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本を閉じて、目を瞑(つむ)る。
おやすみなさい。すると、 暗闇が音のない音楽のようにやってくる。 長田弘[おさだ・ひろし]
(詩人、1939〜2015) 詩「なくてはならないもの」 詩集『世界はうつくしいと』 〈全文〉
なくてはならないものの話をしよう。 なくてはならないものなんてない。 いつもずっと、そう思ってきた。 所有できるものはいつか失われる。 なくてはならないものは、けっして 所有することのできないものだけなのだと。 __ Link __ 日々の悦びをつくるのは、所有ではない。 __ Link __ 草。水。土。雨。日の光。猫。 石。蛙。ユリ。空の青さ。道の遠く。 何一つ、わたしのものはない。 空気の澄みきった日の、午後の静けさ。 川面の輝き。葉の繁り。樹影。 夕方の雲。鳥の影。夕星(ゆうずつ)の瞬き。 特別のものなんてない。大切にしたい (ありふれた)ものがあるだけだ。 素晴らしいものは、誰のものでもないものだ。 真夜中を過ぎて、昨日の続きの本を読む。 「風と砂塵のほかは、何も残らない」 砂漠の歴史の書には、そう記されている。 __ Link __ 「すべての人の子はただ死ぬためにのみ この世に生まれる。 人はこちらの扉から入って、 あちらの扉から出てゆく。 人の呼吸の数は運命によって数えられている」 __ Link __ この世に在ることは、切ないのだ。 そうであればこそ、戦争を求めるものは、 なによりも日々の穏やかさを恐れる。 __ Link __ 平和とは(平凡きわまりない)一日のことだ。 __ Link __ 本を閉じて、目を瞑(つむ)る。 おやすみなさい。すると、 暗闇が音のない音楽のようにやってくる。 __ Link __
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( H. M. Stansifer )
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( YOSHIKI )
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( 野地秩嘉 )
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( 小林大祐 )
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( 作者不詳 )
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