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101.
ストレスは人生の雨だと考えるといい。
人生はいつも晴ればかりではなく、雨は必ず降ってくる。
人生の雨も傘をさせば、心がぬれずに済む。
（雨が降った時に）傘を借りられるような、心の距離感が近い人が一人でもいるといい。
（ 河合薫 ）
102.
小さな雨滴(うてき)が
堅い大理石を穿(うが)つ。
（ ハーバート ）
103.
雨の日があれば、必ず晴れの日が来ます。
火星のように晴れっぱなしでもありませんし、水だらけというわけでもない。
陸地があれば海がある。
苦しみがあれば喜びがあるのです。
（ 美輪明宏 ）
（ Miwa Akihiro ）
104.
神経質な、ものにおびえ易い人ほど、暴風雨の更に強からん事を祈る心理
（ 太宰治 ）
（ Dazai Osamu ）
105.
都(みやこ)に雨の降るごとく
わが心にも涙ふる。
心の底ににじみいる
この侘(わび)しさは何(なん)ならむ。
（ ポール・ヴェルレーヌ ）
（ Paul Verlaine ）
106.
人の気分や感情は、
天気や温度にも影響される。
一日中雨の日は、
憂鬱な気分になりがちだ。
晴天の日は、
概して誰もが気分がよい。
そんな時に一緒にいた相手には
好印象を持ちやすい。
（ 樺旦純 ）
（ Kanba Wataru ）
107.
雨をみてると
おどりたくなる
花をかついでうたをうたおう
（ 八木重吉 ）
（ Yagi Juukichi ）
108.
本流が雨水を集め、あふれ、怒号し、流れ、
流れることによって下流に導かれ、
その過程を終わるがごとく、
滅びゆく者の道筋はすべてそのようである。
（ アウグスティヌス ）
（ Augustine ）
109.
女傘(めがさ)さして時雨(しぐれ)をあゆむ晩年の
父のこころの淋しさびしさびし
（ 小池光 ）
110.
しづかさや雨の後なる春の水
（ 黒柳召波 ）
（ Kuroyanagi Shouha ）
111.
雨の中雲雀(ひばり)ぶるぶる昇天す
（ 西東三鬼 ）
（ Saitou Sanki ）
112.
朝の雨と女の涙はすぐに乾く。
（ チェコのことわざ・格言 ）
（ Czech saying ）
113.
私たちはそれぞれの一生という水滴の旅を終えて、
やがては海に還(か)える。
母なる海に抱かれて
すべての他の水滴と溶け合い、
やがて光と熱に包まれて蒸発し、
空にのぼってゆく。
そしてふたたび地上へ。
（ 五木寛之 ）
（ Itsuki Hiroyuki ）
114.
約束は雲、実行は雨。
（ アラブのことわざ・格言 ）
（ Arab saying ）
115.
見送るや君たちまちに梅雨の景
（ 大住日呂姿 ）
（ Oosumi Hiroshi ）
116.
せめて髪短く梅雨をさつぱりと
（ 稲畑汀子 ）
（ Inahata Teiko ）
117.
雨性(あめしょう)の母の忌日(きじつ)の花の雨
（ 秋元不死男 ）
（ Akimoto Fujio ）
118.
怒濤よりほかに音なし秋時雨
（ 中村汀女 ）
（ Nakamura Teijo ）
119.
鎌倉や雪のつもりの雨が降る
（ 佐藤文香 ）
（ Satou Ayaka ）
120.
握る掌(て)にぬくとさ残る春の雨
（ 角川源義 ）
（ Kadokawa Genyoshi ）
121.
梅雨の自室が老人の死ぬ部屋みたいだ
（ 福田若之 ）
（ Fukuda Wakayuki ）
122.
想うだけならば誰にでもできることだな。
まぁ、こんな所で雨に打たれ、可哀相な自分に酔っているようでは、その想いも本気ではあるまい。
（ 漫画『ジャングルはいつもハレのちグゥ』 ）
123.
雨が降ってきたからって
走ることはない。
走ったって、先も雨だ。
（ 司馬遼太郎 ）
（ Shiba Ryoutarou ）
124.
止まない雨なんかない。
病まない心もない。
（ 2ch ）
125.
冬があり夏があり
昼と夜があり
晴れた日と　雨の日があって
ひとつの花が　咲くように
悲しみも　苦しみもあって
私が私になってゆく
（ 星野富弘 ）
（ Hoshino Tomihiro ）
126.
時が来れば思い出も消える。
涙のように、雨のように。
（ 映画『ブレードランナー』 ）
127.
恋は雨の後の太陽、
肉欲は太陽の後の嵐。
（ シェイクスピア ）
（ Shakespeare ）
128.
雨の日には
雨の中を
風の日には
風の中を
（ 相田みつを ）
（ Aida Mitsuwo ）
129.
雨後(うご)の筍(たけのこ)。
（ 日本のことわざ・格言 ）
（ Nihon saying ）
130.
川水は海へ天へと　雷雨へと
（ 伊丹三樹彦 ）
（ Itani Mikihiko ）

