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哲学者・思想家の名言
☆ ２月７日 ☆
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1.
人にものを教えることはできない。
みずから気づく手助けができるだけだ。
（ ガリレオ・ガリレイ ）
2.
ひとは不確実なものから働くというところから、あらゆる形成作用の根底に賭(かけ)があると言われ得る。
（ 三木清 ）
3.
賞賛の演説や悪罵においては
心象を作る力が支配的である。
なぜならば、
企図されるのは真実ではなく、
名誉あるいは不名誉を与えることであり、
それは、上品な、あるいは下品な比較によってなされるからである。
（ トマス・ホッブズ ）
4.
神の怒りは一時のものであり、神の慈悲は永遠のものである。
（ ジョセフ・ジュベール ）
5.
この人間よりも私のほうが賢いに決まっている。
なるほど、我々は二人とも、
正しいこと、まともなことを何一つ知らぬように見えるが、
向こうは、物を知っていると思い込みながら、実は何一つ知らぬのに対して、
私はなるほど何一つ物を知らぬが、知っているとは全然思ってもいないのであるから。
（ ソクラテス ）
6.
嘘はいつまでも続かない。
（ ソクラテス ）
7.
呼吸が身体の活力であるように、
名声は心の活力である。
（ バルタザール・グラシアン ）
8.
何よりも次の二つの真理を記憶せよ──
まず第一に、外界は君の魂に触れることはできず、常に揺るぎなく外部に立つものであるから、君の内面の平和は君の想像からのみ生じるということ、
そして第二に、君が今、目の前に見ているものは、たちまち変化して、もはや存在しなくなるということだ。
（ アウレリウス ）
9.
私が転向すれば向こうも転向するとか、
私が認める言い分を向こうも認めるとか
いうような友人はいりません
（そういうことなら影法師の方が上手にやってくれます）。
欲しいのは
私と同じ真実を言ってくれる友人、
自分の意志に従っての決断が
私の決断と同じになる友人です。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
10.
自分自身に満足していない人間に、いったい何ができるっていうんだい？
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
11.
万物は土より生じ、土に還る。
（ クセノパネス ）
12.
教育の目的は性格の形成にある。
（ ハーバート・スペンサー ）
13.
自分の利益のための嘘は詐欺、
他人のための嘘は欺瞞、
人を傷つけるためにつく嘘は誹謗中傷であり、
これが最も卑怯な嘘である。
自分にも他人にも何の得にも損にもならない嘘は
嘘ではない。
ただの「創作（フィクション）」である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
14.
食事もほどほどにしておかないと、コックも毒を盛る人になってしまう。
（ ヴォルテール ）
15.
読書は他人にものを考えてもらうことである。
本を読む我々は、他人の考えた過程を反復的にたどるに過ぎない。
（ ショーペンハウアー ）
16.
人が自分で得られることを神に頼んだところで無駄である。
（ エピクロス ）
17.
食べているうちに食欲は起こるものだ。
（ モンテーニュ ）
18.
真理が歴史をもつと言うとき、歴史は過去の認識の形態の系列のみを我々に叙述するものである以上、歴史の中では真理は見出されることはできないはずである。
真理は過ぎ去ったものではないからである。
（ ヘーゲル ）
19.
苦難の道は永くもあれば、また暗くもある。
次第に明るくなるような道は別の道である。
（ キルケゴール ）
20.
宗教は手本によって燃え続ける火である。
人に伝えられなければ消えてしまう。
（ ジョセフ・ジュベール ）
21.
大衆は真理を愛していない。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
22.
新しい真理とはつねに心の変遷過程の媒介者、調停者である。
それは最小の動揺と最大の連続性とを与えるようにして旧(ふる)い意見を新しい事実にめあわせる。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
23.
器量こそ
乱世における勝敗を決定するものである。
（ 唐木順三 ）
24.
召使に尊敬される主人は少ない。
（ モンテーニュ ）
25.
