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哲学者・思想家の名言
☆ ９月２６日 ☆
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1.
貧者(ひんじゃ)の物惜しみしないのは浪費と称される。
（ ヴォーヴナルグ ）
2.
幸福になろうとするならば、節制と正義とが自己に備わるように行動しなければならない。
（ ソクラテス ）
3.
笑いながら、厳粛な事を語れ！
（ ニーチェ ）
4.
同じ着想が、
その発案者とは別の人のうちで、
見違えるような成長を遂げることが
時おり見られる。
元の畑では不毛であったものが、
移植されて豊かな実りを結ぶのである。
（ ブレーズ・パスカル ）
5.
たとえ、歳月を重ねた奮闘努力が、
少しも報われないと思えるときでも、
いつの日か、
その努力にちょうど見合うだけの光が、
あなたの魂にみなぎるものです。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
6.
彼が環境を救わないならば、
彼は自分自身を救わない。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
7.
世界史とは、自由の意識の進歩以外のなにものでもない。
（ ヘーゲル ）
8.
自由な男、つまり妻を持たない男は、少し才知があれば自己の身分以上の社交界に出入りして、上流階級の人々と同等に交際することができる。
一方縛られている男の場合には、こんなに簡単にはいかない。
結婚はあらゆる人々を自分の中に閉じ込めるから。
（ ラ・ブリュイエール ）
9.
順境の美徳は節度であり、
逆境の美徳は忍耐である。
（ フランシス･ベーコン ）
10.
ソクラテスは、おまえはどこの人かと尋ねられて、「アテナイの人だ」と答えずに、「世界の人だ」と答えました。
彼は普通以上に充実した広い思想の持主でしたから、全世界を自分の町と考え、自分の知人や、交際や、愛情を全人類に向かって拡げていたのです。
（ モンテーニュ ）
11.
君が君の両親を取り扱うように、
やがて君の子供は君を取り扱う。
（ タレス ）
12.
克服できない障害を前にして頑固にふるまうのは、おろかなことだ。
（ ボーヴォワール ）
13.
本質と存在の融合が最高度に実現されるのは、まさに愛を通してのみである。
（ プラトン ）
14.
朝起きてすぐ、迎えるその日になすべき行為を順に挙げよ。
（ ピタゴラス ）
15.
私の疲れた心よ。
生きるということはなんと困難なことだろうか。
（ アミエル ）
16.
絵はあまりに絵画的であってはいけない。
（ エマーソン ）
17.
夜は、どんな女も美しい。
（ オウィディウス ）
18.
苦しみは成長から生まれる副産物。
苦しみだけで終わってしまうことはない。
（ アイリス・マードック ）
19.
病気は、いわゆる人間必滅の心の経験である。
病気は身体に現れた恐怖である。
（ アミエル ）
20.
どんな問題にも両面がある
（ プロタゴラス ）
21.
自己犠牲は美徳の条件である。
（ アリストテレス ）
22.
競技場では、競技相手の攻撃を好意をもって避ける。
人生という競技場でも、共に競技をしている人たちを大目に見てあげようではないか。
人を疑ったり憎んだりせずに避けることは可能なのだから。
（ アウレリウス ）
23.
たいていの男は、誰も自分の妻をさらってくれないことを嘆く。
（ ニーチェ ）
24.
妨害が大きければ大きいほど、欲望はつのるものだ。
（ ラ・フォンテーヌ ）
25.
「つくる」「できる」ではなく、
ただ「いる」というそれだけで価値が認められるような、
ひとについての見方、
それが「高齢者問題」では賭けられている。
〈老い〉は「問題」ではなく、
人類史の「課題」としてここに浮上してきている。
（ 鷲田清一 ）
26.
貧しき者、寂しき者の慰めは夢想である。
（ 阿部次郎 ）
27.
真理は
もったいぶった厳格な主人であるどころか、
従順で素直な召使いなのだ。
自分が一意専心に真理の探求に献身していると思っている科学者は、
自分を欺いている。
彼は些細な真理には関心をもたない。
（ ネルソン・グッドマン ）
28.
容貌は、人々を判断するための規範にはならないが、憶測には役立つかもしれない。
（ ラ・ブリュイエール ）
29.
歴史を動かす大勢力は大衆である。
それ故(ゆえ)に恐るべきは
批評家でなくて大衆であるといえる。
社会的に評価されなくなるや否や、
如何(いか)なる仕事も忘却の海の中に影を没しなければならないのである。
（ 三木清 ）
30.
われわれの生とは、
あらゆる瞬間において、
しかも何よりもまず、
われわれにとっての可能性を意識することである。
（ オルテガ・イ・ガセット ）
31.
人は互いに異なっているものであるという当然の事実を、
寛容な態度をもって認めることである。
（ アイリス・マードック ）
32.
死を望むは臆病者の行為なり。
（ オウィディウス ）
33.
少しは生きる苦労があった方がいい。
あまり平坦な一本道は歩かない方がいい。
王様たちが万事思いのままだとすれば、
気の毒なことだ。
（ アラン ）
34.
