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批評精神の赴(おもむ)くところ、
消えないものはない と悟るだろう。 最後には、 諸君の最後の拠(よ)りどころ、 諸君自身さえ、 諸君の強い批評精神は消して了(しま)うでしょう。 そういうところまで来て、 批評の危険を経験するのです。 自分にとって危険であると悟るのです。 そういう体験のなかで、 批評という毒が創造の糧(かて)に変ずる機会があるのです。 小林秀雄[こばやし・ひでお]
(文芸評論家、1902〜1983) 「文化について」 『小林秀雄全作品 第17集:私の人生観』(新潮社刊)に収載
《 悟る 》
《 経験・体験 》→ 今日 《 精神 》→ 今日 《 創造・創ること 》→ 今日 《 危険・リスク 》→ 今日 《 批評 》 《 毒 》 《 チャンス 》→ 今日 《 小林秀雄 》→ 今日 * * * * * * * * * * 《 星座別名言と運勢 》 《 血液型別名言と運勢 》 〈全文〉
批評精神は、 与えられた対象を、先(ま)ず破壊する事から始める。 よろしい、対象は消えた。 しかし 自分は何かの立場に立って 対象を破壊したに過ぎなかったのではあるまいか、 と批評して見給え。 今度はその立場を破壊したくなるだろう。 立場が消える。 __ Link __ かようにして 批評精神の赴(おもむ)くところ、 消えないものはない と悟るだろう。 最後には、 諸君の最後の拠(よ)りどころ、 諸君自身さえ、 諸君の強い批評精神は消して了(しま)うでしょう。 そういうところまで来て、 批評の危険を経験するのです。 自分にとって危険であると悟るのです。 そういう体験のなかで、 批評という毒が創造の糧(かて)に変ずる機会があるのです。 __ Link __ しかし大多数の人が 中途半端のところで安心している様に思われてなりません。 批評は他人には危険かも知れないが、 自分自身には少しも危険ではない、 そういう批評を安心してやっている。 だから批評の為の批評しか出来上がらぬ。 __ Link __
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