気晴らしができる限り幸福である。
それは自分自身について考えることから心をそらしてくれるという幸福である。
（ ブレーズ・パスカル ）
21.
私たちが愛する人々の幸福を願うのは当然である。
だが、自分たちの幸福を棄ててまで、これを願うべきではない。
（ バートランド・ラッセル ）
22.
笑いながら、厳粛な事を語れ！
（ ニーチェ ）
23.
繊細な魂は、誰かが自分に感謝する義務があると知ると塞ぎ込む。
粗野な魂は、自分が誰かに感謝する義務があると知ると塞ぎ込む。
（ ニーチェ ）
24.
本当に出席に値する講義には、
出席を強制する規律など必要ではない。
（ アダム・スミス ）
25.
ファッションはからだの観念を揺さぶり、
性のイメージをずらせ、
品位とか優美とか情愛のきめを作りだし、
欲望のかたちを象(かたど)り、
最後に、あらゆる包囲をすり抜ける抵抗のスタイルを決める。
（ 鷲田清一 ）
26.
友人を得る唯一の方法は、自分が相手の友人になることである。
（ エマーソン ）
27.
哲学は
いってみれば素手で、無前提で、
その作業を開始する。
それはつまり、
いかなる命題もあらかじめ妥当するものとみなさない
ということでもある。
だから、哲学には初心者も専門家もいない。
（ 鷲田清一 ）
28.
怒りは無謀をもって始まり、後悔をもって終わる。
（ ピタゴラス ）
29.
（作家が死ぬと彼らの本は）
暫(しばら)く煉獄(れんごく)に留(とど)まった［忘却にさらされた］後に、
新しい価値を叡知(えいち)の天空に加えるだろう。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
30.
偉大な人物の栄光は、
それを手に入れるために用いた手段によって
常に計られるべきである。
（ ラ・ロシュフコー ）
31.
論理によって懐疑が出てくるのではなく、
懐疑から論理が求められてくるのである。
（ 三木清 ）
32.
人の一生とは、その人が人生をいかに考えたかである。
（ アウレリウス ）
33.
万国の労働者よ、団結せよ！
（ カール・マルクス ）
34.
この人生は生きる価値があると言えるだろう。
なぜなら、人生は自分で作るものであるからだ。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
35.
自信はヒロイズムの本質である。
（ エマーソン ）
36.
大地の花々は躍り出て、時間と死をあざ笑う。
（ スリ・アウロビンド ）
37.
神は常に微動だにせず、異なるときに、異なる場所に行くはふさわしからず、労せずして、心の思いにより万物を揺り動かす。
（ クセノパネス ）
38.
ふつうの旅なら、よく整えられた道に従い、土地の者に聞けば迷うことはありません。
が、この旅（＝人生の旅）では事情が違って、最も好まれる、最も多くすすめられる道が、実は一番誤らせるのです。
（ セネカ ）
39.
神は本質ではなく実存である。
我々は、神については、霊的な体験に基づいた象徴的な言葉だけでしか語ることができない。
（ ベルジャーエフ ）
40.
人間においては、精神のほかに偉大なものは存在しない。
（ ハミルトン ）
41.
誰もがその収入を公表はしない。
ただ収入によって得たものを見せびらかすだけである。
（ モンテーニュ ）
42.
科学は組織された知識である。
（ ハーバート・スペンサー ）
43.
光を与えれば、人は自ずと道を見つける。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
44.
自分の利益のための嘘は詐欺、
他人のための嘘は欺瞞、
人を傷つけるためにつく嘘は誹謗中傷であり、
これが最も卑怯な嘘である。
自分にも他人にも何の得にも損にもならない嘘は
嘘ではない。
ただの「創作（フィクション）」である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
45.
なんらかの行為がいかにも目覚ましく見えても、偉大な計画の結果でないかぎり、それを偉大なものとは見てはならない。
（ ラ・ロシュフコー ）
46.
民衆が議論し始めると、
すべてのものが失われる。
（ ヴォルテール ）
47.
