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601.
音楽はエネルギーが外に向かう。
絵は内に向ける作業。
（ 恒松正敏 ）
602.
ジャズと自由は手をつないで行く。
（ セロニアス・モンク ）
603.
時代は変わったんだよ。
やりたいようにやっていい。
（ マイルス・デイヴィス ）
604.
いいアイデアもすぐノートしなかったために逃げてしまう場合が多い。
忘れるのは簡単である。
（ 忌野清志郎 ）
605.
表現じゃない。
ことばは認識なんだ。
（ 長田弘 ）
606.
私たちの歌わんとするものは、私たちの心からの表現であらねばならない。
（ 九条武子 ）
607.
無名なものを讃えることができるのが歌だ。
（ 長田弘 ）
608.
空を見て、音楽がそこにあると信じた。
（ 長田弘 ）
609.
（シューマンは）この世のもっとも遠くから
手紙を書くように、音楽をつくった。
音楽は、ほんとうは手紙なのだ。
（ 長田弘 ）
610.
余計な音がただの一つもあってはならぬ
だが、不足した音が一つもあってはならぬ
（ 長田弘 ）
611.
気候に、和声を学んだ。
嵐に、湖の光に、森の静けさに学んだ。
自然を神のつくった音楽だと信じた。
（ 長田弘 ）
612.
チェロを発見した。
（ 長田弘 ）
613.
アップライトという古いピアノは、立派なグランドピアノにない、自分たちの生きてきた証しとしてのなつかしさを持ったピアノなんです。
（ 長田弘 ）
614.
「ザ・ダッチマン」という歌は、一ど聴いたら、確実に胸にのこる。
だが、その歌をつくった歌つくりのことは、ほとんど知られていない。
それが「歌」の宿命だ。
（ 長田弘 ）
615.
歌はただ歌であるというだけでなく、歌がくれる「何か」なのだ。
（ 長田弘 ）
616.
現在を輝かすのでないなら、音楽は何だ
（ 長田弘 ）
617.
歌は人びとの記憶がそこにある場所です。
（ 長田弘 ）
618.
われわれが音楽と呼ぶのは、激しい沈黙だ。
（ 長田弘 ）
619.
僕の歌は僕が自分で歌うべきなんだ。
（ 忌野清志郎 ）
620.
ひとが音楽によって得るのは、
人間の権利としての悲しむ権利だ。
レクイエム（死者の歌）でない音楽はない。
（ 長田弘 ）
621.
どこへもゆけず、何もできずとも、
ただ、透明に、一日を充たして過ごす。
木を見る。
空の遠くを見つめる。
焼酎を啜(すす)り、平均律クラヴィーア曲集を聴く。
（ 長田弘 ）
622.
語ることができなければならない、音楽は。
（ 長田弘 ）
623.
音楽は、無にはじまって、無に終わる。
いま、ここ、という時の充溢(じゅういつ)だけをのこして。
（ 長田弘 ）
624.
ぼくはいつでも、いっしょうけんめい歌を作ってるんだよ。
才能があるから歌が出来ると思ってるのかも知れないが、それはちがう。
作っているんだよ。
（ 忌野清志郎 ）
625.
音楽はおもいがけない驚きであるべきだ。
（ 長田弘 ）
626.
詩は自立できない。
コルトレーンのジャズも、ティンゲリーの彫刻も、ケネス・アンガーのフィルムも自立できない。
芸術は自立できないのであり──自立できるのは、まさに人間だけなのである。
（ 寺山修司 ）
627.
昔、俺はずっとシャイだったが、世の中が超シャイになってしまった現代では、とても図々しい態度のロック・スター・オヤジに見えるらしい。
（ 忌野清志郎 ）
628.
"音"というものは、例えば、ドレミのドの音とはいえ、オーボエが吹くのと、フルートが吹くのとではまるで違うものです。
"音"自身を生きたものとしてとらえるといういい回しは、必ずしも適当ではないけれど、ひとつひとつの"音"には全く違った運動があります。
（ 武満徹 ）
629.
音楽というものの根本を考えれば、それはある意味では、未分化の挙動というか、生の挙動そのものだともいえましょう。
それは、泣いたり、笑ったり、あるいはクシャミをしたり、というようなこととも深いつながりをもっているだろうと思います。
（ 武満徹 ）
630.
雨が　すきか
わたしはすきだ
うたを　うたおう
（ 八木重吉 ）