131.
郷愁は梅雨の真昼の鶏(とり)鳴くとき
（ 中村草田男 ）
（ Nakamura Kusatao ）
132.
しぐるるや空に片隅なかりけり
（ 保坂リエ ）
（ Hosaka Rie ）
133.
突支棒(つっかいぼう)はづれて梅雨に入りにけり
（ 加藤静夫 ）
（ Katou Shizuo ）
134.
お金があれば、
雨の日にバスが来るまで列に並ばなくて済みますし、
飛行機に乗って晴れた国に行くことも可能になるわけです。
（ フランソワーズ・サガン ）
（ Francoise Sagan ）
135.
魚のごと息して梅雨の底にあり
（ 奥名春江 ）
136.
夕立の済むまで我慢してやりぬ
（ 市堀玉宗 ）
（ Ichibori Gyokushuu ）
137.
雨となる喉うるほへり冬の朝
（ 稲畑汀子 ）
（ Inahata Teiko ）
138.
君の運命は誰にでも共通の運命なのだ。
いくらかの雨は何人(なんぴと)の人生にも降りかからずにはいないし、幾日かは侘しさと暗さに閉ざされなければならぬのだから。
（ ロングフェロー ）
（ Longfellow ）
139.
夕立は貧しき町を洗ひ去る
（ 松瀬青々 ）
（ Matsuse Seisei ）
140.
涙も夢も草(くさ)の雨(あめ)　流れて更に音も無し
（ 島崎藤村 ）
（ Shimazaki Touson ）

141.
ものの芽に魂入れて雨上る
（ 上村占魚 ）
（ Uemora Sengyo ）
142.
五月雨と我儘ぐらし芸術家
（ 京極杞陽 ）
（ Kyougoku Kiyou ）
143.
君(きみ)家に着きたる頃の雷雨かな
（ 藤井あかり ）
（ Fujii Akari ）
144.
曇り日の雨を急かせし夕蛙(ゆうかわず)
（ 土井木賊 ）
（ Takano Sujuu ）
145.
逢わざれば逢いおるごとし冬の雨
（ 折笠美秋 ）
（ Orisaka Bishuu ）
146.
夕立の気配たちまち音となる
（ 稲畑汀子 ）
（ Inahata Teiko ）
147.
これよりの梅雨を楽しくする傘に
（ 稲畑汀子 ）
（ Inahata Teiko ）
148.
時雨(しぐ)るるや恋のかたちの素手素足
（ 奥坂まや ）
（ Okuzaka Maya ）
149.
すみれ雨泣きて還(かえ)らぬものばかり
（ 折笠美秋 ）
（ Orisaka Bishuu ）
150.
とがりたる言葉も梅雨のものなりし
（ 稲畑汀子 ）
（ Inahata Teiko ）

