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道を歩いていても、何処かで鳥の鳴き声がすると、思い掛けない所で知り人に出くわしたような、又丁度いい所で敵にめぐり会った様な心持がして、一応起ち止まった上、其声を聞きすました後でないと、其場が動けない。
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お互いにちぐはぐな、まるっきり違ったことを考えながら、
あいそよく笑ったり、世辞を並べながら 駆引をしたりしている、 それでも生きていかれるんだ、 だがどうしてだろう、 そんなようで生きていて平気なんだろうか。
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人は自分と具体的なかかわりをもったとき初めて、
その相手の存在を認めるのであって、 それ以外のときはそこにどれほど多数の人間がいようとも、 お互いが別世界のものであり、 現実には存在しないのと同然なのである。
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