汝の意志の規律が、いつの場合でも、一般に立法の原理として適用できるように行動せよ。
（ カント ）
35.
男は知っていることをしゃべり、
女は人に喜ばれることをしゃべる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
36.
今は絶滅されてしまった諸々の哲学や神学が、しかしなお相変わらず依然と学問の中に働き続けている。
根もとの方が死滅してしまった場合でも、ここでは小枝の方には、なお暫時の生命があるのである。
（ ニーチェ ）
37.
真の幸福は外部より受けて生ずるものにあらず。
内部の知識と道徳と慣習より生ずるものなり。
（ ソクラテス ）
38.
エッセイはある話題からさりげなく説き起こすのだが、
「一切を語り終えてからではなく、
　ここが潮(しお)だと感じたところで切り上げる」
といった冷静なしなやかさをもっており、
始源からじぶんを組み立てたり、
終局に向かって環を閉じようともしない。
（ 鷲田清一 ）
39.
正義なんて滑稽ものだ。
一筋の川で限界づけられるのだから。
ピレネー山脈のこちら側では真実でも、向こう側では誤りなのだ。
（ ブレーズ・パスカル ）
40.
自分の力の成長が、
理想の真実の光である。
（ ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ ）
41.
人間は犬に似ている。
遠くで他の犬が吠えるのを聞いて、自分も吠える。
（ ヴォルテール ）
42.
恋文を書くには、まず何を言おうとしているかを考えずに書きはじめること。
そして何を書いたかを知ろうとせず書き終わらなければならない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
43.
媚びる者が存在するのは、それでいい気になる者がいるからである。
（ ラ・フォンテーヌ ）
44.
革新を施すのにあまりに困難な場合には、革新が必要でないという証拠である。
（ ヴォーヴナルグ ）
45.
競争心と嫉妬は、同じ技術、同じ才能、自分と同等の人々の間にしか存在しない。
（ ラ・ブリュイエール ）
46.
人間がこの世界の中に生きる限りにおいて、人間は不可避的にこの世界およびこの世界への欲望に結びつけられてしまう。
この事実は、たとえこの世界に従属したとしても、またこの世界と闘ったとしても、変わることはない。
（ ハンナ・アーレント ）
47.
心に感じたことは信じなければならない。
ことにそれが虫の知らせであるときは。
（ バルタザール・グラシアン ）
48.
哲学的思考のはじまりは、哲学がまったく自立的に自分の仕事を営み、思考がすべての民族信仰から切り離され、イメージの世界とならぶもう一つまったくべつの領域を獲得したところに求められねばなりません。
そのとき、宗教と哲学はまったく平和に共存する。
（ ヘーゲル ）
49.
人生は、
解決すべき問題でも、
答えるべき質問でもない。
人生とは、経験するべき未知なのだ。
（ アラン・ワッツ ）
50.
エスプリ（＝エスプリ精神）の欠点は顔の欠点と同じで、年をとるほどひどくなる。
（ ラ・ロシュフコー ）
51.
事実というものは存在しない。
存在するのは解釈だけである。
（ ニーチェ ）
52.
神と自然は、何一つ無駄なことはしない。
（ アリストテレス ）
53.
人間は本来、社会的な動物である。
（ アリストテレス ）
54.
あらゆる有用なことのなかでもいちばん有用なこと、つまり人間をつくる技術はまだ忘れられている。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
55.
女たちは極端である。
男たちよりも良質か悪質か、そのどちらかだ。
（ ラ・ブリュイエール ）
56.
どんな人も
他人の経験によって学び取るほど利口ではない。
（ ヴォルテール ）
57.
偽りの立場において、いちばんひどいことは、それが終焉(しゅうえん)しないということである。
（ アミエル ）
58.
「人は不確実なもののために働く」、とパスカルは書いている。
けれども正確に言うと、人は不確実なものの「ために」働くのでなく、むしろ不確実なもの「から」働くのである。
（ 三木清 ）
59.
多くの愚者は自分に飽き、嫌になることによって悩む。
（ セネカ ）
60.
ここで生きていくのなら、もう慣れている。
よそに行って生きるのも、君の望み通りにできる。
死ぬとすれば、使命を終えただけのことだ。
他には何もない。
だから勇気を出せ。
（ アウレリウス ）
61.
世界を動かそうと思ったら、まず自分自身を動かせ。
（ ソクラテス ）
62.
休息は睡眠以外には不要
──という人間に成ること。
すべてはそこから始まるのです。
（ 森信三 ）
63.
我々は矛盾だけで生きている。
そして矛盾ゆえに
人生は悲劇であり、
勝利も勝利の望みもない永久の闘争である。
人生は矛盾なのである。
（ ウナムーノ ）
64.
内政に平和の破壊があったのでは、外政における平和を可能にできるはずがない。
（ カール・ヤスパース ）
65.
