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301.
素朴にふるまいたいという欲望は
ごく自然のことであり、
それを抑圧されると、
抑圧されていない人を憎む心が生ずる。
（ 大庭みな子 ）
（ Ooba Minako ）
302.
国民という観念は、
自分以外のすべての人々に対してもつ憎悪、
その人々が自分たちを抑圧しているわけではないときでさえいだく憎悪である。
（ マルセル・モース ）
（ Marcel Mauss ）
303.
憎まるゝ役をふられし小春かな
（ 伊志井寛 ）
304.
はるかに優勢に立ったからといって、
仕事上のライバルを
徹底的に追い詰めてはいけない。
窮鼠になって咬まれ、
致命傷を負うことがある。
すぐそうされなくても
憎しみを抱かれ、
いつかは強烈なしっぺ返しを食う。
（ 志茂田景樹 ）
（ Shimoda Kageki ）
305.
自分とは異なる世代、立場の人と、すぐに理解し合えないのは当たり前。
ましてはそれが親子、兄弟といった濃い関係であれば、そこに憎しみ、ときとして殺意といった激しい感情が生まれるのも決してめずらしいことではない。
大切なのはそこで自分の気持ちを抑え込むことではなく、「お父さん、僕はそうは思わないよ」と気持ちをまず言葉で表現することだ。
（ 香山リカ ）
（ Kayama Rika ）
306.
憎しみをいくらぶつけ合っても、誰にも笑顔は生まれない。
（ アニメ『忘念のザムド』 ）
307.
子供というのは、先生でも親でも、普段のその人の生き様を見ています。
だから尊敬できる大人に注意されると自分が悪いと思うの。
でも卑怯で、だらしなく、いい加減で軽蔑する大人に怒られると、憎しみ、恨みにしかならないのよ。
だから大人は、子供を叱るだけの資格が必要なのです。
（ 美輪明宏 ）
（ Miwa Akihiro ）
308.
（親切の）裏側には、
「自分にも親切にしてほしい」
「自分を信頼してほしい」
という心理が働いている。
そして、相手がその期待を裏切ると、
信頼感や親切心が、憎しみに変わってしまう。
（ 樺旦純 ）
（ Kanba Wataru ）
309.
汗くさき背を慈しみつつ憎む
（ 市川葉 ）
（ Ichikawa You ）
310.
たしかに、
憎らしい人やムカツク人は減らないけれど、
嫌いな人がいなくなったら、
好きな人がわからなくなっちゃうかもしれない。
（ 宇佐美百合子 ）
（ Usami Yumiko ）
311.
人間は憎み合う事によっても協力する。
（ 小林秀雄 ）
（ Kobayashi Hideo ）
312.
男憎しされども恋し柳散る
（ 鈴木真砂女 ）
（ Suzuki Masajo ）
313.
家庭よ、閉ざされた家庭よ。
私は汝を憎む。
（ アンドレ・ジッド ）
（ Andre Gide ）
314.
人の恨みは悪行からだけでなく、善行からも生まれることがある。
（ マキャヴェリ ）
（ Niccolo Machiavelli ）
315.
愛国心だけでは十分ではありません。
私は誰にも、憎しみや恨みを抱いてはならないのです。
（ イーディス・キャヴェル ）
316.
自分の配偶者に対して、過度の立腹、恨み、悪意、敵意などを抱くならば、それは精神的に離婚したことになります。
（ ジョセフ・マーフィー ）
（ Joseph Murphy ）
317.
罪を憎みて罪人を憎まず。
（ セネカ ）
（ Seneca ）
318.
自分の主張は
自分の内心の好悪、
自分の内面の心の赤裸々な信条の
生の表現ではない。
少なくとも、必ずしもない、
ということは、言いかえるならば、
彼の言動には多かれ少なかれ、
「演技」が伴っているということです。
（ 丸山眞男〔丸山真男〕 ）
（ Maruyama Masao ）
319.
子どもに一度も憎まれないのは親とはいえません。
（ ベティ・デイヴィス ）
320.
愛することは、憎むことを知る始めである。
（ 永井荷風 ）
（ Nagai Kafuu ）
321.
気持ちよい生活を作ろうと思ったら、済んだことをくよくよせぬこと、めったに腹を立てぬこと、いつも現在を楽しむこと、とりわけ、人を憎まぬこと、未来を神にまかせること。
（ ゲーテ ）
（ Goethe ）
322.
