名言ナビ



[ 名言 ]
大体人間というものは、
空想と実際との食い違いの中に
気息奄々(きそくえんえん)として(拙者なぞは白熱的に熱狂して――)暮すところの
儚(はか)ない生物にすぎないものだ。

[ 出典 ]
坂口安吾[さかぐち・あんご]
(昭和前半の小説家・エッセイスト、1906〜1955)
「FARCEに就(つい)て」
『坂口安吾全集14』に収載

ページ内メニュー

[ 補足 ]
※気息奄々(きそくえんえん)=息も絶え絶えで、今にも死にそうなさま。
また、物事が非常に苦しい状態にあるさま。

※「(拙者なぞは白熱的に熱狂して――)」は原文中にあり。

[ 関連キーワード ]

[ テーマ別今日の名言 ]
人間
想像・空想
生活・暮らし
日本の文豪
 * * * * * * * * * *
星座別名言と運勢
血液型別名言と運勢

[ テーマ別の全名言 ]
人間
想像・空想
実際
違い・相違
 息 
熱狂
生活・暮らし
日本の文豪

[ 全文・続き ]
〈全文〉
私達人間は、人生五十年として、
そのうちの五年分くらいは空想に費やしているものだ。
__ Link __

人間自身の存在が「現実」であるならば、
現に其(そ)の人間によって生み出される空想が、
単に、形が無いからと言って、
なんで「現実」でないことがある。
実物を掴まなければ承知出来ないと言うのか。
__ Link __

掴むことが出来ないから
空想が空想として、
これほども現実的であるというのだ。
__ Link __

大体人間というものは、
空想と実際との食い違いの中に
気息奄々(きそくえんえん)として(拙者なぞは白熱的に熱狂して――)暮すところの
儚(はか)ない生物にすぎないものだ。
__ Link __


[ ランダム名言 ]
1.

2.

3.

4.

5.

6.

7.

8.

9.
( 作者不詳 )

10.


11.

12.

13.

14.

15.

16.

17.

18.

19.

20.


21.

22.
( 吉野彌太郎 )

23.

24.

25.

26.

27.

28.

29.

30.
( 公務員に関する俗言 )


31.

32.

33.

34.

35.

36.








LINK  LINK  LINK