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901.
神は存在というより、働きです。
（ 遠藤周作 ）
（ Endou Shuusaku ）
902.
みんなそれぞれの神さまがあります。
それはそれでいいのです。
その人の神さまなのですから……
（ 宮沢賢治 ）
（ 童話『銀河鉄道の夜』 ）
（ Miyazawa Kenji ）
（ Ginga Tetsudou Yoru ）
903.
我は
人の世の痛苦と失望とを
なぐさめんために生まれ来つる
詩の神の子なり。
（ 樋口一葉 ）
904.
弟子となるなら炎帝の高弟に
（ 能村登四郎 ）
（ Nomura Toshirou ）
905.
神々の心づくしの雪の山
（ 9代目 松本幸四郎 ）
（ Matsumoto Koushirou 9th ）
906.
日向ぼこ神に抱(だ)かれているごとく
（ 仲畑貴志 ）
（ Nakahata Takashi ）
907.
日向ぼこ神の集ひも日向ならむ
（ 大野林火 ）
（ Oono Rinka ）
908.
わが罪を自覚する故(ゆえ)に、
悲愴に又勇猛心をもって悪へ踏みきる罪の子は、
神前の座席に於(おい)ては
善人よりも愛せられるのである。
（ 坂口安吾 ）
（ Sakaguchi Ango ）
909.
神はしばしば沈黙を用いて、
私たちに発言における責任を教える。
（ パウロ・コエーリョ ）
（ Paulo Coelho ）
910.
「あなた」は「わたし」より古い。
「あなた」といって、
人は神に呼びかけたが、
「わたし」ということばはまだ聖化されていない。
だから人間は隣人のところに押しかけて行くのだ。
（ ニーチェ ）
（ Nietzsche ）
911.
もし鳥や魚が人語を解し、
包丁を見て「痛いよ」とか「助けて下さい」とか叫んだら、
人間はそれに動かされるか、無視するか。
鳥や魚にその力を与えなかったのは
神の慈悲か悪意か。
（ 山田風太郎 ）
（ Yamada Fuutarou ）
912.
人は裁かれることは嫌がるけれども、
赦(ゆる)されるのは大好きである。
虫のいい人間ほど、
「赦す神」を欲しがる。
さらに虫のいい人間は、
「赦す神」を支配したがる。
（ 中村うさぎ ）
（ Nakamura Usagi ）
913.
幸せとはしばしば神のご加護であるが、
通常は征服するものである。
（ パウロ・コエーリョ ）
（ Paulo Coelho ）
914.
神様は誰にでも
行く道を用意していて下さるものだ。
神様がおまえのために残してくれた前兆を、
読んでゆくだけでいいのだ。
（ パウロ・コエーリョ ）
（ Paulo Coelho ）
915.
私たちは
持っているもの、
それが命であれ、所有物であれ、土地であれ、
それを失うことを恐れています。
しかし、
自分の人生の物語と世界の歴史が、
同じ者の手によって書かれていると知った時、
そんな恐れは消えてしまうのです。
（ パウロ・コエーリョ ）
（ Paulo Coelho ）
916.
私は好きになりたいな、
誰でもかれでもみいんな。
お医者さんでも、烏でも、
残らず好きになりたいな。
世界のものはみィんな、
神さまがおつくりなつたもの。
（ 金子みすゞ ）
（ Kaneko Misuzu ）
917.
私が神や宗教について
人びとと有意義な話ができたときというのは、
この問い（＝なぜ、善良な人が不幸にみまわれるのか？）から始まったときか、
それとも結局この問いに向かっていったときなのです。
（ H・S・クシュナー ）
（ H. S. Kushner ）
918.
（天や神から）与えられたものを
（創作者が）「私の能」として盗むとき、
働くことの喜びと自由が
逃げて行くのでありましょう。
（ 長谷川町子 ）
（ Hasegawa Machiko ）
919.
ひとりひとりのための場所は世界にいっぱいあるし、
お金と富と美しいものも
みんなで分け合うのに充分あります！
神はすべての人にたっぷり作ってくださいました！
公平に分配することから始めましょう。
（ アンネ・フランク ）
（ Anne Frank ）
920.
（天や神から働きを）与えられる者が、
与える者の立場に立とうとするところに
根本の誤謬(ごびゅう)があるのだと思います。
（ 長谷川町子 ）
（ Hasegawa Machiko ）
921.
（学問は、学問に手を出した者に対して）
神話を事実として見させては置かない。
神話と歴史とをはっきり考え分けると同時に、
先祖その外(ほか)の神霊の存在は
疑問になって来るのである。
（ 森鴎外 ）
（ Mori Ougai ）
922.
芸術とは神への挑戦である。
神がつくった自然とはべつに、
第二の自然をつくろうという
この大それた仕事の才能が
誰にも与えられるわけではない。
（ 織田作之助 ）
（ Oda Sakunosuke ）
923.
神について
神は僕を沈黙させる
（ アレキサンダー・ポープ ）
（ Alexander Pope ）
924.
嘘は全くいやしいものであって、
よしそれが神の偉大な御仕事をたたえるものであれ、
神の神性から優美さをうばうに足る。
（ レオナルド・ダ・ヴィンチ ）
（ Leonardo Da Vinci ）
925.
デモクラシイとは、ある意味で
人間不信の産物であり、
絶対的な正義とか神とかいったものなしに運用しうる
きわめてシニックな制度でありましょう。
（ 倉橋由美子 ）
（ Kurahashi Yumiko ）
926.
人は二つの仕方で存在する。
社会に従ってと自然に従ってと。
神は彼のうちにパッションを置く。
社会はそこにアクションを置く。
自然はそこに夢想を置く。
（ ヴィクトル・ユーゴー ）
（ Victor Hugo ）
927.
私ども（＝創作者）の働きは、
いわば（天や神から）与えられたものであり、
一人ひとり分(ぶん)に応じて
務めをさせていただくのであります。
（ 長谷川町子 ）
（ Hasegawa Machiko ）
928.
神々を人間が信じることの根底には、
敏感に反応する本能がある。
それは、動く複雑なものには必ず──
確信や欲求や他の精神状態といった──
内的作動因（agency）があるとみなす傾向性である。
（ ダニエル・C・デネット ）
（ Daniel C. Dennett ）
929.
神様というものは意地の悪いものだ。
（ 林芙美子 ）
（ Hayashi Fumiko ）
930.
君はある人を愛す。
誰もが誰かを愛するゆえに
その人は別の人を愛すけれど
神は万人を愛す。
（ ジェイムズ・ジョイス ）
（ James Joyce ）

