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哲学者・思想家の名言
☆ ７月２３日 ☆
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1.
定義は、定めるよりも反論する方がやさしい。
（ アリストテレス ）
2.
たしかに経験は教師だ。
けれども、この教師によってすべての人がよい意味で学ぶわけではない。
まあ、一杯飲んでみろ！
と言われて飲んだ酒が、大酒飲みをつくるかもしれない。
経験によって学ぶことのできる人と、経験によって崩れていく人と、二通りあるようだ。
経験しないで、経験の中身や意味を知ること、それが知恵か。
（ 堀秀彦 ）
3.
最も教育された者とは、人生のよいことにも悪いことにも最もよく耐えられる者である。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
4.
生物の存在するところに、
すべて権力に対する欲求がある。
（ ニーチェ ）
5.
人間が宗教をつくるのであって、宗教が人間をつくるのではない。
（ カール・マルクス ）
6.
私にとっての言語の限界こそが、
私の限界である。
（ ヴィトゲンシュタイン ）
7.
人生の楽しみではなく、喜びを求めていこう。
（ J・S・ミル ）
8.
信仰とは、まだ無いものをイコールで結ぶことである。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
9.
人生とは、精神の生殖作用である。
（ フォイエルバッハ ）
10.
余り高望みをして、目前の職業を失うな。
（ エマーソン ）
11.
我々が良識の持ち主だと判断する相手は、
ほとんど我々と同意見の人々だけに限られる。
（ ラ・ロシュフコー ）
12.
平等が自然の法則であることは間違いである。
自然は何一つ平等なものを作っていない。
自然の法則は服従と隷属である。
（ ヴォーヴナルグ ）
13.
学者や芸術家との交際においては、評価を反対に誤ることがよくある。
注目すべき学者の背後に凡庸な人間を、また、凡庸な芸術家の背後にしばしばきわめて注目すべき人間を見ることが希ではない。
（ ニーチェ ）
14.
どんなに金言名句をたくさん知っていても、どんなに良い気質を備えていても、機会が来るたびに具体的に行動に出なければ、人格は少しも向上しない。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
15.
祈りとは、真理の探究。
目に見えない神の中に魂を委ねることではないだろうか？
心から祈るときには、どんな人でも何事かを学ぶものである。
（ エマーソン ）
16.
若者を確実に堕落させる方法がある。
（自分と）違う思想を持つ者よりも同じ思想を持つ者を尊重するように指導することである。
（ ニーチェ ）
17.
情熱がもはや精神に水を与えることも育(はぐく)むこともなくなると、
怖れが雑草のごとく、
捨てられた土地の荒れ土に吹き出すのです。
（ サム・キーン ）
18.
「死は恐ろしい、と人は言う。
　しかし、死に直面した時我々を悩ますだろうという理由からではなく、やがて来るものとして今我々を悩ましているという理由で、恐ろしいという人は愚かである。
　
（ エピクロス ）
19.
我々は目当て以上のものを狙う。
（ エマーソン ）
20.
本当の癒しは、
安易な自己肯定によるものではなく、
「否定」をくぐり抜けた結果でなければならない。
（ 中沢新一 ）
21.
外からの出来事が人の運の良し悪しに大いに関係することは確かだ。
これには、他人の好意、機会、関係者の死、その人の美徳ゆえの機会などが入る。
だが、自分の運をどう発展させていくかの問題は、その人の手中にしかない。
（ フランシス･ベーコン ）
22.
知識は信仰に従わなければならない。
知識は信仰を出し抜いたり、ましてや、それを裂いたりしてはならない。
（ オーギュスト・コント ）
23.
人生を歩むうち、わたしには一つの事がますます明らかになってきた。
それは、開かれた心を失わないことが人間にとって何よりも大切だということである。
正しく開かれた心はもっとも貴重な人間の財産である。
（ マルティン・ブーバー ）
24.
わが心を打ち明ける友を持たない人々は、己と己の心とを食う人喰い鬼である。
（ フランシス･ベーコン ）
25.
神を畏(おそ)れるは知識の始めである。
（ スピノザ ）
26.
ある状況についての幻想を捨てたいという願いは、
幻想を必要とする状況を捨てたいという願いである。
（ カール・マルクス ）
27.
悪を原因によって知る人は、決して人を呪いもせず、絶望もしないことを学ぶであろう。
（ アラン ）
28.
好奇心というものは、実は虚栄心にすぎない。
たいていの場合、何かを知ろうとする人は、ただそれについて他人に語りたいからだ。
（ ブレーズ・パスカル ）
29.
質問にたどり着いたなら、答えはすぐそこだ。
（ エマーソン ）
30.
冗談は、しばしば真実を伝える手段として役立つ。
（ フランシス･ベーコン ）
31.
子供には、
服従することさえよく教えておけば、
他のことは好きなようにやらせてよい。
（ プラトン ）
32.
私を破滅させないものが、私を強くする。
（ ニーチェ ）
33.
世論はいわば世界の女王であるが、
力は世界の暴君である。
（ ブレーズ・パスカル ）
34.
