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哲学者・思想家の名言
☆ ５月２０日 ☆
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1.
人は、自分を愛しているから嫉妬するんじゃなくて、
愛していないから嫉妬するんだ。
面白いもんだね。
（ 池田晶子 ）
2.
施しは、相手の不幸を苦しむことだ。
まるで苦しむ責任があるかのように。
（ ヴォーヴナルグ ）
3.
現実上伝統から自由になれない民衆こそ、
伝統についての生きた観念を有(も)っている筈だ。
（ 戸坂潤 ）
4.
いかに多くの人々が汝より前進しているかを見るよりも、いかに多くの人々が汝より遅れているかを考えよ。
（ セネカ ）
5.
人間の偉大さを測る尺度は、
その仕事に支払った犠牲の多寡(たか)だ
（ ヴィトゲンシュタイン ）
6.
知恵の霊魂における作用は、健康の肉体における作用と同じである。
（ ラ・ロシュフコー ）
7.
悪人がいくら害悪を及ぼすからといっても、善人の及ぼす害悪にまさる害悪はない。
（ ニーチェ ）
8.
親切にしなさい。
あなたが会う人はみんな、
厳しい闘いをしているのだから。
（ プラトン ）
9.
自信ある行動は、一種の磁力を有す。
（ エマーソン ）
10.
競技場では、競技相手の攻撃を好意をもって避ける。
人生という競技場でも、共に競技をしている人たちを大目に見てあげようではないか。
人を疑ったり憎んだりせずに避けることは可能なのだから。
（ アウレリウス ）
11.
年々、時は過ぎ去るも、過ぎ去りし時は還らじ。
（ キケロ ）
12.
若者からは暴力、老人からは成熟が、その生命を奪う。
（ キケロ ）
13.
あなたが欲しいもののいくつかをなしで済ませることが、幸せになるには不可欠である。
（ バートランド・ラッセル ）
14.
他人の生活と比較することなく、
汝自身の生活を楽しめ。
（ ニコラ・ド・コンドルセ ）
15.
二人の占い師が（互いを占おうと）顔を見合えば、笑い出さずにいられない。
（ キケロ ）
16.
人間たちが善良で正しいからではなく、むしろその逆だからこそ、人間たちが連帯しているからではなく、じつはしていないにしてもそうなる可能性がなくはないからこそ、国家が必要なのだ。
（ アンドレ・コント＝スポンヴィル ）
17.
生きている限り、どう生きるべきかを学び続けよ。
（ セネカ ）
18.
「聞く」は生理学的現象であり、
「聴く」は心理学的行為である。
（ ロラン・バルト ）
19.
真理とはイデー（＝理念・理想）のために生きることでなくて何であろう。
（ キルケゴール ）
20.
青年は熱い血によってその趣味を変え、老人は習慣によってその趣味を保つ。
（ ラ・ロシュフコー ）
21.
一匹の虫をその苦しみから救うことによって、
わたしは人間が生物に対してたえず犯している
新しい罪のいくぶんかを減じようとしているのだ。
（ シュバイツァー ）
22.
指輪や宝石は贈り物ではない。
唯一の贈り物は、汝自身の一部を贈ることだ。
（ エマーソン ）
23.
いやしくも大財産があれば、必ず大不幸がある。
ひとりの富者があるためには、
五百名の貧者(ひんじゃ)がなくてはならない。
（ アダム・スミス ）
24.
美しい物体は所有することができるが、
その美しさは所有することができない。
（ ジョン・デューイ ）
25.
我々は耳は二つ持っているのに、口は一つしか持たないのは、より多くのことを聞いて、話す方はより少なくするためなのだ。
（ ゼノン ）
26.
未成年に惜しみなく注がれる同情の何とお門(かど)違いなこと。
まだもっと難しい年代がその後に来るというのに。
希望はさらに小さく、
変化する能力もさらに落ちるときが。
（ アイリス・マードック ）
27.
私は船室におさまって航海することを好まず、人生のマストの前、甲板の上にあることを欲した。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
28.
自然は自由であり、傲慢なる主人に左右されることなく、自然自身すべて自由勝手な独立行動をとっているものであって、神々とは関係がない。
（ ルクレティウス ）
29.
恋の始めも終わりも、二人だけの場合には当惑を感ずるものである。
（ ラ・ブリュイエール ）
30.
敵に勝つ者のみが勇敢なるにあらず、自己の快楽に克(か)つ者もまた然(しか)り。
（ デモクリトス ）
31.
到達された自由のしるしは何か？
――もはや自分自身に対して恥じないこと。
（ ニーチェ ）
32.
他の人々の幸福のために
最善を尽くそうとすると、
自分自身の幸福を
全面的に犠牲にするしかなくなってしまうのは、
世の中の仕組が
きわめて不完全であるからである。
（ J・S・ミル ）
33.
微笑したり首をすくめたりすることは、
心配事に対する対策として知られている。
（ アラン ）
34.
寺院がいちばん聖なるゆえんは、
そこが人々の共通して泣く場所だからである。
（ ウナムーノ ）
35.
