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哲学者・思想家の名言
☆ ５月２９日 ☆
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1.
我々自身を、
我々が他人について判断するのと同じように、判断すること、
我々が他人において是認あるいは非難するものごとを、
我々自身について是認あるいは非難すること。
このことをするために、
我々は自分たちを、
他の人びとを見るのと同じ目で、
見つめなければならない。
（ アダム・スミス ）
2.
美には客観的な原理はない。
（ カント ）
3.
宗教とは、我々の義務のすべてを神の命令とみなすことである。
（ カント ）
4.
何か不運に見舞われそうになったら、
起こり得る最悪の事態について真剣に、慎重に考えてみよう。
この起こり得る最悪の事態をしっかり見据えたら、
それも結局大した災難ではないと思うための理由を考えてみよう。
その理由は必ずあるものだ。
（ バートランド・ラッセル ）
5.
人間はみな幸福を求むるも、幸福とは、宇宙および人間の指導原理たる理性について生きることなり。
（ ゼノン ）
6.
生きる理由のある人間は、
ほとんどあらゆることに耐えられる。
（ ニーチェ ）
7.
私の哲学の立場は、「真理は方向にある」ということなんです。
いままで自分がやった間違いは、ある程度わかる。
これをやったら間違いだということがわかる。
そのたびに真理に近づいていくわけです。
（ 鶴見俊輔 ）
8.
より以上の成長以外に、
成長が対比されるものは何もないのだから、
より以上の教育以外に、
教育が従属するものは何もないのである。
（ ジョン・デューイ ）
9.
真の思想家が何よりもあこがれるのは閑暇であるのに、
凡な学者がそれを回避するのは、
閑暇をどうして始末するかを知らないからである。
その折りに彼を慰める者は書物である。
（ ニーチェ ）
10.
お世辞を言うのはたやすいが、真に賛美するのは難しい。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
11.
諸君にとって最も容易なものから始めたまえ。
ともかくも始めることだ。
（ カール・ヒルティ ）
12.
醜い行いを後悔することは
人生を救う。
（ デモクリトス ）
13.
（哲学を本気でやり、君の思考を進めるほど）この世界は、当初そう見えたようには、そう捨てたものでもないということが分かってくるだろう。
人類の文化の蓄積は、実は驚くほど深いのだ。
それは、とても幸せなことだと思わないか？
だが、自分で掘り進めるのでなければ、その深みには決して達することができない。
（ 永井均 ）
14.
結婚というのは、人々が愛に、ある宗教的表現を与えることと、愛を宗教的義務に高めることのほか、何を意味するつもりなのか。
（ キルケゴール ）
15.
友たるものは、
推察と沈黙に熟達した者でなければならない。
（ ニーチェ ）
16.
最強者の理屈がつねに最上とされる。
（ ラ・フォンテーヌ ）
17.
善い思想も
これを実行しなかったら
善い夢と同じである。
（ エマーソン ）
18.
全ての人間が生まれたのは男女の快楽のおかげである。
（ ヴォルテール ）
19.
何かにケチをつける喜び。
それを味わうと、何か良いものに心動かされる喜びが、私たちから奪われてしまう。
（ ラ・ブリュイエール ）
20.
もし今日の自分が明日の自分と同じであるならば、
今日の自分は昨日の自分の奴隷にすぎない。
人間の特質はそうではなくて、
日々新しく創造的に昨日の自分を乗り越える、
そこに人間の本質がある。
（ ニコラ・ド・コンドルセ ）
21.
一人ひとりは、いまだかつてこの世に存在しなかった独自の存在である。
したがって、自分にしか果たせない使命を持って、この世に存在しているのだ。
もし同じ存在があるとしたら、この世に私が今いる必要はない。
（ マルティン・ブーバー ）
22.
シェイクスピアを研究したとて、シェイクスピアにはなれない。
（ エマーソン ）
23.
幸いなるかな、天の流転(るてん)に従いて静かに流転する人々。
（ モンテーニュ ）
24.
犯罪に対する最大の動機は、
罪を回避せんとする希望なり。
（ キケロ ）
25.
満ち足りてしまった恋は、すぐに、退屈になってしまうものである。
（ オウィディウス ）
26.
人間にふさわしい態度は、死に対して無関心であるのでもなく、烈しい気持ちをいだくのでもなく、侮蔑するのでもなく、自然の働きの一つとしてこれを待つことである。
（ アウレリウス ）
27.
人生は短い。
人間に与えられた時間は、束の間の虹のごとくである。
（ セネカ ）
28.
よい作家になりたいなら、書くことだ。
（ エピクテトス ）
29.
あなたの実力以上に有徳であろうとするな！
できそうもないことを己に要求するな！
（ ニーチェ ）
30.
しかし、どうあがいてみても、やっぱり人生は何ものでもないのである。
それ自体が暇つぶしなのである。
存在が存在するということに理由がないからである。
（ 池田晶子 ）
31.
「時」 は全ての怒りを癒す妙薬である。
（ クリティアス ）
32.