631.
歌謡曲のなによりの特質は「合唱できない歌」だということなのである。
（ 寺山修司 ）
632.
人間は、少なくとも毎日、ちょっとした歌を聴き、よい詩を読み、美しい絵を眺め、そして出来たら、多少の合理的（リーズナブル）な言葉を話すべきだ。
（ ゲーテ ）
633.
所詮(しょせん)楽譜などでは音は聴こえてこない。
音のすべてが割り算では解決できないのだ。
人の心も同じだ。
数学や計算では誰の心も説明できない。
出来るわけがない。
（ 忌野清志郎 ）
634.
自分で自分のプロデュースも出来ない奴なんて、どうせ長続きはしねえよ、悪いけど。
（ 忌野清志郎 ）
635.
無名なものを讃えることができるのが歌だ。
（ 長田弘 ）
636.
音楽は、自分が音符を書き表したら、それですべてが終わってしまうというものではなく、それをだれか他の人に演奏してもらうか、あるいは自分で演奏しなければならないのです。
そして、そこに聴衆がいなければ、本当の意味で音楽は成就しないわけです。
（ 武満徹 ）
637.
今の大人は不細工でかっこ悪いけど、それは音楽を愛してないからだ。
でも、若い奴らも決してかっこ良くはないぜ。
つまり同じ穴の狢(むじな)ってところさ。
対立もできなきゃ、リスペクトも贈れない中途半端な関係だ。
（ 忌野清志郎 ）
638.
音楽は、民族のことばの発生と同時に生(うま)れた、最初の詩的発声である。
（ 九条武子 ）
639.
バラードを吹くのがどんなに疲れるか、誰もわかっちゃいない。
吹き終わったら膝がガクガク震えるくらい疲れるんだぜ。
（ マイルス・デイヴィス ）
640.
君は試してみるべきだよ。
その上で無意味だと思えば、それが真実だ。
仮定ばかりの上に自分の思想や、音楽を組みたてようたって無駄だと思うな。
（ 五木寛之 ）

641.
複雑かつ急速に変化するため、実際に聴くとつかみにくい音楽的ニュアンスを、楽譜は音楽家の前に明らかにするが、それと同じく、曲線の方程式は、数学者が目で見てその曲線そのものを見るよりも、深くその本質を洞察することを可能にするのである。
（ アルフレート・プリングスハイム ）
642.
交響楽は公園のようなもの。
指揮者はその管理人、公園を整備し美しくするが、やがて死んでいく。
しかし、次の管理人が来て、公園は永遠に維持される。
市民が公園を必要としているからである。
（ 小澤征爾 ）
643.
当時（＝下積み時代）、私は繰り返し自分に言い聞かせたものだ。
学ぶんだ、学ぶんだ、見たい聞いたりするものについて、何も言うな。
（ カラヤン ）
644.
１００回の練習より１回の本番。
と言えるほど、本番でしか学べない事がある。
それくらい本番でのエネルギーはすごいもの。
何度も何度も失敗と成功を繰り返して"ステージの自分"を作り上げていく。
（ 安倉さやか ）
645.
ミュージシャンのアルバム数が少ないというのは、ミュージシャン本人にとっては残念なことかもしれない。
だが、ファンにとっては、むしろ喜ばしいことである。
なぜなら、全アルバムをそろえることが金銭的に可能であるし、全アルバムを聴くことが時間的に可能であるからだ。
（ 七瀬音弥 ）
646.
（本番で）１００回コケたっていい。
それがまた明日から意味のある練習に繋がるから。
（ 安倉さやか ）
647.
音楽は、生活の中から生まれて、常に個人から出発して、そしてまた個人へもどるものです。
音楽というのは、抽象的なものだといわれていますが、たしかに数理的なこととわかっているし、そういう面もありますが、音楽というものはやはり具体的なものなのです。
（ 武満徹 ）
648.
ふざけんなよ、俺がサイコーなんだっていつも胸を張っていたいだろ？
本当は誰だってそうなんだ。
ＯＫ、そうと決まったら、誰に相談する必要もない。
もう君は世界で最高の音楽をやってるイカレた野郎になったんだ。
がんばれよ。
（ 忌野清志郎 ）
649.
自分はなぜ音楽をやっているのか、というと、音楽を通して他と結びつきたいという気持ちがあるからです。
（ 武満徹 ）
650.
思考とは、それ自体が目的である。
音楽と同じように。
（ アインシュタイン ）