151.
つという雨ゆという雨ぽつりぽつり
（ 辻貨物船［辻征夫］ ）
（ Tsuji Yukio ）
152.
一日は、窓にはじまる。
窓には、その日の表情がある。
晴れた日には、窓は
日の光を一杯に湛(たた)えて、
きらきら微笑しているようだ。
曇った日には、日の暮れるまで、
窓は俯(うつむ)いたきり、一言も発しない。
雨が降りつづく日には、窓は
雨の滴を、涙の滴のように垂らす。
（ 長田弘 ）
（ Osada Hiroshi ）
153.
夕立なか野鯉のやうな下校生
（ 大竹照子 ）
（ Ootake Teruko ）
154.
雨だれは目を閉じてから落つるなり
（ 折笠美秋 ）
（ Orisaka Bishuu ）
155.
雨だれは
目をみひらいて
落ちるなり
（ 折笠美秋 ）
（ Orisaka Bishuu ）
156.
世は無常なりけり雨の新樹立つ
（ 小澤克己 ）
（ Ozawa Katsumi ）
157.
あのことも遥かとなりし梅雨雫(つゆしずく)
（ 星野椿 ）
（ Hoshino Tsubaki ）
158.
口在れば口辺(くちべ)に荒し秋の雨
（ 永田耕衣 ）
（ Nagata Koui ）
159.
夕立の土の匂ひをこのもしく
（ 稲畑汀子 ）
（ Inahata Teiko ）
160.
狐火や髑髏(どくろ)に雨のたまる夜に
（ 与謝蕪村 ）
（ Yosano Buson ）

161.
茸狩(たけがり)やあぶなきことに夕時雨
（ 松尾芭蕉 ）
（ Matsuo Bashou ）
162.
初しぐれ開いて朱き蛇の目傘
（ 保坂リエ ）
（ Hosaka Rie ）
163.
紅葉雨(もみじあめ)鎧の武者のとほき世を
（ 三橋鷹女 ）
（ Mitsuhashi Takajo ）
164.
あぢさゐや雨を憩ひのひと日とし
（ 鈴木真砂女 ）
（ Suzuki Masajo ）
165.
秋雨(あきさめ)や身をちぢめたる傘の下
（ 高浜虚子 ）
（ Takahama Kyoshi ）
166.
山あれば山を観る
雨の日は雨を聴く
（ 種田山頭火 ）
（ Taneda Santouka ）
167.
恋は一粒の種。
気まぐれと偶然が、黒い土の上に置いた種子であろう。
それを育てる太陽や風や雨は、ごくささいなつまらぬ行動である。
（ 畑正憲 ）
（ Hata Masanori ）
168.
雨だれも、ついには石をうがつ。
（ ルクレティウス ）
（ Lucretius ）
169.
雷が落ちた後には、大雨がつきものだ。
（ ソクラテス ）
（ Sokrates2 ）
170.
掌(て)にのせて冷たきものや雨蛙(あまがえる)
（ 太田鴻村 ）
（ Oota Kouson ）

171.
春雨(はるさめ)やくらげはものの淋しき味
（ 三橋鷹女 ）
（ Mitsuhashi Takajo ）
172.
まつ茸やあれもなにかの雨やどり
（ 加賀千代女 ）
（ Kagano Chiyojo ）
173.
ひとの忌(き)に蜻蜒(とんぼ)はふえて雨零(ふ)りぬ
（ 下村槐太 ）
（ Shimomura Kaita ）
174.
ひとつぶの雨は
ひとすじに結ばれて、やがて
おおきな水のかたまりとなる。
「山はおおきな水のかたまり」
祖母から教えられた言葉は、
自然観と生活信条の礎となった。
（ 宇多喜代子 ）
（ Uda Kiyoko ）
175.
子猫の名いまだ決まらず雨止まず
（ 宇多喜代子 ）
（ Uda Kiyoko ）
176.
日もすがら木(き)の芽促す雨なりし
（ 長嶺勇 ）
（ Nagamine Isamu ）
177.
山陰のじやじやじやじや雨や秋の雨
（ 京極杞陽 ）
（ Kyougoku Kiyou ）
178.
天水(てんすい)にひと世さすらふかたつむり
（ 工藤進 ）
（ Kudou Susumu ）
179.
春雨や小磯の小貝ぬるるほど
（ 与謝蕪村 ）
（ Yosano Buson ）
180.
大空を洗ひ夕立去りにけり
（ 大串章 ）
（ Oogushi Akira ）