精神的な人は、
そういう人は同時に勇気もある人だと前提しての話だが、
精神的であればあるだけ、
また痛ましい悲劇にも出会う。
だが、彼らは
まさに人生が自分たちに大きく敵対してくればくるだけ、
その人生を称賛する。
（ ニーチェ ）
48.
人間は安楽に満足して生きたいと思うが、
自然は人間に対して、
安楽と無為の満足に甘んじさせず、
労苦や労働に打ち克つ手段の発見に知恵をしぼらせようとして、
労苦や労働の中に人間を放り込む。
（ カント ）
49.
頑固者は、
打ち砕くことはできるが、
服従させることはできない。
（ セネカ ）
50.
幾何学者は難しい証明の中で、ごく簡単でわかりやすい推論の長い鎖を用いる習慣を持っている。
それと同じように、人間にとって認識可能なことはすべて、（推論の鎖によって）次から次へと結論が続いて導かれる。
（ デカルト ）
51.
優秀さは訓練と習慣の賜物である。
私たちは美徳と優秀さを持っているから正しく行動するのではない。
むしろ正しく行動するから美徳と優秀さを持つ事ができるのである。
（ アリストテレス ）
52.
我々はどこまでも理性について行くだけの力はない。
（ ラ・ロシュフコー ）
53.
ロウソクが消えた中では、
どんな女も美しい。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
54.
真実は雄弁と美徳の秘訣であり、倫理的根拠の基礎であり、美術と人生の極致である。
（ アミエル ）
55.
ほとんどすべての人が小さな恩義に喜んで恩返しをする。
多くの人が中くらいの恩義を恩に着る。
しかし大きな恩義に対して恩知らずでない人はほとんど一人もいない。
（ ラ・ロシュフコー ）
56.
神は知識そのものではなく、知識の種子をわれわれに与えたり。
（ セネカ ）
57.
女に対して最も好意的な男でも、
女の具体的な状況をけっして十分に知ることはない。
したがって、男たちが
自分たちの特権の大きさを推し測ってみようともせず、
ただ特権を守ろうとつとめているとき、
（私たち女は）彼らが何を言おうが信じる必要はない。
（ ボーヴォワール ）
58.
人はつねに自分の幸福を望むものだが、その幸福を見分けることはできない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
59.
人を誘惑することのできないような者は、人を救うこともできない。
（ キルケゴール ）
60.
私の仕事と私の技術、それは生きることだ。
（ モンテーニュ ）
61.
美の持つ説得力は、いかなる紹介状にもまさる。
（ アリストテレス ）
62.
宿命論が後悔を追い払うのは、人ができることをすべてし尽くした場合に限る。
（ アラン ）
63.
いかなる事も、友に相談すべし。
とりわけ、自分自身に関する事は。
自己愛は判断を狂わすゆえ、友の助言は有益である。
（ セネカ ）
64.
汝を高むる者は
ただ汝自身の中にあり。
（ 阿部次郎 ）
65.
宗教は無知の子供であり、その母より永くは生き延びることが出来ない。
（ ショーペンハウアー ）
66.
不当な非難をこうむればこうむるほど、また強暴な言論の圧迫を受ければ受けるほど、我々はますます高く叫ばずにはいられない。
（ ブレーズ・パスカル ）
67.
そう考えない自由が私にあるのだ。
（ アウレリウス ）
68.
希望とは、目覚めている人間が見る夢である。
（ アリストテレス ）
69.
教えることが「規則を教える」ことだとしても、
なかなか厄介な問題があるわけですね。
たとえば、泳ぎ方を教える場合も、
規則はいくらでも言えるわけです。
こうしてこうやってとかね。
でも、それでその人が泳げるようになるとはかぎらない。
また、実際にその人自身が泳げるようになると、
もうそんな規則はどうでもよくなるわけです。
（ 柄谷行人 ）
70.
変化は存在するが、変化するものは存在しない。
（ アンリ・ベルクソン ）
71.
復讐する時、人間はその仇敵と同列である。
しかし、許す時、彼は仇敵よりも上にある。
（ フランシス･ベーコン ）
72.
