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[ 名言 ]
芸術の仕事には、
永久に「終局」といふものがないのである。
そして詩人は、
彼の魂の秘密を書き尽した日に、
いよいよ益益(ますます)寂しくなり、
いよいよ深く生の空虚を感ずるのである。
著作! 名声!
そんなものの勲章が、
彼等にとつて何にならう。

[ 出典 ]
萩原朔太郎[はぎわら・さくたろう]
(大正〜昭和の詩人・作家、1886〜1942)
散文詩集『宿命』
「散文詩自註」の「詩人の死ぬや悲し」より

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[ 補足 ]
※原文漢字表記は、「現實的(げんじつてき)」「實質(じっしつ)」「價値(かち)」「文學(ぶんがく)」「藝術(げいじゅつ)」「眞(しん)や美」「祕密(ひみつ)」「書き盡(つく)した」「名聲(めいせい)」「勳章(くんしょう)」

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芸術・アート
仕事
永遠・永久
終わり
詩人
 魂 
秘密
寂しさ
深いということ
人生
作品
名声
勲章
日本の文豪

[ 全文・続き ]
〈全文〉
現実的な世俗の仕事は、
すべて皆「能率」であり、
実質の功利的価値によつて計算される。
だが文学と芸術とは、
本質的に能率の仕事ではない。
それは功利上の目的性をもたないところの、
真や美の価値によつて批判される。
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故(ゆえ)に芸術の仕事には、
永久に「終局」といふものがないのである。
そして詩人は、
彼の魂の秘密を書き尽した日に、
いよいよ益益(ますます)寂しくなり、いよいよ深く生の空虚を感ずるのである。
著作! 名声!
そんなものの勲章が、
彼等にとつて何にならう。
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