私の経験では、 泣くということは、 本当の苦しみや本当の感動とは関係がなかった。 それはある特定の場所に鍵をさし込まれると、 涙の溜っていた室の扉がかちりと開くのに似ていた。
伊藤整[いとう・せい] (昭和の評論家・詩人・小説家、1905〜1969) 『若い詩人の肖像』
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