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2601.
花を所有しようとする者は、
花が萎んでいく姿を目撃することになる。
だが、野に咲く花を見ているだけの者は
いつまでも花と一緒にいることができる。
あなたが私のものには決してならないからこそ、
私はあなたといつまでも一緒にいることができるんだ。
（ パウロ・コエーリョ ）
（ Paulo Coelho ）
2602.
恋愛は破壊をつかさどるものである。
世界の安定ということ、箇人(こじん)の現状持続ということ、一家の平静ということ、そんな事はある処(ところ)ある時に恋愛の星のような小さな火が燃え出すと、大なり小なりその接近地帯を焼き立てられて破壊し去られる。
（ 幸田露伴 ）
（ Kouda Rohan ）
2603.
鹿の恋後(あと)は角(つの)折る心こそ
（ 加賀千代女 ）
（ Kagano Chiyojo ）
2604.
永遠に去ってゆく恋人や、
楽しいはずだったのにそうならなかった時のことや、
見つかったかもしれないのに永久に砂に埋もれた宝物のことなどを
考えただけで、
人の心はこわくてたまりません。
なぜなら、
こうしたことが本当に起こると、
非常に傷つくからです。
（ パウロ・コエーリョ ）
（ Paulo Coelho ）
2605.
恋心なくはなしてふ芽吹き急
（ 細谷てる子 ）
（ Hosoya Teruko ）
2606.
猫の恋声まねをれば切なくなる
（ 加藤楸邨 ）
（ Katou Shuuson ）
2607.
緋鯉(ひごい)ゆく恋の勝者とならむため
（ 篠崎央子 ）
（ Shinozaki Hisako ）
2608.
冬曙(ふゆあけぼの)金色(こんじき)の恋賜(たまわ)りぬ
（ 五十崎朗 ）
（ Ikazaki Rou ）
2609.
深追いの恋はすまじき沈丁花(ジンチョウゲ)
（ 芳村うつぎ ）
2610.
信じるなよ、男でも、女でも、思想でも。
ほんとうによくわかるまで。
わかりが遅いってことは恥じゃない、後悔しないためのたった一つの方法だ。
（ 五味川純平 ）
2611.
人間は自分の恋していた時のことを思い出すと、そのあいだには何一つ起こらなかったような気がするものだ。
（ フランソワ・モーリアック ）
（ Francois Mauriac ）
2612.
恋の苦しみは、あらゆるほかの悦(よろこ)びよりずっと愉(たの)しい。
（ ジョン・ドライデン ）
（ John Dryden ）
2613.
恋する女の最高の幸福は、恋する男性によって彼自身の一部と認められることである。
（ ボーヴォワール ）
（ Simone De Beauvoir ）
2614.
女は最初恋人に恋するが、
その後は恋に恋する。
（ バイロン ）
（ George Gordon Byron ）
2615.
恋愛は発狂ではない。
が、両者には共通点が多い。
（ トーマス・カーライル ）
（ Thomas Carlyle ）
2616.
恋愛を前にした時のただひとつの勇気は、逃げることである。
（ ナポレオン・ボナパルト ）
（ Napoleon Bonaparte ）
2617.
女たちは葉巻に似ている。
しばしば、火をつけ直さなければならない。
（ ルビンシュタイン ）
2618.
人はしばしば恋に欺かれ、恋に傷つき、不幸にもなる。
それでも人に恋するのだ。
（ ミュッセ ）
（ Musset ）
2619.
誰かの願いが叶うころ、あの子が泣いてるよ。
みんなの願いは同時には叶わない
（ 宇多田ヒカル ）
2620.
自分の恋の勝利を決して自慢しない男は、なんといってもたくさんいるものである。
しかし全ての女性は、恋に敗北したことを誰かに話さずにはいられないものだ。
（ ベルナール ）
2621.
男と女が肌と肌を触れあい、快楽と陶酔をともにしても、二人の人間が真実一緒になることはない。
（ 山本周五郎 ）
（ Yamamoto Shuugorou ）
2622.
水より生まれ　水に還らん　生きものの　ひとりと思う　海恋うる日は
（ 道浦母都子 ）
2623.
「どこかで会ったことがある？」
「いや、ないわ」
「そう、残念だ」
（ 映画『駅馬車』 ）
2624.
とにかく、男は一見強そうに見えているがポキッと折れやすい。
男は生理的にたいへん無理して生まれてきているみたいなところがある。
それに比べて女は生理的にはうんと安定しているんだ。
そのうえ女はなかなか折れない柔軟性を持っている。
（ 小松左京 ）
2625.
男が女に泣かれるとその憫れに打たれて心が変わるという。
が、男に泣かれた女は断固として愛想が尽きる。
（ 佐藤愛子 ）
（ Satou Aiko ）
2626.
恋にとどめを刺すあらゆる手段の中で、最も確かなのは、その恋を満足させることである。
（ マリヴォー ）
（ Marivaux ）
2627.
会って、知って、愛して、そして別れてゆくのが、幾多の人間の悲しい物語である。
（ コールリッジ ）
（ Coleridge ）
2628.
恋の喜びとは恋することだ。
我々は相手に抱かせた恋心よりも、いま自分が抱いている恋心によって幸せなのだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
（ La Rochefoucauld ）
2629.
僕らが離れそうな時に
君とドレッシングを
水と油になる前に
よく振ってからおためしください
（ 山崎まさよし ）
2630.
恋（＝恋愛）をしているということは素晴らしい。
あなたはたくさんのほめ言葉をもらえるし、
自分をたいした男だと思いはじめる。
（ F・スコット・フィッツジェラルド ）
（ F. Scott Fitzgerald ）