真の懐疑家は論理を追求する。
しかるに独断家は全く論説しないか、ただ形式的に論説するのみである。
（ 三木清 ）
35.
懐疑とは方法である。
（ デカルト ）
36.
隣人の馬は、私のものではないから、
私の馬より値打ちがある。
（ モンテーニュ ）
37.
国民的道徳が
宗教的原理を排除しても維持できるとは、
頭で考えても、経験からしても、思えない。
（ アレクサンダー・ハミルトン ）
38.
無理に強いられた学習というものは、何ひとつ魂のなかに残りはしない。
（ プラトン ）
39.
最後の息をひきとるまで能動的であることは、現在の生活の意義であり、解決である。
学者にとっても僧職にある者にとっても、──かくあることこそ我々の運命なのである。
（ カール・ヒルティ ）
40.
インテリというのは真の革命家ではない。
暗殺者になるくらいが関の山だ。
（ サルトル ）
41.
人間には二種類しかない。
一つは自分を罪人だと思っている善人であり、他の一つは、自分を善人だと思っている罪人である。
（ ブレーズ・パスカル ）
42.
私は余生が極めて短いことを知っているから、私はこれを重きにおいて（余生を）延ばしていこうと思う。
人生の逃亡の迅速さを、私の把握の迅速さによってひきとめ、人生の経過のあわただしさを、享受の逞(たくま)しさによって補っていこうと思う。
（ モンテーニュ ）
43.
寺院がいちばん聖なるゆえんは、
そこが人々の共通して泣く場所だからである。
（ ウナムーノ ）
44.
友情は魂の結びつきである。
（ ヴォルテール ）
45.
教育は、お互いにその独立を認め合った個人間の相互行為の中から生まれるのではなく、体制が個々人に加える圧力から生まれてくるものなのだ。
（ イヴァン・イリイチ ）
46.
人を笑わせるのは良いが、自分自身が笑われるのはいけない。
（ ヘラクレイトス ）
47.
勇気は逆境における光である。
（ ヴォーヴナルグ ）
48.
下坐行(げざぎょう)とは、
自分を人よりも一段と低い位置に身を置くことです。
言い換えれば、
その人の真の値打ちよりも、
二、三段下がった位置に身を置いて、
その地位に安んじて、わが身の修養に励むことを言うのです。
そしてそれによって、
自分の傲慢心が打ち砕かれるわけです。
すなわち、
身はその人の実力以下の地位にありながら、
これに対して不平不満の色を人に示さず、
真面目にその仕事に精励する態度を言うわけです。
（ 森信三 ）
49.
自然は、我々の知性にとっては限りなく驚嘆すべきことを、最高度の容易さと単純さとで行なっているのです。
（ ガリレオ・ガリレイ ）
50.
現在、人間は脈絡がなく、不連続的である。
それも、歴史上の他の諸時代において起ったように
一時的にそうなのではない。
今では、不連続的であることが
世界の本質そのものなのである。
（ モーリス・ブランショ ）
51.
時は人間が消費しえる最も価値あるものなり。
（ テオフラストス ）
52.
愛する者たちに誰が掟を課することができよう。
愛はそれ自体はるかに偉大な掟なのだ。
（ ボエーティウス ）
53.
復讐と恋愛においては、女は男よりも野蛮である。
（ ニーチェ ）
54.
媚びる者が存在するのは、それでいい気になる者がいるからである。
（ ラ・フォンテーヌ ）
55.
子どもの遊戯を見よ。
彼らはそれを利用するためにするのではなく、建設したり破壊したりする活動そのものに幸福を感じているのである
（ テオドール・リップス ）
56.
本なき家は、主(あるじ)なき家の如(ごと)し。
（ キケロ ）
57.
習慣より強きものなし。
（ オウィディウス ）
58.
学問とはわずかな時の間に、
数百千年の人類の経験を受け取ることである。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
59.
人生における悪い出来事のほとんどは、人間が一室にじっと座っていられないところから起きる。
（ ブレーズ・パスカル ）
60.
持って生まれた能力というのは植物と似たようなものだ。
研鑚によって余計なものを刈り取らなければならない。
（ フランシス･ベーコン ）
61.
多くの人間は、その記憶があまりにもよいという唯一の理由から思索者になれない。
（ ニーチェ ）
62.
花が花の本性を現(げん)じたる時最も美なるが如(ごと)く、人間が人間の本性を現じたる時は美の頂上に達するものである。
（ 西田幾多郎 ）
63.
結婚生活は、双方がそこから多くの幸せを得ることを期待しなければ、幸福と呼べる可能性が高くなる。
（ バートランド・ラッセル ）
64.
間違いは罪悪ではない。
（ セネカ ）
65.
理解されるということは、一種の贅沢である。
（ エマーソン ）
66.
各人はその考え次第で幸福にもなり、不幸にもなる。
他人が見てそう思う人ではなく、自分でそう思う人が幸福なのである。
（ モンテーニュ ）
67.
より大きな河を以前見たことのない者には、どんな河でも一番大きな河に見えるものであり、樹にしても、人にしても巨大に見えようし、あらゆる種類のものでも、誰でも一番大きいと思って見たものはすべて、これ巨大なものと想像するものである。
（ ルクレティウス ）
68.
