名言ナビ



[ 名言 ]
昔、
子供の守(も)りや寝かしつけるのは、
もっぱら老人の役目だったのではないだろうか。
老人たちは、
孫に自分を主人公にしたはなしを聞かせてやる。
現実には、
体も利(き)かず
人を育てる役目も終わり、
厄介者(やっかいもの)扱いされかかっている老人が、
話の中では生き生きとして主人公を演じている。
どこかで見聞きした話に尾ひれをつけ、
自分を被害者に仕立てながら、
ちょっぴり夢をまぜて、
幼い者に話して聞かしたのではないか。

[ 出典 ]
向田邦子[むこうだ・くにこ]
(脚本家・エッセイスト・小説家、1929〜1981)
「兎と亀」
エッセイ集『霊長類ヒト科動物図鑑』に収載

ページ内メニュー

[ 関連キーワード ]

[ テーマ別の名言 ]

[ 全文・続き ]
〈続き〉
桃太郎には、
老人の夢が、
浦島太郎には老いた男の夢と諦めが、
みごとに語られている。


[ ランダム名言 ]
1.

2.

3.

4.

5.

6.

7.

8.

9.

10.


11.

12.

13.

14.

15.

16.

17.

18.

19.

20.


21.

22.

23.

24.

25.

26.

27.

28.

29.

30.


31.

32.

33.

34.

35.

36.








LINK   LINK   LINK