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今日の
日本の文豪の名言
☆ １０月２６日 ☆
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1.
静まり返った高級レストランのどまん中で、
突如快音を発して、
ズズズーッとスープをすすることは、
社会的勇気であります。
（ 三島由紀夫 ）
2.
平生はみんな善人なんです。
少なくともみんな普通の人間なんです。
それが、いざという間際に急に悪人に変わるんだから恐ろしいのです。
だから油断ができないんです。
（ 夏目漱石 ）
3.
これは社交ではありません。
御互(おたがい)に体裁の好(い)い事ばかり云い合っていては、何時(いつ)まで経(た)ったって、啓発される筈(はず)も、利益を受ける訳もないのです。
貴方(あなた)は思い切って正直にならなければ駄目ですよ。
（ 夏目漱石 ）
4.
如何(いか)に至徳の人でも
どこかしらに悪いところがあるように、
人も解釈し自分でも認めつつあるのは
疑いもない真実だろうと思う。
（ 夏目漱石 ）
5.
何かに打ち当たるまで行くという事は、学問をする人、教育を受ける人が、生涯の仕事としても、あるいは十年二十年の仕事としても、必要じゃないでしょうか。
（ 夏目漱石 ）
6.
たとえばどんなにいいことにしろ、それを知るべき年齢よりも早くそれを知れば、それは悲劇の色しか帯びない。
（ 川端康成 ）
7.
悔恨のみが罪悪をつくる
思ひ出は忘却の糟(かす)であり
こじれた感情だけ歌になる。
昨日の花束に嗅ぎ入つて
気の毒な読者は三嘆する。
（ 佐藤春夫 ）
8.
笑はれるのを恐れるよりは、
心にないことを云(い)ふのを
恐れなければいけない。
（ 武者小路実篤 ）
9.
子供が生れる。
こんなまっ暗な世界に。
おふくろの腹の中のほうがまだしも明るいのに。
なんだって好きこのんで、もっと暗いところへ出て来ようとするんだろう、馬鹿々々しい。
僕にはてんでわからない。
（ 三島由紀夫 ）
10.
わがねがふところを月輪(げつりん)も知らぬ。
（ 佐藤春夫 ）
11.
旧(ふる)いものを毀(こわ)そうとするのは
無駄な骨折(ほねおり)だ。
ほんとうに自分等が新しくなることが出来れば、
旧いものは毀れている。
（ 島崎藤村 ）
12.
実地を踏んで鍛え上げない人間は、
木偶(でく)の坊と同(おんな)じ事だ。
（ 夏目漱石 ）
13.
金(かね)のブルジョアがあるならば、時間のブルジョアという名もあっていい。
（ 吉川英治 ）
14.
人生は一箱のマッチに似ている。
重大に扱うのは莫迦莫迦(ばかばか)しい。
重大に扱わなければ危険である。
（ 芥川龍之介 ）
15.
べらぼうめ。
できないのをできないというのに、
不思議があるものか！
（ 夏目漱石 ）
16.
智に働けば角が立つ。
情に棹(さお)させば流される。
意地を通せば窮屈だ。
とかくに人の世は住みにくい。
（ 夏目漱石 ）
17.
笑う世間の方がおかしい。
（ 吉川英治 ）
18.
決定されているが故に僕らの可能性は無限であり、止められているが故に僕らの飛翔は永遠である。
（ 三島由紀夫 ）
19.
強者は道徳を蹂躙(じゅうりん)するであろう。
弱者はまた道徳に愛撫(あいぶ)されるであろう。
道徳の迫害を受けるものは常に強弱の中間者である。
（ 芥川龍之介 ）
20.
五人と争わば、先(ま)ずその一人を倒せ。
然(しか)る後に他の一人、他の一人と。
斯(か)くすれば、他の二人は、戦わずして自ら潰(つい)えむ。
（ 国木田独歩 ）
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