真理とはイデー（＝理念・理想）のために生きることでなくて何であろう。
（ キルケゴール ）
69.
相談するときには過去を、享楽するときには現在を、何かするときには未来を思うがよい。
（ ジョセフ・ジュベール ）
70.
人間が宗教をつくるのであって、宗教が人間をつくるのではない。
（ 三木清 ）
71.
もしも、個性とは、個性的になろうとしてそうなるようなものであるなら、そこには必ず他人との比較があるはずだ。
人と同じようにはするまい、人と同じようにはなるまいという、他人を気にする気持ちがあるはずだ。
だったら、どうしてそんな人が個性的であるはずがあるだろう。
本来のその人がそうである仕方でそうであるのではないからだ。
（ 池田晶子 ）
72.
人には労せずしてすべてがうまくいく時期があるかと思えば、
何をやってもうまくいかない時期もある。
どんな人も、つねに賢人でいることはできない。
（ バルタザール・グラシアン ）
73.
欲望はある種の人を盲目にするが、ある種の人を明るくする。
（ ラ・ロシュフコー ）
74.
自己とは何ぞや、
これ人生の根本問題なり。
（ 清沢満之 ）
75.
人間の本性を詳(つまび)らかにするには、理性によるほかはない。
（ ダランベール ）
76.
習慣によって、言わば第二の天性が作られる。
（ キケロ ）
77.
ジャーナリストの書いたものは十二時間、一週間、一ヶ月の後には誰も殆ど手に取ろうとはせず、二度と繰返して読もうとはしないであろうが、しかし一度は必ず読ませるように書くというのがジャーナリストの才能である。
（ 三木清 ）
78.
未熟な愛は言う、｢愛してるよ、君が必要だから｣と。
成熟した愛は言う、｢君が必要だよ、愛してるから｣と。
（ エーリヒ・フロム ）
79.
問題解決より問題づくりの方がずっと大切だ。
（ ジョン・デューイ ）
80.
自卑は、人間が自己を他人の人々よりも劣ると信じる謬見(びゅうけん)から生ずる悲しみである。
（ スピノザ ）
81.
正義のもたらす最大の実りは、心の平静なり。
（ エピクロス ）
82.
知と愛とは同一の精神作用である。
（ 西田幾多郎 ）
83.
哲学は過去と未来の不幸を容易に打ち負かすが、現在の不幸には打ち負かされる。
（ ラ・ロシュフコー ）
84.
最も大切なことは、生きることそのものではなくて、善く生きること、美しく生きることである。
（ ソクラテス ）
85.
渇きは飲物によって、欲望の熱は征服の満足によって癒される。
（ アミエル ）
86.
人は苦悩を通じてしか清められない。
（ プラトン ）
87.
知識は力なり。
（ フランシス･ベーコン ）
88.
犠牲は、超時間的な、超感覚的な、無制限なものと結びついている。
それは、たとえ「無駄」であろうと、「無意味」ではない。
犠牲は、すべての人間的な事象を超えた神秘を啓示するものである。
（ カール・ヤスパース ）
89.
語り合ってみて理性も好感も感じられない人間が多いのは、自分の言いたいことで頭がいっぱいで、相手の言葉に耳を貸さない連中が多いからだ。
（ ラ・ロシュフコー ）
90.
愚かなことを言ったり、愚かなことを行なったりしたと悟ったところで何にもならない。
我々が悟らねばならないのは、もっとたっぷりと重たいレッスンなのだ。
我々は救いようの無い間抜け以外の何ものでもないということなのだから。
（ モンテーニュ ）
91.
楽しみへの期待は、楽しみそのものより心ときめくことがある。
（ タタルケビッチ ）
92.
いかなる財産も、ちょっとしたチャンスに手に入れたものである。
（ ショーペンハウアー ）
93.
少数派の抵抗運動は、これから多数派になる視点を象徴的に先取りする。
いのちや生活において、頂点同調主義ほど無力なものはない。
（ 久野収 ）
94.
ビロードのクッションに座るよりも、気兼ねせずにカボチャの上に座っている方がいい。
（ ヘンリー・デイヴィッド・ソロー ）
95.
君が盗みをはたらかないのは、正直者だからではなく計算にすぎない。
つまり君は、道徳的なのではなく、用心深いだけなのだ。
（ アンドレ・コント＝スポンヴィル ）
96.
世界中で価値のあるものはただひとつ、活動的な魂です。
（ エマーソン ）
97.
恩を受けた人は、
その恩を心に留めておかなければならない。
しかし、恩を与えた人は、
それを覚えているべきではない。
（ キケロ ）
98.
相手の張った罠にいかにもはまり込んだような様子を見せるのが最たる策略である。
（ ラ・ロシュフコー ）
99.
世論は振り子の運動の法則に従う。
（ ショーペンハウアー ）
100.
最も長生きした人間とは、最も年を経た人間のことではない。
最も人生を楽しんだ人間のことである。
（ ジャン・ジャック・ルソー ）
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