健康だと思い込んでる病人は治せない。
（ アミエル ）
73.
しばしば我々は、我々の最も美しい行為をも恥ずかしく思うであろう。
それを生み出したすべての動機を人に見られたならば。
（ ラ・ロシュフコー ）
74.
反対のあることが嘘のしるしでもなければ、
反対のないことが真理のしるしでもない。
（ ブレーズ・パスカル ）
75.
成功を求める時間もないほど忙しい人のところへ、成功は訪れる。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
76.
習慣は我々の偶像であり、我々が服従するから強いのである。
（ アラン ）
77.
信仰も神の賜物である。
平和と愛が与えられるものから信仰もまた起こる。
（ アウグスティヌス ）
78.
その年齢の知恵を持たない者は、その年齢のすべての困苦を持つ。
（ ヴォルテール ）
79.
議論するだけなら議員は大勢いる。
実行が問題になるとだれもいなくなる。
（ ラ・フォンテーヌ ）
80.
哀れみは不運が存在しないところでは存在することができない。
したがって、権力への渇望が弱者の存在に既得権益があるように、哀れみは不幸な人びとの存在に既得権益がある。
（ ハンナ・アーレント ）
81.
君は運命の手中にあるものをあれこれ計画し、自分の手中にあるものを喪失している。
（ セネカ ）
82.
飢餓線上の貧困者は生き甲斐のある生活をおくる。
衣食住を求める闘争に従事することは、無用の感覚から自由になることでもある。
（ エリック・ホッファー ）
83.
人間である限り、誰でも過ちはある。
しかし賢者や善人は、自分の過ちや失敗の中から、未来に備えるための知恵を学び取る。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
84.
教育とは流水に文字を書くような果てない業(ぎょう)である。
だが岩壁に刻むような真剣さで取り組まねばならぬ。
（ 森信三 ）
85.
仕事は最初が肝心だ。
（ プラトン ）
86.
イマジネーションの世界は無限である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
87.
人は考えることによってではなく、
行うことによって成長する。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
88.
生きているうちに、許されている間に、善き人たれ。
（ アウレリウス ）
89.
病気は、より高い人生の階段を登ってゆく通路に過ぎない
（ カール・ヒルティ ）
90.
私たちは、他者を愛することなくして、自らを愛することはできない。
そして自らを愛することなくして、他者を愛することはできない。
けれども、自らを利己的に愛すると、他者を愛せなくなる。
（ トマス・マートン ）
91.
純粋に愛することは、
隔(へだ)たりへの同意である。
自分の愛する者との間にある隔たりを
何より尊重することだ。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
92.
さあ、サイコロは投げられた。
私はルビコン河を渡るのだ。
この道は私を戦いに導くだろう。
だが私はたじろぎはしない。
私は私の手で見出した「この道」を駆け抜けて進むのだ。
（ キルケゴール ）
93.
我々が皆自分の不幸を持ち寄って並べ、それを平等に分けようとしたら、ほとんどの人が今自分が受けている不幸の方がいいと言って立ち去るであろう。
（ ソクラテス ）
94.
希望が逃げていっても、勇気を逃がすな。
希望はしばしば我々をあざむくが、勇気は力の息吹である。
（ フリードリッヒ・ブーテルベーク ）
95.
恐れるということほど、恐るべきものはない。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
96.
たいていの人は頭を働かせるくらいなら死んだ方がましだと思っている。
そればかりか、彼らは実際にそうする。
（ バートランド・ラッセル ）
97.
すべての享楽を抹殺するものを讃美し、
享楽を拡大するものを非難し、
窮乏をよしとし、
自己放棄を徳とする。
（ ジェレミー・ベンサム ）
98.
ひやかすとは、品よく無礼を働くことだ。
（ アリストテレス ）
99.
人間は思考し、観想する存在であると共に、選択する存在である。
（ キルケゴール ）
100.
慢心は消し止めねばならぬこと、
大火(たいか)以上だ。
（ ヘラクレイトス ）
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