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[ 名言 ]
他に対する愛は、
意識することでその輝きを失ってしまう。
ちょうど陽の光にあたった雪のように溶けてしまう。

[ 出典 ]
神谷美恵子[かみや・みえこ]
(精神科医、文筆家、翻訳家、1914〜1979)
『神谷美恵子 日記・書簡集』

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〈全文〉
他に対する愛は、
意識することでその輝きを失ってしまう。
ちょうど陽の光にあたった雪のように溶けてしまう。
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愛のよろこびは
せいぜい無意識に行われた段階にしかない。
意識するやすぐ損なわれてしまう。
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そこ(=他に対する愛)にある自意識は
何よりもいやなものだ。
自分は誰それにこれこれのことをしてやったと、
べつに誰に言わなくとも
自分に言うことのいやらしさ。
それからまた
人に愛をそそいでいるつもりでも、
その行為になんと不純なものがまざりうるだろう。
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