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(人間は)その相手と一生をともにしたいという、
強い感情にとらわれる、 好ましい相手とでなくとも 愛し合うことはできるが、 本当のよろこびは、 しんじつ好ましい相手と愛し合うときでなければ 感じることはできない。
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人間は、死ぬところに向かって
生まれた日から進んでいる、 それしかわかっていない。 あとのことは全部わからない。 わかっているのは、そのことだけ。 人間は生まれて来て毎日死へ向かって歩み続けているということだ。
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(人間というものは)生きているうちは醜いことが多い、
狡猾(こうかつ)や裏切や、 貪欲(どんよく)や策謀。 いいことをする裏には、 数知れない悪徳が積み重なって、 腐ったごみ溜(ため)のような匂いを放っている。
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(あなたが)家に帰る時間を気にするのは、
仕方がないとおもうわ。 イヤだけど、我慢するわ。 だけど、時計を見るとき、 あなたが一人でなくなるのがイヤなの。 そのときには、 奥さんと二人になってしまうのだもの……。
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(猫というのは)
寝心地がよさそうだと思えば 知らない人の膝でも平気で這上(はいのぼ)って来る。 こういう身勝手な性質を 私は好まないのだが、 猫好きが猫を讃(ほ)める時には、 よくこの性質をも一緒に讃めている。
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