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哲学者・思想家の名言
☆ ９月１７日 ☆
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1.
哲学とは、つまるところ死を学ぶことである。
（ モンテーニュ ）
2.
全ての享楽と、全ての幸福とは消極的なものだが、苦労は積極的なものだ。
（ ショーペンハウアー ）
3.
自己の中に深く没入すれば、自分の求めるものがそこにあることを知る。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
4.
悪を厳しく憎まない人は、きっと悪に染まった人である。
（ 呂坤 ）
5.
そんな目に逢うのも当然のことだろう。
君は今日善い人間になるよりも、明日なろうっていうのだから。
（ アウレリウス ）
6.
罪悪、苦悩は人間の精神的向上の要件である。
（ 西田幾多郎 ）
7.
真の悲劇家は真の喜劇家なり。
（ ソクラテス ）
8.
豚となりて楽しまんより、
人となりて悲しまん。
（ ソクラテス ）
9.
生死の不思議とは、実は「ある」と「ない」の不思議なんだ。
人は、「死」という言い方で、「無」ということを言いたいんだ。
でも、これは本当におかしなことなんだ。
「無」とは、「ない」とうことだね。
無は、ないから、無なんだね。
それなら、死は、「ある」のだろうか。
「ない」が「ある」のだろうか。
死は、どこに、あるのだろうか。
死とはいったい何なのだろうか。
（ 池田晶子 ）
10.
口で何を言っても、本心を隠すことはできません。
どうしてもまわりに伝わってしまうものですから。
（ エマーソン ）
11.
間違った意見は一般に考えられているほど世の中には多くない。
というのは、たいていの人々は意見をぜんぜん持たず、他人の意見か、あるいはただの伝聞や人の受け売りで満足しているからである。
（ ジョン・ロック ）
12.
人はしばしばある意見に反対する。
ところが本当はそれの述べられた調子だけが同感できないのに過ぎないのだが。
（ ニーチェ ）
13.
汝は生きるために食うべきで、
食うために生きるべきではない。
（ キケロ ）
14.
思想は、ともに応じることのできる人たちだけの財産である。
（ エマーソン ）
15.
どうにも乗り越えられない障害にぶつかった時は、頑固さほど役に立たないものはない。
（ ボーヴォワール ）
16.
人間は生まれながらにして自由である。
しかし、いたるところで鎖につながれている。
自分こそが主人だと思っている人も、実は奴隷であることに変わりはない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
17.
神に見られているかのように人間の中で暮らし、
人間が聞いているかのように神に話しかけよ。
（ セネカ ）
18.
時ほど速く過ぎ去るものはない。
（ オウィディウス ）
19.
想像力は何でもやってのける。
それは美と正義と幸福をつくるが、これこそ、この世におけるすべてなのである。
（ ブレーズ・パスカル ）
20.
たいていの人は愛の問題を、「愛する」という問題、愛する能力の問題としてではなく、「愛される」という問題として捉えている。
つまり、人びとにとって重要なのは、どうすれば愛されるか、どうすれば愛される人間になれるか、ということなのだ。
（ エーリヒ・フロム ）
21.
上り坂と下り坂は、一つの同じ坂である。
（ ヘラクレイトス ）
22.
勇気は人間の第一の資質である。
なぜなら、他の資質の土台となる資質であるから。
（ アリストテレス ）
23.
選択しなければならないのに選択しないのは、それ自体がもう選択していることになる。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
24.
最高の善は快楽、最大の悪は苦痛なり。
（ エピクロス ）
25.
贅沢は富の倦怠を紛らす。
（ セネカ ）
26.
人の不幸はほとんど反省によってのみ生まれる。
（ ジョセフ・ジュベール ）
27.
動物にさまざまな種類があるように、人間にもさまざまな異なった種類がある。
そして、人と人との関係は、異なった動物と動物との関係によく似ている。
（ ラ・ロシュフコー ）
28.
哲学の本質は、真理を所有することではない。
むしろ真理を探究することである。
（ カール・ヤスパース ）
29.
健康で、借金がなくて、しっかりした意識があるという幸福以外に、いったい何が必要だというのだ。
（ アダム・スミス ）
30.
己を律するためには、次のように考えるといい。
お前は老人だ。
これ以上、理性を奴隷の境遇におくな。
身勝手な衝動に操られるままにしておくな。
また、現在与えられているものに不満を抱いたり、未来に不安を抱くことを許すな。
（ アウレリウス ）
31.
人が不正を非難するのは、そのことを憎悪するからではなく、むしろ、自分がその害をこうむりたくないからである。
（ ラ・ロシュフコー ）
32.
人は二つのこと、すなわち考えることと働くことのために生きてきた。
（ キケロ ）
33.
万人を信じるのと万人を信じないのとは、間違いの大きさにおいて同じである。
（ セネカ ）
34.
制度を作るのは共和国の統領だが、のちには、その制度が共和国の統領をつくる。
（ モンテスキュー ）
35.