他人に対しても自分に対しても親切であること。
人の生きるのを助け、自分自身の生きるのを助けること。
これこそ真の思いやりである。
（ アラン ）
33.
歴史科学と人文科学は、事実の真理や人間の記録を発見し、その番をし解釈を行なうと考えられているが、政治に対して自然科学の理論研究よりも一層大きな関連性を持つ。
ジャーナリストが供給する日々の情報以上のものを意味する。
（ ハンナ・アーレント ）
34.
人が財産を使うに際しては、慎重さとためらいとがある。
それは善行ではないし、手腕も能力も必要とはしない。
（ カント ）
35.
勇気に次いで立派なのは、
自分の臆病を白状することだ。
（ エルヴェシウス ）
36.
知性には、活発な好奇心が必要とされる。
しかし、それは特定の種類のものでなければならない。
（ バートランド・ラッセル ）
37.
人間は自己の監獄の戸を開く権利なき囚人なり。
人間は神が召還するまで待つべきであり、自己の命を奪うべきにあらず。
（ ソクラテス ）
38.
私が知らないことについて無知であることを告白するのを、私は恥としない。
（ キケロ ）
39.
民主政治は専制政体と変わらない。
なぜならば、民主政治とは全員がひとりの意志を無視し、時にはこれに逆らって議決し得る。
という全員ならぬ全員が、議決し得る執行権を認めるからである。
（ カント ）
40.
法の終わるところ、専制がはじまる。
（ ジョン・ロック ）
41.
英雄の光栄とするところは、飢饉と悲惨を外国人の間にもたらすことではなく、それらのものを国家のために忍ぶことである。
つまり、死を与えることではなく、死を軽んずる事である。
（ ヴォーヴナルグ ）
42.
神々のささやきを聞くために沈黙しよう。
（ エマーソン ）
43.
人が美の対象において享受するものが、
所有の感覚であるならば、
その感覚は美的なものではない。
（ ジョン・デューイ ）
44.
恋と同じで、
憎悪も人を信じやすくさせる。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
45.
偉大であるということは、誤解されるということだ。
（ エマーソン ）
46.
我々は動物の扱い方によって、その人の心を判断することができる。
（ カント ）
47.
（だれかが）
「きみを認める」、「きみにそばにいてほしい」と言ってくれれば、
それが「わたしらしさ」のいちばんの証明になるのではないだろうか。
だれかにとってのだれかであること、
これがわたしの「かけがえのない存在」の証である。
（ 鷲田清一 ）
48.
困難は人の真価を証明する機会だ。
（ エピクテトス ）
49.
上流階級は国家の過去である。
中産階級こそが未来なのだ。
（ エイン・ランド ）
50.
我々が他人を認めるのは、彼らと我々との間に類似のあることを感ずるからである。
誰かを尊敬するというのは、彼を自分と同等に見ることであるらしい。
（ ラ・ブリュイエール ）
51.
感覚は、偽りの見せかけで理性をたぶらかす。
（ ブレーズ・パスカル ）
52.
敵を憎み、復仇しようとするのは弱さのためであり、落ち着き払って敵を討とうともしないのは怠慢のためである。
（ ラ・ブリュイエール ）
53.
本能とは、思考に先立つすべての感情と行為である。
（ ヴォルテール ）
54.
世間の人が友情と呼称するものは、社交・欲望のかけ合い・駆け引き・親切の交換にすぎない。
つまり、自愛がつねに何か得をしようとする一種の取引にすぎない。
（ ラ・ロシュフコー ）
55.
知は愛、愛は知である。
（ 西田幾多郎 ）
56.
飛ぶことを学んで、それをいつか実現したいと思う者は、まず、立つこと、走ること、よじのぼること、踊ることを学ばなければならない。
最初から飛ぶばかりでは、空高く飛ぶ力は獲得されない。
（ ニーチェ ）
57.
親友が逆境に陥ったとき、我々はきまって不愉快でない何かをそこに見出す。
（ ラ・ロシュフコー ）
58.
心が受け入れようとしているものしか、目には見えない。
（ アンリ・ベルクソン ）
59.
人はみんな自分のことを話したがる──時には自分の悪口でもいいから話したがる。
（ ラ・ロシュフコー ）
60.
新しい知恵が浮かばなかったら、古い知恵を上手に使う方法を見つけよ。
（ エマーソン ）
61.
太陽が雨の役目を果たそうとするだろうか。
彼らはそれぞれ異なっていながら、同一の目的に向かって協力してはいないだろうか。
（ アウレリウス ）
62.
友情とは、二つの肉体に宿れる一つの魂のことである。
（ アリストテレス ）
63.
不幸な、不成功の恋愛には、眼を閉じていても見えるくらい、禍(わざわい)は無数にある。
（ ルクレティウス ）
64.
神の怒りは一時のものであり、神の慈悲は永遠のものである。
（ ジョセフ・ジュベール ）
65.