2631.
愛をうまく告白しようとか、自分の気持ちを言葉で訴えようなんて、構える必要はない。
きみの体全体が愛の告白なのだ。
（ 岡本太郎 ）
（ Okamoto Tarou ）
2632.
この世に確かなものは一つとしてない　恋を恐るるな　海も満ち干し　山さえはかなきものを
（ アーサー・シモンズ ）
2633.
恋は、人間を何ほどか自己以上のものにし、同時に、何ほどか自己以下のものにする。
（ サマセット・モーム ）
（ Somerset Maugham ）
2634.
恋人は捨て切れるが、恋文はちょっと捨て切れぬものだ。
（ 高田保 ）
2635.
人には誰にも一度の過ちでさえ許せないものがある。
そして、その過ちは形を変えてゆくだけで、決して消えてゆくものではない。
人を愛する事だってそうだ。
愛は形を変える。
そして時には罪にさえなるものなのだ。
愛が罪になる時、それは一番の重罪になるのだろう。
（ 尾崎豊 ）
（ Ozaki Yutaka ）
2636.
恋愛とは人間地上で味わうことができる最大のよろこびを人間に獲(え)させる狂気の沙汰である。
（ トーマス・カーライル ）
（ Thomas Carlyle ）
2637.
恋は気がつかないうちにおとずれてくる。
我々はただ、それが去っていくのを見るだけである。
（ ドブソン ）
2638.
肉体の接触がなければ、女は所有できない。
（ 西洋のことわざ・格言 ）
（ Seiyou saying ）
2639.
恋愛はただ性欲の詩的表現を受けたものである。
少なくとも詩的表現を受けない性欲は恋愛と呼ぶに値しない。
（ 芥川龍之介 ）
（ Akutagawa Ryuunosuke ）
2640.
激しく自分が惚れていると感じるときは、相手が裏切ったように見えるときだな。
（ 岡本太郎 ）
（ Okamoto Tarou ）

2641.
恋の力は、身をもって恋を経験する時でなければわからない。
（ アベ・プレヴォ ）
（ Abbe Prevost ）
2642.
数多い恋人の情を集めても、我が胸に燃える友情の火には及ばぬ。
（ バイロン ）
（ George Gordon Byron ）
2643.
彼は、恋をすることによって同時に自分自身を見いだしたのであった。
しかし、大抵の人々は、恋をすることで自分自身を失ってしまうのである。
（ ヘルマン・ヘッセ ）
（ Hermann Hesse ）
2644.
彼女たちが私たちを愛しているとき、彼女たちが愛しているのは本当は私たちではない。
しかし、ある朝、彼女たちがもはや愛さなくなるのは、確かに私たちである。
（ ジェラルディ ）
2645.
当人たちと関係なく始まるのが恋である。
（ イギリスのことわざ・格言 ）
（ UK saying ）
2646.
「君は会うたびに美しくなる」
「会ったのはついさっきよ」
「その間に美しくなった」
（ 映画『ジョルスン物語』 ）
2647.
私がお前を愛するごとく、お前も私を愛するならば、我々の恋を切り裂くナイフがあろうか。
（ キップリング ）
（ Joseph Rudyard Kipling ）
2648.
愛持たぬ一つの言葉、愛告げる幾十の言葉より気にかかる。
（ 俵万智 ）
（ Tawara Machi ）
2649.
恋愛は性欲とは違って、唯一の相手を求める。
性欲だけなら結婚は不必要だ。
性欲は相手を尊敬しない。
（ 武者小路実篤 ）
（ Mushanokouji Saneatsu ）
2650.
女は初めてできた恋人をいつまでも離すまいとする。
第二の恋人が出来ないかぎり。
（ ラ・ロシュフコー ）
（ La Rochefoucauld ）