「名誉を軽んぜよ」と書物に書く人も、我が名を書物に記す。
（ キケロ ）
36.
識別がうまくできぬものは事務の中にうまく入っていけないであろう。
しかし、あまり細かく識別しすぎる人はそこからうまく抜け出せなくなる。
（ フランシス･ベーコン ）
37.
いちばん小さい事物を軽蔑し、いちばん大きい事物を信じない人間から何が得られようか。
（ ブレーズ・パスカル ）
38.
希望を持つことはやがて失望することである。
だから失望の苦しみを味わいたくない者は初めから希望を持たないのが宜(よろ)しい、といわれる。
（ 三木清 ）
39.
学校でだけ教育を受けた子供は、教育を受けていない子供である。
（ サンタヤーナ ）
40.
人間の心は、肉体とともに滅びるものではない。
ある永遠なものが残るのである。
（ スピノザ ）
41.
愚鈍な人間は、つねに鉄面皮な暴力を振るう。
（ エマーソン ）
42.
頭が水に潜っていたときに空気を欲しがったぐらい知恵を欲すれば、君は英知を得るであろう。
（ ソクラテス ）
43.
恋をすると、人間は一番いい自分を見せるものだ。
（ ボーヴォワール ）
44.
人生の唯一の理性的目的は、地上に神の国を築いていくことである。
（ カール・ヒルティ ）
45.
哲学は過去と未来の不幸を容易に打ち負かすが、現在の不幸には打ち負かされる。
（ ラ・ロシュフコー ）
46.
潔癖な心は、法律が禁じないことをも抑制してしまう。
（ セネカ ）
47.
世界を動かそうと思ったら、まず自分自身を動かせ。
（ ソクラテス ）
48.
人間の死ぬのはいつも早すぎるか遅すぎるかよ。
でも一生はちゃんとけりがついてそこにあるのよ。
一本、線が引かれたからには総決算しなけりゃ。
あんたは、あんたの一生以外の何ものでもないのよ。
（ サルトル ）
49.
人に退屈だと思われないようにすることを大切だと思っている人々に限って、きまって我々を飽きさせる。
（ ラ・ロシュフコー ）
50.
世間には心に正義をいだく者が多いが、
決心がつくまで弓をとらぬので、
射るのも遅れる。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
51.
不満というものは、不満の誘因があとで除かれるだけでもう癒されているというわけにはいかぬ一つの肉体的な病気である。
（ ニーチェ ）
52.
他人との関係においてのみ、あなたは自分を知ることができます。
抽象的概念で自分を知ることはできませんし、一人きりでいては自分を知ることはできません。
あなたの振る舞いや態度は、あなた自身を示す指標です。
それはあなたの意識を映す鏡なのです。
（ J・クリシュナムルティ ）
53.
天性はつねに教育よりいっそうの影響力を持つ。
（ ヴォルテール ）
54.
子供達が父親に結び付けられているのは、自分達を保存するのに父親を必要とする期間だけである。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
55.
幸福、それは君の行く手に立ちふさがる獅子である。
たいていの人はそれを見て引き返してしまう。
（ カール・ヒルティ ）
56.
幸福な人々の節制は、幸運が彼らの気質に与えた穏やかさから来る。
（ ラ・ロシュフコー ）
57.
相手の張った罠に落ちたふりをしてみせるくらい、巧妙を極めたずるさはない。
（ ラ・ロシュフコー ）
58.
腹をすかしている人は、ソースを吟味(ぎんみ)しない。
（ ソクラテス ）
59.
存在が存在するということは、これ自体が驚くべき奇跡なんだ。
存在するということには意味も理由もない、だからこそ、それは奇跡なんだ。
自分が、存在する。
これは奇跡だ。
人生が、存在する。
これも奇跡だ。
なぜだかわからないけれども存在する自分がこの人生を生きているなんて、なんて不思議でとんでもないことだろう。
（ 池田晶子 ）
60.
わずかな知識しか持たぬ人間は多く語る。
識者は多く黙っている。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
61.
年頃の娘たちは結婚のために結婚する。
結婚によって自由になれるから。
（ ボーヴォワール ）
62.
誰も死を味わってないのに、誰もが最大の悪であるかのように決めつける。
（ ソクラテス ）
63.
静かな生活が偉大な人々の特徴である。
偉大な事業は、粘り強い仕事なしに達成されるものではない。
（ バートランド・ラッセル ）
64.
悪が物質から来るものとすれば、
我々には必要以上の物質がある。
もし悪が精神から来るものとすれば、
我々には多すぎるほどの精神がある。
（ ヴォルテール ）
65.
われわれは、では、何にたよればいいのか？
われわれが真なるものと、虚なるものとを弁別するのに、感覚よりたしかなものがあるだろうか？
（ ルクレティウス ）
66.
残された時間は短いが、
私はこのまま自分の一生を貫き通したいと思う。
（ ソクラテス ）
67.