個人は、不安と、他人の強制に屈服する必要とから守られなければならない。
この目的を達成するためには、社会が衣食住において肉体的生存に最小限必要なものを、すべての者に無償で与えなければならない。
（ エーリヒ・フロム ）
36.
より大きな河を以前見たことのない者には、どんな河でも一番大きな河に見えるものであり、樹にしても、人にしても巨大に見えようし、あらゆる種類のものでも、誰でも一番大きいと思って見たものはすべて、これ巨大なものと想像するものである。
（ ルクレティウス ）
37.
あなたを支配するのは、出来事ではない。
その出来事に対するあなたの見方が支配するのだ。
（ アウレリウス ）
38.
人生には、真実と素朴さが最良の処世術になる場合がある。
（ ラ・ブリュイエール ）
39.
彼は時々自分がマックスに恐れの感情を抱いていることに気がついた。
彼が恐れるのは
老人マックスの悪意でも、批判でさえもなく、
マックスとの接触によって、
ただなんとなく自分の個性が消滅してゆくことだった。
（ アイリス・マードック ）
40.
墓に入るまで、
人間は幸福なりと称すべきにあらず。
（ オウィディウス ）
41.
洞察力の最大の欠点は、的(まと)に達しないことではなく、その先まで行ってしまうことである。
（ ラ・ロシュフコー ）
42.
自信は成功の第一の秘訣である。
（ エマーソン ）
43.
愚者どもを支配するよりも、愚者どもに支配される方がまさる。
（ デモクリトス ）
44.
自尊心とは、空気でふくらませた風船である。
ちょっと突いただけで炸裂して風になってしまう。
（ ヴォルテール ）
45.
野心家というものは、類のない幸福が手に入ると思って、常に何ものかを追い回している。
だが、その男の主な幸福は「忙しい」ということである。
（ アラン ）
46.
人生は本来善でも悪でもない。
生き方しだいで善の舞台とも悪の舞台ともなる。
（ モンテーニュ ）
47.
人はたいていのことを、それを誉めるのが、またはけなすのが流行りだから、誉めたりけなしたりするのである。
（ ラ・ロシュフコー ）
48.
生まれつきによるよりも、訓練の成果でより多くの者が優れた者になる。
（ クリティアス ）
49.
自分を分かち与えることこそ、最高の贈り物だ。
（ エマーソン ）
50.
言語は、この世においては、
何よりもまず、能力である。
語る者は、
力をそなえた者であり、
暴力をふるう者である。
（ モーリス・ブランショ ）
51.
人生はつねに幸福でない。
善き人生のみが幸福なのだ。
（ セネカ ）
52.
恋をして、しかも賢くあることは不可能だ。
（ フランシス･ベーコン ）
53.
原則を立てる際に、わかりやすさと厳密な正確さのどちらの特質を優先させるか、という問題がある。
明らかに、この問いかけそのものに正しくない前提が含まれている。
というのも、厳密な正確さには、おそらくわかりやすさが欠けているだろうと仮定されているが、実はその逆も成り立つからである。
（ ダランベール ）
54.
心から出たものは、心へと伝わる。
（ コールリッジ ）
55.
真実の山では、登って無駄に終わることは決してない。
（ ニーチェ ）
56.
智はいつも情に一杯食わされる。
（ ラ・ロシュフコー ）
57.
嘘つきがいつでも必ず嘘をつくとしたら、それは素晴らしいことである。
（ アラン ）
58.
忠告とは雪のようなものだ。
穏やかに降るほど、長く消えずに残り、心に染み込んでいく。
（ コールリッジ ）
59.
愛とは他から奪うことではなくて、自己を他に与えることである。
（ 阿部次郎 ）
60.
君の覚えた小さな技術をいつくしみ、その中にやすらえ。
（ アウレリウス ）
61.
共同体というのは基本的に、皆で生き延びるためのシステムである。
そこでの発想はなべて、いかに生きるかではなく、いつまで生きるかである。
共同体を人生と思い込んでいる人が息苦しくなるのは当然である。
（ 池田晶子 ）
62.
私が孤独であるとき、私は最も孤独ではない。
（ キケロ ）
63.
頭の働きが鈍い、知性に乏しい人は、
権力を得ようとして
自分が諸現象に解釈を加えているのだということを、
なかなか認めたがらない。
だから自分の解釈を事実だと錯覚している。
（ ルドルフ・シュタイナー ）
64.
生きることにとっての最大の障害は、明日という時に依存し、今日という時を無にする期待である。
（ セネカ ）
65.
金持ちがどんなにその富を自慢しているとしても、彼がその富をどんなふうに使うかが判(わか)るまで、彼をほめてはいけない。
（ ソクラテス ）
66.
継続して行う事柄は、容易に行えるようになる。
それは物事の性質が変わるからではなく、わたしたちの力が増すからである。
（ エマーソン ）
67.
偉大なる思想は胃袋から生まれる。
（ ヴォーヴナルグ ）
68.
