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絶対的な崇拝の対象になる政治家を持つのが
人類の幸福であるのか、 それとも政治家たちを自分たちの脚下(きゃっか)に見おろして罵倒する自由をもつのが 人類の幸福であるのか、 このことは人類にとって永遠に解決できない課題であるに相違なく、 ひるがえって私の好みをいえば、むろん後者である。 司馬遼太郎[しば・りょうたろう]
(小説家、1923〜1996) 『長安から北京へ』
《 悪口 》
《 好み 》 《 自由 》→ 今日 《 政治家 》 《 人類 》 《 崇拝 》 《 政治全般 》→ 今日 《 違い・違う・異なる 》 《 絶対(絶対的) 》 《 永遠・永久 》→ 今日 《 課題 》 《 好き 》→ 今日 《 解決 》→ 今日 《 対象 》 《 幸せ・幸福 》→ 今日 《 日本の文豪 》→ 今日 《 司馬遼太郎 》→ 今日 * * * * * * * * * * 《 星座別名言と運勢 》 《 血液型別名言と運勢 》 〈続き〉
ただ、ついでながら、 生きた人間を同時代人が過度に崇拝するというのは、 われわれ人類は近代というもののおかげでやっと克服できた。 日本人も、 生きた人間を過度に崇拝することによる惨禍(さんか)をいやになるほど体験し、 やっと常人ばかりがいる社会をもつことができた。 ただし、中国におけるような「聖人」を持つ体験を 日本人は一度もしたことがなく、 荻生徂徠(おぎゅう・そらい)が歎(なげ)いたように 「わが国には聖人が出ない」という風土でもあるのかもしれない。
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