空威張りする人間は、
賢者に軽蔑され、
愚者に感嘆され、
寄生的人間にたてまつられ、
彼ら自身の高慢心の奴隷となる。
（ フランシス･ベーコン ）
68.
時は悲しみと口論の傷を癒す。
（時がたてば）人はみな変わる。
過去の自分はもはや現在の自分ではない。
悩む者も悩ます者も、時がたてば別人になる。
（ ブレーズ・パスカル ）
69.
犯罪に対する最大の動機は、罪を回避せんとする希望なり。
（ キケロ ）
70.
偉大な思想は心情から生まれる。
（ モンテーニュ ）
71.
古代の偉人たちの人生を知らないということは、子供のままで一生を送ることだ。
（ プルタルコス［プルターク］ ）
72.
哲学者とは何か？
つねに尋常でない事物を経験し、見聞し、猜疑(さいぎ)し、希望し、夢見る人間だ。
（ ニーチェ ）
73.
自己の内なる情念と戦うほうが、
何らの抵抗も示さずそれらに支配されるよりはましである。
（ アウグスティヌス ）
74.
純粋さとは、汚れをじっと見つめうる力である。
（ シモーヌ・ヴェイユ ）
75.
偉人の名声は、それを得るために用いられた手段によって評価されるべきである。
（ ラ・ロシュフコー ）
76.
私は正義の戦いよりも、よこしまな平和を好む。
（ キケロ ）
77.
思考から生まれ、思考に問いかけるもののみが、全人類のための精神的な力となりうる。
（ シュバイツァー ）
78.
商売はごまかしの学校だ。
（ ヴォーヴナルグ ）
79.
人は店では品物を入念に吟味するが、
人間のこととなると、外見で判断する。
（ アリスティッポス ）
80.
人の欲望とは、他人に自分の欲望を認めさせたいという欲望である。
（ ジャック・ラカン ）
81.
世間の意見がいかに乱暴なものでも、自分自身の意見の振るう暴力に比べれば、ものの数ではない。
自分自身をどう考えるかによって人の運命は決定される、あるいは暗示される。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
82.
我々は、現在の知識によってのみ物知りであるにすぎない。
（ モンテーニュ ）
83.
下劣な人間は、偉大な人物のあることを決して信じない。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
84.
友情は神の楽園の中でも実を結ぶのが一番遅く、長い年月を経てようやく熟する果実である。
（ エマーソン ）
85.
問題を解決しようとしないで、それを切り抜けなさい。
（ スピノザ ）
86.
人間の本性には、動物と通い合える肉体と、神々と通い合える理性・英智とが混じり合っている。
（ エピクテトス ）
87.
平等が自然の法則であることは間違いである。
自然は何一つ平等なものを作っていない。
自然の法則は服従と隷属である。
（ ヴォーヴナルグ ）
88.
いかなる事も、友に相談すべし。
とりわけ、自分自身に関する事は。
自己愛は判断を狂わすゆえ、友の助言は有益である。
（ セネカ ）
89.
説得が手応えをもつには、理性だけでは駄目で想像力へのアピールが必要だ。
（ フランシス･ベーコン ）
90.
恋の病を癒す薬はいくつもある。
しかしそれに間違いなく効く薬というものはない。
（ ラ・ロシュフコー ）
91.
愛国心とは喜んで人を殺し、
つまらぬことのために死ぬことだ。
（ バートランド・ラッセル ）
92.
思索と瞑想との差異は、ひとは思索のただ中においてさえ瞑想に陥ることがあるという事実によって示されている。
（ 三木清 ）
93.
よく祈る者とはよく愛する者なり
人をも鳥をも獣をも
最もよく祈る者とは最もよく愛する者なり
大なるものでも小なるものでもすべてのものを
われらを愛したまう神は
すべてをつくり、すべてを愛したまえばなり
（ コールリッジ ）
94.
偏見は判断を持たない意見である。
（ ヴォルテール ）
95.
新しい知恵が浮かばなかったら、古い知恵を上手に使う方法を見つけよ。
（ エマーソン ）
96.
人生の色々な楽しみは通りすがりに味わうときに、人生を楽しくしてくれるが、一旦それを人生の目的とすると、とたんに物足りなくなる。
（ J・S・ミル ）
97.
現在自分が何を欲しているのかもはっきり分からないのに、将来自分が欲するであろうことを、どうして請け合えるだろう？
（ ラ・ロシュフコー ）
98.
まず、どのように生きたいのかを自らに問え。
そしてなすべきことをなせ。
（ エピクテトス ）
99.
孤独を愛さない人間は、自由を愛さない人間にほかならない。
なぜなら、孤独でいるときにのみ人間は自由なのだから。
（ ショーペンハウアー ）
100.
概して言えば、人間は、自分の限界よりも、ずっと狭い範囲内で生きているにすぎず、いろいろな能力を使いこなせないままに放置しているのである。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
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