651.
あなたの歌をうたえ、空を見上げながら。
（ 年老いた盲目の女性がうたった歌 ）
652.
ジャズは生命を証すものなのだ。
だから、ジャズの音楽的特性である即興の方法が、最もジャズ・スピリットにかなったものであるのはいうまでもない。
（ 武満徹 ）
653.
音楽っていうのは、ドーナツの穴のようなもんだ。
何かが欠けている奴がかなでるから、音楽になるんだよね。
（ ドラマ『カルテット』 ）
654.
自分の気に入る音楽にめぐり会えるなんて、あまり日常ではあることじゃない。
（ 忌野清志郎 ）
655.
ぼくは絵が好きだから、絵を描いてその上に水を散らし、そこにインクを落とす、するとインクが思いがけない運動で思いがけない方向へ散ります。
それと同じように音を追いかけるときに、ほかの音がもっとにじみ合ったりすることがないものか、というようなことを考える。
（ 武満徹 ）
656.
一番私が刺激的で、本当に生きているなって感じるのは、練習しているとき。
練習だけでいい。
究極、私、人の前で歌わなくてもいいのかなって思っちゃったりするときがある。
（ 広瀬香美 ）
657.
音楽をじぶんに強いているときは、疲労している。
（ 長田弘 ）
658.
無にはじまって無に終わる。
それが音楽だ。
（ 長田弘 ）
659.
他にどう言っていいかわからない感情を、いっぱいに容れる旋律をもった言葉が、歌だ。
（ 長田弘 ）
660.
その生涯がたとえどんなに不幸であっても、よい音楽家というのはみずからなすべきことを「充分になしとげた」人であり、「充分になしとげた」一人の遺(のこ)した音楽はつねに励ましにみちていて、どんなときもひとの生はなお祝福にあたいするという、この世界の密(ひそ)やかな真実をわすれさせない。
（ 長田弘 ）

661.
歌はつきつめれば、祈りである。
かつてわれわれも、祈ることを知っていた。
今日、われわれはどうか？
（ 長田弘 ）
662.
音楽は呼吸だ。身体が宿すものだ。
ひとは音楽の民として生きているのだ。
（ 長田弘 ）
663.
君が自分の音楽にもしも自信があるなら、（誰かにプロデュースしてもらうんじゃなくて）自分でレコードを作るべきだ。
自分で自分をプロデュースするべきだ。
（ 忌野清志郎 ）
664.
音楽家は他の人びとのために働かねばならぬ
（ 長田弘 ）
665.
酒を飲むことで出来る歌なんて知れてる。
クスリも同じだ。
うまくいくのは最初だけさ。
心の底から出てきた歌には勝てやしない。
（ 忌野清志郎 ）
666.
この世の人生のおおくは辛い。音楽は
誰のものでもある幸福な言葉であるべきだ。
（ 長田弘 ）
667.
沈黙とは──語られなかった
悲しみのことだ。そして、音楽は
語られなかった悲しみのためのものだ。
（ 長田弘 ）
668.
練習でできないことは、本番では絶対にできません。
そのつもりで取り組んでください。
（ アニメ『響け！ユーフォニアム』 ）
669.
過去の実績で俺は商売なんかしたくねえよ。
いつだって、バンドマンは白紙の状態から新しい曲を作ってるのさ。
作らなきゃ、すぐに終わっちゃうんだよ。
（ 忌野清志郎 ）
670.
何百万枚も売れるロックなんて、あんましロックじゃない。
（ 忌野清志郎 ）

