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人間が神を信じるのは、
俗物に関するかぎり、 彼ら自身も意識しないいい気な欲望の一種である。 そして人類の九分九厘までは俗物なのである。 山田風太郎[やまだ・ふうたろう]
(小説家、1922〜2001) 『戦中派虫けら日記』 (昭和18年2月12日)
《 人類 》
《 意識 》 《 信じる 》→ 今日 《 神 》→ 今日 《 俗物・俗人 》 《 欲・欲望・欲求 》→ 今日 * * * * * * * * * * 《 星座別名言と運勢 》 《 血液型別名言と運勢 》 〈全文〉
自分の周囲を見ると 老若何女──とくに若い人々は、 たいてい無信仰者である。 しかもこの無信仰者たちが 死期迫る落日の年齢に達すると、 しきりにお経を唱え、鐘をたたく愚は 滑稽千万(せんばん)である。 __ Link __ それもまあ一つの善行なのだからという寛容を、 自分の狭量は認めることはできない。 神を信じるならば、 彼らの日常はことごとく神の影の下になければならないのに、 彼らの日常はほとんど嗤(わら)うべき我利我利の狂奔(きょうほん)である。 暮色(ぼしょく)仄(ほの)かに漂い来たる一瞬時に於(おい)て、 口をぬぐって神や仏に対するだけである。 __ Link __ 人間が神を信じるのは、 俗物に関するかぎり、 彼ら自身も意識しないいい気な欲望の一種である。 そして人類の九分九厘までは俗物なのである。 __ Link __
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