181.
夕蝉(ゆうぜみ)の遠くなりつゝ雨降れり
（ 高浜年尾 ）
（ Takahama Toshio ）
182.
海嘯(かいしょう)も激雨もおとこの遺書ならん
（ 折笠美秋 ）
（ Orisaka Bishuu ）
183.
二つ三つ淋しき雨の蛍かな
（ 安藤橡面坊 ）
（ Andou Tochimenbou ）
184.
最も大切なものは
みな　ただ
太陽の光
野や山の緑
雨や川の水
朝夕のあいさつ
神への祈り
そして母の愛
（ 河野進 ）
185.
ほんとに人生の苦労らしい苦労をなめたにちがいない人間は、そんな惨苦と闘って来たようにも見えないほど、明るくて、温和に、そしてどこか風雨に洗われた花の淡々たる姿のように、さりげない人がらをもつに至るものである。
（ 作者不詳 ）
186.
善人にも、悪人にも、
雨は降り、陽は昇る。
（ ホピ族の格言 ）
187.
野球の試合には、一般的に３つの可能性がある。
勝つか、負けるか、雨が降るかだ。
（ ケーシー・ステンゲル ）
188.
芝居見る後侘(わ)びしや秋の雨
（ 炭太祇 ）
（ Tan Taigi ）
189.
夕立に小石のふえし道帰る
（ 篠原梵 ）
（ Shinohara Bon ）
190.
あぢさゐや斜めの雨は見えやすし
（ 河内静魚 ）
（ Kawauchi Shizuo ）

191.
雨が降って地は固まるのか？
海にでもなったらどーする？
（ T.M.Revolution ）
192.
雨の日には誰だって傘をさすもの
（ さだまさし ）
（ Sada Masashi ）
193.
人生は蓮の葉の雨雫(あめしずく)に等しい。
（ ジョージ・ハリスン ）
（ George Harrison ）
194.
雨が降るのは
良いことでも悪いことでもない。
心が沈んでいるとメゲてしまうし、
心がウキウキしていれば
雨さえも楽しく感じる。
人間とはたぶんそういうものです。
（ 玄侑宗久 ）
（ Genyuu Soukyuu ）
195.
夏の雨　明るくなりて　降り続く
（ 星野立子 ）
（ Hoshino Tatsuko ）
196.
僕は、「思うようにいかないのが人生」でいいんじゃないかと思うんだ。
そういう現実があるからちょっと上手くいったときの小さな幸せが嬉しいわけだし、雨が降るから上がったときのお天道様をありがたく感じるもの。
（ 高田純次 ）
（ Takada Junji ）
197.
立ちどまる。
足をとめると、
聴こえてくる声がある。
空の色のような声がある。

木のことば、水のことば、
雲のことばが聴こえますか？
石のことば、雨のことば、
草のことばを話せますか？
（ 長田弘 ）
（ Osada Hiroshi ）
198.
雨があがるようにしずかに死んでゆこう
（ 八木重吉 ）
（ Yagi Juukichi ）
199.
雨のおとがきこえる
雨がふっていたのだ

あのおとのようにそっと世のためにはたらいていよう
（ 八木重吉 ）
（ Yagi Juukichi ）
200.
黙ったまま、ずっと雨空をみあげていると、いつかこころのバケツに雨水が溜まってくるようだ。
むかし、ギリシアの哲人はいったっけ。
（ 長田弘 ）
（ Osada Hiroshi ）

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