敵意がそれを抱く者の心に与える傷は、敵に対して与えることのできるいかなる傷よりもはるかに深い。
（ アウグスティヌス ）
（ Augustine ）
323.
愛せざる所に愛する真似をしてはならぬ。
憎まざる所に憎む真似をしてはならぬ。
もし人間が守るべき至上命令があるとすればこの外(ほか)にはないだろう。
（ 有島武郎 ）
（ Arishima Takeo ）
324.
男女の間では友情は不可能だ。
情熱と敵意と崇拝と愛はあるが、友情はない。
（ オスカー・ワイルド ）
（ Oscar Wilde ）
325.
恥辱が彼女の憎悪を扇動する時、女は最も残忍である。
（ ジュヴェナル ）
326.
債権者は、負債者に対する記憶に優る記憶を憎む。
（ イギリスのことわざ・格言 ）
（ UK saying ）
327.
憎むのはやさしく、愛するのは難しい。
良いものを創り上げるのは難しく、悪いものは簡単に手に入る。
（ モラルジ・デサイ ）
328.
雪つぶて受けし一つを憎しめり
（ 原石鼎 ）
（ Hara Sekitei ）
329.
憎しみは、ほかのどんなものよりもエネルギーを消耗する。
その消耗のひどさは、重労働よりも、病気よりも、ちゃんと理由があって心配する場合よりも、はるかにはなはだしい。
だから憎しみの炎が自分の体の中へ入ってきたら、すぐさま消すことだ。
その代わりに美しい考えを入れてやろう。
われわれの精力は神から授かった貴重なものだから、価値のあるものだけに費やさねばならぬ。
（ デール・カーネギー ）
（ Dale Carnegie ）
330.
憎悪はあなたの全器官を衰弱させる致命的な毒になります。
（ ジョセフ・マーフィー ）
（ Joseph Murphy ）

331.
自分とは異なる年齢の家族がともに暮らす家庭というのは、反感、嫉妬、敵意など否定的感情の巣窟(そうくつ)である。
同時にそれは、そういった感情をどう表現して問題を解決していくかというトレーニングの場にもなる。
（ 香山リカ ）
（ Kayama Rika ）
332.
「お金が憎い」とか「汚い」といった言葉を使ってはいけません。
人は批判するものを失うことになるのです。
（ ジョセフ・マーフィー ）
（ Joseph Murphy ）
333.
精神的、物質的、財政的なあらゆる種類の富の王道を歩むためには、決してほかの人の道に障害物や妨害物を置いてはならないし、ほかの人に対して嫉妬したり、敵意を持ったり、腹を立てたりしてはいけません。
あなたの思考は創造的であって、あなたがほかの人に対して何かを考えることは、それをあなた自身の人生と経験の中につくり出しているのと同じなのです。
（ ジョセフ・マーフィー ）
（ Joseph Murphy ）
334.
潜在意識にまいた種子は何であれ、自らが刈り取らなければなりません。
もし私たちが病気や恐れや憤りや憎しみといった思考の種子をまけば、私たちはそれらを刈り取らなければならないのです。
（ ジョセフ・マーフィー ）
（ Joseph Murphy ）
335.
愛憎は人間と人間とのあいだにしか生まれぬ感情だが、
怒りは時として神に対しても向けられる。
それは、自然と人間とのむなしい闘いのなかにも生まれる、
きびしい情念の父なのである。
（ 寺山修司 ）
（ Terayama Shuuji ）
336.
愛は憎しみの始めなり。
（ 『管子』 ）
（ Kanshi ）
337.
よく愛するものはよく憎む事を知っていると同時に、憎む事の如何(いか)に苦しいものであるかを痛感し得るものだ。
（ 有島武郎 ）
（ Arishima Takeo ）
338.
社会的憎悪は、宗教的憎悪と同じく、政治的憎悪よりもはるかに強烈かつ深刻である。
（ バクーニン ）
339.
愛されることと、憎まれることは、ほとんど差のないことだ。
（ 宮城谷昌光 ）
340.
執着やねたみや憎しみのあるところには、やがてそれをこやしとして愛というものが咲き出るかもしれません。
（ 伊藤整 ）
（ Itou Sei ）

341.
憎悪は、抑えられた連続した怒りである。
（ デュクロ ）
342.
嫉(ねた)まれるがいい。
憎まれるがいい。
幸福もまた無傷ではない。
疑うがいい。
苦しむがいい。
愛もすでに無心ではない。
（ 谷川俊太郎 ）
（ Tanikawa Shuntarou ）
343.