671.
俺の心の中にゃ、ぶっこわれたジュークボックスがはいっているんだ。
十円玉を入れもしないのに、ときどきひとりでミュージックが鳴りわたる。
（ 寺山修司 ）
672.
俺にはプロデューサーなんて、ろくに歌えない、ギターも弾けない人間がやることのように見えてしまうんだ。
歌えない奴が偉そうにふんぞり返ってる姿イコール、プロデューサーなんだよ。
（ 忌野清志郎 ）
673.
演歌をふくめて、大衆の音楽というのは、つねに彼らの中にある故郷喪失感と、その回復願望といったものに根ざしているのかもしれない。
（ 寺山修司 ）
674.
全国で売れるためにはもっと腐った音楽じゃないとダメなのさ。
（ 忌野清志郎 ）
675.
たった一曲だって、他人に最後まで聴かせるということは、けっこうすごいことなんだ。
音楽に限らず、映画だってマンガだってお笑いだってね。
（ 忌野清志郎 ）
676.
好きなことやって、メシ喰って、歌を歌って死んでいってやるさ。
（ 忌野清志郎 ）
677.
音楽を聴きながら居眠りするときは、幸福である。
（ 長田弘 ）
678.
古いものが良くないっていうんじゃないけど、古いものばかりやらされたんじゃたまらないぜ。
俺の身にもなってくれ。
（ 忌野清志郎 ）
679.
下萌えて土中(どちゅう)に楽(がく)のおこりたる
（ 岡田順子 ）
680.
下萌えて土中に楽(がく)のおこりたる
（ 星野立子 ）

681.
我が弾くに耕す土のひゞきかな
（ 池内友次郎 ）
682.
楽は偽りを以て為すべからず。
（ 「楽記」 ）
683.
神父は、賛美歌で食っている。
（ ミゲル・デ・セルバンテス ）
684.
わたしはほかのピアニストよりも巧みに音符を弾きこなせるわけではない。
しかし音符の間の休み──ああ、そこにこそ芸術がある。
（ アルトゥル・シュナーベル ）
685.
あの時、もっと頑張っておけばよかった、なんてことは微塵もおもいたくないし、最後まで精いっぱいやった、といいたいですね
（ 西本智美 ）
686.
歌をうまく歌える人は、自分が歌がうまいと知っている人です。
いい声で歌える人は、自分がいい声を持っていると知っている人です。
いい声を持っている人ではありません。
（ 岡村喬生 ）
687.
大半の聴衆が興味を抱くのは、音楽ではなく音楽家である。
（ ロマン・ロラン ）
688.
民衆はよく「気に入った」とか「気に入らなかった」とか言うが、これではまるで、民衆に気に入ることが最も尊いことであるかのようだ。
（ ロベルト・シューマン ）
689.
音楽は人々の精神から炎を打ち出さなければならない。
（ ベートーヴェン ）
690.
人生はちょうど音楽のようなものと悟るべし。
それは規則によってつくられるのではなく、もっと感情とかひらめきによって出来上がってゆくものです。
（ アンソニー・デ・メロ ）

691.
音楽のあるところには真の悪は存在できない。
（ ミゲル・デ・セルバンテス ）
692.
驚くことなんて何もありはしない。
正しい鍵盤を正しいときに叩けば、あとは楽器が勝手に演奏してくれる。
（ バッハ ）
693.
詩は音楽にならなかった言葉であり、音楽は言葉にならなかった詩である。
（ ヘルマン・ヘッセ ）
694.
盲目だが不自由じゃない。
盲目で良いんだ、魂には見えるから。
（ レイ・チャールズ ）
695.
音楽より重要なものがある間は何も変わりはしないさ。
（ イアン・ペイス ）
696.
真摯に、まじめに練習してれば、自然と自分らしい演奏になる。
（ 作者不詳 ）
697.
歌という限られた枠の中に、映画一本分くらいの内容を詰め込もうと思っていたし、常に世間を裏切ってやろうと考えて作詞してきましたね。
（ 阿久悠 ）
698.
目は木漏れ陽を楽しむことも出来るが、見せかけにとらわれることもある。
耳は小鳥の囀りを喜ぶ力もあるが、噂に惑わされることもある。
口は歌を口ずさむことも出来るが、心にもない願いを口走ることもある。
間違わずに生きてゆくのは、なかなか難しいものだな。
（ 津田雅美 ）
699.
スターなんて一人も居ない。
スターは空高くに輝いているだけだ。
（ ファーリー・ジャックマスター・ファンク ）
700.
私がこれまでどうやってきたかは教えられる。
だが、君がこれからどうするかは、自分で考えなければいけない。
（ ジョン・レノン ）

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