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[ 名言 ]
恋慕の情というものが、
初心(うぶ)な人間に忍びこむと、
無分別になる一方、
相手に対する関心をヌケヌケと表明する技巧も知らず、
その純情さがかえって
抑えつけられた情欲の醜さを滲(にじ)み出させるようになることが多い。

[ 出典 ]
吉行淳之介[よしゆき・じゅんのすけ]
(小説家、1924〜1994)
『薔薇販売人』
『原色の街・驟雨』に収載

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