私は共産主義者を憎む。
なぜなら、共産主義はすべての社会的諸力を国家の利益のために集中し、呑み込むからであり、また、不可避的に国家の手中に財産を集中させるからである。
（ バクーニン ）
344.
自然を愛するのは、自然がわれわれを憎んだり、嫉妬しないためでもない事はない。
（ 芥川龍之介 ）
（ Akutagawa Ryuunosuke ）
345.
もし親切で、寛大で、幸福で、自分のプラスになる事柄だけを考えるよう心がければ、心の中のどこにも憎しみなどは起こらない。
そして人生は満足感で満たされるようになる。
（ デール・カーネギー ）
（ Dale Carnegie ）
346.
憎悪にも結晶作用がある。
恨みを晴らせる希望が出てくると、あらためて憎み始めるのだ。
（ スタンダール ）
（ Stendhal ）
347.
罪を憎んで、人を憎まず。
（ 日本のことわざ・格言 ）
（ Nihon saying ）
348.
他人に対する憎悪は心の中の毒です。
許しとほめ言葉は解毒剤です。
この解毒剤を活用すれば、
すべての憎しみは消え去り、
お互いの心の中に和解が成立します。
（ ジョセフ・マーフィー ）
（ Joseph Murphy ）
349.
相手を憎んで、け落とすようなことは、私の性格に合わない。
敵も自分からつくらない代わりに、特定の人にべたべたとくっつくこともしない。
あくまでも公明正大、堂々とわたりあう信念はある。
（ 中内功 ）
（ Nakauchi Isao ）
350.
絶えず恐怖や心配や怒りや憎悪や失敗のことばかり考えていると、あなたは意気消沈して不幸になります。
（ ジョセフ・マーフィー ）
（ Joseph Murphy ）

351.
多くの人は悲嘆、立腹、自責、敵意といった余分の重荷を背負っています。
その重荷は、活力、熱意、エネルギーをあなたから奪い取り、全器官を衰弱させる心の毒薬なのです。
（ ジョセフ・マーフィー ）
（ Joseph Murphy ）
352.
わたしは第三者を愛する為に夫の目を偸(ぬす)んでいる女にはやはり恋愛を感じないことはない。
しかし第三者を愛する為に子供を顧みない女には満身の憎悪を感じている。
（ 芥川龍之介 ）
（ Akutagawa Ryuunosuke ）
353.
いかなる女なりとも、明暮(あけくれ)添ひ見んには、いと心づきなく、憎かりなん。
（ 吉田兼好 ）
（ Yoshida Kenkou ）
354.
罪を憎みなさい、
罪人を愛しなさい。
（ マハトマ・ガンジー ）
（ Mahatma Gandhi ）
355.
愛と憎しみは全く同じものである。
ただ、前者は積極的であり、後者は消極的であるに過ぎない。
（ グロース ）
356.
妻と子供達を愛さない男は、自分の家に牡獅子を飼い、憎しみを作り上げている人間である。
（ ジェレミー・テイラー ）
（ Jeremy Taylor ）
357.
あなたが、思い、言葉、行為を通じて、愛情やいたわりを人に与えれば、必ずそれは同じだけあなたの元に返ってきます。
逆に、憎しみや妬みの思いを人にふりまいていたら、あなたの元にそれが同じだけ戻ってきます。
（ 江原啓之 ）
（ Ehara Hiroyuki ）
358.
憎くてたまらぬ異性にでなければ関心を持てない一群の不仕合せな人たちがいる。
（ 太宰治 ）
（ Dazai Osamu ）
359.
あなたはあなた自身のために考えるべきです。
ほかのものがあなたの中で、
あなたのために考えたり話したりすることを拒否しなさい。
ほかのものが
恐怖や憎しみや恨みや病気や不幸の思念で
あなたの心を汚すことを拒否しなさい。
（ ジョセフ・マーフィー ）
（ Joseph Murphy ）
360.
私は、私の父に対して憤りと憎しみに満ちた考えを抱いた自分自身を許します。
そして父のためにあらゆる祝福を希望します。
今はすでに亡くなっている父のことを考える時には、彼を祝福することにいたします。
私は、私の心に一本のとげも残らなくなるまでこれを続けます。
（ ジョセフ・マーフィー ）
（ Joseph Murphy ）

361.
憎まれて憎まれて強くなる。
（ 太宰治 ）
（ Dazai Osamu ）
362.