行動すれば、感情がついてくる。
このことは過去百年間で人類の発展に寄与した、
最も重要な発明である。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
69.
知識と感覚と行動とをつなぐ回路をどのようにして自分の中に設計できるか。
そういう回路の見とり図をかくことだけでなく、実行の方向にふみだすことが大切だ。
知識と感覚・行動が絶縁している場合、人は、大局的に見て権力者のいうなりにあやつられる。
（ 鶴見俊輔 ）
70.
いかに示唆するかを知ることは、教え方の偉大な技術である。
（ アミエル ）
71.
心の平安は、いたずらなる欲望の充足によって生じるものでなく、反対にそうした欲望の棄却によって生ずるものである。
（ エピクテトス ）
72.
おまえの心を明るく楽しくしようと思うならば、共に暮らす人びとの長所を思え。
（ アウレリウス ）
73.
科学は既に知っていること。
哲学は未知のこと。
（ バートランド・ラッセル ）
74.
私たちは、
絶えず人の目に現れる自分を飾り立て、
それを後生大事に守り、
本当の自分はなおざりにする。
（ ブレーズ・パスカル ）
75.
学者先生はしきりに
「それゆえ」という言葉をお使いになるが、
なんで「それゆえ」なのか、
俗人にはさっぱりわからない。
なんだか、偉そうな言葉でごまかしているようだ。
（ ガリレオ・ガリレイ ）
76.
勤勉は一つの美徳だが、
ほかのあらゆる美徳を包含する。
（ キケロ ）
77.
内的な生活を持たない人は、環境の奴隷である。
（ アミエル ）
78.
書籍なき家は、主人なき家のごとし。
（ キケロ ）
79.
大恋愛の経験のある者は友情を重んじない。
（ ラ・ブリュイエール ）
80.
作家は、あまり上手に書こうとすると、何もかもだめにする。
（ ラ・フォンテーヌ ）
81.
どんなことにも笑う人間は、
どんなことにも泣く人間と同じく
阿呆である。
（ バルタザール・グラシアン ）
82.
暗殺者は世界の歴史を変えなかった。
（ エマーソン ）
83.
不節制は快楽に毒である。
節制は快楽の禍いではなくて、その薬である。
（ モンテーニュ ）
84.
ジャーナリストの書いたものは十二時間、一週間、一ヶ月の後には誰も殆ど手に取ろうとはせず、二度と繰返して読もうとはしないであろうが、しかし一度は必ず読ませるように書くというのがジャーナリストの才能である。
（ 三木清 ）
85.
私は世間から天才だと見られている。
私の持っている「天才」のすべては
次のことに負うている。
何かやることがあると、
私はそれをつぶさに研究する。
毎日毎晩自分の側(そば)から離さず、
ありとあらゆる角度から検討する。
心はすっかりそのことに浸りきっている。
こうして得られる成果を
世間では「天才のたまもの」と呼んでくださるが、
私に言わせれば、
それは勤労と思考のたまものである。
（ アレクサンダー・ハミルトン ）
86.
自分の力の成長が、
理想の真実の光である。
（ ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ ）
87.
人間、関心を寄せるものが多ければ多いほど、ますます幸福になるチャンスが多くなる
（ バートランド・ラッセル ）
88.
感傷には常に何らかの虚栄がある。
（ 三木清 ）
89.
知者は学問を軽蔑し、愚者は学問を崇拝する。
識者は学問を活用する。
（ フランシス･ベーコン ）
90.
知性ある人間は、
猫の前で得意満面をつくったりはしない。
猫ほど見事にそれを無視する生き物はいないからである。
（ イポリット・テーヌ ）
91.
人生における幸福は、平静さを失わない性格、忍耐力と寛容、周囲の人たちへの好意や思いやりなどに左右される部分が大きい。
（ プラトン ）
92.
愛は、全ての徳のアルファにしてオメガである。
（ アンドレ・コント＝スポンヴィル ）
93.
喜びを持てば持つほど、我々は完全さを持つことになる。
完全さとは充足感である。
（ スピノザ ）
94.
考えて見ると
一日一日、一刻一刻が
こんなに事なく過ごして行けるものか。
（ 串田孫一 ）
95.
孤独が恐ろしいのは孤独そのもののためでなく、むしろ孤独の条件によってである。
（ 三木清 ）
96.
好人物な人間は余るほどいるが、
高慢な者に戦い勝つ鉄の心をもった正義の味方はとぼしい。
（ エマーソン ）
97.
人間は、死、悲惨、無知を癒すことができなかったので、自己を幸福にするために、それらをあえて考えないように工夫した。
（ ブレーズ・パスカル ）
98.
書物は私の心の鍛錬にはならず、
知を育んだだけである。
（ モンテーニュ ）
99.
もし人間が単一な動物であって、
その存在が理性と知性とによって秩序づけられているとすれば、
そのはたらきはただひとつ、
最も厳密な真理、
すなわち存在についての真理を
明らかにすることにのみある。
（ アリストテレス ）
100.
休みなさい。
休息を与えられた土地は、
実り豊かなのだから。
（ オウィディウス ）
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