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早く不安から逃れようとする。
新しい事件を古く解釈して 安心しようとする。 これは僕等がみんな 知らず知らずのうちにやっている処(ところ)であります。 事件の驚くべき新しさというものの正体に 眼を据(す)えるのが恐いのである。 それを見詰めるのが 不安で堪(たま)らぬのであります。 小林秀雄[こばやし・ひでお]
(文芸評論家、1902〜1983) 「事変の新しさ」 『小林秀雄全作品 第13集:歴史と文学』(新潮社刊)に収載
《 正体 》
《 知らない 》→ 今日 《 恐怖 》→ 今日 《 事件 》 《 新しさ 》 《 驚き・驚く 》 《 安心・安堵(あんど) 》 《 不安・心配 》→ 今日 《 解釈 》 《 小林秀雄 》→ 今日 * * * * * * * * * * 《 星座別名言と運勢 》 《 血液型別名言と運勢 》 〈全文〉
早く不安から逃れようとする。 新しい事件を古く解釈して 安心しようとする。 これは僕等がみんな 知らず知らずのうちにやっている処(ところ)であります。 事件の驚くべき新しさというものの正体に 眼を据(す)えるのが恐いのである。 それを見詰めるのが 不安で堪(たま)らぬのであります。 __ Link __ それであるから、 出来る事なら、古い知識なり経験なりで、 新しい事件を解釈して安心したい。 言い代えれば、恰(あたか)も古い事件に対する様に、 この新しい事件に安心して対したい。 僕等は、知らず知らずの間に、 そういう事をやる。 こういう心理傾向からは、 なかなか逃れ難い、 余程、厳しく自分の心を見張っていないと、 逃れる事が難しいと思われます。 __ Link __ 僕等の嘗(かつ)ての経験なり知識なり方法なりが、 却(かえ)って新しい事件に関する僕等の判断を誤らせる という事になるのであります。 __ Link __
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