他人の（自分に対する）敵意や悪意は、その大部分は自分自身の敵意や欲求不満を反映している。
（ ジョセフ・マーフィー ）
（ Joseph Murphy ）
363.
平和の田園の風景が呼び覚ます思い出は、この世のものでもなければ、この世の思想や希望に属するものでもない。
それらが与える穏やかな印象は、自分の愛する人たちの墓のために新しい花輪を編むことを教え、私たちの思想を純化し、古い敵や憎しみをねじふせてくれるだろう。
（ チャールズ・ディケンズ ）
（ Charles Dickens ）
364.
人間は一生、人間の愛憎の中で苦しまなければならぬものです。
のがれ出る事は出来ません。
忍んで、努力を積むだけです。
（ 太宰治 ）
（ Dazai Osamu ）
365.
大(おほ)いなる彼の身体(からだ)が
憎(にく)かりき
その前にゆきて物を言ふ時
（ 石川啄木 ）
（ Ishikawa Takuboku ）
366.
いつになったら
すこしも　人をにくめなくなるかしら
わたしと　ひとびととのあいだが
うつくしくなりきるかしら
（ 八木重吉 ）
（ Yagi Juukichi ）
367.
人に愛された想い出より、人と別れた想い出を持つ女の方が、しっとりと魅力的なのは、その女が心底から人を呪い人を憎んだ苦しい経験をへて、人を許すことを識(し)っているせいではないかしらと思う。
（ 瀬戸内寂聴 ）
（ Setouchi Jakuchou ）
368.
自由への乾きを、恨みと憎悪の杯を口にすることで満たそうととしてはならない。
（ キング牧師 ）
（ King Bokushi ）
369.
にくしみに
花さけば
こころ　おどらん
（ 八木重吉 ）
（ Yagi Juukichi ）
370.
憎むことから幸せは生まれませんよ。
（ ドラマ『聖女』 ）

371.
もしかしたら、私は憎むほど故郷を愛していたのかも知れない。
（ 寺山修司 ）
（ Terayama Shuuji ）
372.
私たちは、愛の力で憎悪の力に立ち向かわなければならない。
（ キング牧師 ）
（ King Bokushi ）
373.
慈悲の眼に憎しと思うものあらじ
とがある者をなおもあわれめ
（ 古歌 ）
374.
愛は、憎しみによって暗くされた人生を明るく照らします。
（ キング牧師 ）
（ King Bokushi ）
375.
人はこの世の中に生まれて来た以上は、どうしても生き切らなければいけないものならば、この人たちのこの生き切るための姿も、憎むべきではないかも知れぬ。
（ 太宰治 ）
（ Dazai Osamu ）
376.
男女の間では、憎しみは愛の裏返しです。
嫉妬もまた愛のバロメーターです。
（ 瀬戸内寂聴 ）
（ Setouchi Jakuchou ）
377.
権力者は、たとえ憎まれようとも軽蔑されることだけは絶対に避けねばならない。
最高権力者が自ら墓穴を掘るのは、軽蔑を買う言動に走ったときなのだ。
（ 塩野七生 ）
（ Shiono Nanami ）
378.
恋は自分本位の思いなので、うまくいかなくなると、一瞬にして憎しみに変わります。
（ 美輪明宏 ）
（ Miwa Akihiro ）
379.
愛は、憎しみによって混乱した人生に調和を与えます。
（ キング牧師 ）
（ King Bokushi ）
380.
愛は、憎しみによって麻痺した人生を解き放ちます。
（ キング牧師 ）
（ King Bokushi ）

381.
勝負師にとって闘魂は無論必要だが、それは相手を憎んで徹底的に叩こうとする敵愾(てきがい)心そのものであってはならないと思う。
そうした闘魂では、感情が先走って理智がくらみ、純理を見失い、ついには自分で躓(つまづ)き、自分でころんでしまう。
闘魂は外よりは内に向けられるべきで、邪念を排し正しい道を進むように、我と我が心の戦いに勝つことこそ、ほんとうの闘魂だと信じる。
（ 升田幸三 ）
（ Masuda Kouzou ）
382.
近頃の子どもに「お父さんとお母さんとどっちが好き？」って聞くと、ほとんどが「お母さん」って答える。
どっちが好きっていうより、父親のことを憎んでる子どもが多い。
お母さんが子どもの前でボヤくからだよ。
子どもに嫌われる父親にしちゃってるのは母親だよ。
（ 萩本欽一 ）
（ Hagimoto Kinichi ）
383.