931.
すべての子どもたちは、
神のもとからこの世に直接に送られ、
また神が彼らをそう創り得るように純粋である。
（ アーネスト・トンプソン・シートン ）
（ Ernest Thompson Seton ）
932.
一時的に反省しても、
その行為が繰り返されれば意味がない訳で、
今後、二度とこういうことがないということを
神仏と世間に誓い、
また、そのための具体的な方策を提示しなければならない。
（ 町田康 ）
（ Machida Kou ）
933.
ただ神のみが、
私たちを決定的に遺棄する特権を持つ。
人間には私たちを見捨てることぐらいしかできない。
（ E・M・シオラン ）
（ E. M. Cioran ）
934.
人が地獄にいるのは、
神が人を怒っているためではない。
彼等（＝人々）が怒りと闇に包まれているのは、
神より限りなく流れくる光に対して、
あたかも太陽の光に眼を閉じるのと同じように
眼をつむってきたからである。
（ ウィリアム・ロー ）
（ William Law ）
935.
追求の一瞬一瞬が
神との出会いであり、
永遠との出会いだ。
（ パウロ・コエーリョ ）
（ Paulo Coelho ）
936.
一人が（故人を）ほめ出すと、
集団的妄想みたいなものが起って、
みんながほめ出し、
そのうちに、故人は本当に「偉人中の偉人」「神のごとき英雄」に見えてくるのですから、
人間の心理はふしぎなものです。
（ 三島由紀夫 ）
（ Mishima Yukio ）
937.
熱意をもってすれば、
神はひとつの定義におさまる。
人間はそうはいかない。
人間にはすべてが当てはまり、
存在し、また存在しない一切のものにとってそうであるように、
人間にはすべてが似合う。
（ E・M・シオラン ）
（ E. M. Cioran ）
938.
滝落ちて神の鼓動に近づきぬ
（ 大原祥督 ）
（ Oohara Shoutoku ）
939.
目が覚めて夜が続くなり神の留守
（ 岩淵喜代子 ）
（ Iwabuchi Kiyoko ）
940.
富は才能と努力の集積である。
だから、福の神なども存在しなくてもいいのだ。
（ 星新一 ）
（ Hoshi Shinichi ）