2651.
戦っている男、あるいは戦場に出て行こうとしている男こそ、最高に色っぽいのだ。
（ 岡本敏子 ）
（ Okamoto Toshiko ）
2652.
言えるなら言って「愛してない」と。
それを聞いたらあなたの人生から出て行くわ。
（ 映画『グッド・ウィル・ハンティング』 ）
2653.
経験は薄情な美人に似ている。
彼女を手に入れるまでに幾年もの時が経ち、いざ彼女が身を任せるようになっても、二人とも年老いてしまってもうお互いに役には立たなくなっている。
（ カール・ルートヴィヒ・ベルネ ）
（ Karl Ludwig Berne ）
2654.
我々男が女を愛するときに、女の弱さも、あやまちも、不完全さも、ちゃんと知りつくした上で愛するんだ。
いや、それだからこそいっそう愛するのかもしれない。
愛を必要とするのかもしれない。
愛を必要とするのは完全な人間じゃない。
不完全な人間こそ、愛を必要とするのだ。
（ オスカー・ワイルド ）
（ Oscar Wilde ）
2655.
真実の愛とは何かわかるか？
犠牲だ。
（ 映画『クリフハンガー』 ）
2656.
男は初恋をあきらめる事ができず、女は最後の恋をあきらめる事ができない。
（ ヴェイス ）
2657.
初恋は、男の一生を左右する。
（ アンドレ・モーロア ）
（ Andre Maurois ）
2658.
「傷つかない恋愛」などない。
（ 斎藤茂太 ）
（ Saitou Shigeta ）
2659.
男と女が本当に見つめあい、付き合うというのは辛いことでもある。
切ない。
だって、別の人間同士なんだから。
（ 岡本敏子 ）
（ Okamoto Toshiko ）
2660.
（好きだって）いわれなきゃわからないようじゃ、はじめからやめちまった方がいいわよ。
（ 岡本敏子 ）
（ Okamoto Toshiko ）

2661.
「君は何を美しいと思う？」
「木よ」
「木か。
　だったら、君は木に似てる」
（ 映画『パリの恋人』 ）
2662.
恋人がいない奴はみんな口ではシングルでいたいなんて言うかもしれないが、本当は自分の人って呼べる人を捜してるんだよ。
（ エディ・マーフィ ）
（ Eddie Murphy ）
2663.
二人のうちどちらかがいるところには、
いつも二人ともいるんだよ。
（ ヘミングウェイ ）
（ Ernest Hemingway ）
2664.
恋をするのにウソはつきたくない。
しかし時には誠実であるためのウソということも存在する。
小さなウソはかえって相手を幸福に過ごさせる場合もある。
（ 三宅艶子 ）
2665.
恋愛というのは、お互いに溶け合っているようで、お互いに監視しあっていることなんだ。
（ 岡本太郎 ）
（ Okamoto Tarou ）
2666.
男の人は、なんといっても色っぽくなければならない。
これが魅力の前提条件。
（ 岡本敏子 ）
（ Okamoto Toshiko ）
2667.
俗にいう不倫な恋愛関係が真実の愛であることもありえます。
ただしそれは、相手が今の結婚が間違いであったことを認め、あなたと新しくやり直す気持ちを持っている場合です。
（ ジョセフ・マーフィー ）
（ Joseph Murphy ）
2668.
恋なんて、人生の中では一番無目的で、危なくて、自分を投げ出さなければできないことなんですもの。
（ 岡本敏子 ）
（ Okamoto Toshiko ）
2669.
いつでも一緒に死ねる人。
いのちをワシ掴みにするような恋。
その人が何も意思表示してくれなくても、遠くからでもじっと見ていたい、できるなら何とかしてあげたい、お返しを求めない無償の情熱が恋なの。
（ 岡本敏子 ）
（ Okamoto Toshiko ）
2670.
恋愛はそれ自身一つの掟（おきて）のようなものであり、その人間の進路を定めてしまう
（ 林語堂 ）
（ Rin Godou ）

2671.
男は力がなければいけない。
私は何も威張ってろとか、暴力的であればいいといっているのではない。
静かで、普段おとなしくても、存在感がある、という男に女は弱い。
（ 岡本敏子 ）
（ Okamoto Toshiko ）
2672.
口説く必要なんかないんだ。
目と目があえばいい。
あとは行動あるのみさ。
（ 岡本太郎 ）
（ Okamoto Tarou ）
2673.
恋愛は結婚よりももっと興味深い。
ちょうど歴史より小説のほうが面白いのと同じように。
（ シャンフォール ）
（ Shamfort ）
2674.
女は恋の為に生まれた。
恋を求める事から彼女を転向させるのは不可能である。
（ オッソリ ）
2675.
恋における貞節とは、欲情の怠惰にすぎない。
（ アンリ・ド・レニエ ）
（ Henri De Regnier ）
2676.
好かれる時期が、誰にだって一度ある。
不潔な時期だ。
（ 太宰治 ）
（ Dazai Osamu ）
2677.
逢った瞬間！
その瞬間に主導権をにぎらないと、最後までダメですね。
（ 永六輔 ）
（ Ei Rokusuke ）
2678.
恋だけを、人は一途に想うておればよいものを。
（ オスカー・ワイルド ）
（ Oscar Wilde ）
2679.
恋人はいずれか一方がいなくては生きることも、死ぬこともできなかった。
別れていることはそれは生でもなく、死でもなく、生と死とのかたまりであった。
（ 『トリスタンとイゾルデ』 ）
2680.
あなたが好きになった人は、あなたの顔を見ると、ほかの誰かを思い出す。
（ 「マーフィーの法則」 ）
（ Murphys Law ）