真の恋愛は
尊敬というものなしには成立しない。
（ ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ ）
66.
我々は他人の知識によって物知りにはなれるが、賢くなるには、我々自身の知恵によるしかない。
（ モンテーニュ ）
67.
たいがいの憎悪は、他人の長所をいやでも尊敬せざるをえないことから来ているのだ。
また他面、くだらぬ雑兵どもをいちいち憎む気になったりしたらそれこそ浜の真砂で、きりもないことになろう。
（ ショーペンハウアー ）
68.
真の友情は、この世で最も堅牢なものである。
（ エマーソン ）
69.
諺に、賢者はただ一冊の本の人間を恐れる、という。
ひとは多く読まなければならぬ。
読書の必要はただ一冊の本の人間にならないために、云い換えれば、一面的な人間にならないために、存在するのである。
（ 三木清 ）
70.
死がいかなる場所において汝を待ち受けているか不明なり。
ゆえに、いかなる場所においても死を待ち受けよ。
（ セネカ ）
71.
あれこれ言うには及ばない。
（ エマーソン ）
72.
「衣服は習慣だ」という代わりに、
「習慣は衣服だ」と言いたい。
（ アラン ）
73.
我々は愛する者に対して、自分が幸福であること以上の善いことを為しえるであろうか。
（ 三木清 ）
74.
もっとも厄介な奴隷状態とは、自分自身の奴隷であることだ。
（ セネカ ）
75.
権力の不平等のあるところでは、いずこにおいても、自尊心は、他人の支配に屈服している人間の間では見当たりそうもない。
（ バートランド・ラッセル ）
76.
盲人が、つえの与える自由を得たいならば、危険を冒す必要があります。
人生も、同じです。
（ マイケル・ポランニー ）
77.
苦痛に二種あるように、快楽にも二種ある。
一方は肉体的快楽であり、他方は予想の快楽である。
（ エルヴェシウス ）
78.
読書をして考えないのは、
食事をして消化しないのと同じである。
（ エドマンド・バーク ）
79.
まず第一に理解しなければならないことは、自分が理解していないということである。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
80.
教育は
幸運なる人々には飾りとなり、
不運なる人々には避難所となる。
（ デモクリトス ）
81.
起こったことをあるがままに受け入れよ。
それが不幸な結果を克服する第一歩である。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
82.
それぞれの時代はそれぞれに固有の条件のもとに独自の状況を形成するのであって、是非善悪の決定も状況のなかからおこなわれなければならないし、また、それ以外に決定のしようがない。
（ ヘーゲル ）
83.
恋愛においては往々にして疑うよりもだますほうが先に立つ。
（ ラ・ロシュフコー ）
84.
美学的に完璧なものが世の中に二つある。
時計と猫だ。
（ アラン ）
85.
目を閉じて、眠りに就いてはならぬ。
その日、お前のした行為を三度振り返るまでは。
何がうまくでき、何が失敗し、何をまだしていないか？
（ ピタゴラス ）
86.
我々は、賢明になるためには、
まず馬鹿にならなければならない。
己を導くためには、
まず盲目にならなければならない。
（ モンテーニュ ）
87.
人は手に入れているものよりも、
期待するものを喜ぶ。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
88.
善にも強ければ、悪にも強いというのが、もっとも強力な力である。
（ ニーチェ ）
89.
医者は、病を治しても病人を死なせる。
（ フランシス･ベーコン ）
90.
我々は決して悪を選ぶことが出来ない。
我々が選ぶのは常に善である。
（ ジャン＝ポール・サルトル ）
91.
武器がものを言うとき、
法律は沈黙する。
（ キケロ ）
92.
青年時代は知恵を磨く時であり、老年はそれを実践する時である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
93.
子供はすべての慰めになる。
子供を持っているという悩みを除いては。
（ イポリット・テーヌ ）
94.
植物の運命と人間の運命との似通いを感ずることが、
すべての抒情詩の久遠(くおん)の題目である。
（ ある哲学者の言葉 ）
95.
恥ずべき利得よりも損失を選ぶこと。
損失は一時の苦痛をもたらすだけだが、
恥ずべき利得はいつまでも苦痛となるから。
（ キロン ）
96.
自分で作ったのではない言葉は、どういうわけだかそこに在るものだ。
我々にできるのは、それをその節目に沿って、正しく使うことだけである。
（ 池田晶子 ）
97.
自分達に真実と思われる事柄をすべて馬鹿にし、これを虚妄だとしてしまうことも愚かな自惚れである。
これは一般の人たちよりも、若干器量のある自信を持っている人々にありがちな悪弊である。
（ モンテーニュ ）
98.
教育の根は苦いが、
その果実は甘い。
（ アリストテレス ）
99.
ひとりの男だけを見つめている女と、ひとりの男からいつも眼をそらす女とは、結局、似たようなものである。
（ ラ・ブリュイエール ）
100.
歴史は必ず繰り返す。
最初は悲劇として、
二度目は茶番劇として。
（ カール・マルクス ）
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