941.
恋の神だけは必要なのだ。
どこかでせわをやいてやる者がいなければ、
どうにもならぬ。
人間には、
恋を自分でコントロールするハンドルがついていないのだ。
（ 星新一 ）
（ Hoshi Shinichi ）
942.
詩歌とは畢(たん)に鶯(うぐいす)の歌ではない。
やがて強烈な自意識は
美神を捕えて
自身の心臓に幽閉せんとするのである。
（ 小林秀雄 ）
（ Kobayashi Hideo ）
943.
本当のことを言うと、
神は人間の幸不幸など
初めから考えてはいないのである。
万物の玄牝(げんぴん)たる自然の母は、
一切の生物を生み放しにして、
彼ら自らその個体と種族を保存さすべく、
生命本能という因果なものを与えてくれた。
（ 萩原朔太郎 ）
（ Hagiwara Sakutarou ）
944.
不安が極限に達すれば、
人はもう不安なくしては生きられぬと感ずる。
不安は彼の神ではないとしても、
少なくとも彼の支柱となる。
（ 小林秀雄 ）
（ Kobayashi Hideo ）
945.
「わが道をゆく」という言葉があるが、
考えてみりゃあ、
落第したってくよくよすることはない。
わが道を熱心に進めばいつかは、
神様が花をもたせてくれる。
（ 水木しげる ）
（ Mizuki Shigeru ）
946.
『聖書』が決定の余地をわたしたちに残しておいた、
数多くの曖昧な事柄に関して、
わたしたちが理性を行使するように神は望まれている。
（ ウンベルト・エーコ ）
（ Umberto Eco ）
947.
我が心いたく疲れたり。
主よ休息をあたへ給へ！
（ 萩原朔太郎 ）
（ Hagiwara Sakutarou ）
948.
「主よ。
　もし御心に適(かな)ふならば、
　この苦き酒盃(さかづき)を離し給へ。
　されど爾(なんぢ)にして欲するならば、
　御心のままに為(な)し給へ。」といふ耶蘇(やそ)の祈りの深い意味を、
彼等（＝詩人）はだれよりもよく知つてるのである。
（ 萩原朔太郎 ）
（ Hagiwara Sakutarou ）
949.
ある命題を信じよと提案されるとき、
あなたはまず
それが受け容れられるものか否かを
検討しなければなりますまい。
なぜなら、
わたしたちの理性は神によって創造されたのであり、
わたしたちの理性にとって好ましいものが
神の理性にとっても好ましくないはずはないから。
（ ウンベルト・エーコ ）
（ Umberto Eco ）
950.
どんなに科学万能になっても、
人間は自分が神様のようになれると思ったら大まちがいで、
やはり愚かしい一介の生物にすぎないのです。
だから、ほかの動物や植物と同じレベルと考えていいのではないだろうか。
（ 手塚治虫 ）
（ Tezuka Osamu ）

951.
もし日本に夏がなければ、
勤勉な日本人は
休むことなくせっせと働きつづけ、
世界最高の繁栄を築くだろう。
しかし、そのかわり、
ろくでもないこともしでかすにちがいない。
神の摂理というわけであろう。
（ 星新一 ）
（ Hoshi Shinichi ）
952.
神はあらゆる人間のうちに住むが、すべての人間は神のうちに住まず。
（ バラモン教の教え ）
953.
神はすべての人を同じ血筋から生み出した。
（ 『新約聖書』 ）
（ Shinyaku Seisho ）
954.
アイデアは、人間の熱意、熱心に対する神の報奨である。
（ 松下幸之助 ）
（ Matsushita Kounosuke ）
955.
神はこの世を六日間で創り給うた。
そして、第七日目には、二日酔いを与え給うた。
（ ロバート・キャパ ）
956.
幸いなるかな、心の清き者。
その人は神を見ん。
（ 『新約聖書』 ）
（ Shinyaku Seisho ）
957.
神様は、いつも答えをくださる。
しかし、それがいい答えには思えないかもしれない。
（ 映画『ディープ・ブルー』 ）
958.
幸いなるかな、平和ならしむる者。
その人は神の子と唱えなれん。
（ 『新約聖書』 ）
（ Shinyaku Seisho ）
959.
神にとっては全てが美しくて、良くて、正しい。
ただ人間が、あるものは正しく、あるものは正しくないと思うだけである。
（ ヘラクレイトス ）
（ Herakleitos ）
960.
神様は勇気というものをひとりに一つしかくれない。
それを捨てると二度と手に入らない。
（ 映画『容疑者 室井慎次』 ）

961.
神を信じないと云(い)うのは恐ろしい事だ。
神を信じると云うのも恐ろしい事だ。
（ 有島武郎 ）
（ Arishima Takeo ）
962.
人は何を祈るにしても、奇跡を祈るのである。
祈りは悉く（ことごとく）次のように要約される。
「偉大なる神よ、２の２倍が４にならないことをお聞き届けください」
（ ツルゲーネフ ）
（ Turgenev ）
963.
世間では、愛は人間と人間との間の関係であるというが、キリスト教の教えによれば、愛は人間と神との間の関係であるという。
というのは、神が愛の媒介であるからである。
（ キルケゴール ）
（ Soren Kierkegaard ）
964.
宗教とは、我々の義務のすべてを神の命令とみなすことである。
（ カント ）
（ Immanuel Kant ）
965.
ゼウスが人間の願いに耳を傾けたなら、すべての者が滅びるだろう。
（人間は）人類に有害な多くのものを要求するからである。
（ エピクロス ）
（ Epikouros ）
966.
隣人を愛するというのは、神がそれを要求するがゆえに正しいのではなく、むしろ、それが自然として正しいことであるからこそ、神がそれを要求するのである。
（ ブレンターノ ）
967.
俗衆の神々を否定することが冒涜にあらずして、俗衆の見解を神々に適応することが冒涜なり。
（ プラトン ）
（ Platon ）
968.
秩序は神の最初の法なり。
（ アレキサンダー・ポープ ）
（ Alexander Pope ）
969.
たとえ神とは何であるか知らなくても、神をあがめることを知らない民族ほど野蛮な民族はない。
（ キケロ ）
（ Cicero ）
970.
神でさえ唯一つ出来ないことがある。
一旦なされたことをなかったことにすることだ。
（ アガトーン ）