若者を確実に堕落させる方法がある。
（自分と）違う思想を持つ者よりも同じ思想を持つ者を尊重するように指導することである。
（ ニーチェ ）
26.
少女には少女の自由を許さなければならない。
ただし、それを利用する機会は与えるべきでない。
（ キルケゴール ）
27.
人生は生活の心構えをしている中に、いたずらに過ぎゆく。
（ エマーソン ）
28.
体験から考えるという方法は、体験の不完結性・不完全性の自覚をてばなさない方法である。
ある種の完結性・完全性の観念に魅惑されて、その尺度によって状況を裁断するということがないようにすることが、私の目標だ。
（ 鶴見俊輔 ）
29.
健康は実に貴重なものである。
これこそ人がその追求のために、単に時間のみならず、汗や労力や財宝をも、否(いな)生命さえも捧げるに値する唯一のものである。
（ モンテーニュ ）
30.
制服というものは、人間に安堵と尊敬とを同時に与える。
そして全ての服装は、多かれ少なかれ制服である。
（ アラン ）
31.
宗教は論理的もしくは倫理的な根拠など何一つ有しない。
それは人間学的な起原をもつのみである。
宗教は超自然的な力を畏怖し、
この力を和らげ宥(なだ)めて自らの意志に従わせたいと願う
人間の欲望から生まれた。
（ エルンスト・カッシーラー ）
32.
まじめな人間は事物の背後のありもしない宝探しに血道をあげて、文化という美しい虚構（フィクション）を楽しむことを知らない。
（ 丸山圭三郎 ）
33.
人に好かれるための唯一の方法は、
畜生の中で最も愚かなものの皮をかぶることである。
（ バルタザール・グラシアン ）
34.
競合社会では、個の野心が公の利益。
（ アダム・スミス ）
35.
自分が今かかっている病気をがまんするほうが、決してかからないかも知れない病気について思い悩むより利口である。
（ ラ・ロシュフコー ）
36.
無知は富と結びついて
初めて人間の品位をおとす。
（ ショーペンハウアー ）
37.
（誰かが始めた土地の占有宣言と行為に対して）もし誰かが、杭や溝を引き抜いたり埋め戻したりし、「この嘘つきの言うことは聞くな。
　（中略）君たちは、土地は誰のものでもなく、そこから生じる果実は万人のものということを忘れている」と叫んだら、この人は人類に、いかに多くの罪悪・戦争・殺戮(さつりく)・不幸・恐怖をまぬがれさせたことだろう。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
38.
人生から友情を取り去ることは、世界から太陽を取り去ることに等しい。
（ キケロ ）
39.
人に善くしてやったとき、それ以上の何を君は望むのか。
君が自己の自然にしたがって行動したということだけで充分ではないか。
（ アウレリウス ）
40.
真実は雄弁と美徳の秘訣であり、倫理的根拠の基礎であり、美術と人生の極致である。
（ アミエル ）
41.
本当の豊かさは、
精神の豊かさである。
（ アナカルシス ）
42.
夫婦生活は長い会話である。
（ ニーチェ ）
43.
もっとよく知ったら我々の友達の列に加わりそうな人々を敵としてはならない。
（ ラ・ブリュイエール ）
44.
自分自身を信頼すれば、他の多くの事柄に対する信頼が生まれる。
（ ラ・ロシュフコー ）
45.
うまい洒落(しゃれ)は、洒落るつもりがない時に生まれる。
同様に、我々が心を動かされるのは、その人にこちらの心を動かそうというつもりがまったくない時である。
（ ヴォルテール ）
46.
一生を終えてのちに残るものは、
我々が集めたものではなくて、
我々が与えたものである。
（ ジェラール・シャンドリ ）
47.
人間の社会では、顔が君臨する。
身体は奴隷で、
二重三重に布でくるまれ、
包み隠される。
その（＝身体の）役割は、
騾馬(らば)のように、
蝋(ろう)のように黄ばんだ聖遺物を
上に載せて運ぶことだ。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
48.