2681.
女性は初めての恋愛では愛する人に恋するが、その後の恋愛では恋に恋する。
（ ラ・ロシュフコー ）
（ La Rochefoucauld ）
2682.
恋人は火のごときものなり、動揺すればするほど燃えゆる。
（ プブリリウス・シルス ）
（ Publilius Syrus ）
2683.
男は考え違いをしている。
一生懸命、無理して役割を果たしているのに、女はちっともわかってくれないと心外に思っているだろうが、わたくしたちは、何もそんなことを頼んでいないのよ。
（ 岡本敏子 ）
（ Okamoto Toshiko ）
2684.
「恋なんて若気の至りだ」とか、「いまさら、そんな」とか。
なぜ？
八十や九十になって、若気の至りをやってはいけないの？
（ 岡本敏子 ）
（ Okamoto Toshiko ）
2685.
美ってものは、見方次第なんだよ。
（ 岡本太郎 ）
（ Okamoto Tarou ）
2686.
どうやって口説こうかなんて考えている奴は口説けません。
その場の勢いで、相手が口説かれているなと気がつく前に抱くなり、押し倒すなりしなきゃ。
そういうものです。
（ 永六輔 ）
（ Ei Rokusuke ）
2687.
恋愛の始まりというのは、
誰でもよそゆきの気持ちになる。
お互いによそゆきだということを、
暗黙のうちに知っているよね。
だから、スリルがあるんだな。
それでいて、お互いに相手の隠している実体を猛烈に知りたがっている。
（ 岡本太郎 ）
（ Okamoto Tarou ）
2688.
恋は決して飢餓のためには死なないが、しばしば消化不良のために死ぬ。
（ ド・レンクロス ）
2689.
女は永くその最初の人を守っている。
ただし、第二の人ができない限りは。
（ ラ・ロシュフコー ）
（ La Rochefoucauld ）
2690.
男は年をとると与えるものがなくなり、ただ受け取るばかりだ。
恋人を愛するにも、恋人の裡にある自分を愛する。
若い頃には自分の裡(うち)にある恋人を愛する。
（ バルザック ）
（ Honore De Balzac ）

2691.
失恋しないように注意してちゃ、失恋しないぞ。
失恋しない奴は、人間としてつまんない奴なんだぞ。
（ 永六輔 ）
（ Ei Rokusuke ）
2692.
どんなに仲のいい二人でも、必ずどちらかが満たされぬ思いを持っている。
一緒であるってことはあり得ない。
（ 岡本敏子 ）
（ Okamoto Toshiko ）
2693.
女は饒舌である。
とはいえ、恋は彼女に沈黙を教える。
（ ロクプラン ）
2694.
わたし、男って好きよ。
だって女なんだもの
（ 永六輔 ）
（ Ei Rokusuke ）
2695.
口説く時に振られたら恥ずかしいなと思うようだったらやめなさい。
口説くことがすでに恥ずかしいことなんですから。
（ 永六輔 ）
（ Ei Rokusuke ）
2696.
この頃の女は、アクビをするのに口をかくしませんなァ。
ノドチンコ見せて、色気の無いこと。
（ 永六輔 ）
（ Ei Rokusuke ）
2697.
恋をしながら、不可抗力でしばられないうちに、攻撃をあきらめた者こそ、軽蔑に値する。
（ スタンダール ）
（ Stendhal ）
2698.
恋をして、しかも賢くあることは不可能だ。
（ フランシス･ベーコン ）
（ Francis Bacon ）
2699.
女が不道徳に陥るのは、女にとって道徳というものが非人間的な本質の具体化となっているからである。
（ ボーヴォワール ）
（ Simone De Beauvoir ）
2700.
香を嗅ぎ得るのは香を焚き出した瞬間に限る如く、酒を味わうのは酒を飲み始めた刹那に有る如く、恋の衝動にもこういう際どい一点が時間の上に存在しているとしか思われないのです。
（ 夏目漱石 ）
（ Natsume Souseki ）

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