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はっきりと眼覚めて物事を考えるのが、
人間の最上の娯楽だ。 小林秀雄[こばやし・ひでお]
(文芸評論家、1902〜1983) 「読書について」 『小林秀雄全作品 第11集:ドストエフスキイの生活』(新潮社刊)に収載
《 最上・無上 》
《 目覚め・目覚める 》 《 娯楽・エンターテインメント 》 《 はっきり 》 《 読書 》→ 今日 《 小林秀雄 》→ 今日 * * * * * * * * * * 《 星座別名言と運勢 》 《 血液型別名言と運勢 》 〈原文全文〉
文字の数がどんなに増えようが、 僕等は文字をいちいち辿(たど)り、 判断し、納得し、批評さえし乍(なが)ら、 書物の語るところに従って、 自力で心の一世界を再現する。 このような精神作業の速力は、 印刷の速力などと何の関係もない。 読書の技術が高級になるにつれて、 書物は、読者を、 そういうはっきり眼の覚めた世界に連れて行く。 逆にいい書物は、 いつもそういう技術を、 読者に眼覚めさせるもので、 __ Link __ 読者は、途中で度々立ち止まり、 自分がぼんやりしていないかどうか確かめねばならぬ。 いや、 もっと頭のはっきりした時に、もう一ぺん読め と求められるだろう。 人々は、読書の楽しみとは、そんな堅苦しいものかと 訝(いぶか)るかも知れない。 だが、その種の書物だけを、 人間の智慧(ちえ)は、 古典として保存したのはどういうわけか。 はっきりと眼覚めて物事を考えるのが、 人間の最上の娯楽だからである。 __ Link __
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長年稽古を続けていると、
「していない時も、しているのと同じ」気持ちになることがある。 全く関係のないことに没頭している時、 急にお茶(=茶道)の何かに納得できて、 一人で「そうか」と頷(うなず)いたりする。
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