身なりが顔つきや風俗を変える。
（ ヴォルテール ）
49.
就職活動をしている大学生は、
皆同じ格好をしています。
「就職」という成功を得るためには、
他の人と違ってはいけないのです。
（ 岸見一郎 ）
50.
大成功はおぼつかないと分かった時になって、人は大風呂敷を軽蔑する。
（ ヴォーヴナルグ ）
51.
男が、自分で思っているのと同じくらい若く見えることはよくある。
だが、自分で思っているのと同じくらい重要な存在であることは絶対にない。
（ ボーヴォワール ）
52.
「罪のない嘘」をつくことは非常に難しく、そんな嘘はめったに存在しない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
53.
人をだめにする最大の方法は、
好きなことをやらせ、
好き放題にさせ、
褒めまくることだ。
いうところの褒め殺しである。
これによく抵抗できる人は少ない。
（ 鷲田小彌太 ）
54.
確かに、
たとえ卵焼きを作るためだけであっても、
家を燃やしかねないのが、
極端な利己主義者の本性である。
（ フランシス･ベーコン ）
55.
健康な身体は客間で、病身は監獄である。
（ フランシス･ベーコン ）
56.
まるで死んでいるような人間が、死ぬのをいちばん嫌がる。
（ ラ・フォンテーヌ ）
57.
我らは常に命の短きを嘆きながら、あたかも命の尽きる時期などなきがごときに振る舞う。
（ セネカ ）
58.
恋をして、しかも賢くあることは不可能だ。
（ フランシス･ベーコン ）
59.
死はどこで我々を待っているか分からないから、いたるところでそれを待ち受けよう。
（ モンテーニュ ）
60.
無知を知るは学問の始めなり。
（ ソクラテス ）
61.
慎重さとは、
求めるべきものと、
避けるべきものを知ることである。
（ キケロ ）
62.
人は、思っているほど不幸でもなければ、期待したほど幸福でもない。
（ ラ・ロシュフコー ）
63.
ぶらぶら歩きは生きるための偉大な技術である。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
64.
悪にかけても善にかけても英雄がいる。
（ ラ・ロシュフコー ）
65.
我々は何かを得ることによって生活しているが、人生は与えることによって豊かになる。
（ シュバイツァー ）
66.
政治には火に対するようにすべきである。
火傷しないためには近寄るべきでなく、凍傷しないためには遠ざかるべきでない。
（ アンティステネス ）
67.
成す価値のあるものは、
成し終える価値がある。
もし成し終える価値がないなら、
なぜ始めたのか。
（ バルタザール・グラシアン ）
68.
我が上なる星の輝ける空と、我が内なる道徳律とは、それを考えることしばしばにして、常に新たにして、増しきたる感嘆と崇拝とをもって心を満たす二つのものである。
（ カント ）
69.
この世の中で成功するには、力ずくでも、死ぬまで剣を腕より離さないことだ。
（ ヴォルテール ）
70.
自己に与えられた条件を
ギリギリまで生かすことが、
人生の生き方の最大最深の秘訣である。
（ 森信三 ）
71.
人は、最も栄えている時に、大きな不幸に見舞われるものだ。
（ アリストテレス ）
72.
考えてばかりいないで、とにかくやるべきことをやれ。
人生とは、頭で考えたり難癖をつけたりして、変わるようなものではない。
（ エマーソン ）
73.
悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである。
成り行き任せの人間は、気分が滅入りがちになる。
（ アラン ）
74.
対立、もしくは作用と反作用こそ、我々が自然のあらゆる面で遭遇することである。
（ エマーソン ）
75.
理性は情念の奴隷である。
（ デイヴィッド・ヒューム ）
76.
