名言ナビ



[ 名言 ]
ふしぎなことに、
この天から降る(空襲の)猛火の中にあって、
人々はこわがりながらも平気であった。
私はだれにも、
「死についてどう思うか」なんて訊(き)いたこともなかった。
それはおたがいさまのことであったし、
また訊いたところで、
「そんなこと考えたってしようがないよ。
 死ぬときは死ぬさ、アハハ」
という返事しか返って来ないにきまっていたからだ。
これはみなが度胸がいいせいではない。

[ 出典 ]
山田風太郎[やまだ・ふうたろう]
(小説家、1922〜2001)
『風太郎の死ぬ話』

ページ内メニュー

[ 補足 ]
※「(空襲の)」は七瀬音弥による補足

[ 関連キーワード ]

[ テーマ別の名言 ]
返事
 死 》→ 今日
平気
火・炎
度胸
 天 
 * * * * * * * * * *
星座別名言と運勢
血液型別名言と運勢

[ 全文・続き ]
〈全文〉
ふしぎなことに、
この天から降る(空襲の)猛火の中にあって、
人々はこわがりながらも平気であった。
私はだれにも、
「死についてどう思うか」なんて訊(き)いたこともなかった。
それはおたがいさまのことであったし、
また訊いたところで、
「そんなこと考えたってしようがないよ。
 死ぬときは死ぬさ、アハハ」
という返事しか返って来ないにきまっていたからだ。
これはみなが度胸がいいせいではない。
__ Link __

まことにラ・ロシュフコーがいったように、
「人間は太陽と死は正視出来ない」ものである上に、
人間というものは、
同条件下にあっても、
「ひと(他人)は死んでも自分は死なない」
という奇怪な信仰を失わない特性を持っているからである。
__ Link __


[ ランダム名言 ]
1.

2.

3.

4.

5.

6.

7.

8.

9.

10.


11.

12.

13.

14.

15.

16.

17.

18.

19.

20.


21.

22.

23.

24.

25.

26.

27.

28.

29.

30.


31.

32.

33.

34.

35.

36.








LINK   LINK   LINK