憎悪は人生を混乱させるのに対し、愛は人生に調和を与える。
（ キング牧師 ）
（ King Bokushi ）
384.
「人類はみな兄弟だから仲良くしよう、助け合おう」と唱える人は、兄弟だからこそ殊更(ことさら)に憎み合うという人間の本質を忘れている。
（ 七瀬音弥 ）
（ Nanase Otoya ）
385.
認識の相違から生じた判断ミスを後悔するとき、なぜか人間は他者を憎悪するんだよね。
（ アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズ ）
（ Madoka Magica ）
386.
女は夫を得て跳梁(ちょうりょう)する
男は妻を得て萎靡(いび)する
跳梁するから彼女は彼を愛し
萎靡するから彼は彼女を憎んだ。
（ 佐藤春夫 ）
（ Satou Haruo ）
387.
梅雨を啼く鴉しんから憎きかな
（ 鈴木真砂女 ）
（ Suzuki Masajo ）
388.
怒りは自分に対する仕打ちを原因として生ずるが、
敵意は、「自分に対する」という条件なしでも生ずる。
なぜなら、
誰かをこれこれの人間であると見る場合にも、
われわれはその者を憎むからである。
（ アリストテレス ）
（ Aristotle ）
389.
なお軽視しているかぎり、
憎悪することはない。
むしろ、同等または高等であると認めるとき、
始めて憎悪する。
（ ニーチェ ）
（ Nietzsche ）
390.
怒りは相手の苦痛が狙いであるが、
憎しみは相手の悪を求めている。
というのは、
怒っている人は、
相手がそれを仕返しと気づくことを願っているけれども、
憎んでいる人にとっては、
気づくかどうかは全く問題でないからである。
（ アリストテレス ）
（ Aristotle ）

391.
怒りは常に個別的なものに関わる、
例えば、カリアスとかソクラテスに怒りを抱くというように、
だが憎しみのほうは、
その類全体に対しても向けられる。
なぜなら、
誰でも「泥棒」や「密告者」を憎むからである。
（ アリストテレス ）
（ Aristotle ）
392.
僕は、自分を消すために
コンピュータを使いたかった。
自分の中にも身についてしまっている
伝統や習慣、ルールや論理を
本当に憎んでいたんです。
（ 坂本龍一 ）
（ Sakamoto Ryuuichi ）
393.
長年の友情が一夕(いっせき)、にわかに変じて憎悪となるのは、
本音をしゃべり、
それを聞かれたせいである。
（ 田辺聖子 ）
（ Tanabe Seiko ）
394.
われわれは、
苦しんでいる時と悦(よろこ)んでいる時とでは、
或(ある)いはまた好意的である時と憎しみを抱いている時とでは、
同じ状態で判断を下すとは言えない。
（ アリストテレス ）
（ Aristotle ）
395.
子供は、
注釈なしで
憎い者を憎み、
したいことをする。
だから、好きだ。
（ 竹内浩三 ）
（ Takeuchi Kouzou ）
396.
好きなものは善い、
嫌いなものは悪いというように、
愛憎をもって曲直(きょくちょく)を決することは、
ちょうど物の軽重を計るに
差金(さしがね)〔かねじゃく〕を用うるがごとくである。
（ 新渡戸稲造 ）
（ Nitobe Inazou ）
397.
7歳のときから、
俺はすべての人間を嫌悪するようになった。
みんないとも簡単に群れ合って、
共感し合うように思えたから。
（ カート・コバーン ）
（ Kurt Cobain ）
398.
人間は決して一種類に括(くく)れるものではないし、
留保のない愛情も完全な憎悪ももつことはない。
にもかかわらず、
他人を明確に黒白に分けている。
（ エリック・ホッファー ）
（ Eric Hoffer ）
399.
ワイドショーの原理のひとつに
「他人の不幸によるカタルシス」があることは
ご承知と思うが、
もうひとつ同じくらい太い柱として
「悪人を（仕立て上げて）憎む快感」がある。
（ ナンシー関 ）
（ Nancy Seki ）
400.
（戦争体験のような、ふだんは思い出したくもない個人的悲劇を）「語れ」という意見もわかる。
人間は憎悪と排斥のエネルギーで生きているから、
放っておけば戦争になる。
（ 山藤章二 ）
（ Yamafuji Shouji ）

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