わしなんかは、自由思想の本家本元は、キリストだとさえ考えている。
思い煩(わずら)うな、 空飛ぶ鳥を見よ、 播(ま)かず、刈らず、蔵に収めず、 なんてのは素晴らしい自由思想じゃないか。 太宰治[だざい・おさむ]
(明治〜昭和の作家、1909〜1948) 『パンドラの匣』 越後獅子のセリフ 【 太宰治の名言 】
〈全文〉
真理を追求して闘った天才たちは、 ことごとく自由思想家だと言える。 __ Link __ わしなんかは、自由思想の本家本元は、キリストだとさえ考えている。 思い煩(わずら)うな、 空飛ぶ鳥を見よ、 播(ま)かず、刈らず、蔵に収めず、 なんてのは素晴らしい自由思想じゃないか。 __ Link __ わしは西洋の思想は、すべてキリストの精神を基底にして、 或いはそれを敷衍(ふえん)し、或いはそれを卑近にし、或いはそれを懐疑し、 人さまざまの諸説があっても結局、 聖書一巻にむすびついていると思う。 科学でさえ、それと無関係ではないのだ。 __ Link __ 科学の基礎をなすものは、 物理界に於(お)いても、化学界に於いても、 すべて仮説だ。 肉眼で見とどける事の出来ない仮説から出発している。 この仮説を信仰するところから、 すべての科学が発生するのだ。 __ Link __ 日本人は、西洋の哲学、科学を研究するよりさきに、まず聖書一巻の研究をしなければならぬ筈(はず)だったのだ。 わしは別に、クリスチャンではないが、しかし日本が聖書の研究もせずに、ただやたらに西洋文明の表面だけを勉強したところに、日本の大敗北の真因があったと思う。 自由思想でも何でも、キリストの精神を知らなくては、半分も理解できない。 《関連》
一日の労苦は、そのまま一日の収穫である。 「思い煩(わずら)うな。 空飛ぶ鳥を見よ。 播(ま)かず。 刈らず。 蔵に収めず。」 (太宰治) 《関連》 何を食らひ、何を飲まんと、生命(いのち)のことを思ひ煩(わずら)ひ、何を着んと體(からだ)のことを思ひ煩ふな。 生命は糧にまさり、體は衣に勝るならずや。 空の鳥を見よ、播(ま)かず、刈らず、庫((以下略)(『新約聖書』マタイ伝)
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