乞食──乞食は一掃すべきである。
けだし何か恵むのもしゃくにさわるし、何もやらないのも、しゃくにさわるから。
（ ニーチェ ）
77.
へつらいとは、悪徳の侍女なり。
（ キケロ ）
78.
私たちが脅威をリスクとして明確に認めることがないかぎり、
脅威は増大し続けるであろう。
（ モーリス・ブランショ ）
79.
神は人間を、その本質が天使と獣類との中間に存在するものとして創られた。
（ アウグスティヌス ）
80.
肉体があまり安楽すると、精神が腐敗してくる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
81.
美しさは「自然」が女に与える最初の贈り物であり、そしてまた「自然」が女から奪い取る最初の贈り物である。
（ シュヴァリエ・ド・メレ ）
82.
識別がうまくできぬものは事務の中にうまく入っていけないであろう。
しかし、あまり細かく識別しすぎる人はそこからうまく抜け出せなくなる。
（ フランシス･ベーコン ）
83.
美なるものの最も重要な姿は、整っていること、釣り合いがとれていること、明確であることであり、数学は、何にもましてこれらをこそ表現しているのである。
（ アリストテレス ）
84.
言論が堕落したところでは精神も堕落している。
（ セネカ ）
85.
人間というものは、
幼いときから労せずしてえた栄誉をもっていると、
成長するにつれて
かならずそれを自慢したくなるものである。
（ J・S・ミル ）
86.
もし人が、
この世界から親切の絆をたち切ってしまうならば、
どんな家もどんな都市も存続することができない。
（ キケロ ）
87.
まず自分をこの世に必要な人間とせよ。
そしたらパンは自然に得られる。
（ エマーソン ）
88.
飢えないこと、渇かないこと、寒くないこと、これらが肉体の叫びである。
これらの叫びを抑えることは、霊魂にとって難しいことである。
のみならず、霊魂それ自身が日毎に自己充足を得るようになっているからといって、霊魂に訴える自然の声を無視し去ることは、霊魂にとって、危険なことである。
（ エピクロス ）
89.
平和は自分の足もとから始まる。
世界の平和は各国内の平和から始まるのである。
指導権をめぐる内政的、精神的な争いから、場合によっては暴力を用いかねないような平和破壊のものの考え方を消し去らねばならない。
（ カール・ヤスパース ）
90.
誰もが記憶力のなさを嘆くが、
判断力のなさを嘆く者はいない。
（ ラ・ロシュフコー ）
91.
自由というのは、他人や社会に求めるものではなくて、自分で気がつくものなんだ。
自分は自分のしたいことをしていい、よいことをしても悪いことをしても何をしてもいい、何をしてもいいのだから何をするかの判断は完全に自分の自由だと、こう気がつくことなんだ。
（ 池田晶子 ）
92.
高慢な人は常に心の底では卑劣である
（ カント ）
93.
言論の権利が保障されているところでは、
ファシズムの伝道者は対立する意見を真正面から封じることができない。
そこで、彼らは対立意見を「暴力的で抑圧的」と宣伝する
（それゆえ、抗議行動は“暴動”と表現される）。
（ ジェイソン・スタンリー ）
94.
私の幸福
求めることに倦(う)みはててより、
見いだすことを私は覚えた。
風に遮られてからというもの、
どんな風をも追い風にして
私は帆を張る。
（ ニーチェ ）
95.
人間には、その人がなりたいと思うようになる性質がある。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
96.
愛はすべてを信じ、しかも欺(あざむ)かれない。
愛はすべてを望み、しかも決して滅びない。
愛は自己の利益を求めない。
（ キルケゴール ）
97.
ロウソクが消えた中では、
どんな女も美しい。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
98.
悔い改めれば、無実も同然だ。
（ セネカ ）
99.
存在者の存在に応えて語ることが、哲学である。
（ ハイデッガー ）
100.
私たちは
自分本来の存在のうちで営む人生に
満足できない。
（ ブレーズ・パスカル ）
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