平和は人類の念願でありながらも、絶えざる勝敗の賭けごとを続けなければならぬところに、人生のいたましさを思う。
九条武子[くじょう・たけこ]
(教育者、京都女子学園・京都女子大学設立者、歌人、社会運動活動家、仏教婦人会創設者、1887〜1928) 自著『無憂華』 「闘争のページ」 【 九条武子の名言 】
〈全文〉
世界の歴史は、剣と血の歴史である。 __ Link __ もし此(こ)のなかから、戦争のページを除いたならば、歴史はその大半の内容を失ってしまうであろう。 人類は今に至るまで、かく苦き経験をくりかえしながらも、なお血腥(ちなまぐさ)き闘争のもとに、生命を虐(しいた)げ合っている。 闘争を人類の本能であるかのごとく思うのはかなしい。 有史以来人類は未(いま)だかって平安なよき世界に恵まれなかったが、平和を慕う心は、現代においていよいよ燃えてきた。 もとより地上の平和が、完全にしかも永久に、たもたれることは、むずかしいかも知れない。 少くとも今日は、いまだ平和の来らざる日である。 平和は人類の念願でありながらも、絶えざる勝敗の賭けごとを続けなければならぬところに、人生のいたましさを思う。 __ Link __
1.
( 瀬戸内寂聴 )
2.
( 永六輔 )
3.
( アンリ・ファーブル )
4.
( 松下幸之助 )
5.
( ミハイル・レールモントフ )
6.
( 仙腰a尚[仙豪`梵] )
7.
( リカルド・ディエス=ホフライトネル )
8.
( ドイツの格言 )
9.
( フレデリック・ショパン )
10.
( 菅野美穂 )
|