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氷の名言
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1.
生死を譬(たとえ)ば、
水と氷の如(ごと)し。
生は水結(むすび)て氷となるが如し。
死は氷とけて水となるに似たり。
（ 無住一円 ）
（ Mujuu Ichien ）
2.
冷めた愛は氷より冷たい。
（ ザ・ザ・ガボール ）
（ Zsa Zsa Gabor ）
3.
北極でも美味い氷なら売れる。
それを売るのが営業マンだ。
（ 小松万豊 ）
（ Komatsu Kazutoyo ）
4.
自己の思想を氷の上へ置くことを心得ていない人は、
論争の熱の中へ身を投じてはいけない。
（ ニーチェ ）
（ Nietzsche ）
5.
理想的な良人(おっと)！
そんなものは世の中に存在しない。
それは乾いた水、焼いた氷を探すわざにも等しい。
（ 平林たい子 ）
6.
愛の心は薄氷のきらめきを持つが、
同時に、一歩踏み誤ると、
凍りつくような深い水底が待ち受けている。
（ 西岡光秋 ）
（ Nishioka Koushuu ）
7.
石橋を鐘で叩いている様な、
薄い氷の上をおっかなびっくりわたっているような状態の人生に生きていたら、
そのままあなた方の人生は委縮しちまうぜ。
空気の抜けた風船みたいになっちまう。
（ 中村天風 ）
（ Nakamura Tenpuu ）
8.
大丈夫だよ。
あんなに冷たい氷も必ず溶けるんだから。
（ 作者不詳 ）
9.
一撃の罅(ひび)が罅よぶ夏氷(なつごおり)
（ 能村登四郎 ）
（ Nomura Toshirou ）
10.
右の目は熱く、
左の目は冷たく、
心には氷の炎を持て。
（ 開高健 ）
（ Kaikou Takeshi ）
11.
日の恩やたちまち砕く厚氷
（ 講談『赤穂浪士』 ）
12.
かき氷くづしどうでもよかりけり
（ 奥坂まや ）
（ Okuzaka Maya ）
13.
ひと匙に夢の滴(したた)るかき氷
（ 甲田夏湖 ）
（ Kouda Natsuko ）
14.
うすらひや天地もまた浮けるもの
（ 行方克巳 ）
（ Namekata Katsumi ）
15.
六月の氷菓(ひょうか)一盞(いっさん)の別れかな
（ 中村草田男 ）
（ Nakamura Kusatao ）
16.
人間は、
真理に対しては氷、
虚偽に対しては火である。
（ アミエル ）
（ Henri Frederic Amiel ）
17.
愛、親切、善意は、
ほかの人の心の中の氷を溶かし、
それが向けられた人からのお返しの行動をもたらすだろう。
愛は万能の溶剤である。
（ ジョセフ・マーフィー ）
（ Joseph Murphy ）
18.
氷上に転ぶと思ひ転びけり
（ 金箱戈止夫 ）
（ Kanebako Kashio ）
19.
お互いにそれは言わずにかき氷
（ 川阪京子 ）
20.
かき氷前髪切った顔同士
（ 工藤惠 ）
21.
往来の人を魚(うお)とす花氷(はなごおり)
（ 小澤克己 ）
（ Ozawa Katsumi ）
22.
日を寒(さむ)み水も衣(きぬ)きる氷かな
（ 心敬 ）
（ Shinkei ）
23.
あかあかと減る楽しさやかき氷
（ 大木あまり ）
（ Ooki Amari ）
24.
美しき氷菓を崩すこと惜しく
（ 今井千鶴子 ）
（ Imai Chizuko ）
25.
氷を解すべき温気、胸中に無くして、
氷のままにて用ひて水の用を為すと思ふは、
愚の至(いたり)なり。
（ 二宮尊徳 ）
（ Ninomiya Sontoku ）
26.
霜(しも)を踏んで堅氷(けんびょう)至る
（ 『易経』 ）
（ Ekikyou ）
27.
蝶墜ちて大音響の結氷期
（ 富澤赤黄男 ）
（ Tomizawa Kakio ）
28.
匙(さじ)なめて童(わらべ)たのしも夏氷(なつごおり)
（ 山口誓子 ）
（ Yamaguchi Seishi ）
29.
山風や夜落ちしとこ湖氷(うみこお)る
（ 松根東洋城 ）
（ Matsune Touyoujou ）
30.
午下(ごか)二時のしじまありけり氷水
（ 松根東洋城 ）
（ Matsune Touyoujou ）

31.
まろび寝に氷菓(ひょうか)もたらす声にはか
（ 堀口星眠 ）
（ Horiguchi Seimin ）
32.
水が凍った氷の状態が人生であるとします。
この氷が解けたとき、
何も無くなってしまうのかというと、
そうではない。
私は、死んだら永遠のいのちと一つになると思っているのです。
永遠のいのちから生まれ、
永遠のいのちへ還る。
（ 青木新門 ）
（ Aoki Shinmon ）
33.
夏氷錐(きり)効かぬまで心(しん)蒼し
（ 川口重美 ）
（ Kawaguchi Shigemi ）
34.
薄氷(うすらひ)の裏を舐めては金魚沈む
（ 西東三鬼 ）
（ Saitou Sanki ）
35.
氷海や日の一粒の珊瑚色(さんごいろ)
（ 金箱戈止夫 ）
（ Kanebako Kashio ）
36.
ぼくたちの人生では、
他人にたいするどんな行為でも、
太陽の下で氷が溶けるように、消えるのではないことを。
ぼくたちがその相手から遠ざかり、
全く思いださないようになっても、
ぼくらの行為は、
（相手の）心のふかい奥底に痕跡をのこさずには消えないことを知らなかったのだ。
（ 遠藤周作 ）
（ Endou Shuusaku ）
37.
せりせりと薄氷(うすらひ)杖のなすまゝに
（ 山口誓子 ）
（ Yamaguchi Seishi ）
38.
佐保川に凍りわたれる薄氷(うすらひ)の薄き心を我が思はなくに
（ 大原桜井 ）
（ Ooharano Sakurai ）
39.
泡のびて一(ひと)動きしぬ薄氷(うすごおり)
（ 高野素十 ）
（ Takano Sujuu ）
40.
薄氷(うすらひ)に透けてゐる色生きてをり
（ 稲畑汀子 ）
（ Inahata Teiko ）

41.
薄氷(うすらひ)の吹かれて端(はし)の重なれる
（ 深見けん二 ）
（ Fukami Kenji ）
42.
ああ遠い北極圈の氷の上で、
ぼんやりと海豹(あざらし)のやうに坐つて居たい。
永遠に、永遠に、自分を忘れて、
（ 萩原朔太郎 ）
（ Hagiwara Sakutarou ）
43.
怒りの詩沼は氷りて厚さ増す
（ 佐藤鬼房 ）
（ Satou Onifusa ）
44.
薄氷(うすらい)へわが影ゆきて溺死せり
（ 三橋鷹女 ）
（ Mitsuhashi Takajo ）
45.
子が食べて母が見てゐるかき氷
（ 森澄雄 ）
（ Mori Sumio ）
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