971.
人は神の存在の中に精神的安らぎを固く信ずるとき、神の観念は歓びと安心の時を与え、それを正当化する。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
（ William James ）
972.
善き人は、自分の身に何が起きるかということよりも、自分のなすべきことをなすことに、より心を配る。
「なすべきことをなすのは自分の業で、わが身に何が起きるかは、神の業である。
　たたえ私に何が起きようとも、私がなすべきことをなすのを妨げうるものは何もない」とその人は言うであろう。
（ ルーシー・A・マロリー ）
（ Lucy A. Mallory ）
973.
人間を法律に服従させるという思想は、人間を隷属させることであり、神の法則に従うという思想は、人間を解放する思想である。
（ トルストイ ）
（ Lev Tolstoy ）
974.
神の本体は英知である。
（ スウェーデンボルグ ）
975.
天知る、神(しん)知る、我知る、子(し)知る。
（ 楊震 ）
976.
神より賦与されたる人生は短きも、楽しく送りし人生の記憶は永遠なり。
（ キケロ ）
（ Cicero ）
977.
復仇は個人のことであり、罰は神のことである。
社会は両者の中間にある。
懲罰は社会より以上のものであり、復仇は社会より以下のものである。
（ ヴィクトル・ユーゴー ）
（ Victor Hugo ）
978.
利己主義は唯一の真の無神論であり、大望と利他主義は唯一の真の宗教である。
（ ザングウィル ）
979.
われを地上に送りたまいし者、常にわれとともにあり──父なる神はわれを見捨てたまわず。
（ 『新約聖書』 ）
（ Shinyaku Seisho ）
980.
女は神の矛盾の奇蹟である
（ ミシェル ）

981.
一般に神と呼ばれる存在は、
決していかなる人にも災いをもたらしたりしません。
人間の誤った思考が災いを招くのです。
（ ジョセフ・マーフィー ）
（ Joseph Murphy ）
982.
元来、生物だけが意識をもっている
とおもうのは人間の錯覚で、
神は万物にそれを与えている。
それを善用できるのは、
“愛のつながり”以外にはない。
（ 鮎川義介 ）
（ Ayukawa Yoshisuke ）
983.
エホバを畏(おそ)るるは知識の本(もと)なり。
（ 西洋の箴言 ）
984.
歯をくれた人がパンもくれるはずだ。
（ サアディー ）
（ Sadi ）
985.
天が癒すことのできない悲しみは
地上にない。
（ トーマス・モア ）
（ Thomas More ）
986.
神々と人間どもを通じ、最も偉大なるひとつなる神は、その姿、その心において人間とは似ても似つかぬものなり。
（ クセノパネス ）
（ Xenophanes ）
987.
神は許されても、牛は許されない。
（ アクィナス ）
988.
苦難に苦難を重ね、自分自身の力の限界に達すると、私たちの多くは絶望して神にすがる。
（ デール・カーネギー ）
（ Dale Carnegie ）
989.
主はその愛する者に、
眠っている時にも、
なくてはならぬものを与える。
（ 『旧約聖書』 ）
（ ユダヤの名言・格言・ことわざ ）
（ Kyuuyaku Seisho ）
（ Judea ）
990.
あなたが私（＝神）の小さき者にしてくれることは、私にしてくれることだ。
（ 『聖書』 ）

991.
初めての恋で不幸な恋をするのは神様だ。
しかし二度目の恋で不幸な恋をするのは馬鹿者だ。
（ ハインリッヒ・ハイネ ）
（ Heinrich Heine ）
992.
イエスの生涯をつらぬく最も大きなテーマは、愛の神の存在をどのように証明し、神の愛をどのように知らせるかにかかっていたのである。
（ 遠藤周作 ）
（ Endou Shuusaku ）
993.
鬼神(きじん)に横道(おうどう)なし。
（ 日本のことわざ・格言 ）
（ Nihon saying ）
994.
鬼神は邪(よこしま)なし。
（ 日本のことわざ・格言 ）
（ Nihon saying ）
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