（不幸な・不成功な恋愛に）つり込まれないよう警戒するに越したことはない。
というのは、
恋愛の罠にかかるのを避けることは、
かかって後(のち)罠から抜け出るのよりは、
又愛の絆を断ち切るのにくらべれば、
さして困難なことではないからである。
（ ルクレティウス ）
66.
王国を統治するより、家庭を治めるほうが困難である。
（ モンテーニュ ）
67.
真実を語るべきであって、多くを語るべきなのではない。
（ デモクリトス ）
68.
支配することが最も少ない政府が、
最良の政府である。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
69.
知恵を伴わなくても正義は大いに強力なものだが、正義を欠いた知恵はまったく通用しないであろう。
（ キケロ ）
70.
人間が自分の支配下にないもの、つまり、「自らの意志に反して失う可能性のある」ものを追求する場合、生はそれに従属することになり、その結果、「自立性」が奪われることになる。
（ ハンナ・アーレント ）
71.
他人からされたら怒るようなことを人にしてはいけない。
（ ソクラテス ）
72.
凡庸な頭の持ち主が書いた述作でも教えられるところがあり、一読に値し、興味をひく場合がありうる。
それはその人のエキスであり、その思索と研究のいっさいがみのった成果であるためだ。
（ ショーペンハウアー ）
73.
何かが起こって落ち込んだら、痛みの原因はその起こった事ではなく、それにかけていた期待である。
そしてこの期待は、いつでも自分で取り消せる。
（ アウレリウス ）
74.
金銭を崇拝する人間は、自分自身の努力を通して、あるいは自分自身の活動の中に幸福を得ようとする望みを捨てた人間である。
（ バートランド・ラッセル ）
75.
職業は生活の背景である。
（ ニーチェ ）
76.
経験を積むということは、
失敗を重ねることである。
（ 谷川徹三 ）
77.
人生はイチゴの味がする。
（ アラン ）
78.
幸福の秘訣はこういうことだ。
あなたの幸せをできるかぎり幅広く探せ。
（ バートランド・ラッセル ）
79.
情熱は･･･人間という原子を回転させる力であり、他人の家を訪ねたり初めて社会的に発言するときの抵抗感を克服させる。
つまりは勢いよく私たちを発進させて、いったん着手したなら容易に続いてゆけるようにさせる熱なのだ。
（ エマーソン ）
80.
真に善きものはすべて廉価であり、有害なものはすべて高価である。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
81.
よい格言は、時の歯がたつには堅すぎる。
そして、いかなる時代にも栄養のたしになるが、幾千年の歳月にも食いつくされはしない。
（ ニーチェ ）
82.
信頼（＝人柄が優れていて信を置けるかどうか）も、
言論の内容によって結果（＝判断）されるべきであって、
論者はこれこれの人間である、
と先入観を抱くことによって結果するのであってはならない。
（ アリストテレス ）
83.
友を探し求める者は不幸である。
なぜなら、真に忠実な友は、ただ自分自身なのだから。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
84.
多くの人間は、その記憶があまりにもよいという唯一の理由から思索者になれない。
（ ニーチェ ）
85.
真実には特定の時などない。
真実はどんな時代にも真実である。
（ シュバイツァー ）
86.
私に真に愛するものがあるなら、
そのことが私の永生(ながいき)を約束する。
（ 三木清 ）
87.
持っていないものを望むことで、あなたが持っているものをだめにしてはいけない。
あなたが今持っているものは、かつてあなたが望んだ物なのだから。
（ エピクレス ）
88.
腹蔵なく、生一本(きいっぽん)になって生きていけ。
（ オーギュスト・コント ）
89.
悲運に耐えるより、幸運に耐えるためにこそ、大きな能力が要る。
（ ラ・ロシュフコー ）
90.
本当に自信のある人間は泰然として、人が彼をどのように評価するかなどということにはあまり気をとられないものである。
（ ヴォーヴナルグ ）
91.
満足は天然の富だ。
（ ソクラテス ）
92.
規則は
何某(なにがし)あるいは何某の意のままに
曲げられうるものである。
（ ミシェル・フーコー ）
93.
時は人間が消費しえる最も価値あるものなり。
（ テオフラストス ）
94.
言葉を正確に使えないということは、
思想も精神も曖昧だということだ。
（ 唐木順三 ）
95.
愛を知る人というのは、
取ることと与えることとが同一であるような人間、
取ることによって与え、
与えることによって取る
ような人間なのであろう。
（ ゲオルク・ジンメル ）
96.
信仰とは、まだ無いものをイコールで結ぶことである。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
97.
情欲は精神の非理性的、反自然的興奮、すなわち強すぎる衝動なり。
（ ゼノン ）
98.
どんな意識的な行為でも不透過な部分がある。
ふらふらとやったのと大差ない要素がある。
とにかく先ず人間は何事かをやってしまう。
そして、やってしまってから考えるのである。
（ 柄谷行人 ）
99.
我々は、我々を称讃する人たちを常に愛するが、我々が称讃する人たちを必ずしも愛しはしない。
（ ラ・ロシュフコー ）
100.
ロウソクが消えた中では、
どんな女も美しい。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
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