名言ナビ
→ トップページ
今日の
日本の文豪の名言
☆
10月16日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
あんなに冷酷に見えた父も、心の底には自分以上に熱い涙を貯えていたのではなかろうか。
(
夏目漱石
)
2.
悪友仲間のきずなほど、
宿命的なものはない。
(
吉川英治
)
3.
答えは、時が来てみれば、余りにも分かりすぎていたことである。
けれど、時の至る寸前までも、悟れないのが、人間の常であった。
(
吉川英治
)
4.
もし寸毫(すんごう)の虚偽をも加えず、我々の友人知己に対する我々の本心を吐露するとすれば、古(いにしえ)の管鮑(かんぽう)の交わりといえども破綻を生ぜずにはいなかったであろう。
(
芥川龍之介
)
5.
凡(すべ)ての創口(きずぐち)を癒合(ゆごう)するものは時日(じじつ)である。
(
夏目漱石
)
6.
自分といえる自分などが、どこにあろう。
ないはずのものを、あなたは、つかもうとしておいでられる。
(
吉川英治
)
7.
(結婚して)半年位経った頃は一番破綻の生じ易い時だという。
表には平和を装って居ても、腹ではいろいろな不平が萌(きざ)す。
(
田山花袋
)
8.
忘れるにまかせるということが、結局最も美しく思い出すということなんだ。
(
川端康成
)
9.
生まれ死ぬ。
死ぬ生まれる。
かくて人生は新しく、常に新鮮である。
貴きものが死ねば、又貴きものが生まれる。
(
武者小路実篤
)
10.
小説家にとっては今日書く一行が、テメエの全身的表現だ。
明日の朝、自分は死ぬかもしれない。
その覚悟なくして、どうして今日書く一行に力がこもるかね。
その一行に、自分の中の集合的無意識に連綿と続いてきた“文化”が、体を通して現れ、定着する。
その一行に自分が“成就”する。
それが“創造”というものの、本当の意味だよ。
未来のための創造なんて、絶対に嘘だ。
(
三島由紀夫
)
11.
新しき友を探して廻る者は遂に真の友を得る時なけん。
(
国木田独歩
)
12.
退却は、進撃よりも、むずかしい。
(
吉川英治
)
13.
生まれた者は
やがて死ぬ者なり
我も亦
やがて死なん
だが生きてゐる間は生きる也
我らしく生きる也
何者にも頭を下げず
いぢけずに生きんと思ふ。
(
武者小路実篤
)
14.
人間を一番残酷にするのは
愛されているという自信だよ。
(
三島由紀夫
)
15.
アイデンティティーとは指紋である。
最終的に一つあればいいんだ。
(
三島由紀夫
)
16.
金を作るにも三角術を使わなくちゃいけないというのさ。
義理をかく、人情をかく、恥をかく、これで三角になるそうだ。
(
夏目漱石
)
17.
私は今より一層淋しい未来の私を我慢する代わりに、淋しい今の私を我慢したいのです。
自由と独立と己れとに充ちた現代に生まれた我々は、その犠牲としてみんなこの淋しみを味わなくてはならないでしょう。
(
夏目漱石
)
18.
三千人と恋愛をした人が、一人と恋愛をした人に比べて、より多くについて知っているとはいえないのが、人生の面白味です。
(
三島由紀夫
)
19.
愛は、その愛するものを独占しようと願っている。
しかしながら、愛はそれに成功してしまった後では、競争もなく、嫉妬もなく、退屈で褪(さ)め易いものにかわってくる。
(
萩原朔太郎
)
20.
生きたくないと思ったって、生きるだけは生きなけりゃ成りません。
(
島崎藤村
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